○ はじめに ○
このゲームが発売されたのがいつだったか忘れましたが、
数年前の作品で、かつパソコンのゲームなので知っている
人もあまりいないかもしれません。
ジャンルとしてはRPGでトップビューのアクションR
PGになるのかな? 一応。
特徴としては、倒した敵を仲間にでき最大5人パーティ
で行動でき、全ての味方キャラクターが操作可能である事。
もう一つは、ダンジョンに家具を運び込んで“拠点”を
作る事が可能であることが挙げられるでしょう。もちろん、
拠点では体力の回復やアイテムのストック、パーティの編
成が可能です。
基本的にダンジョンを潜っていくゲームなので、拠点を
作りながら探索範囲を広げていく、という感じになるはず。
さて、実際にプレイしてみたら、どんな感じなのやら。
ちなみに、このプレイ日記は基本的に“オレ”の一人称
で話をしていきたいと思ってます。
○ 頑張れオヤジ! ○
気がつくと、オレは酒場の前にいた。何故だかよくわか
らないがとりあえずマスターに話をしてみる。
……どうやらオレは、冒険者になるためにここに来たら
しい。なんでも街中にダンジョンができてるんだそうだ。
で、国は公認の冒険者をダンジョンに送り込んで、モンス
ターどもの駆除に当たらせているようだ。賞金も出るし、
一山あてようってやつは多い点らしい。けど、この酒場は
かなり寂しいなぁ。本当なのか?
とりあえず、酒場の隅に受付カウンターがあるので手続
きを済ませた。途中、新米騎士が乱入したりしてきたり、
受付の兵士が色々細かい事を言っていたが忘れよう。
ともあれ、酒場のマスターにもう一度を話を聞けって事
なんで行ってみると、2階の部屋を一つあてがってくれた。
……待てよ! ここってオレの故郷だよな。両親はいな
いが妹とかがいたような気がするんだけど??
まぁいい。冒険者なんてヤクザな商売に首を突っ込んだ
以上、家族に迷惑をかけるのもなんだし、部屋はありがた
くもらっておこう。
ところで、部屋は全部で3つしかないようだが……本当
に冒険者がそんなにいるのか? どうもマスターの話は胡
散臭いぜ! それとも、来た奴来た奴片っ端から死んでる
のかねぇ?
さて、準備するほどものも金もないので、早速ダンジョ
ンへ向かう事にした。すると、酒場の前でデカイ図体のオ
ヤジに出くわしたんだ。このオヤジ、かってにしゃべりま
くってオレの事をひよっこ扱いしやがる。ま、確かにレベ
ル1だけどさぁ。
で、オレが心配だから仲間になってくれるとか言うわけ
だ。オレは即座に断った! しかし、オヤジはムリヤリ仲
間になりやがってさ。しかも、オレにはついてこないで部
屋でくつろいでやがる。何様だっての!
とりあえず迎えに行ってみると……あぁん? こいつ、
偉そうな事ほざく割にはレベル3じゃねぇか。きたい外れ
な奴。本当に大丈夫か?
とか思いつつダンジョンに。すると、妙な3人組みがモ
ンスターのしたいにイタズラしてやがる。
……いや、どうもモンスターを仲間にしてるみたいだな。
そんな事ができるのか、と思っていたら、3人のリーダー
らしき女と目が合った。
女はどうも勇者らしい。みたところ20代後半ってとこだ
が、さぞ殺伐とした人生を送ってきたんだろうなぁ。あの
年で勇者様とは……。エルフとドワーフを仲良く従えてる
あたり、人生経験の奥深さが現れてるぜ。
おっと、話がそれた。で、その女が言うには、オレもモ
ンスターを仲間にできるらしいんだ。とりあえず試してみ
ろって、魔石を100ほどくれた。
この魔石ってのはモンスターの体内生成物質だ。この理
論で行くと、魔石を体にため込んでる奴がモンスターって
ことだな。とりあえず、正体はよくわからないがそれなり
に貴重なものらしい。受付カウンターに持っていくと、換
金してくれる事になってる。
この魔石を使えば、モンスターを仲間にできるってこと
らしい。言うだけ言うと女は、さっさと行ってしまった。
ボーッとしててもしょうがないんで、オレもダンジョンを
進む事にする。
おおっ! 早速モンスターが出やがった。でかいネズミ
だな。これなら楽勝! と思いきやどうも上手く攻撃が当
たらない。1匹倒すのも一苦労だ。
が! ここに来てオヤジが実力を見せ付けてくれやがっ
た。たかが2レベル差と思っていたが、オレの5倍ぐらい
のスピードで敵を蹴散らしていく。
スゲェぞ、オヤジ! ……ちゅうことで、戦闘はオヤジ
に任せることで決定。オレは後ろで回復だけする事にする。
それが気にくわないのか、オヤジは攻撃を食らう度に、
「ウオッ! ウオッ!!」
とうめいていたが、大抵ダメージも受けちゃいない。嘘
ついてまでオレの気を引くなっての。そんな余裕があった
らもっと敵を倒しやがれ!
