真っ白い病室。
まるで、キャンパスのよう。
これに、お前なら、どんな絵を描く??
○●○●病室●○●○
起きたら、視界にあるもの全てが白かった。
俺は、なんでこんなところにいるんだろう?
ワケがわからない。
ただ意味もなく、右手を上げてみた。
白い包帯が巻かれている、俺の身体。
ナンデ??
ナンデナンデナンデ??
左手には点滴が打ってあって、動かせなかった。
脚も、痛くて動かせない。
唯一動く右腕で天井を仰ぐ。
動くけれど、右手も包帯がしてあるってことは、怪我してるってことで
じんわりと痛む。
そして痛感。
「俺、まだ生きてるんだな。」
「その通りよ」
独り言のつもりだったのに、返事が帰ってきてびっくりした。
そっちの方、声のしたほうを見ると、黒髪の綺麗なオンナの人が立っていた。
「プログラム優勝オメデトウ、三上亮君。」
白だけの世界に、深い緑が入った。
軍人だと思われる人間がオンナの横にずらりとならぶ。
プログラムってなんだ??
優勝??
俺は、一体なにをしていたんだ??
なあ??
「まさか、最後の最後であの子を殺すなんて思っても見なかったわ。」
は?殺す??
殺す
コロスコロスコロス・・・
頭の中で、一つの単語がぐるぐるぐるぐるぐる
わけわかんねえよ・・・
「最初の殺人が、天城君でよかったわね、三上くん」
天城・・・・??
天城、天城・・・
テンジョウテンジョウテンジョウテンジョウ
テンジョウリョウイチテンジョウテンジョウ
リョウイチテンジョウリョウイチテンジョウ
リョウイチテンジョウリョウイチリョウイチ
リョウイチリョウイチリョウイチリョウイチ
リョウイチりょういち、燎一・・・??
「りょ・・・いち・・・・燎一・・・??」
頭が痛い。
いままで、真っ白だった病室が真っ白じゃなくなる。
目をきつく閉じてブラックアウト。
もう、なにも見えない。
燎一。
天城 燎一。
俺の最愛の人。
俺が、
殺した人。
病室は真っ白い。
お前の好きな色。
さぁ、何を書こう。
俺はここから出れはしないのだから
ゆっくり考えれば良い。
あぁ、
でも、
だめだな
お前の名前しか、頭に浮かんでこないよ。
20040813
Hikari*Suzukane