Tekken Tag Taunament?

「FOREST BATHING」・・森林浴・・のハズが(^^)

三島邸・・その広大な邸宅のまわりには豊かな森がひろがっていた。
新緑が目に痛いほどあざやかな季節、そこに・・
ファラン:「だあああッ!! ジーン!! どこにいやがる! でてこーい!!」
仁と決着をつけるべく、直接三島邸に意気揚揚とのりこんだファランがいた。
しかし! 正面玄関にたどりつくまえに森の中でまいごになってしまっていた。
ファラン:「クソー!! なんなんだ、この家は!! う、じ、磁石もきかねえ!」
ファランがこの森に迷い込んでもう3日が過ぎていた。
そろそろ、手持ちの食料も尽きてきている・・。
ファラン:「え、お、オレやだよお!! こんなとこで死ぬなんて・・うわあああん、ジーン!! 
早く、早くでてこんかい!! こ、コラア!!」(涙声)
仁:「呼んだ??」
捨てる神あればなんとやら、ファランがえぐえぐ泣いていると、両手いっぱいに
マキをかかえた仁が目の前にあらわれた。
ファラン:「・・ジン?? マジ・・? うおおおお、あ、あいたかったぜえ〜!!」(号泣!)
仁:「なんだよ、人のことあんなに嫌っていたくせに・・。ところで、なんでお前こんなとこにいるんだ?」
ファラン:「ううう・・おれ、オレはただお前と決着がつけたくて・・」
仁:「それにしてはなんだか情けないシチュエーションだな・・。まあ、いいや。ところで、ファラン、おまえ・・」
ファラン:「なんだ?」
仁:「風呂に入る? いっしょに。」
ファラン:「.@o-0-w0diw#625*192*5でぇfh*f@*2f*¥!!!」

ファラン:「なんだ・・びっくりしたぜ。」
そんなこといわれて放心状態のファランだったが、仁に連れられ川原に来て納得した。
仁と平八が、ここで修行をかねてキャンプしていたのである。
もちろん風呂はドラム缶。風呂好きの平八は、さっそく沸かして入浴を楽しんでいた。
仁:「おじいさん、湯かげんどうですか?」
平八:「ぬるいわ!! もっとマキをくべろ!!」
仁:「ハイ!!」
一方、いっしょにきていたクマは鍋物の用意をしていた。
ファラン:「お、石狩鍋か。う〜まそーだなー。」
クマ:「がうがう!!(つまみぐいすんな!)←熊鬼神拳」
ファラン:「ぐはあッ!! いてててて・・そう怒るなって!・・・オイ、じいさん、風呂まだかよ。」
平八:「なんだ小僧。人がせっかく気持ちよく入っているというのに。」
ファラン:「トシヨリの長湯は心臓にこたえるぜ、へッ。」
仁:(・・そういえば、おじいさんの主治医、「平八様の心臓は140歳までもちますヨ」っていってたっけ・・)
ガサガサ・・。そのとき、森の中から何者かが一行の前にヌッと現れた。
なんだかうすら汚れたジュリア:「そんなに風呂に入りたければアタシがつくってやろうか?」
仁:「おや、ジュリア。ひさしぶり。」
ファラン:「ひさしぶりじゃねえだろ! なんだよ、ジュリア。お前も来てたのか?」
ジュリア:「あたりまえだ。アタシは平八を倒すまでは何度でも
・・って、なに風呂なんかに入ってんだ、平八!!」
平八:「うむ、大自然の中で入る風呂というのはこたえられんものだ。
どうだ、ジュリア。おまえもワシの後に入るか?」
ジュリア:「風呂のお湯を全部とりかえたっておことわりだ。」
ファラン:「ところで、おまえ、『風呂を作る』って何だ?」
ジュリア:「ああ・・。入ってみるか? ちょっと待ってて。」
ジュリア、クマちゃんに手伝ってもらって「お風呂」を鋭意製作中・・
ジュリア:「できたぞ。」
それは、土でできたカマクラのような、おおよそ風呂とは思えないものだった。
おまけにそのまわりには火がくべられていて、土のカマクラからはもうもうと湯気が立ち上っていた。
ファラン:「な、なんだよ・・コレ。」
ジュリア:「ナヴァホ族に伝わる、いわゆる「蒸し風呂」だ。」
ファラン:「って、このカマクラの中に入れっての??  冗談じゃネエ、こんなんに入ったら・・」
ジュリア:「これに入れないものは、おおよそ部族の中で戦士とは
認められないとされている。まして、敵前逃亡など・・。」
真っ青になったファランを見て、仁とクマちゃんは顔をみあわせて含み笑いした。
クソ! あの野郎に笑われた!!
ファラン:「わかった、わかった。はいりゃいいんだろ、はいりゃ!!」
ファランは下着一丁になっておそるおそる、蒸し風呂の中へ入っていった。
ファラン:「うおおおおお!! や、やっぱり、あ、あちい、あちあちあち!!」
ジュリア:「がまんしろ。さ、フタをするぞ。」
ジュリアは土のカマクラの出口にマキを並べ、木の枝をかけ、その上に枯葉をどっさりとのせた。
ファラン:「うぎゃあああ!! ま、ま、ま、マジで熱いいいいい!!」
ジュリア:「この試練を乗り越えられたら、アンタも一応は戦士だ。」
ファラン:「出せ〜!! 出してくれえ!!」
ジュリア:「ええい、往生際の悪いヤツ。」
クマ:「がう! がう!(あの、おとりこみのところすみませんが、石狩鍋煮えたよ〜)。」
ジュリア:「石狩鍋? なんだそれは。」
仁:「ああ、北海道名物のサケの鍋物だ。美味しいよ。」
ジュリア:「どれ・・(はふはふ、もぐもぐ)。うん、美味しい!」
新鮮な野菜とサケ、それを極上の酒糟で仕上げた石狩鍋に、一行はしばし舌鼓を打った。
ジュリア:「うん、このサケがなんとも・・」
クマ:「グルグル、がう!(そりゃー、どうも)。」
仁:「やっぱ、寒い空の下で食べるあったかい鍋は最高だな。」
平八:「おう、これは酒もすすむわい。・・駄洒落ではないぞ。」

そして、一同そろいもそろって大事なことを忘れていた。
仁:「おじいさん、いくら丈夫だからって、お酒はひかえてくださいよ。」
平八:「なに生意気なことをいっとるんじゃ。おう、生意気といえばあの赤毛の小僧は?」
仁:「赤毛・・??」

仁&ジュリア&クマちゃん:「あ!!!」

その日のデザート・・は、もちろん、ほどよく蒸しあがったファランの「蒸し焼き」だった・・。