で、そのまましばらくダンジョンを探索していると、ど
うも狼っぽい敵が出た。とりあえず、こいつを仲間にして
みる事にする。
名前は……「コヤタ」だな! 何だか良く分からないが、
これしかねぇ。
とりあえず、コヤタも宿に帰ったようなので、今日は引
き上げる事にする。少し魔石も溜まったので換金。レート
は……魔石1につき金10か。
すると、勇者様はオレに金1000をポンと下さったわけか。
さすが勇者様太っ腹だねぇ、とか思いつつ今日はベッドに。
コヤタのせいで部屋が少し犬臭い気がした……。
○ バカ女 ○
迷宮地下2階を探索していると女の冒険者に出会った。
年は若い、オレと同じぐらいか?
一応自己紹介をしあったが、名前は覚えてない。ともか
く勝手な事をぬかして迷宮の奥へと進んでいきやがった。
おいおい、街に帰るんじゃなかったのかよ!?
ま、それはさておき、オレのパーティも消耗してきたん
で一旦街に帰る。とりあえず、さっきの女はいないようだ。
ゆっくり休んで買い物をする。装備を整え、部屋の内装
もチェンジ! ベッドを豪華にして、アイテムの保管用に
宝箱を置いてみた。
ミスマッチだった……。
ま、そんな事は忘れ、気を取り直してまた迷宮へ。レベ
ルも少し上がったので、もう1階層下を目指して進んでみ
た。案外楽な感じだ。
しかし、地下2階のネズミより地下3階の方がちょっと
だけ強い。地味に手強くなっていくのが何となくイヤだ。
まぁ、コヤタもレベルアップするからなぁ。モンスターも
レベル上がるんだろう。
フラフラしているとまたさっきの女に会う。また勝手な
事をぬかして迷宮の奥へと去っていった。
だから街に帰るんじゃなかったのかよ! それとも何か?
ダンジョンの奥にも街があるのか!?
と思いつつも探索を続け地下4階に。ここらを一巡りし
たら一度帰って……とオレがプランを巡らしていたところ、
さっきの女が倒れてやがった。
死んだか?
と思って剣でつついてみると、かすかに反応がある。と
いうことはまだ息があるらしい。しぶとい奴だ。
とか思ってたらいきなり立ち上がりやがった。なんだ、
こいつ。充分元気じゃねぇか! しかも、また勝手な事を
ぬかした挙げ句に、勝手に仲間になりやがった。つうか、
オヤジもそうだったんだよな。流行か? それ。
さらに、探索する気万々のオレたちを引きずって、無理
矢理ダンジョンから脱出させてくれやがった! ムカツク
ぜ〜っ!!
このバカ女が!
しかも、偉そうな口叩いてた割にオレより弱い……。オ
ヤジの方が100倍ましだぜ。ったく!
