|
第17話
「今明かされる、KOF200Xの真意!!(前編)」の巻
いつしか雨はやんでいた。
マットに横たわっていたのは…藤堂だった。
みんな
「や、やったあーっ!
ワッショイ、ワッショイ…!」
リングに上がり出し、キャプテン・サワダの勝利を祝福する仲間達。
C・サワダ
「長い長い…100年にも勝る長い闘いだった…。
安らかに眠れい…藤堂!」
マ キ
「や…やっちまったのか?」
C・サワダ
「いや、みね打ちだ。
だが、思えば藤堂も哀れな男だった…。」
マ キ
「(て言うか、なんでアンタは無傷なんだよ…)」
藤堂竜白
「うう…はあ…はあ…。
み…見事じゃ。わしの負けだ…。」
C・サワダ
「藤堂…いさぎよし!」
藤堂竜白
「…やはり、わしの目に狂いはなかった…。
実は、わしは君達を試していたのだよ。(ニッコリ)」
C・サワダ
「ええっ…!?」
へビィ・D!
「ど、どういう事だ!?」
藤堂竜白
「サワダよ…
わしは君の招待状を奪って『ミリオネアファイティング』に出場した…。
だが、確固たる信念を持って出場している他の参加者達を見て、
他人の招待状を奪ってまで出場にこだわっていた自分が
愚かしく見えるようになったんじゃ…。」
C・サワダ
「………。」
藤堂竜白
「そしてわしは『ミリオネアファイティング』に優勝した後、
全財産をつぎ込んでこの大会を開催した…。
『KOF200X』…そう、この大会は
『ミリオネアファイティング』に出れなかった君への
せめてものつぐないだったんじゃ…。」
C・サワダ
「なんと…!この大会が…!?」
藤堂竜白
「そうじゃ…もちろん、同じように表舞台に立てない
マイナーキャラ達のためでもあったがな…。」
へビィ・D!
「そうだったのか…。」
藤堂竜白
「サワダ…過程はどうあれ、君はここへ来てくれた。
だが、どうしても君らの意気込みを確かめたくてな。
あえて禁じ手を開放した『鬼の藤堂』となり、君らと闘ったわけじゃ。
そして、その決意は本物だと分かった…。」
その時、みんなのもとに2人の男が元気な姿を現した。
ダック&真・獅子王
「話は聞かせてもらったぜ、藤堂!」
みんな
「お、お前らーーっ!!」
ダック
「へへっ、地獄から舞い戻って来たぜ。」
へビィ・D!
「ダック!ケガはどうしたんだ!?」
ダック
「いやあ、医療班のナコルルってコに治してもらったんだ。
その後すっかり鳥の話題で話がはずんじゃってな…。
ああそうそう、他のケガ人もみんな治してもらって、
さっさと島から出てったみたいだぜ。」
へビィ・D!
「そ、そうか…。真・獅子王の方は!?」
真・獅子王
「ああ…攻撃はすべて急所を外してあったんだ。
藤堂の奴、最初から我々を殺すつもりはなかったのさ…。」
藤堂竜白
「ふ…良かった…。
これで安心して………。(コトッ)」
へビィ・D!
「藤堂…死ぬな…死ぬなーっ!」
C・サワダ
「(ゴソゴソ)そーら、スシでも食いな。
体力が回復するぞ!」
藤堂竜白
「パクッ!カ、カラダが…これは一体?」
C・サワダ
「メトロシティのドラム缶に入ってたモノだ。」
藤堂竜白
「ブフゥーッ!」
マ キ
「(しかも今、ふんどしから出してなかったか?)」
藤堂竜白
「す、すまないサワダ、苦労をかけさせて…。
やはりわしはマイナーなままでいれば良かったんじゃ。
もう少し早く君達に会っていれば…。」
C・サワダ
「今からでも遅くはない!」
藤堂竜白
「そ…そうか、こんなわしでも許してくれると言うのか…。」
ダック
「そうとも、あんたは立派なメジャーキャラさ!」
真・獅子王
「昨日の敵は今日の友と言うではないか。」
へビィ・D!
「藤堂よ。
来年のKOF、オレ達4人(藤堂、D!、ダック、真・獅子王)で
殴り込みと行こうでじゃないか!」
C・サワダ
「ハッハッハ、これにて一件落着!」
ラッキー&ブライアン
「ちょ、ちょっと待てーっ!
