Goodbye, Rath-Cycle #1

今回は、この時期にはお約束の記事ですね。
Rath-CycleがTypeII落ちすると言うことで、テーマに取り上げてみました。
ちなみに、この記事を書いている時点ではMercadianMaquesのPre-Releaseトーナメント も終了し、Spoilerも完全なものとなって出回っているのですが、まだ私は目にして おりませんので、その辺はご容赦下さい。

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Rath-CycleはTempestから始まりました。
Mirageのヘボさ(Mirage好きな人にはゴメン)から比べると、強烈なカードの オンパレードで、先行き不安になったのを記憶しています。
何が不安かというと、デュエルの「勝利」までの過程が、あまりにも短く、 かつ簡単になってしまう事への不安でした。
実際には私の不安は、「近からず、遠からず」と言ったところでだったしょうか。
「勝利」への過程が短く、かつ簡単になったのは対戦相手も同様のことで、 またそれを阻む手段も強化されているため、結局はそれなりのバランスを 保てたわけです。
これは、デュエルそのものをエキサイティングなものへ変化させていったかも しれません。
ただし、情報に乏しい者はトーナメントから取り残される傾向も強くなった気がします。
多くの人間は、自分のデッキを創作する楽しみを捨て、強いデッキをコピーする事が 勝者への近道となるようになりました。
強いカード、強いデッキ、そういった情報が一気に流出し、それを知らない者は 強くなれない。
...そんな時代の本格的な始まりだったかもしれません。
ちょっと、グチっぽかったですかね。

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さて話題を変えましょう。
Rath-Cycleと言えば、まずはシャドーでしょうか。
中でも、[Soltari Priest/サルタリーの僧侶]は Tempestで登場したにも関わらず、最後の最後までトーナメントクラスの クリーチャーでした。
たかが、2/1のクリーチャーなのになぜそんなに強かったのでしょう。
他にもシャドークリーチャーは多く存在するのに、このクリーチャーがトップクラス に居続けたのは、結局は「プロテクション:赤」を持っているということに集約 されるのかもしれません。
赤いデッキを好んで使う私にとって、プロテクションの強さを再認識させられた、 カードでした。
まあ、[Freewind Falcon/フリーウィンド・ファルコン]でも充分強力だったんですけどね。

反面、[Soltari Monk/サルタリーの修道士]は ちょっと劣るようです。
黒には[Diabolic Edict/悪魔の布告]を代表とする、 Targetをとらずにクリーチャーを除去する手段が、ある程度整っているからだったの だと思います。
あとは、[Dauthi Slayer/ダウスィーの殺害者]も 活躍しましたね。
Suicide Blackの中核をなすクリーチャーだったと思います。

飛行クリーチャーでさえ、対処するのが困難な緑にとって、 シャドーは更に対処しようのないクリーチャー達でした。
ただ、緑は徐々に勢力を強めており、けた外れのパワーを持った 低コスト、低リスクなクリーチャーが続々登場しているため、 シャドー軍団との勝負は、互角以上に戦えていました。
と、言うことは、シャドー軍団が抜けた後、緑は更に幅をきかすことに なるのかもしれません。

とりあえずは、シャドー一族(?)もType-IIから消えていくことになりますが、 私自身は内心ホッとしています。
もうこんなの出さないで欲しいですね。==>WotCさん

では、最後に[Soltari Priest/サルタリーの僧侶]さん に一言、

「地獄に堕ちろ、クソ坊主!!」 (^_^;;

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お次は、バイバックです。
はっきり言っておかしいです、この能力。
バイバックコストの決め方に納得がいきません。
なんなんですか、[Corpse Dance/死体のダンス]の バイバック(2)って?
おかしいじゃないですか、[Forbid/禁止]の 手札2枚捨て??
なんでそんなに高いんだっ、[Searing Touch/ふにゃふにゃ] !!!

