ニューヨークの休日(4)


「ヘイハチが今度の大会を開催するのは、ジン、アンタを、
そしてアンタの父親の三島一八をおびきだすためだ。カズヤは生きている。
21年前、火口の中に放りこまれた後、G社という組織に回収されて甦った。
平八の目的は、オーガと自分の遺伝子を使って新しい生命筺体を作ることだ。
そのために、誘発遺伝子・・Devil Gene・・悪魔の遺伝子が不可欠であることに
ヤツは気付いた。
・・そう、ジンの、そしてカズヤの遺伝子だ。
私も、いやおうなく大会に巻き込まれるだろう。ヘイハチがオーガを
追いつづける限り、オーガと関係ある私もまた、狙われるだろうから。
そう、アンタは勝たなきゃならない。間違っても、負けちゃならない。
アンタは、自分のその力で他人を傷つけたくないと言う。
それでも、耐えなきゃいけないんだよ。
私達は喰われるために生まれて、喰うことで生きてるんだから!
生きるんだ!!
この世界がもし、アンタの力のせいで滅ぶような脆弱な世界なら・・滅びればいい!
さっさと滅んだ方が、苦しみが少なくていいだろう!!
だから・・


ああ・・
そうだ。
大会には、シャオもいるよ。
隠しててごめんね。
メールでも打って、知らせてあげるといい。
あの子なら必ず、アンタのことを探すはずだ。
私はアンタを幸せにできそうにもないけど、あの子なら・・

うん、ポールもいる。
マーシャル・ロウはちょっと切実・・チェーン店がつぶれたんだって。
ファランも・・アイツ、国に帰ったら徴兵されたみたい。
まあ、アイツはアイツなりに、がんばってたんだろうね。

あと、スティーブ・フォックスとかいうボクサー・・
奴は・・ 
ううん、なんでもない。

カズヤが何を考えているのかはわからない。
目標はたぶん、ヘイハチを倒すこと、そして財閥を破壊することなんだろうけど・・。
お父さんに、会いたい?


ヘイハチが新しい生命筐体を作ろうとしている理由も、知ったことじゃない。
わかっているのは、そんなもの作らせちゃいけないってことだ。


たとえ何があっても、現実から目をそらさないで。
そう、真実というのは、いつもシビアなものなんだから。



時間・・?
とうに昼をまわってるよ。
なに? そのTシャツ、やっぱ恥ずかしいって?
いいじゃないの、ペアルックってことで。


そろそろ行こうか。
休暇は、終わったよ。」

→To be continued.
「Tekken 4」

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