「僕は、君に愛を求めた。あまつさえ、奪おうとした。」

―愚者の手紙より抜粋―





monologue about love.







当ての無い、当ての無い言葉。

「I love you」

馬鹿じゃない?そう、重低音のことをウーハーと言うくらいに。
そして、自身がそれを切に求めているのだという事に、私は気付かない振りをする。


「but」

その後が続かない。 無声で、口の動きがこう伝える。

「probably you will want love.」

嗟、違う。 違うんだと言いたい。









君を抱きしめながら、大きな声で違うと言いたい。










実は「愛」というものは、寂しがりのヒトのエゴである事を、
私はヒトの手紙を読んで知った。

「I don't know how to love you.」

「may I love you ?」

「do you want my love ?」



『message from taiitsu.』



なんて哀しいんだろう。
それは私の手紙なんだった。





Withlove withlove withlove….





でもそれもどうでも良い。
とにかく、取りあえず、君に会いたい。
君の肩を抱いて、それから何回か呟きたい。

「please love me.」






死んでしまえば良い。







私はエゴの塊みたいなものだから、だから君の事を愛しているなんて呟くのかもしれない。
もしかすると明日死んでしまうかもしれない、限定的な君を。
永遠なんてヒトの造った綺麗な偽善の言葉の一つだけれども。
私は其れが好きで、其れを創ろうと思って、作ってきた。
静かに、波に呑まれてもがいていた。
それこそ永遠のジレンマ。
破滅的に自分が好きで、慈善的に他人が好きだった。
でも他人は、私が泣いている時に大丈夫だと抱きしめてくれるヒトじゃなかった。
もがいた私に気付いていなかった。
それから私は波から自力で出ていった。
眼は波の所為で酷く虚ろに窪んだ。


それを君が救ってくれたとは思ってない。


ただ、何故か其処に君が居たんだ。
私の場所に。


それから、大丈夫だと、ゆっくりと抱きしめてくれた。














一つ聞きたい。









(それは愛? )












―了―




うーん、太乙のつもりだったがなあ。
ってかローマ字で太乙ってなんか変な感じ。



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