| 新しき戦力達 〜第5版から第6版へ その2〜 |
そんなわけで、今度は6thに新たに収録されたカードたちを見ていきたいと思います。
全体的には注目に値すべきトーナメント級カードというのは極めて少数です。
ただし、そのカードほしさに6thを買うにはあまりにもリスキーで、 十中八九カスレアをつかむことになるでしょう。
今まで、Magicをやってきた方には全く魅力のないセットです。(きっぱり)
-- § -- == WHITE ==さて、同じように白から見てみましょう。== BLUE ==
と、思ったけど...大したものがありませんね。
Standardの構築戦を考えた場合、6th,TE,SH,EX,US,ULのカードが使えるわけですが、 TE以降のカードは6thに収録されてもデッキに8枚入れられるわけではないので (当たり前ですが)、何のメリットもありません。
と言うことは、VIまでに収録されたカードが6thでの新戦力となります。
そう考えた場合、やはり何にもありません。
これでは、何も書けないのでしいて挙げてみましょう。
[Enlightened Tutor/悟りの教示者]: 今回白に加えられたカードでおそらくベスト1のカードだと思います。
ルール改定により、「ドローにレスポンスしてTutorをキャストする」という 今までのやり方では、確実に手札に持ってこれない場合もあるので [Scroll Rack/巻物棚]を併用をすればさらに確実性が上がります。
このカードが収録されて喜ぶのは白青パーミッション系でしょう。
[Infantry Veteran/歴戦の歩兵]: 白マナのみでキャストでき、Tapすることにより+1/+1を好きなクリーチャに 与えられるという能力ですが、これがなかなか侮れません。
この手のクリーチャーが場にいることで、時間の引き延ばしが できたりする場合もあります。
ただし、現在の白クリーチャーは偉く優秀なので、白単色デッキでも 採用される隙間はないと思われます。
[Longbow Archer/長弓兵]: 良いクリーチャーであることは間違いありません。
[Skittering Skirge/走り回るスカージ]をBlockでき且つ一方的に倒してしまう能力は 充分トーナメント級です。
プロテクションが必要な場合は、[Mother of Runes/ルーンの母]で 補うことになりそうです。
ただし、どちらかというと防御的なクリーチャーになりそうです。
こいつで守り、Shadowで殴るというのがWhiteWeenieの一つの形になりそうです。
[Serra's Blessing/セラの祝福]: このコストでこの能力は非常に強いです。
その割にあまり使われなかった様に記憶しています。
「Tapして〜する」というクリーチャーで、戦闘に使っても強いクリーチャー というのはあまりありません。
このため、「攻撃はするけど防御もしたい」っていう場合にしかつかえないのが、 あまり使われなかった理由かもしれません。
[Exile/流刑]: これも黒や赤を使わないデッキであるならば、あまり考えずにデッキに 数枚入れて置いて問題ないようなカードです。
色マナが1つ(W2)なのは使いやすくていいですね。
[Swords to Plowshares/剣を鍬に]より強いかといわれれば、それほどでも... と答えてしまいそうですが、充分匹敵するパワーを持ったカードです。
まず[Prosperity/繁栄]が帰ってきました。== BLACK ==
現在は[Stroke of Genius/天才のひらめき]という反則気味なカードがありますが、 このカードもかなりのパワーを秘めたカードです。
基本的にコンボ用カードですので、単体では使いにくいのですが、 [Prosperity/繁栄]と[Stroke of Genius/天才のひらめき]とで8枚体制になった [Mind Over Matter/精神力]を使ったデッキなんぞも現れるかもしれません。
[Mystical Tutor/神秘の教示者]: コンボ始動前やカウンター補給など、使用できる場面は多くあります。
特に前者の場合に使われることが多いかもしれません。後者の場合には単純に もう1枚カウンター呪文を増やす方が手っ取り早いかもしれないからです。
ほかには...注目すべきものがありませんね。