...すいません、ちょっと取り乱してしまいました。
しかし、[Corpse Dance/死体のダンス]は 強いカードでしたね。
このカードと[Living Death/生ける屍]のおかげで、 墓地の再利用は更に強化されました。
これらのカードのせいで、居場所のなくなった[Animate Dead/動く死体]は お払い箱となってしまったのです。(かってな推測)

カードの登場初期から、[Altar of Dementia/狂気の祭壇] と組み合わせたデッキがはやりだしました。
また、[ボトルのノーム/Bottle Gnomes]がダンスしだすと、 絶望的な気分になってきたものです。
変なルールにまたまた納得いかなかったものです。
では、私から[Corpse Dance/死体のダンス]に一言、

「潔くリムーブしろよ! 墓地に戻すんじゃねぇ!!」

バイバックのもう一つの雄、[Forbid/禁止]も なかなか悪魔的な能力を持ったカードでした。
何にも制限なしのカウンター呪文でありながらUU1というコスト、更にバイバックコストが、 手札を2枚捨てるだけ、しかも選んで。
一見重そうに見えるこのバイバックコストですが、実はたいしたことありません。
通常のカウンター呪文の場合、そのカウンター呪文を使用した後は当然墓地に行きます。
当たり前ですが、手札は1枚減り、カウンター呪文も1枚減ります。
さて、[Forbid/禁止]の場合はどうでしょうか?
[Forbid/禁止]を使用したときに、手札を2枚捨てます。
手札は何枚減ったでしょうか?
[Forbid/禁止]を使用したときに、 バイバックコストとして手札を2枚捨てます。
その結果、[Forbid/禁止]は手札に戻ります。
結局、(-1)+(-2)+(+1)となり、手札は2枚減っただけです。
つまり、通常のカウンター呪文を唱えた場合と手札は1枚しか差がでないのです。
そして、手札にはカウンター呪文が残ることになります。
なんともはや...

そんな、強烈な[Forbid/禁止]ともおさらばです。
最後に私から一言、

「もう、勘弁して下さい。」

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そうだ、まだありました。スリヴァーとスパイクですね。
スリヴァーには大変お世話になりました。
中でも[筋肉スリヴァー/Muscle Sliver]は、 よく使わせてもらいました。
純粋なスリヴァーデッキというのはほとんど使いませんでしたが、 [筋肉スリヴァー/Muscle Sliver]は 普通のウィニーデッキにも入れやすく、とても重宝しました。
ただ、[水晶スリヴァー/Crystalline Sliver][スリヴァーの女王/Sliver Queen]はいかんでしょう。
[水晶スリヴァー/Crystalline Sliver]は 完全にOverPowerですし、[スリヴァーの女王/Sliver Queen] は現在のの環境であれば場に出るのはそう難しくない。
女王なんだから、ちょっとわがままだったり(偏見入ってます) しないのでしょうか。
アップキープに、スリヴァー3体ずつ食っちゃうとか...(^_^;;

じゃ、スリヴァーさん達にもお別れを、

「これからも、女王様に尽くして下さい。」

次、スパイクさん。
私はあまり使いませんでしたが、StrongHold以降、スパイクは一気にトーナメント クラスのカードになりました。
[Spike Feeder / スパイクの飼育係][Spike Soldier / スパイクの兵士][Spike Weaver / スパイクの織り手] あたりを見る機会が多かったように思います。
[Spike Feeder / スパイクの飼育係][ボトルのノーム/Bottle Gnomes]よりもパワーがあり、 Lifeへの変換効率も高いため、緑中心のデッキにはよく使われました。
私が唯一使用したスパイクでもあります。

[Spike Weaver / スパイクの織り手]も 対戦相手に使われて始めて強力さを実感するカードでした。
使用可能なことが目に見えている、[濃霧/Fog]能力なんて奇襲性がなく、 いまひとつな気がしていましたが、実はピタッと攻撃が止まってしまう事が 多々ありました。
実際には突っ込んでいって、+1/+1カウンターを減らしてもらうしかないのですが、 クリーチャーを全員攻撃に回すのが、とても怖くなってしまいます。
[Overrun/踏み荒らし]なんてカードも あることですしね。

これらスパイクはとても強いクリーチャー群でしたが、後々発売されたUrza's Sagaに 収録された[命綱/Lifeline]なんていう、無茶苦茶なカードが出てきたため 更にのさばることになったのでした。
では、スパイクさんへのお別れの言葉、

「すいませんが、気持ち悪いです。」

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他にもKor一族やOathシリーズなど色々あるんですが、その他については次回に回します。
次は各カードについて、ごちゃごちゃと書いてみたいと思います。
やっぱり[呪われた巻物/Cursed Scroll]を 無視することはできないですもんね。
と、いうことで今回はおひらき。

Thanks. 3.Oct.1999 Takahiro.O


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