○ マイホーム ○
人数も増えてきたので、探索範囲を広げる事にした。そ
こで重要になってくるのが“拠点”だ。どうやらオレは魔
石の力を作って、迷宮に安全な場所を作れるらしい。そこ
にベッドやらタンスやらを置くと、眠ったりアイテムを保
管できたりする拠点になるわけだ。拠点を定期的に作って
いけば迷宮の探索もぐっと楽になる。
というわけで、早速家具の買い出し。オヤジにタンス、
バカ女にベッドを持たせる。コヤタは机の担当だ。オレは
カーペットを5枚ほど持つ事にする。
荷物としては相当邪魔になる気がするのだが、誰も苦に
しちゃいない。相変わらず狂ったように敵に向かっていき
やがる。仲間ながら、ちょっと……いや、かなり恐い。
ともあれ、死体の山を築きながらやってきました地下4
階。適当な部屋を見つけて拠点を作ってみた。
これが、思ったよりいい感じなんだよなぁ。カーペット
を敷き詰めたり、豪華なベッドをすえつけたせいか、宿屋
よりもリッチな部屋になっている。部屋を一歩出れば魔物
がうろついてるなんて嘘のようだぜ! ともあれ、これで
ゆっくり寝れるなぁ。
ちなみにベッドは一つなのでオレ以外は雑魚寝だ。オレ
の金で全部買ってるんだから当然だよな〜。
○ 負け犬めが! ○
部屋でゆっくり休んだ後、地下4階を本格的に探索。す
ると、とある扉の前で見覚えのある人間が倒れていた。良
く見ると、オレが冒険者登録の時に割り込んできた新米騎
士じゃないか? 大口たたいた割にはあっけなく逝ったか?
と思いながらつついてみると、惜しいかなまだ息がある。
で、側に立っている従者さんに話を聞いていみると、一人
では新米を担いで帰れないので手伝って欲しい、とのこと。
オレは即座に断った。
負け犬にかける情けなどない!
とりあえず、一旦拠点に戻り寝た後、負け犬地点とは別
の方向を探索。どうやら、負け犬地点の奥が次の回に続く
道らしい。つうわけで、もう一休みして負け犬地点に引き
返す。と、まだ倒れてやがった。とっくに死んでるんじゃ
ないのか? 普通死んでるだろ! とは思うものの、何故
か息がある負け犬くん。ま、これなら永遠に倒れてても問
題ないでしょ。案外、はいつくばって地面をなめているの
が気に入ったのかもしれない。そう考えたオレは、彼をそっ
としておく事にした。
……が。どうも負け犬がじゃまで扉を空けられないよう
だ。くそっ! 舌打ちしつつも従者さんの提案を受け入れ
る事にする。邪魔なものは撤去しなくちゃしょうがない。
街に帰るなり負け犬は負け犬らしく、遠吠えを発して迷
宮に戻っていったが……もうオレに迷惑をかけないでくれ
ると嬉しいんだけどねぇ。
○ 続・負け犬めが! ○
負け犬&従者とわかれたオレは早速迷宮に戻った。さっ
き、負け犬が倒れていて進めなかった扉の先に進むためだ。
部屋の転移装置を使って、即座に迷宮の奥へと進む。ほど
なく、さっきの場所についた。そこには……!?
また負け犬が倒れている!
ではないか!? そしてオレの目の前にはミノタウロスが
一匹。なるほど、こいつにやられたわけだな。
しかし……転移装置を使ってきたオレよりも先に、ここ
でくたばっているとは見事な負け犬っぷり。ここまでくる
と、いっそ清々しい気分だ。
とりあえず、ミノタウロスは強かったのだが、そう苦労
する事もなく勝ちを収めた。健闘を称え、オレの仲間にす
る事に決定!
名前は……ミノタウロス → 牛 → バッファロー
→ “バッハ”ということで命名しておく。
さて、負け犬を調べてみると何の反応もない。ようやく
くたばったか〜、とか思いつつ、これまた倒れている従者
を調べると
「私たちを街まで連れて帰って下さい」
とお願いされた。まぁ、この人は嫌いじゃないので、助
けてあげる事にした。
……でまぁ、おおかたの予想通り負け犬に仲間になられ
てしまった。くそぅ!
ま、従者も仲間になったので許す。とりあえず、従者を
パーティに組み込み装備を整えて迷宮へ。もちろん、負け
犬は留守番だ!
迷宮の部屋ではバッハとバカ女を入れ替える。強い敵も
仲間になったら弱かったりするんだよなぁ、と思っていた
が、バッハ以外に強い! 体力だけならオヤジの3倍!
何の装備もないのに防御力はパーティ最高!!
これでかなり戦力がアップしたぜ。これから先だ楽しみ
だ。しかし、オレ、オヤジ、コヤタ、バッハ、従者って組
み合わせは、見た目になんかこう、暑苦しいよなぁ……。
○ 家族の絆 ○
ミノタウロスのバッハがパーティに入り戦力もアップし
たので勢いに乗って下層へ進むオレ。敵も強くなってくる
が、それほど大きな問題もなく、屍の山を築いていく。そ
して、拠点から3階層下ったその時。
オレの目の前を素早く横切っていく何かが目に入った。
どうも魔物の動きではない。追いかけていくと……?