オレ達はどうなるんだーっ!?」
藤堂竜白
「ふ…そう言ってくれるのはありがたいが、
わしは制裁を受けねばならないのじゃ…。」
C・サワダ
「なんだそれは?」
藤堂竜白
「気配で分かる…もうそこまで来ている…!」
つづく!
■目次へ
□メニューへ
■TOPページへ
第17話
「今明かされる、KOF200Xの真意!!(後編)」の巻
一同の前に現れたのは、Qだった。
Q
「藤堂竜白、『ボツキャラ墓場』脱走の罪で連行する!」
ライデン
「ぬうっ…『ボツキャラ墓場』だと!」
ラッキー
「し、知っているのかライデン!?」
ライデン
「うむ…人気の無くなったキャラ、
忘れられたキャラなどが最後にたどり着く安住の地と聞く…。
おそらく奴は、墓場からの使者なんだろう。」
藤堂竜白
「気付いたら、わしもそこにいたんじゃ。」
ラッキー
「ひょえ〜、背筋が凍るような話だぜ。」
Q
「本来なら、この大会に参加した者達も一網打尽にして
ボツキャラ墓場送りにする予定だったが…
マイナーキャラにもまだ可能性があると分かったので
独断と偏見で免除する事にした。
だが藤堂。脱走に加え、招待状すり替え…
この罪は見逃すわけにはいかない。
ボツキャラ墓場へ送還し、洗濯物洗いの刑を処する!」
どこからともなく出現した護送車に乗せられる藤堂。
藤堂竜白
「さらばじゃ。
心配するな…いつか必ず戻ってくる!」
へビィ・D!
「…待ってるからな藤堂!」
藤堂竜白
「ああ…!」
走りだす護送車。
そして、いずこかへと消えていった…。
ズゴゴゴゴ…
C・サワダ
「いかんな、そろそろ島から脱出せねば!」
マ キ
「でもどうするんだサワダ!?
もう船も飛行機も、みんな出ちまったぞ!」
C・サワダ
「フッ、案ずるな。
サワダ流超絶究極裏秘奥義・カミカゼアタック2倍!」
闘気で戦闘機を実体化させるキャプテン・サワダ!
C・サワダ
「これに乗れ!ちょっと狭いがな!」
ぎゅうぎゅう詰めになって戦闘機に乗り込む仲間達。
不破 刃
「た、確かにこいつは狭い…。」
イーグル
「わたしとしては、一向に構わないのだがね…。」
マ キ
「(ぎょっ)なんでまだコイツがいるんだ!?」
C・サワダ
「よーし、みんな乗ったな?」
すると、観客席の方から1人の若者が駆けて来た。
アンディ
「おお〜い、乗せてってくださーい!」
C・サワダ
「おやっ?アンディじゃないか。
ここにいるって事は、キミもマイナーキャラだったのかな?」
アンディ
「じょ、冗談はよしてください!怒りますよ!」
C・サワダ
「スマンスマン。何も青スジ立てんでも…。
そう言えば不知火君がキミの事を探してたぞ。」
アンディ
「その舞が行方不明なんですよ。
もう何ヶ月も…ここにもいないようです…。」
C・サワダ
「ああ、赤い服の忍者(ガイ)を探してくれと頼んだままだった…。
(第1話参照)」
その頃、月面。
巨大ミュータントと闘う2人の忍者の姿があった。
ガ イ
「でやっ、でやっ、必殺!でやでやぁ、えいやぁぁっ!
(エリアルレイブ→空中武神剛雷脚)」
アポカリプス
「グオオッ!」
ガ イ
「今でござる、舞殿!」
舞
「水鳥の舞!
ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ…!」
アポカリプス
「ウオオ〜ッ!」
崩れ去るアポカリプス。
ガ イ
「見事な『はいっぱーこんぼー』でござった、舞殿!」
舞
「不思議よね。ミュータントと闘ってたら、
いつも以上の技が出せるようになったんだから。
でも、ここにもアンディはいなかった…一体どこなのよ〜!」
サイロック
「人間の忍者もやるもんだねえ。
さあ、次はオンスロートを倒しに行くよ!」
舞
「きっと、次の星にアンディがいるはずだわ…
待っててね、アンディーッ!!」
舞がアンディと再開するのは、まだまだ先の事であった…。
第18話へつづく…。
■次のお話へ
□前のお話へ
■目次へ
□メニューへ
■TOPページへ
|