・よう、兄弟! オマエ、バハマでヒューマノイド囲ってんだってな。
・義兄さんの愚劣な冗談は、正直聞き飽きたよ。今日はまた、なんです?
・嫁さんに逃げられた。<ドカッ(ソファに足を投げ出す)
・アンタ、またなんかやったんスか?
・ケッ… ←が勝手に出ていったんだよ!! 独身のオマエにはわからないだろうが、
結婚したらお互い気ィ使わなきゃならんから大変なんだぞ!まあ仕方ねェか、その歳で独身じゃあ、よ!
・ど、独身独身って失礼な! ボクにだってちゃんといるよ! 現地妻ってものが!!
・ほー、例えば?
・アンナとか…
・それから?
・アンナとか…
・それから?
ドンドンドン!!
コラァッー!! 一八ァーー!! でてこーいッ!!
ドンドンドン!!
・アレハ オクガタサマ!! セントウノウリョク ガ スサマジイ イキオイ デ
ジョウショウ シテイマス! 1000…3000…10000…!! ケイソク フカ ケイソク フカ!
・やべッ、準だ!!
・アンタ、ヨメさんに「逃げられ」たんじゃなかったんスか!?
・オイッ、どこか隠れるとこないかッ!!
・やだよー ボクまで殺されちゃうよー!! ええい、こうなったら最後の手段!
・アッ、ナニヲナサイマス! オヤメクダサイ ゴシュジンサマ!! アーレー。
前号までのあらすじ
バハマで優雅な独身生活を送っていた李のもとに
突如、宿敵・一八があらわれる。だがそれは、
恐怖の夜の幕開けにすぎなかった!!
再び心通わせようとする二人に、忍び寄る影。
そして運命は、かく扉をたたく!!
・<ガチャッ や、やあ準、今日もキレイだね、あはははは…
・お邪魔するわね。ねえ李くん、ウチの亭主見なかった?
・(アンタはサラ金の取り立てか) さ、さあ…知らないなあ。何かあったんスか?
・んーとねえ、まず仁の件とお義父さまの件、あとジュリアの件にシャオの件にエディの件
にクリスティの件ね。それからスティーブの件でもコッテリ油しぼったろ思ってたんだけど、まったく
どこ行っちゃったのかしら、アイツめ。
・ガガ… オ、オチャ、オチャ ヲ オモチイタシマシタ。
・(ばか、ヘタに動くなといったろ!) ハハ、すまないね。コイツ最近、記憶装置にホコリが
たまってるみたいで…<パンッ!!
いでッ!
・モウシワケアリマセン、ウデ ガ カッテニ…。オサトウ ハ イクツニ ナサイマスカ? オクサマ。
・可動部にも問題があるみたいね…。あ、お砂糖はいいよ。ダイエットしてるから。
・ケッ フトルノ キニシテヤガンナ。
・なんですって!? ちょっと李くん、なんてクチ聞くのよこのポンコツ!
・ああ、また…
・カーッ、ヤッテランネーヨ、コノ ブス! ズガガガ…チョット チョット、カズヤサマ、
ソンナニ モゾモゾ サレテハ…ニャハハハハ!!
・カズヤ!?<カポッ!
準はコンボットをしらべた。
なんとコンボットのなかには一八が入っていた。
一八をとりますか?
「はい/いいえ」
・ふはッ!! うげー、さすがコンボットの中はキツかったぜ…
・準のお仕置きがコワイので、ボクは逃げます。ほな さいなら!
・フフフ・・・みつけたわよ、一八さん。おっと、ちょいまち李!
・みのがしてくれい。
・鉄拳4に私を出さないなんて
いい度胸してるじゃない!
・うるせー! オンライン登録の締め切りまちがえたんだからしゃーないだろ!
おまえこそ、リアルタイムで目のコジワまでクッキリハッキリ中継されてもいいのかよ!
・ああッ、ではボクのマル秘スキンケアテクニックを教えておけば準は出場できたのかッ!?
・うるさいッ!! 人が気にしてることをずけずけと!!
シャオに届いたメール、アレ実は一八がシャオを
おびきよせるために送ったってタレコミもあるのよ!
・ハッハッハ、親父をボコるにしろ仁を誘い出すにしろ、人質には最適だからな!
・オニ!
・この、ひとでなし!
あとスティーブ、あの子アンタが別の女に
産ませた子供だってもっぱら評判なんだけど、
このへん本当にどうなのよッ!
・ギク・・・ どこから嗅ぎつけた? さすが、俺の女よ。
・俺の女よ、じゃないだろう!?
<パキポキ
・・・・・・・。夫婦喧嘩で家が損壊したのって、保険おりるかな・・・。
・マスター・キートン ノ チョウサ デ サトリ ガ ヒラケルカモ デスネ。
・おほー、イテテテテ。なんでボクまで夫婦喧嘩の巻き添えくっちまったんだい。
・マタ ハデ ニ ヤリマシタネ。アノ夫婦 ガ セントウ ジョウタイ ニ アルトキ ハ
半径2キロ イナイ ノ タチイリ ハ キケン デス。
・「美女と野獣」を地でいってるからなあ。あの二人のなれそめ…やっぱムリヤリ…いやそれでは犯罪だ…
いやいやだが義兄は男は殺し女は犯し村を焼き赤子の肝を食らいながら暴れまくるような悪鬼…
いやいやいやしかしおまえは魔王の妻になるのだとかいってかどわかし
俺の女よとかいって首をかぷっとされて強引に…ちっがーう!!
・ブッヒャヒャヒャヒャヒャ!! アー コリャコリャ。
オクガタサマ ガ ソンナ ムザムザ ヤラレル タマ デスカ。
イザ トナレバ クイモノ ニ ドク マゼテ イッキ ニ オワラス、
ムボウビ ニ ネイッタ トコロ ヲ グサット イッパツ、ッテ カタ デスヨ。
・そんな準ヤダ。クソッ、義兄さえいなければボクがなんぼでもオヨメさんにしてあげたのに!!
こんな記憶装置に欠陥のあるヒューマノイドじゃなくて!(泣)
・やっぱりな。
・うわッ! まだいたのかアンタ!!
・貴様がことあるごとに準を口説いていたことは耳に入ってる。見境のない漢めが!!
・うう…た、たすけてくれコンボット!!
・ゴシュジンサマ、イゼン ブカ ニ オデンワ デ
「アニ ハ シマツ シロ。 ダガ ジュン ニハ
テヲダスナ。
ボク ノ ココロ ニ ササッタ バラ ノ トゲ ヲ ヌケル ノハ カノジョ ダケ ナンダ!」
トカ ナントカ オッシャッテ イマシタヨネ。ツーン。
・ ………・。
・マア アイ デスヨ、アイ。アイ ッテ スバラシイ デスヨネ! ゴシュジンサマ!
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