第12話
「男と男の約束(前編)」の巻

ヘビィ・D!
「いくぞ、決勝戦へ!」
ラッキーブライアン
「おお!」
ダック
「イエーイ!次の試合もオレが出ずっぱりだぜーい!」
ラッキー
「ハハハ、こいつう(怒)!」

控え室のドアを開けるダック。
その刹那、ドアの向こうから強烈なパンチが飛んできて
見事にダックに命中した。

ラッキー
「ダァーック!!」
真・獅子王
「フ…この程度の実力で決勝進出とは、片腹痛いわ!」
ヘビィ・D!
「お、お前は真・獅子王!
 今、試合を終えたばかりでは!?」
真・獅子王
「あれは我が影武者よ。
 私はお前達の力を測りに来たのだ!」
ダック
「じょ…冗談じゃねえ。
 ユーごときに負けるダック様じゃないぜ!
 優勝して目的を果たすまで負けられねえ…
 そうだろ、D!」
真・獅子王
「目的だと?」
ヘビィ・D!
「ダック、お前…。」

それは数日前の事だった。

(回想シーン)

ヘビィ・D!
「なあ、一緒にKOFに出場してみねぇか、ダックキングよ。
 『ある男』に聞いた情報では、今度の主催者は藤堂竜白らしいんだ。」
ダック
「何!あの藤堂が!?」
ヘビィ・D!
「オレとお前、そして藤堂で
 ひっそりとKOFに出場した事もあったよなあ…(背景に)。」
ダック
「フッ、懐かしいぜ。
 だが、オレは心の友のディージェイ、ボブ・ウィルソン、
 フェリシア、千両狂死郎とダンスチームを組んでいるんだ…。」
ヘビィ・D!
「ダックよ、お前もか…(しかも多い)。
 ならば今度のKOFがマイナーキャラだけを集めた大会だとしてもか!?」
ダック
「!…本当か?
 …オレにも招待状が届いていたぜ…。」
ヘビィ・D!
「やはりな…オレ達スポーツチームにも届いていた。」
ダック
「藤堂の奴、
 自分がちょっと『ミリオネアファイティング』に出場しただけで
 オレ達をマイナー扱いかよ…許せねえ!」
ヘビィ・D!
「オレは『ある男』と約束した…かならず藤堂を討つとな!
 だが、奴は四六時中ガードマンに守られている…。
 チャンスはKOF優勝時に、藤堂自らが行う表彰式しかない!」
ダック
「分かった…オレも出るぜ。ダンスチームはしばらく休業だ!
 …ところで、『ある男』って?」
ヘビィ・D!
「…キャプテン・サワダ!」
ダック
「(…誰!?)」

(回想おわり)

ヘビィ・D!
「…と言う事があったのさ。」
真・獅子王
「…ククク、ハハハ、ハーッハッハッハ!
 くだらん!メジャーだかマイナーだか知らんが、
 私の知った事ではないわ!」
ダック
「お前には関係なくとも、
 オレ達には名誉に関わる問題なんだーっ!」
真・獅子王
「貴様らに名誉なんてあったのか?」
ダック
「くそーっ!トサカに来たぜ!」
真・獅子王
「いいだろう、最強の私にかかって来るがいい!」

つづく!


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第12話
「男と男の約束(中編)」の巻

ダックキングと真・獅子王が闘っている最中、
会場内のトイレでも激闘が繰り広げられていた。

キマラ
「ブヒヒ…君の攻撃など、蚊ほども効きませんねえ。
 わたしは今まで、あらゆる拳法をこの体で殺してきたのですよ〜。」
ショーン
「ダメだ…師匠の技が通用しないなんて!」
ケ ン
「くそっ…早くこいつを倒して、
 ハリーさんを会場に連れて行かなきゃ…。」
不破 刃
「お手伝いいたしましょうか?」
ケ ン
「いや、1人で十分だ。
 よーし、久しぶりにこの技を試すとするぜ。
 九頭龍裂破(くずりゅうれっぱ)!!(ドドドドド)」
キマラ
「な、なんだ…こんなもん、痛くもかゆくも…。」
ケ ン
「人体をつかさどる九つのツボを突いた。
 お前の体は、もはやただの脂肪のかたまりにすぎん!」
キマラ
「ひっ……ひでぶ!!!」

