RCグライダー@霧ヶ峰2001

昨年に続いてまたまたやってきました、霧ヶ峰。
平成13年5月3日朝、土砂降りの名古屋を出発した岐阜ラジコンフライヤーズ他近隣クラブの有志9名、目的地に近づくにつれて回復する天候に胸ワクワク、しかし、しかしです....

「あれ、あの山の上、雪でねえか?」

そうです。そうだったんです....

富士見台駐車場、季節はいつ? それでも飛行機を持っていざ移動 頂上ではこんな感じ

 諏訪インターを降り、山に上がるにつれて雪は増え、ビーナスラインはクローズ寸前、そう、全国的に大荒れだった前日、ここ霧ヶ峰では季節はずれの雪でありました。その積雪量なんと25cm! 富士見台駐車場に着いた我々はしばし、今後の対策について協議せざるを得ませんでした。

既に天候は回復し、雪も解けだしています。が、足元はぬかるんで滑りやすく、とてもいつもの丘の上まで行けそうにありません。急遽、麓の農協で長靴を仕入れることに....まだ解けきらぬ雪を踏みしめていつもの丘の上に到着したのは、午後2時を回った頃でした。

私は今回、新作機、Salto の初飛行を目論んでいました。しかし、初日は気温も低く、冷たい微風。どうも条件が悪そうです。取り敢えず機体を組み立ててお披露目。まずは記念写真を一枚パチリ! あとは様子見を決め込みました。
すると....


小さなグライダーをひょいっと発航したベテランの石垣会員、以外や以外、機体はどんどん上昇していきます。皆一斉にフライトを開始したのは言うまでもありません。
私も1年ぶりに小さなグライダー Phinpy12 を大空へ投げ出してみました。ところが...やはり初心者にとって1年のブランクは大きかった。風にあおられた機体は私の言うことも聞かず、頭上を越えて後方へ。木の上に軟着陸して小破というお粗末。もう少し慣れてからでないととても新作機は飛ばせられませんね。

小1時間も居たでしょうか? 日差しも弱く、足元の雪の冷たさで皆さんかなり疲れてきた様子。明日の天候回復を信じてこの日は早々に引き上げることにしました。
昨年同様、白樺湖畔の民宿、玉屋へ移動、早速近くの温泉まで汗を流しに行きました。


翌日に備えてプロポを充電

作りかけの機体は、京商ストラトス

玉屋の大広間にて....

おや? 奥村会員が取り出したのは、京商ストラトス1600、新製品のモーター・グライダーです。まだメカが積んでない様子。初日は雨と踏んで、宿で仕上げる計画で持ってきたそうです。さあ、明日の初飛行に間に合うかどうか、制作は深夜まで続いていたようです。


明けて5月4日、昨日とうって変わって朝から快晴です。はやる気持ちを抑えて移動。富士見台駐車場には既に雪はありません。しかし、丘の方はまだ足場が悪そうです。やはり長靴は手放せません。
ポカポカの日差しの下、長靴を履いて変な荷物を一杯抱えた異様な集団が移動開始です。 

さて、いつもの場所に着くと、残念ながら風は北風、広い斜面の裏手から吹いてきます。昨日と同じく、丘の反対側へ移動。この場所は少々狭く、また小さい木が林立していて着陸場所に苦労します。しかし、日差しもあり風も弱風で安定して吹いています。さあ、フライトGO!