そこにはどこかで見た少年が立ってっているではないか!
そういえばこの間街に戻った時、とあるおばちゃんが
「子供がいつもの所にいない」
とか言ってたな。
とりあえず少年に話を聞いてみると、どこかのマヌケが
落した迷宮の鍵を使ってここまで来たらしい。
ふむふむ、落とし物を目ざとく自分の物にし、ここまで
独力でくるとは、なかなか見所のある奴だ。オレも落ちて
るものは全部ガメてるしな。いわゆる勇者の資質ってやつ?
……おっと口が滑ったようだな。それはさておきこの少
年、魔物が強すぎて帰る事もままならない状態だとか。仕
方がないので街まで連れて帰ってやる事にする。と?
……まぁ、大体予想はしてたんだが、無理矢理仲間にな
られてしまいました。はぁ、このパターンどうにかならな
いかなぁ?
といっても、予想範囲ないのことなので別にどうという
事もなかったのだ。ただ、この後が衝撃の展開だった。
とりあえず、子供の身柄を預かったからには、親にも挨
拶でもしとかないとな。そう考えた礼儀正しいオレ様は、
おばちゃんの所へ向かったのだが……。
「あんたが一緒ならいいけど一つだけ条件がある」
といわれたのである。で、その条件てのが、
「あたしも一緒にいくからね!」
マジですか!? 母の愛とはかくも偉大なものなり。
ともあれ、少年とおばちゃんが仲間になり、母の愛に感
動したオレは2人をパーティに入れる事にした。交代要員
はオヤジとバッハ。これで戦力は激減したが……ま、なん
とかなるだろ。
○ 忠犬ジョン ○
さて、新たにパーティを再編して迷宮に向かったオレ。
メンバーはコヤタ、少年、おばちゃん。それから、今回初
登場! 従者に変わってリザードマンのコモドが参入して
いる。なにを隠そう、オレはハ虫類が好きだ。
その上、リザードマンの装備は槍! そう、オレは槍も
大好きなのである。
さて、メンバーの大半を入れ替えたので戦力は激減。と
りあえずレベル上げと装備のランクアップを目指す。で、
装備の買い替えに街に戻った時の事だった。
そういや、少年に飼い犬がいたんだよなぁ。
ふと思い出したオレは犬の所へ向かった。すると、だ。
「ジョン、おまえもついてくるか?」
「ワン!」
……ジョンが仲間になってしまった。
つうかさぁ、オレの意志がどこに介在しているというの
だ? オレがリーダーっていうのも形だけですか?
ともあれ、これはパーティに組み込まねばならない!
そんな義務感に駆られ、泣く泣くコモドをパーティから外
し、ジョンを組み入れる。さてさて、強さのほどは……?
スゲェ! レベル8でMP0!
男らしい、男らしすぎるよ!! ていうか、“漢”とかい
て“おとこ”と読ますほど男臭いぜ。
「わたくし、魔法なんてものは一切使いません。この拳ひ
とつで全てを乗り越えてみせます!」
ジョンの背中がそう語っているような気がした……。
○ 仲間激増 ○
ここんとこ、仲間が増えに増えている。
ジョンをパーティに組み入れた後。快調に迷宮探索をし
ていると、唐突にボスらしきモンスター出現。見た感じ、
グリフォンっぽい。
かなり強かった(おばちゃん死にかけ)が辛くも倒し、
これを仲間にする。名前は……グリフォン→グリ?→グリ
と○ラ→グラに決定。バッハと同じく、異常に強い。その
上魔法も習得している。が、パーティをいじる余地もない
ので、新たに作成した拠点に留守居させておく。
で、ボス部屋を抜けて次のエリアに進むと、いつぞや会っ
た勇者様のパーティがいらっしゃる。勇者様は相変わらず
意味の分からない事をのたまわり、無理矢理彼女の従者を
オレにつけて去っていった。別に要らなかったんだけど、
否応もなく仲間にされてしまったので、何となくムッとす
る。ひょっとして監視役か何かか?
