新エキスパンションの楽しみ方


これを書いているのは9月の19日です。
もう少しで《Mercadian Masques》が発売ですね。
僕はこの新エキスパンション、それも新しいブロックの核となる独立型エキスパン ションについて話してみたいと思います。
表現、文章に未熟なところは多々あると思いますが、しばらくの間ご勘弁を。

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当たり前のことなんですが、新しいカードを手に入れるというのは楽しいですよね。
「今度は何色が強くなっているんだろう?」とか「こんなカードはないか」とか 「基本地形の絵柄はどんなのだ?」とか、言い出せばきりがないですけど、 とにかく、胸が弾みますよね。
で、僕の個人的な注目点なんですが、やはり最近の流れから言って「特殊地形」です。
テンペストでは《Reflecting Pool/反射池》と《Caldera Lake/カルデラ湖 》と いった五つの敵対色のペインランド。
ウルザズサーガでは《Thran Quarry/スランの採石場》と五色をそれぞれの色 の特殊地形《Tolarian Academy/トレイリアのアカデミー》等。
この流れでいうと今度はどんなものが入っているのだろうかと、楽しみにせずにい られません。

そして各色の定番というものを想像したりするのも楽しいですよね。
その中でも僕が最も楽しみにしているのは「赤の小型の直接ダメージ呪文はどんなものになるか?」ということなんです。
今の小型呪文の代表といえば《Shock/ショック》ですよね。
それにもう少し攻撃力が欲しいときは、テンペストで登場した《Kindle/焚きつけ》を追加するというのがセオリーではないでしょうか。
しかし、ご存知の通りテンペストブロックは次の《Mercadian Masques》の発売と 共にスタンダードからは外れます。
そうなるとやはり赤の火力が減少し、バランス的に悪いので、やはり赤の直接ダ メージ呪文は入ってくると思うのです。

それに青のカウンター系統も、今度はどんなものが入るのでしょう?
青といえばパーマネントを手札に戻す、いわゆるバウンス系統のカードも ありますね。

緑の注目はやはりクリーチャー増強のインスタントと、《壁》ではないでしょうか。
ミラージュの《Wall of Root/根の壁》といい、ストロングホールドの 《Wall of Blossoms/花の壁 》といい、最近は緑の壁は優秀です。
今度はどんな壁が入るか、やっぱり楽しみです。

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今では、僕もこのインターネットで、カードリストや禁止カードの発表など、 世界の最新の情報をすばやく入手できたりするんですが、 昔はそうはいきませんでした。
僕がネットを始めたのはつい最近のことで、カードリストなんて、雑誌などを 買うか、例によって例のごとく、お店においてあるDeck Expressを 入手するかしかなかったのです。
僕が住んでいる場所の近くにあるお店にはDeck Expressが 置いてあったのですが、あっという間に無くなっていたのをよく覚えています。
そのせいで、1枚1枚の英語のカードを訳していかなければなりませんでした。
でも、自分達の貧弱な英語力で1枚1枚のカードを時間をかけて読解するのも なかなか楽しかったです。

そしてパックごとにレアとアンコモンの位置がバラバラで、一体どれがレアでどれ がアンコモンなのか全くわからずに、友達と「上から4番目がレアで、それまでは アンコモンだ」とか、「いや一番下がレアでその前がアンコモンだ」とか、色々話し ていたのが強く印象に残っています。

先にも書いたように、現在ではレアやアンコモンはすぐにわかりますし、カードリ ストもこのインターネットを通して、正確なものがすばやく手に入るようになりまし た。
ですが、それはそれでパックを開封する興奮があの頃ほどでは無いような気が、 なにか楽しみが減ってしまったような、そんな感覚を覚えます。

そして、つい先日のことなんですが 「わざとカードリストを知らずにいる楽しみ」というのを思いつきました。
1枚1枚、アンコモン、レア、コモンとゆっくりとドキドキしながら読解して いったあの頃は、カードを手にするよりも早くリストが手に入ってしまう 今よりも確かに、ずっと楽しかったように思えるんです。
昔を思い出して今回の《Mercadian Masques》はカードリストを調べずにおこうと 思います。
きっとパックを開封するときのあのドキドキが増すことは間違いないでしょうし、 あの頃の、何か新しい物に触れる気持ち、新しいものに「触れている」という感覚を もう一度味わいたいとも思います。
早くカードリストを手に入れたい、早く新しい情報を手に入れたいと気持ちも あるんですが、少しの工夫で、いまあるものをより面白く、より楽しめたら、 すごくいいと思います。

皆さんも、一度お試しになってはいかがです?


24.Sep.1999 written by SYK at 関西マジック倶楽部