飛騨エアパークに行ってきました

2003.4.13

一宮飛行クラブの小関会長から、「飛騨エアパークを2日間借り切って飛行会をやるので来ませんか?」というお誘いを受けました。
自宅からちょっと遠い場所であること、予定日のうちの1日が仕事で日曜日しか参加できないこと、で悩みましたが、せっかくのお誘いですから頑張って行くことにしました。

筆者は日曜日朝6:30に名古屋を出発、東海北陸自動車道を一路飛騨方面に向けて北上しました。
昨夜までの雨は上がっていましたが、山はまだ所々霧がかかっていて視程も悪く、天候が心配です。
しかし、出発から2時間30分、飛騨高山の町並みを過ぎる頃には徐々に日がさしはじめ、畑の中ののどかな農道空港に着いた頃は絶好の飛行日和となりました。

飛騨エアパーク(飛騨農道離着陸場)は、飛騨高山の北東約10km、岐阜県丹生川村にある小型機専用の空港です。
長さ800m×幅25mの立派な舗装滑走路があり、モーターグライダーが常駐していたり、時折セスナ機が飛来したりします。このような実機の滑走路を使ってラジコン機を飛ばせることは滅多にありません。

  

朝9時、現地に着くとすでにエプロンにはびっくりするほどの車の数。
松本、名古屋、一宮、各クラブの合同飛行会ということで、参加者は総勢45名。
のんびりと飛行機を組み立てながら立派な滑走路脇まで運んでいます。
ちなみにこのメンバーは昨日も土砂降りの雨の中、一日中ここで天候の回復を待っていたとのこと。いやはや、恐れ入りました。

飛騨エアパークは小さいながらも実機の飛行場ですから、駐車場から滑走路までは遠い遠い!
工具箱を小さくまとめてくれば良かったと反省しました。

 

滑走路脇に設けたピットには、スケール機を中心に様々な飛行機が並びます。
私を誘ってくれた小関さんは、私と同じ「赤とんぼ」を持参。2機並べて記念撮影。

 

 

すばらしいウェザリングのベアキャットや、色鮮やかなテキサン、
SAITO FR−5 を搭載した複葉機などが注目を集めていました。

さて、この飛騨エアパークが初めての方は、普段といろいろ違った特性に苦労している面もありました。

まずその1、空気密度の影響

ここ、飛騨エアパークは標高が約800mもあります。そのせいか、エンジンの調整に苦労している様子がそこここで見られました。一般的には、空気が薄くなった分ニードルを絞り込まなければなりません。私もFS−48Sのニードルを普段より約1/4回転ほど絞りました。
また、そうやって絞っても平地ほどのパワーは得られず、プロペラを1段ピッチに浅いものと交換したり、パワー不足で飛行を断念する人もいました。

また、機体の特性にも影響があり、失速が速くなったり操縦が敏感になったりと、機体によっていろいろな影響が出ていたようです。いずれにしても普段と違う、慎重な操縦が求められます。

その2、舗装滑走路

普段から実機の飛行場のような綺麗な舗装滑走路で飛ばせる恵まれた環境の人はそう多くないでしょう。
舗装滑走路はさぞ飛ばしやすいかと思いきや、意外な難しさがありました。

まず、機体が直進しない。タイヤの直進性が良すぎて、方向のコントロールをしっかりやらないとすぐに機体が傾いてしまいます。25mも幅のある滑走路をいっぱい斜めに使って離陸していく人のなんと多かったことか!
また、着陸でも接地後に傾いて翼端を擦りつけたりひっくり返ったり、セッティングが悪いと脚が引き込んだり、タイヤだけが外れてどこかに行ってしまったり・・・・
芝生の滑走路では滅多に見られない光景が何度もありました。

そして、アスファルトの滑走路はまるでヤスリのよう
タイヤ以外の部分を接地させた飛行機はスパッツが吹き飛び、フォルムは擦り切れ、みんなボロボロになってしまいました。
この日ばかりは、普段の草っ原の滑走路がどんなに有り難かったことか・・・・

 

そんな中、このアスファルトの滑走路から見事に離着陸を繰り返していたセスナ172
これ、決して実機じゃありません!
見事なローパスに皆が酔いしれました。

そしてこちらは実機のモーターグライダー、この飛騨エアパークに常駐している機体とか。
携帯電話で連絡を取り、離陸前になるとRCは一斉に待避。
このあと、松本空港から本物のセスナ機もやってきました。
「今日は貸し切りなんじゃないの?」などと野暮なことは言いっこなし。
こんな滑走路間近で実機が見られるチャンスなんてありません!

ふたたびRC機の出番です。

素晴らしい出来映えの零戦がダイナミックなローパスを繰り返しますが、今日ばかりはセスナの勝ち!
やはり舗装滑走路には現代の飛行機が似合います。

昼休みには恒例のオークションの開催です。

皆さん、死蔵されたパーツなど結構お持ちなんですね。
ほとんど新品同様のエンジンやスターターなどが破格の値段で取り引きされていました。

昨夜の雨が嘘のようにきれいに晴れ上がった午後、滑走路の上で記念撮影の準備をする一行
実機の滑走路上でこんなにのんびり出来るなんて、ちょっと不思議な感じですね!

本レポート中の画像・動画は、Canon IXY Digital 200a にて撮影、
Windows Movie Maker 及び Paintshop PROにて加工しました。


  
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