黒も失うものの割に、得るものが貧弱です。== RED ==
ただし、その中でもいくつか注目すべきものもあります。
まずは、[Stupor/呆然]です。
手札破壊デッキファンには朗報でしょう。
単体で充分強いため手札破壊デッキでなくても入れる価値はあります。
色マナが1なのも(B2)非常に使いやすい所です。
とはいえ、完全な手札破壊デッキでないならば[Duress/強迫]とどちらが いいかは考え物です。
相手のイヤなEnchantmentを[Dark Ritual/暗黒の儀式]なしで1ターン目に 確実に捨てるさせられることを考えれば、やはりこのカードは手札破壊デッキ限定用 なのかもしれません。
[Hidden Horror/隠された恐怖]は [Dark Ritual/暗黒の儀式]が使える環境であるならば、 間違いなく優秀なクリーチャーです。
現在のMagic環境ではクリーチャーカードを1枚墓地に落とすことも、 ほとんどデメリットになりません。
1ターン目に召還することに価値のあるクリーチャーです。
[Greed/強欲]: これが実質[Necropotence/ネクロポーテンス]の代わりになりますが、 使い方は大きく異なります。
ドローが制限されるわけではないので場に出して置いてソンはないのですが、 これをデッキに入れる余裕があるかは難しいところです。
1ターン目にキャストする事が困難なのもつらいところです。
[Vampiric Tutor/吸血の教示者]が収録されたためあまり 使われないかもしれません。
で、その[Vampiric Tutor/吸血の教示者]ですが 能力から考えると2Lifeは全然気になりません。
(バーンと対戦したときはイタイかもしれませんが)特定のカードを引くことで 一気に勝負を決められる場面は、多々あります。
その手のデッキならば1〜2枚投入しても損はありません。
逆にWeenieデッキのような何をひいてきてもそれなりにゲームをすすめられるような デッキならば無用の長物です。
[Pillage/略奪]: 私はこのカードを高く評価しています。== GREEN ==
赤単色土地破壊デッキの場合、Artifactのマナソース、Creatureのマナソースは 非常にやっかいです。
Creatureのマナソースはタフネスが低いものが多く、またほぼ緑に限られているため、 処理はしやすくなっています。
[Shock/ショック]や[Steam Blast/蒸気の突風]がそういった役目を 果たしてくれます。
Artifactマナソースの場合ですと、[Shatter/粉砕]や[Shattering Pulse/破壊的脈動] などが必要となりますが、これらを複数枚デッキに入れることは非常に 難しくなります。
やはり土地破壊カードを多数入れる必要があるためです。
それらの機能をかねてくれる、[Pillage/略奪]は非常に効率の良いカードと なります。
[Hammer of Bogardan/ボガーダンの鎚]: 出ました、ハンマーです。
Mirageの中でも一番高額で取り引きされていたカードです。
[Dissipate/雲散霧消]が収録されなかったのに、なぜこのカードが収録されたのか 謎ですが、そのおかげで更に強いカードになってしまいました。
カウンターバーンの場合[Shard Phoenix/陶片のフェニックス]とどちらを入れるかが 難しいところですが、それぞれ2枚づつぐらいがいいのかもしれません。
[Final Fortune/最後の賭け]: これは強いと思う人と、そうでないと思う人がまっぷたつに分かれそうなカード ですが、私は非常に優秀なカードだと思っています。
赤単色デッキの場合、あと2〜3点のLifeが削れずに負けることは多々あります。
そんなときにこのカードは大きなチャンスを与えてくれます。
このターンに何とかできなければ、どうせ負けという場面でこのカードを使って見せ、 それで土地をひいたならこういいましょう。
「アンタに負けたんじゃない、最後の賭けに負けたんだ!」
...うそですよ。真似しないように。(^_^;;
[River Boa/リバー・ボア]: 2マナ2/1で島渡りと再生付きというホントにお得なクリーチャー。== ARTIFACT ==
対青デッキにはぜひ2ターン目には召還したいクリーチャーです。
