第11話
「愛の決闘士(デュエリスト)(前編)」の巻

感動冷めやらぬ試合会場。
観客席まで戻って行くダンとその父、強(ゴウ)の姿があった。

ダ ン
「おう、紹介するぜ!オレのオヤジだ!」
ゴ ウ
「ふぉっふぉっふぉ…。
 カラテ3号になり済まし、
 お前の成長ブリを確かめようと思ったんだがな。
 マイナー大会に出場してないと言う事は、
 すっかりメジャーキャラのようだな。」
マルコ
「ハオッ!?か、顔が天狗だ…!」
さくら
「あのー…その人、頭に輪っかがあるんですけど…。」

その時、もののけを引き連れた少女が現れた。

あかり
「あっ、そんなトコにおったんか!
 勝手に百鬼夜行から抜けたらアカンやろ!」
ゴ ウ
「ん?おお、そろそろ迎えが来たようだ。
 さらばだ、息子よ…。」
ダ ン
「えっ、もう行っちまうのかよ!?
 オヤジィィィィィィ!!!」

涙の別れをよそに、試合は次々と行われていった…。

ハガー
「ぬおおおっ!パワーボムゥゥ!!」
審判
「フォール!
 1、2、3!!」

カンカンカンカン(ゴング音)

M・ブドー
「むうっ、さすが百戦錬磨のベテランレスラー、ハガーよ。
 準決勝まで上がって来おったわ。」
マ キ
「…ところでさ。あの審判どっかで見た事ない?」
ライデン
「ああ、そう言えば…。」
ユ ン
「金髪のオールバックに、チョビヒゲかぁ…。
 そういや、最近そう言うヤツがいたような…。」
M・ブドー
「あれは『マッスルボマー』で審判をしていたハリー・ヒックス殿だな。
 『人間裁判所』の異名を持ち、その華麗なレフェリングは定評がある。」
マ キ
「そうなのかい?
 なんか違う人物を思い出しちゃったよ。」
M・ブドー
「?」
ライデン
「ところで不破はどこ行ったんだ?」
マ キ
「ああ、トイレだとさ。」

闘技場内のトイレ前には、ケンとショーンの姿があった。

ショーン
「師匠〜っ。トイレくらい後にしてくださいよ。
 次の試合始まっちゃいますよ!」
ケ ン
「無茶言うなって…。
 お、トイレはここかな?」
不破 刃
「キャッ!」
ケ ン
「あ、すいません!…まさか女性が入ってたとは…。
 …って、お前のような女がいるか!」
不破 刃
「ガーン!」
ケ ン
「さて、オカマはほっといて用を足すか…ん?」

ガンガンガン!

ショーン
「し、師匠!物置の中から音がしてます!」
ケ ン
「ああ、中を見てみよう!」

物置のドアを開けるケン。
中には大会公認レフェリーのハリー・ヒックスが縛られていた!

ケ ン
「あんたは審判の…
 ああ、猿ぐつわまでされちゃって…。」
ハリー
「ぷはあっ、すいません。
 突然、変な棒術使いに襲われてしまって…。」

そのころ、試合会場。

審判
「それでは次の試合を始める!選手入場!」

各ゲートから入場する屈強の男達。

審判
「フゥーム、いいね、奮い立つよ!
 はちきれんばかりのテンションだ!
 (しかし、なかなか私に相応しいパートナーはいないものだ…
  サワダ君にも逃げられてしまったしなあ…)」

パートナー探しに余念のない、双棍の決闘士(イーグル)であった。

つづく。


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第11話
「愛の決闘士(デュエリスト)(後編)」の巻

ケ ン
「今、リング上にいる審判は真っ赤なニセモノってワケか。」
ショーン
「師匠、急ぎましょう!
 早く本物のハリーさんを試合会場へ!」
不破 刃
「わたくしもお手伝いいたしますわ。」

しかし、トイレの出入り口には彼らの行く手をふさぐ巨体が!

ケ ン
「なんだ、このブタは!?」
キマラ
「ブヒヒヒ…
 人をブタ扱いするとは良い度胸じゃないか!
 わたしはヒマを持て余してた所をイーグルさんに雇われたんです。
 この先は通しませんよ〜。」
ケ ン
「野郎!昇龍拳ッ!(グニャ〜ッ)
 ん!?…な、なんだコイツの体は!」
キマラ
「わたしの体はゴムみたいなもんでしてねぇ〜。
 外部からの衝撃を、柔らか〜く包み込んでしまうのですよ。」
ショーン
「なんてこった…師匠の技が通じないなんて!」

一方、試合会場では準決勝第1試合が行われていた。

ダック
「ユーアンエンジェルベイビー!(ドカドカドカ)」
ジョー(スト1)
「うおあ〜ぅぉぁ〜。」
アナウンス
「出たァーッ!
 これぞ銀河の回転木馬、ブレイクスパイラルゥーッ!」
審判
「アメリカンスポーツチーム、決勝進出!(う〜ん、エクスタシー)」
ヘビィ・D!
「やったぜ、ダック!」
ダック
「やったよ、Pちゃん!」
ヒヨコのPちゃん
「ピ〜ピ〜。」
ヘビィ・D!
「………。」
マ キ
「すげえじゃん、アイツら!
 とうとう決勝進出だ!」
ナコルル
「あの人も動物と会話ができるのね…
 後でお話してもらえないかしら…。」
マ キ
「(ぎょっ)な、なんだい、このコは…。」

続いての準決勝第2試合は、
『ヒゲ☆ダンディーズ』VS『裏拳闘王チーム』。

マ キ
「『裏拳闘王チーム』?なんだそりゃ。」
さくら
「ほら、パンフレットに載ってますよ!
 真・獅子王、ミッキー・ロジャース、マイケル・マックス、
 マイク(スト1)のマイナーボクサーチームみたいです!」
ライデン
「あっ!真・獅子王って奴、
 D!達から招待状を奪った赤毛の男じゃねえか!」

リング上では、その真・獅子王とハガーによる大将戦が行われていた。

ハガー
「ハアハア、ダブルラリアットの使いすぎで、力が出ないよう。」
真・獅子王
「スキありぃ!キィーングストレートォーッ!」
ハガー
「ごわああぁぁ。」
審判
「勝負あり!『裏拳闘王チーム』、決勝進出!」
李(ストライカー)
「な、なんと言う恐ろしい男アルか…
 我らの負けアルよ…。」
真・獅子王
「いや、まだ終わってはいない。
 貴様が残っている。」
李(ストライカー)
「えっ!?ちょ、ちょっと待っ…!」

コキャッ。

マ キ
「ああ…やっちゃった。」
ユ ンヤ ン
「叔父貴ィィ!!」

この凄惨な光景を控え室のモニターで見ていた男達がいた。

ヘビィ・D!
「どうやら、あの赤毛の男とケリを着ける時が来たようだな…。
 いくぞ、決勝戦へ!」
ラッキーブライアンダック
「おお!」

第12話へつづく!


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