プロローグ

また・・同じ夢を見た。もううんざりだというのに・・
「もう、朝か・・」
ゆくりと身を起こしカーテンを開くと、すでに太陽は昇っていた。だがその空気は冷たく秋を感じさせるものになっていた。
時計を見ると起きるにはまだ少し早いようだったがもう起きることにした。寒い時期の二度寝は起きれないからね。

 今日もいつものように朝がやってくる。私の名前は「平 麻衣子(たいら まいこ)」。公立青雲高校へ通い始めてもうす
でに半年くらいになる。この高校は少し変わっていて時間割を自分で組み立てることができる。詳しくはまたの機会に譲
ろうかな。
 準備は昨夜のうちにもうできている。軽めの朝食をとって家を出た。といっても一人で住んでるんだけどね。

 家から駅まで自転車、そこから学校まで電車で6駅。通勤ラッシュの時間からはずれているためそんなに混んではい
ない。さすがに半年同じ風景だともう飽きちゃったけどね。
 今日もいつものように始まりいつものように終わるのかな?つまらないけど、辛いこともない・・
はっきり言って私は友達は作らない、必要ないから。相手の言動に一喜一憂しないといけなくなっちゃうから。もちろん
理由はそれだけじゃない。けれどあえて言うまでもないよね。
 そんな私の気持を知ってか知らずか、無理やり友達になってしまった子がいる。
今日がいつもと同じ一日ならそろそろ・・ほら、向こうから走ってきたよ。でもなんでだろう?その日は何故かいつもと違う
・・そんな感じがした。今思ったら私にしては珍しく、勘がさえていたんだね。


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