と思ったら従者――エルフのフィリオは、
「仲間がいっぱいのようですね。宿屋で待ってますよ」
と言って帰ってしまった。まぁ、こちらもパーティに入
れるつもりはなかったから好都合。というわけで、エルフ
のことは忘れて更に進む。
と、迷宮の奥でブドウを発見。取っても取ってもなくな
らない魔法のブドウのようである。他にも、大きな花やら
古代文字が書かれた石盤やらを見つけ、一旦街に帰る。そ
して酒場に戻ったその時だった。酒場の娘さんが、オレに
話があるというのだ。聞いてみると、親父さんが病気で倒
れて、万病に効くと言う花を探しているらしい。さっきの
花かなぁ? なんて話をすると、
「ありがとう! わたし取りに言ってくるね」
止める隙も有らばこそ、一人でいってしまった……まぁ、
いいか。とりあえず、オレにもやることはあるし。
酒場にいつもいる青年がいるのだが、ワイナリーの経営
者なのだ。で、今回の迷宮騒ぎの発端でもある。彼がワイ
ンを寝かす倉庫を地下に拡張した結果、迷宮を掘り当てた
のだ。
おかげで彼のワインも台無し。ブドウの種(苗?)も失っ
て、ほとんど失業所帯だったのだが、いかんせん彼は冒険
者になるには意気地もかけていたようで、いつもここでダ
ラダラしているだけだったのだが……。
「迷宮にブドウの樹があるんならオレもいくよ!」
ブドウの話をした途端に態度急変。オレの仲間になった
のである。つうか、1人でいけよな。とりあえず、ワイン
青年は宿屋に放っておく。
後は、古代文明の研究をしていた魔術士がいたので、石
盤はこいつに預ける。さて、酒場の娘を迎えにいくか。
大きな花の所まで戻ると、予想どおり娘はモンスターに
追いつめられていた。
(たった1匹だろ? そんなんで、どうやってここまで来
たんだか……)
嘆息しつつも助けると、彼女はお礼を言って1人で帰っ
ていった。……どうやってかえるんだろう? オレは不思
議でならなかったが、酒場に戻ると元気そうな彼女がいた。
謎だ……。
ま、オレの疑問はさておき、娘に話し掛けると案の定、
ムリヤリ仲間になってしまった。しょうがないので、バカ
女、道具屋の娘がいる部屋に放り込んでおく。
とまぁ、色々あったわけだが、とりあえず特に変わった
事もなくオレは迷宮を探索している。最近の悩みと言えば
おばちゃんが弱い事ぐらいかなぁ。
○ 初心に返る ○
迷宮を進むと、またボスっぽいモンスターにでくわした。
毎度のごとく攻撃力がいやに高いが、全開のグリフォン戦
でなんとなくこつをつかんだオレは、難なく敵を撃破した。
当然仲間にする。スフィンクスらしい。
でも、見た感じコウモリの羽根だし、顔もジジイなので
マンティコアの間違いじゃないかと思った。まぁ、細かい
ことはさておき、ミノタウロス、グリフォンと一緒にまと
めておいておく。こいつら、強すぎてつまらん。
さて、スフィンクスの部屋から奥に進むと、遺跡のよう
な建物が目に入った。が、結界が張られているようで先に
進めない。困った……。
! そういえば、謎の石盤を街の魔術師に預けてあった
け。急いで街に戻ってみると、解読が終わっていた。話を
聞く分には、例の遺跡は何かの封印で、入り口の結界を解
く呪文は石盤に記されている。ただし、古代王国の血を引
くものでないと、呪文は効果を発揮しないとか。
「遺跡に向かうんなら古代の文字も教えてやる」
という魔術師をパーティに加え、再編成する。とりあえ
ず、力不足が目立つおばちゃんと、一緒に少年にも外れて
もらうことにした。かわりにオヤジを再編入し、コヤタと
ジョンは残しておく。
遺跡の結界は、魔術師の教えてくれた呪文で簡単に解く
事ができた。どうやら……いややはりというべきか、オレ
は古代王国の血脈らしい。安直だ!
