ポケットモンスター
カードゲーム


(Pocket Monsters Card Game)
評価(最高10〜最低1)

完成度  9
実用性  9
自由度  8
個人点 10

 ポケットモンスター カードゲーム!!(以下ポケモンカード)
 これは日本産トレーディングカードゲーム(TCG)の中でも、
屈指の完成度を誇るゲームである、と維徳は考えています。
 もとより、ポケモンという魅力的な背景を持っていることはこ
のゲームの大きな長所。しかし、ただ単にキャラ人気にあやかる
ことなく、ゲームそのものとしてしっかりとした骨子を持ってい
ます。しかも、「子供にも理解可能であり、大人には奥の深い」
理想的なルールに仕上がっています。本当は完成度10と書いても
いいくらいだったんですが、TCGは常に改良されていくもので
すし、ポケモンカードに関しては以後の発展が望めるので、あえ
て9にしてあります。とにかく、しっかりしたゲームです。
 まぁ……TCGの立役者『マジック・ザ・ギャザリング』(以
下ギャザ)に似ている、と言われると否定はしませんが。
 でも! でもですよ!!
 ポケモンカードはやっぱり、ギャザとは別物なのです。一対一
が基本のバトルを中心として広がっていく戦術・かけひきの緊張
感はギャザでは味わえません。また、ギャザに比べると、先の展
開が計算しにくいゲームであるとも思っていますし、それがポケ
モンカードの優れた点でもあると思います。ポケモンカードでは、
しっかりとしたシステムの中にも絶妙な揺らぎが存在するのです。
 それを支えるのがコイントスのルール。コインの裏表にプレイ
ヤーたちは一喜一憂します。コイントスの緊張感、コイントス後
の感動(成功に白失敗にしろ、です)は、他のゲームではなかな
か味わいがたいものがありのではないでしょうか?
 また、しっかりしたサポート体制が整っているという点におい
ても、ポケモンカードは非常に優れています。拡張パックもコン
スタントに発売されてきました。さらにポケモン金・銀の発売と
共にポケモンカードNEOがリリースされ、さらなる飛躍を感じ
させてくれます。
 実際、ポケモンはゲームだけに留まらず、様々なメディアに進
出を遂げています。それらと相互に協力して発展していくポケモ
ンカードは、底力のあるゲームです。大会も大きな規模で行われ
ていますし、公式ホームページも豪華。なにより、たくさんのプ
レイヤー(およびポケモンファン)を要していることに安心感を
覚えます。
 もし対戦したくなったら、身近な範囲でも相手が見つかるので
はないでしょうか? ポケモンカードをやっている人がいなかっ
たとしても、ポケモンに興味のある人はいるでしょう? そうい
う人を誘ってみればいいのです。
 実際、維徳もその口ですしね。結構いけるもんですよ。

 あ、そうそう! 維徳的にはポケモンカードは満点なわけです
が、弱冠評価点に減点があります。完成度に付いては先に触れま
したが、実用性と自由度に関してここで少し。
 実用性に減点があるのはTCGの宿命ともいえる問題です。つ
まり、時間と場所と相手の問題。ついさきほど「相手には困らな
い」と書いたばかりですが、だからといっていつでも好きな時に
できるわけじゃありませんでしょ? それに4人がけのテーブル
一つぐらいのスペースがどうしても必要ですし、時間もそこそこ
かかります。
 とはいっても、TCGの中ではスペース的にも小さくて済むし、
展開はかなりスピーディだと思いますがね。
 それから自由度。これはシステムがしっかりし過ぎていて、融
通の利かない部分がなきにしもあらず、という感じで減点です。
また、簡潔で分かり易いシステムにするためでしょう。カードの
分類系統が少なく、ゲームの流れ方に変化が乏しい気がします。
 ま、分かり易くていいんですけどね。でも、もっといいゲーム
にできると思うんですよ! だから、その期待も込めて、ちょっ
と減点なのです。悪しからず。



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