グライダーを投げ出す楠会員

発航直後から優雅に上昇を続ける

こちらは丹羽会員の新作機

今回の目玉は(手前味噌ですが)何といっても私の新作機、H-101 Salto、大型のスケール・グライダーです。

「俺は昔、ここで Salto を見たことがある。谷底からビュ〜ンと舞い上がってくる様は、それはもう素晴らしかった。」

川崎会員が言うもんですから、みんなもう興味津々です。これは是が非でも成功させねばなりません。かなりのプレッシャーがかかります。
皆さんのフライトが一巡し、上空にはまだ3機が飛んでいます。その飛びっぷりから、弱いサーマルが発生しているのが判ります。いよいよ、 Salto を飛ばすときが来ました。機体を準備していると、「投げてやろうか?」と奥村会員が声を掛けてくれました。

奥村会員に支えられいよいよ発航

初飛行とは思えぬ安定した飛行

スピードを上げ谷を駆け抜ける

奥村会員の手を離れた機体はほとんどトリムもそのまま、安定して上昇していきます。変な癖もなく、舵効きも良好で、まずはほっと一息です。
上空で機体が安定したところでスタントに挑戦!
ダウンを打って加速させ、まずはループ、これは難なく成功、スタント機並の大きな円が描けました。
次はロールです。おっと、これはまずい!回りません。90°バンクしたところで中止。どうやらエルロンの舵角が足りないようです。

ここで、事件が起きました。
いや、Salto は依然として安定して飛んでいましたが、同時に飛行していた丹羽会員の新作機が真っ逆様に谷底へ。
Salto が気になって目を離したあとに、なんと、川崎会員の飛行機を自分のものと間違えて操縦していたそうです。そういえば、昨年も同様のことがありました。似たような色・形のグライダーが何機も飛ぶので、十分注意しないといけませんね....

さて、やはり条件の良いときは長くは続きませんでした。上空高く上がっていた機体が見る見るうちに降下してきました。スロープを吹き上げる風を利用して、何とか目の高さを往復していましたがそれも限界!
もう着陸に適した裏手の平地まで持っていく余裕は無く、目の前の斜面に沿って接地。ちょっと低い木に片翼をぶつけてしまいました。

回収した機体を点検すると、衝突のショックでエルロンのリンケージが無理に引っ張られ、サーボ・ホーンが破損していました。どうもこの機体の弱点のようです。交換する部品がないので、残念ながら次回の飛行はお預けです。

まあ、グライダーの初飛行としては何とか「成功」といえる範囲でしょうか?


ベテランの小堺会員

スロープ暴走族? 内藤会員

楠会員(左)と、丹羽会員(右)

ポカポカ陽気にお休み中、石垣会員


さあ、私ももう少し頑張りましょう。
Salto は飛行不能になりましたが、 Phinpy12 で練習練習!せっかく来たのですから、良い条件が続く限り飛ばし込んで、スロープ・グライダーの飛ばし方も勉強しなければなりません。

石垣会員の御子息、洋くんも興味津々で皆の飛行を見守っています。
「投げてみる?」
と言うと、喜んで私のグライダーを発航させてくれました。

藪の中を歩くのは、奥村会員
深い谷の中へ飛行機を降ろしてしまい、30分かけてやっと回収してきました。お疲れさま!

最後は、奥村会員が昨晩必死で仕上げた京商ストラトス1600
新製品ということで、皆さんの注目の中いよいよ発航です。

あらら、そう思っているうちに、奥村会員、さっさと飛行機を投げちゃいました。
軽いモーター音を残し、ストラトスは軽快に上昇していきます。岩に腰掛け、のんびりと操縦する奥村会員、ちょっとラダーの効きが弱いけど、操縦しやすく浮きも上々とのこと。さあ、これで来週模型屋に走る会員が何人居ることやら?


午後4時、飛行可能な機体も(若干)少なくなり、皆さん十分飛ばし疲れたところで、撤収!
積雪25cmという、前代未聞のとんでもない条件で幕を開けた今回の遠征でしたが、皆さんそれなりに成果を得、また満足出来た2日間でした。

それぞれに次回の構想を練りながら、夏の再会を誓って帰路に就きました。
皆さん、本当にお疲れさまでした!

本レポート中の画像は、デジタルビデオカメラ Panasonic NV-DJ100
及び、Canon IXY Digital にて撮影、Paintshop PROにて加工しました。


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