ちょっと便利な質屋さん

さて前回よりしばらく間があきました。
もう2000年問題なんて言葉も過去のモノとなりつつある今日この頃。
次期エキスパンションも目前まで迫ってきているので、もう1つだけ MercadianMasquesからピックアップしてみました。
今回は《Rishadan Pawnshop/リシャーダの質屋(MM)》 です。
カスレアなんて声も聞こえてきそうですが、ところがどっこい(ふる〜) 渋い働きをしてくれます。
現実の世界でも質屋ってのは便利なところらしいですよ。
ということで、今回はこのカードを無理矢理にでも使ってみよう、 っていうのがテーマです。

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■ 質屋ってなんだ?
さて《Rishadan Pawnshop/リシャーダの質屋(MM)》 ですが、その前に まず本物の質屋ってのはご存じでしょうか?
質屋ってのは、あるモノ(質草という)を質屋に預け、それを担保にお金を貸してくれるところです。
一定期間、お金を返さなければ質流れといって、その質草は質屋のものになります。
それを質屋さんは、一般のお客さんに通常より割安で販売して利益を 上げるわけです。

さて、何でこんな話をするかというと、これは一種のリサイクル環境だと いうことを改めて知ってもらいたかったからです。
この《Rishadan Pawnshop/リシャーダの質屋(MM)》 も、まさにリサイクル環境を 再現してくれます。
いらなくなったモノは、捨てるのではなく返す。
まさに現在の社会にはぴったりですね。(意味不明)
さて、テキストは以下のようになっています。

Rishadan Pawnshop/リシャーダの質屋
Cost:2 Artifact
(2)(T):対象のあなたがコントロールしている、場に出ているカード1 枚をライブラリーに戻して切り直す。
誰もが中途半端だなぁと思うのではないでしょうか。
確かに「手札に戻る」だったり、「相手のカードも対象」にできたり、 「ライブラリの一番上に戻す」だったりするともっとよかったのですが、 それじゃあちょっと強すぎですよね。
私の場合、このビミョーに使い心地の悪いところが、よけいに気に なってしまうのですよ。
なんとなくわかってもらえると思います。


■ さて、なにに使おうか?
なんですが、いくつか考えてみました。
ちょっと強引なモノもありますけどね...
(1)Comes into play クリーチャーを使い回す
誰でも考えられる一番シンプルな使い方ですが、いちばん効果的でもあります。
《Uktabi Orangutan/ウークタビー・オランウータン(6E)》や 《Bone Shredder/骨砕き(UL)》など、使い回したい強力クリーチャーは結構います。
《Radiant's Dragoons/レイディアントの竜騎兵(UL)》なんかもいやらしくていいですね。
当然のごとく、シャッフルしなければなりませんので次に希望のタイミングに 引けるとは限りませんが、ライブラリにまったく 《Uktabi Orangutan/ウークタビー・オランウータン(6E)》がいない状態と、 1枚でも存在する状態では心理的にも違うはずですよね。

(2)Blockして逃げる
これもなかなか卑怯ですが、戦闘時にBlockした(or された)状態で、 致死ダメージを負ったクリーチャーを、ライブラリに退避させます。
退避させたところで場から自分のコントロールするクリーチャーが減ることには 違いないのですが、《Ceremonial Guard/儀礼兵(MM)》や 《Venom/毒牙(5E)》内蔵クリーチャーを対象にしてやれば結構価値はありますよね。

(3)相手の対象をとる呪文から守る
例えば《Scour/一掃(UD)》系の呪文は、こちらに致命的な被害を与えます。
コンボデッキでキーカードを対象にされたら勝ち目はありません。
この様なときに対象にされたカードをライブラリーに戻すのです。
はやりの《Treachery/不実(UD)》からクリーチャーを守ることもできます。
その他に、土地破壊デッキにもそこそこ効くはずです。
対象の土地を壊されてしまうよりは、ライブラリに戻る方がよっぽどマシです。

(4)邪魔なモノを戻す
ライブラリに戻していいような邪魔なモノなんて、そうそうあるわけないよ、 と考えがちですが、そうでもありません。
《Sleeper Agent/潜伏工作員(US)》を進入させてくれたり、《Donate/寄付(UD)》で 変なモノを押しつけてくる場合もあります。
迷わず質草にしてしまいましょう。
また、《Gaea's Cradle/ガイアの揺籃の地(US)》などのLegendaryランドを場に 出している状態で、さらに同じカードを手札に持っているのなら、マナを出してから 質に入れましょう。
再度、手札から《Gaea's Cradle/ガイアの揺籃の地(US)》を出せば、もう一回 マナがでますよね。
どうです、8マナぐらいでたんじゃないですか?

(5)シャッフルするためのカード
単にシャッフルするだけのカードにも使えます。
《Brainstorm/渦まく知識(MM)》や《Soothsaying/占い(MM)》でライブラリのトップが 腐ったら、シャッフルしましょう。
対象にするのは《Rishadan Pawnshop/リシャーダの質屋(MM)》 自身でもいいですよ。

(6)ライブラリ切れを防ぐ
ちょっと無理がありますが、理屈的には全く問題なく機能してくれるはずです。
《Howling Mine/吠えたける鉱山(6E)》系のライブラリ破壊デッキにどうです?

どうです?結構イケてると思いませんか?
まだ、他にも使い方はありそうですよ。


■ とはいったものの...?
どんなデッキに入れるかは難しいところですね。
少なくとも速攻系のデッキには入りそうにはありません。
中盤から後半にかけて勝負をかけるデッキに向いているのは間違いありません。
また、コンボデッキならばもっと単純にドロー促進を行った方が効果があるように思います。
結局、攻撃的なカードではないため使いどころが難しいようです。
あえて使うとしたら、Comes into playクリーチャーをふんだんに入れた コントロールデッキ(未だにNWOと言われてたりする)に、お守り代わりに 1枚ぐらい忍ばせるというところかな...
できたら、使っている方のお話を聞かせていただきたいですね。

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さて今回はちょっと地味目の《Rishadan Pawnshop/リシャーダの質屋(MM)》を取り上げてみました。
同じリシャーダでも港とは大違いで、質屋ははやっていないようです。
だれかこのカードを有効的に使って、トーナメントで上位に行ってくれませんか。
世界中から注目を浴びることができるかもしれませんよ。(本当か!?)

では、今回はこれでおひらき。

Thanks. 6.Feb.2000 Takahiro.O


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