追憶




ねぇ、あの頃はあんな事もあったよね。



君が笑った



そんな幻を見て、



僕も笑った 僕自身を



鬱々とした学校の帰り道



君と歩いた何でもない石畳



他愛もない話を繰り返す



幸せな日々



不満しかなかったけれど



笑う事があった




壊れたのは夕日の綺麗な冬の日



一瞬しか見れないから



綺麗なんだ。



語る君が



綺麗で



唇に



唇を重ねた




冬の日



僕らは壊れてしまった



赤く染まって




ねぇ、あの頃は…



あんな事も…