冒険の記録

序文:挨拶に代えて大嘘


「ロージィで〜す♪」
「…ミルディで〜す」
「二人あわせてロミルワで〜す!!」
「しまった、別のシステムだわ!」
「いや、それ以前にロミルワって…センス悪っ!」

「それはさて置き、ここではこの企画を始めるにいたった経緯などをDMが語ってくれるそうです」
「たいしていいことは書いておりませんが、このサイトの存在理由の説明の一助にでもなれば幸いです」
「では、どうぞ!」

学生時代は日を開けずにゲームに励んでいた連中も、社会人になってそういう機会が激減すると、やがては思い出の彼方におさらばしてしまう。
我々とてそうなる可能性はあったわけだが、いくつかの僥倖に助けられ、今日ただいまでも集まれる環境にあるのは喜ばしい限りである。
メンバーのほとんどは地元に残り、彼らは日曜が概ね休みの職に就き、酒やギャンブルに(女にも)およそ縁のない生活を送っているのである。
学生時代から数年をかけたキャンペーンは細々と続き、作り上げられた“歴史”が話題に上ることもしばしばで、ゲームをしない日でも楽しみは尽きない。
私は誠実で善良なエルフであり、愚かな盗賊であり、邪悪な僧侶でさえあった。

時期的に仕事が忙しいとの理由でメンバーの一人がしばらく参加できないことになり、メインのキャンペーンがしばらくの間中断を余儀なくされたので、我々は前々から話題にしていた計画を実行することにした。
「今までマッチョな戦士か聖職者しかプレイしていないPLに魔術師をやらせてみよう」というコンセプトの元、キャラクターが創られた。
参加PLは3名、PCの作成方法はなぜかMERPライク(3D6を6回振って好きな能力値に割り振り、長所の一つを16にしてもよい、2D1Uはなし)に進んだ。
経験値を30万点ほど与え、金貨とアイテム類はこのレベルにしては貧弱なほどにして、ウェポンマスタリーの使用を宣言する。
こうして、命題どおりの魔術師と初体験の騎士(今まで騎士になった戦士はいなかったのだ)、いろいろな意味で特徴的な盗賊がこの世に生まれた。
彼らと、世にも頼りない神(DM)との共同作業で、また新たなる与太話が繰り広げられることと相成ったのである。

そしていくつかの冒険をこなしこの連中の存在が大きくなるにつれ、増え続ける情報を記録し整理しておく必要があると感じるようになったのは自然なことであろう。
ところが根が不精なDMはちょっとしたメモを取っていただけに過ぎず、また今後も紙の媒体として情報を整理しておくことはしないだろうことは、過去の経緯から見ても明らかなのであった。
そこで考えたのが、PCを利用して電子媒体として情報を管理すれば、編集や配布の点から考えても楽ではないかということであった。
幸いにしてPLのすべてがPCによる通信手段を有し、あるいは導入を検討中であり、記録をHPの形で残しておけば参照も比較的簡単に、しかも自己責任においてできる。

こういった理由でこのサイトは作られ、その存続意義もそこにのみある。

PLよ、ここにあるすべての情報は君たちのためだけに存在する。
活用すべし。
それ以外の来訪者よ、あなたたちは某所にこんな愚か者どもがいることを知る数少ない人物である。
できれば忘れてください。
いつ迎えるかわからない(もしかしたら明日かもしれない)終わりのその時まで、しばしの間お付き合いいただきたくお願い申し上げます。>PL

「お疲れさまです、DM」
「とっとと帰ってシナリオ考えてくださいな」
「…」

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