とは思いつつも、話の流れってのもあるしねぇ。
ともかく遺跡の探索を開始する。魔術師は体力こそない
ものの、魔法の威力は凄まじく、当初パーティで最も役に
立つ仲間と思われた。しかし、探索も順調に進み、遺跡の
6階層に達した頃には、体力不足が重大な問題に発展して
いた。その辺のザコに2発で殴り殺されてしまうのだ。
奴の魔法は捨て難いものがあったが、こうなっては足手
まとい。必要になったらまた迎えにいくって事で、代わり
のメンバーを組み入れることにした。
さて、誰がいいか?? オレは少し悩んだ末、結局リザー
ドマンのコモドを復帰させることに決定。こういう時は初
心に返るに限る。
○ 猫と酔っ払い ○
遺跡を探索しているとどうしても入れない部屋があった。
ドアが打ち付けられていてどうしても開かないのだが、そ
の隣りに小さな穴が空いている。
最初「少年ら通れるか?」と思い、連れていってみたの
だが、何も起こらなかった。ということはもっと小さな仲
間が必要なのだ。
そこで思案を巡らせつつ、穴から部屋の中を覗いている
と、魚らしき物体が目に入った。
遺跡の床に魚……。
何やらブキミなものを覚えつつも、街に猫がいたことを
思い出す。ジョンが仲間になるぐらいだから、猫も仲間に
なるに違いない!
という訳で猫に会いにいったが仲間にはなってくれなかっ
た。何かが足りないのだ。そう考えたオレが記憶の糸を手
繰り寄せていくと、いつぞや地下迷宮で魚を拾ったことを
思い出した。確かあれは……おやちゃんに預けていたはず。
長らく放置されていた魚がどんな状態だったか、オレ自
身知りたくもないが、とにかく猫にくれてやった。……喜
んで食べちまいやがった。恐ろしい猫だ。
ともあれ猫のマデリーンが仲間に加わったわけだが、こ
れが強烈に弱い。オレのレベルはとうに60をこえているの
に、こいつときたら8しかない。当然、遺跡の敵などとは
とても戦えない状態だ。仕方ないので、比較的敵の弱いと
ころからやり直すことに。
すると、いつぞやグリフォンと戦った部屋で、酔っ払い
がリザードマンと話をしているではないか。オレの姿を見
るとリザードマンは逃げ、酔っ払いはオレに絡んできやがっ
た。そして、お約束どおり仲間に……。
まぁ、ちょっと面白いのでとりあえずパーティに組み込
む。現状は、オレ、コヤタ(狼)、ジョン(犬)、マデリーン
(猫)、酔っ払いという感じ。まったく、迷宮をなめきった
パーティ構成と言えるが、果たしてこれどどこまでいける
やら。
ちなみに、開かずの間の魚はマデリーンが取ってきてく
れた。確かに魚だったが、なんと装備品。しかもオレが装
備できる……ということは一応剣なのか? わけが分から
ないが、とりあえず大事に仕舞っておくことにした。
そのうち、魚で悪魔を殺してみよう。フフフ……。
○ 勇者様のお出ましだ ○
マデリーンと酔っ払いが仲間になって程なく、雑魚モン
スターがまったくいない階にたどり着いた。
もしかしてラスボス!?
と思ってはみたが、予想は大外れ。青い顔をした勇者様
が襲い掛かってきました。
「あぁ、魔王とかいうのと戦って殺された挙げ句に、死体
を良いように弄ばれているのか」
と哀れみながらも惨殺。すると、何か得体の知れないも
のが勇者様の体から出て行き、勇者様は正気を取り戻しや
がったではありませんか!
「ここで死んでおけば楽だったのによ」
と思いつつ、伏線を解き明かす勇者様の言葉を聞き流し
ておきます。ま、ありがちな内容だったんで聞かなくても
OKでしょ? って感じか。どうせならウィットあふれる
ジョークの一発でも聞きたいところだ。
通過儀礼の後、勇者様も仲間に入り腐ったわけですが、
これがどうも弱い。仮にも勇者とあろうものが、逃げて逃
げてここまでたどり着いたのか? ってぐらいに弱い。ま、
そういう勇者もいるにはいるだろうけど。
とりあえず、元々お付きだったエルフ・ドワーフと一緒
の部屋にぶち込んでおく。まぁ、コメントするとすれば、
若い女なので先に加わっているバカ女・道具屋の娘・酒場
の娘の4人で、華やかなハーレムパーティが組めるように
なったぐらいかなぁ?
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