倒れこむキマラ。

不破 刃
「素晴らしいですわ!」
ケ ン
「チッ…てこずっちまったぜ。
 悪いがオカマの兄さん、ハリーさんを会場へ連れてってくれ。」
ショーン
「オレも師匠の手当てをするから、ここに残るっす。」
不破 刃
「お任せください。
 さあハリーさん、参りましょう。」

会場へと戻る不破とハリー。
前方にはハリーに変装していたイーグルが、ため息を吐きながら歩いていた。

イーグル
「どうやら、この大会にも私に相応しいパートナーは居なかったようだ…。
 次のKOF2001に期待するとするか…。」
ハリー
「あ、彼ですよ!
 私をトイレに閉じ込め、すり替わっていた男は!」
イーグル
「おおハリー君、手荒な真似をして失礼したな。
 心配しなくて良い。
 君の代わりに審判の仕事をしておいたからね。」
ハリー
「なァんだ、安心!」
イーグル
「残ってるのは決勝戦だけだ。行ってくれたまえ。
 …おや?」
不破 刃
「…えっ?」

イーグルと不破 刃、
目と目が合った瞬間に2人の全身に電撃が走ったと言う…。
そして…。

マ キ
「お、不破、長えトイレだったな。
 ん…ソ、ソイツは…。」
イーグル
「やあ。」
不破 刃
「こちらの方はイーグルさんです。
 先ほど、わたくしのパートナーになられましたのよ。」
マ キ
「う…そ、そうかい、そりゃ良かったね…。」

一方、控え室では決勝前の前哨戦が行われていた。

つづく!


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第12話
「男と男の約束(後編)」の巻

真・獅子王
「さあ、どうした?
 先ほどの試合で見せた『ブレイクスパイラル』とやらで来い!」
ダック
「クッ…後悔するなよ!
 ユーアンエンジェルベイビー!(ドカドカドカ)」
真・獅子王
「ぐわわ〜っ!」

あっさりとピヨる真・獅子王。
頭上にはヒヨコが3羽まわっている。

ブライアン
「何でえ、大口叩いてた割にこの程度かよ。
 …ん、どうしたダック?」
ダック
「ヒ、ヒヨコが1羽、ヒヨコが2羽…。」

ヒヨコにひかれて真・獅子王のもとへ歩むダック。

ヘビィ・D!
「はっ…行っちゃ駄目だダック!
 それは罠だーっ!」
ダック
「えっ!?」
真・獅子王
「もらった!キィーングアッパァーッ!」
ダック
「うわぁぁぁ。」

崩れ落ちるダック。

真・獅子王
「じゃあな。決勝戦を楽しみにしてるぜ…。」

控え室から出て行く真・獅子王。

ラッキー
「ダックーッ!」
ダック
「へへ…ド、ドジこいちまったぜ。」
ヘビィ・D!
「それ以上しゃべるな!」
ダック
「お、お前らスポーツチームはゴンダクレのオレに
 闘う事の厳しさも友情の大切さも教えてくれた…。」
ヘビィ・D!
「………。」
ダック
「マイナーキャラだとバカにされて下を向いてるぐらいなら、
 オレはいつでも男をやめてやるぜ…。
 あ、後はたのんだ…。(コト)」
ラッキーブライアン
「………!」
ヘビィ・D!
「ダ、ダックゥゥ…!
 許せねえ…オレはこれほどまでに怒りを覚えた事がねえ!
 …ラッキー、ブライアン、頼みがある。」
ラッキーブライアン
「…何でも言ってくれ、D!」
ヘビィ・D!
「ごにょごにょごにょ。」
ラッキーブライアン
「何ィィーッ!?」

同時刻、USA・フランクフォート基地。

ガイル
「何ぃ、サワダが来ただと?」
ラルフ
「ああ、『カミカゼーッ』とか何とか言って、あっちの方へ…。」
ガイル
「やれやれ、珍しく顔を見せたと思ったら…。
 …ん?どうした、クラーク。」
クラーク
「た、大変です!
 格納庫が、格納庫の錠が破られています!」
ガイル
「格納庫だと!?
 あの中には確か…ま、まさかサワダの奴…。」

そして、ついに決戦の時がやって来た。

第13話へつづく!


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