200X年―――世界中の格闘家に悪夢の招待状が届く。
差出人は『R』…藤堂竜白!
この話はKOF優勝を賭けた男達の物語である。

第8話
「KOF200X開催さる!(前編)」の巻

『盟王島』(めいおうとう)…。
その中央にKOF200Xの会場である決戦闘場があった。
そこは、さながら古代ローマのコロシアムである!

M・ブドー
「不破殿、マキ殿、ライデン殿。
 4人分の席を確保してあり申す。」
マ キ
「それにしても、すげえ客の数だなあ。」
アストロ
「…どけ、貴様ら!」
不破 刃
「きゃっ!」

観客席への通路を横切る謎のレスラー4人組。

マ キ
「ちくしょう、何だよアイツら!
 …どうしたライデン?顔色が悪いぞ。」
ライデン
「ぬうっ…あれは闇プロレス組織『BWA』総帥のアストロ!」
M・ブドー
「存じておったか、ライデン殿。」
ライデン
「ああ…シドニーで奴の試合を見た事があるが、アレはプロレスじゃねえ…
 殺人ショーだぜ!」
M・ブドー
「ウム…それに他の3人は、
 キマラ・ザ・バウンサー、リップ・セイバー、ザ・レイス…。
 BWA精鋭レスラーのそろい踏みでござる!」
ライデン
「奴らが出場するとしたら、間違いなく優勝候補筆頭だな…。
 こいつはD!達でも危ねえぜ…。」

つづく。


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第8話
「KOF200X開催さる!(後編)」の巻

アナウンス
「ただ今より、KOF200X選手入場式を行います!」

各ゲートから入場する、世界各国から選りすぐられた猛者達。
その勇姿を見て湧き上がる観客達!

ネ オ
「み…見ろ!
 『マッハジャブ』のへビィ・D!率いるアメリカンスポーツチームだ!」
ジ オ
「懐かしいなあ。」
ネ オ
「おお、そしてあれはジョーだ!」
ジ オ
「ん?ジョーと言えば、ハリケーンアッパーのジョーかっ!!」
ネ オ
「いや、スト1のジョー。」
ジ オ
「………。」
ネ オ
「あっ、今度は本物のジョー東…。」
ジ オ
「ハリケーンアッパーのジョーかっ!!」
ネ オ
「…のセコンドのホア・ジャイ。」
ジ オ
「………す、すごい!
 世界でも名の通っていない格闘家ばかりだ!
 この大会って一体…!?」
アナウンス
「それではこれより、
 大会主催者であられる藤堂竜白様による開会宣言です!
 皆様、拍手でお迎えください!」

パチパチパチパチ…。

複数のガードマンに守られて、主催者『R』、藤堂竜白が登場した!

藤堂竜白
「ご来場の皆様、遠路はるばるようこそいらっしゃった!
 今日は存分に楽しまれていかれよ!」
マ キ
「まったく、あのオッサンも偉くなったモンだね。」
藤堂竜白
「…そして全世界から選ばれた選手達よ、諸君らは大変幸運である!
 何しろこの大会は、
 陽の目を浴びる事ができない君らマイナーキャラが活躍できるようにと、
 わざわざ開催した物なのだからな!」
選手達
「な、何ィーッ!?
 オ、オレ達がマイナーだってーっ!?」

ザワザワ…。
動揺する選手達。

カルロス・宮本
「し、しかし、くやしいが反論できん…!」
ハガー
「グスン…わ、わし、マイナーじゃないもん…。」
カルロス・宮本
「し、市長ォーッ!?出場してたのか…。」

観客席のブドー達も動揺の色を隠せない。

M・ブドー
「な、なんと、
 これはマイナーキャラのみによる大会でござったか…!」
マ キ
「おかしいと思ったよ。
 あたしには招待状が来なかったからね。」
ライデン
「オレもだ。
 今やすっかりメジャーキャラの仲間入りだからな。」
M・ブドー不破 刃
「招待状の届いた我々の立場は一体…。」

藤堂竜白の開会宣言により一気にやる気の失せた選手達をよそに、
KOF200X、通称『裏KOF』はついに開催されたのであった。

アストロ
「…帰るぞキマラ。耐えがたい屈辱だ!」
キマラ
「ア、アストロさまァァ。
 (せっかく久しぶりに活躍できると思ってたのにィィィ!)」

第9話へつづく。


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