世界樹に関する考察
Text By 麒麟
今回は,樹木についての考察です。

いつもながら前もって言っておきますが,この考察は麒麟の個人的な意見,つまり私見の固まりです。 
公式設定とどのぐらい合ってるかは・・・ご自分でお調べ下さい。(笑) 
まあ、世界観にそぐわない風には書いて無いつもりです,が。

この世界で最初の植物は「世界樹」と呼ばれる,たった一本の大きな大きな樹でした。 
その大きさは,この地上を覆い尽くすほどの物でした。 
原初の巨人より産まれし最初の種の一つで、神々や,竜王などと同時期に生を受けました。 
やがて、神々は巨人の後継者として世界を構成し始めます。 
混沌たる物の中から多くの物をより分け,区分し,自分たちの望む「世界」を構築するために・・・。

神々は世界で一番大きな生命である「世界樹」から,様々な命を生み出しました。 
その際に「生命の実」と呼ばれる物を使いました。 
「世界樹」に働きかけ,その魔力をもって,己の望む姿の生き物を「世界樹」に作らせたのです。

神々は多くの植物も生み出しています,この時期,そう、神代の頃の植物は全て,「古代樹」と呼ばれています。 
しかし、それらは一つの種類ではないのです。 
これから一つずつ考察した結果をここに記します。 

「世界樹」

「全ての植物(生命)の母」と呼ばれるこの一本の樹は,世界を覆うほどの大きさがあり,金色の葉をもつ広葉樹です。 
虚空に根を張り,混沌の力を吸い上げ,その枝に,瓜のような大きな実(生命の実)をつけて、様々な命を生み出したと言われます。 
そして,そのために弱り切ってしまい、神々は世界樹をいたわるために,植物の精霊界の中心に添えたのでした。 
今でも世界樹は存在しています,そう、521年にも。 

「黄金樹」

世界樹と同じく,金色の葉を持つ広葉樹です。 
それもそのはず、黄金樹とは遥か昔に,世界樹の若木から挿し木されたものをいうのです。 
「生命の実」はつけないものの,世界中の森を生み出したと言われるほど,「大きな力」をもった樹木達です。 
地上にも海底にも存在しているようで,本来の意味での植物の母とはこの木を指すのかも知れまん。 
おおきさは,まちまちですが幅10m高さ50m程が,標準サイズとしてもいいのではないかと・・・考察します。 
また、その生命力の高い枝葉は高い魔力も有しており,魔術によって生命創造の媒体にされることがあります。 

「魔法樹」

「マグナ・ロイ」とも呼ばれます。 
世界樹の係累に属するようですが,定かではありません。 
周囲に大きな生命の力を分け与える力があるようで,やはり,この木を中心に森が発生することも多いようです。 
その枝には魔力を蓄積する性質があり,魔法王国期に,魔術師達のために伐採され,今では殆どその姿が見られなくなっています。 

この他にも世界樹の生命の実より,生み出された植物はたくさんあります。 
今ある植物の殆どの祖先は,古代種族と同じように生を受けたのですから・・・。 

「番外編・エルフ」

以上の事からこの世界の生命の殆どが,世界樹を祖としています。 
そして、今,世界樹は植物の精霊界にいます。 
というより精霊界そのものと言うべきでしょうか。 
彼らの中には,未だ神代の時代から,生き続けている者もいます。 
それは,無限とも言える生命の源であった世界樹の,植物の精霊界へと続く妖精界の,住人だからなのではないかと推測します。 
そして彼らは今日も全ての命のために,精霊力を物質界へと紡いでいます。 
そう、彼らは知っているのです。 
真なる世界の命の紡ぎ手を・・・。 
真なる生命の創造者を。 
故に彼らは神を信仰しないのです。 
世界の作り手としての畏敬の念は認めつつも・・・。

ハ 

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