緑には優秀なクリーチャーが多数いますが、能なしのクリーチャーよりは、 コイツの方がよっぽど使えたりします。多色デッキにもあいますね。
[Creeping Mold/忍び寄るカビ]: Total4マナ(GG2)と少々重くはなっていますが、Creature以外はすべて 壊せると考えると、非常に強力なカードです。
コストのせいで多色デッキには向きませんが、緑が中心のデッキであれば、 入れておいて絶対損はありません。
[Maro/マロー]: 言わずと知れた強力クリーチャー。
相手の手札も計算する[Multani, Maro-Sorcerer/マローの魔術師ムルタニ]もいますが、 召還コストから考えると、[Maro/マロー]の方がより実戦向です。
召還コストがGG2であることから、やはり4/4クリーチャー程度になってもらわなければ 意味がないです。
と考えると、手札が5枚ある状態でそのうち1枚がMaroであり、 且つ4マナ出せる状態でなければなりません。
手札を補給するカードがなければ、今一使いづらい気がします。
また、何の特殊能力もないため、カスクリーチャーにBlockされ続けると 意味がありません。
このため、[Rancor/怨恨]とのバリューセットで使うのが一番シンプルでしょうね。
[Cursed Totem/呪われたトーテム像]: 地味なカードに見えますが、最近のMagicでは何の能力も持たない クリーチャーの方が少ないため非常に有効です。== LAND ==
2マナでキャストできるのも非常にすばらしいです。
[Terror/恐怖]に代表されるクリーチャーのタフネスに関係なく破壊できるカードが ある場合は別ですが、そうでない場合(特に赤単色デッキなど)は [Tradewind Rider/貿易風ライダー]に泣かされる場合が多々あったと思います。
このカードはその悩みを解消してくれるカードです。
当然カウンターされなければの話ですが。
クリーチャーが再生できないことも覚えておいてください。
[Grinning Totem/にやにや笑いのトーテム像]: [Jester's Cap/道化の帽子]の交代要員として収録されたカード。
いやらしさという点では、Jester's Capを上回ります。
ただし、単体の能力としては遠く及ばないのではないでしょうか。
デッキを見る事ができるというメリットは、カウンターデッキなどでしか あまり役に立たないし(そうとも限りませんが)、 たかが1枚のカードを抜いたところでデッキのコンセプト自体が崩壊するような デッキならば、もともと負けるはずがありません。
ただし、使用したときの優越感ではトップクラスのカードでしょうね。
[Wand of Denial/否定のワンド]: [Nevinyrral's Disk/ネビニラルの円盤]が抜けてしまった以上、 赤や黒の単色デッキは、ほぼEnchantmentを破壊する事は不可能です。
現在は[Worship/崇拝]など、キャストされてしまうとどうにもならないような Enchantmentが多数存在します。
2ターン目にキャストでき、しかもマナ不要で起動できるこのカードは、 大きな戦力となります。
Life獲得手段と組み合わせれば、このカードを中心としたデッキも構築できます。
[Sky Diamond/空色のダイアモンド]を含む、 5色のダイアモンドが収録されました。
その中でも青マナを生成するこのダイアモンドが一番使いでがあると思われます。
その次に白ダイアかな。
前者はカウンター体制を早急に整えるため、後者は[Armageddon/ハルマゲドン]の お供にと言ったところでしょうか。
土地カードで新しく収録されたものは、 [Crystal Vein/水晶鉱脈]だけです。
これも非常に地味なカードですが、このカードがあれば3ターン目に [Armageddon/ハルマゲドン]が打てます。
[Wasteland/不毛の大地]の餌食になる場合にも2マナ出せるため、 Instant呪文の多いデッキならば入れても良いかも知れません。
-- § -- 2回にわたって6thについて書いてみました。
あくまでも私の個人的な考えを書いたものなので、全く違う意見や話題に 上らなかったカードなどがあると思います。
何かご意見がありましたら、どうぞお寄せください。
Thanks. 24.May.1999 Takahiro.O