冒険の記録
第4話:貧乏領主の悲劇
「ども。ロージィお姉さんです」
「ミルクのみ人形のミルディだよって、なにこそこそ隠れてるの、お姉さん?」
「今回はいろいろとまずいことが…ね♪」
「ね♪っていわれても…とりあえず本文いってみよ」
「では、どうぞ…」
(シナリオについて)
蟻の襲撃をやらなければならないなと思いつつ、上位の支配者の訪問も領地経営の醍醐味(?)だよなぁと悩む。
こういう時はPLにどちらかを選ばせようと思い、ジャキーンPLにダイスを振らせた結果、上位者の訪問に決まった。
どうせなら、ただ「バーレーンがやってきました」だけでなく、その他のヤバげな連中もやってきて騒ぎを起こす方が面白いに決まっている。
そこで裏設定をめくってみると、月ペースで開かれている闇市が目に付いたので、これにアイアンリングの襲撃で落ちをつけてシナリオ完成。
さて、結果は…?
>先制パンチは唐突に
さて、ジャキーンがファニーウォーク村の領主に赴任して一月が経過した。
DMは意地悪くジャキーンPLに告げた。
DM「さあ、ダイスを振ってくれ。奇数が出たら村が不幸に、偶数が出たら君が不幸になるよ!」
ジャキーンPLのダイス目は偶数…彼が不幸になる事件、レディ・ジョネストのファニーウォーク村訪問が本日のシナリオとなった。
ちなみにもう一方はアリの襲撃なので、どっちに転んでもジャキーンが不幸になるというのが本当だったり。
これを受けてジャキーンPLがもらしたのは、
Do!「いや〜やられた。今回これじゃなかったら、俺のほうからレディを訪問しようと思ってたのに!」
ナイスタイミングだったらしい(ニヤリ)。
で、バーレーンの使者がやってくるところからゲームはスタート。
持ってきた知らせはもちろん『10日後にレディ・ジョネストがこちらを訪問される』由。
PL一同初めての経験に、てんやわんやの大騒ぎとなったのであった。
>準備準備でおゼゼが飛んで
さて、レディを迎えるに当たり、まず問題となったのが宿舎の話。
さすがにDMも鬼ではないので、ついでに神殿としての機能も持たせるといいのでは?とシーマを通してPLたちに進言。結局、総費用金貨四千枚・建築期間1週間で、石造のデュラス神の神殿が領主館の横に建設されることとなったのであった。
レックス経由でケルヴィンから建築技師を雇い突貫工事で作業が進められる中、今度は逗留費用に頭を悩ませるジャキーン卿。
DMの勝手な都合でレディは伯爵扱いで費用を計算し、それに高位のお付きが二人との設定なので費用は1日金貨四百枚!
逗留が1週間以上の長期にわたると、深刻な財政難に陥ること請け合いの恐るべき状況ではあったのだが、これまたダイスで決めた予定逗留期間は3日。
ほっと胸をなで下ろすジャキーン卿であった。
>ケルヴィンにて…て、おい!
さて、ジャキーンに頼まれてケルヴィンに向かったレックス君、ずみとどぅーをお供にいかだで河を下る(材木の運搬をかねているのだ)。
レックスは下っ端ーズに売り物の処理を任せ、自分は青目が経営するセーラーショップ“ブルース”に向かった。
青目「よお、準備は順調か?」
レックス「はぁ?なんの??」
青目「なんのって…闇市の準備だが、お前ライザから聞いてないのか?!」
レックス「聞いてない(キッパリ)」
青目「(ニヤリ)女は大切に扱っておかないと、きついしっぺ返しを食らうぜ♪」
レックス「…わかった、もういい」
青目「ま、今日すぐ帰っちまうわけでもあるめぇ。今晩はたらふく飲ましてやるから楽しみにしてな!」
というわけで、ずみとどぅーも引き連れて夜の街へ。
青目の愛人(?)が経営する高級料理店で食べたこともないようなごちそうをたっぷり胃袋に詰め込みすっかりご機嫌のレックスと他2名。
その夜はさらに『あ〜んなこと』や『こ〜んなこと』まであったりなかったりで太陽の黄色い朝を迎えたのであった。
ところがこのレックス君、いいネタはないかとしつこく聞いてくるので、ライバル的な運輸商人の話をしてやると、いきなり“仕事”をすると言い出した!
手下を借りて襲撃するというのだが、ここでDM勘違いをして、いきなりそこの持ち船に放火して、手ひどいダメージを与えたとレックスに通達!
彼は怪訝そうな顔をして、金庫をあさりに行きたかっただけなんだけど…ともらす。
ああ、そうだったのね、でも知〜らないとばかりに警戒が厳重になった旨を伝えると、それでも行くと言い出した。
まあ、そこまでいわれればお好きにどうぞとなるわけだが、彼は秘蔵のインヴィジブルリングを使ってずみとともに目的地に赴いたのだった。
なるほどいいプランではあったのだが、警戒が厳重になったからには見回りが犬くらいつれているのは当然の話。
姿を消して屋敷に近づいた二人の前に番兵が登場し、連れている犬が吼える吼える…。
結局進入に失敗し(扉の鍵を開けられなかった…)二人はほうほうの体で撤退、これが次の引きになってしまうとは夢にも知らずに…ね♪
>おかえり皆の衆
特に事件も起こらず(?)次の朝を迎えたレックスたちはさらっと用事を済ませて一路ファニーウォーク村へ。
さっそく建築工事が始まったのを尻目にレックスは御自宅へ直行しライザを問い詰める。
ライザはしれっとして、
ライザ「あら、聞かなかったじゃありませんか(ニヤリ)」
業務連絡ってそういうものじゃないだろうと思いつつ、女には弱いレックス君、詳細は今晩聞くという話になってとりあえずは終了。寝物語に準備は整っていると聞いて一安心、偉いさんが大挙して押し寄せるとの報を聞いて不安爆発の一夜を過ごしたのでありました。
>そして、災厄の日…
何とか神殿の建設も完了し、いよいよレディ・ジョネストが二人の騎士(?)とお付きの者を十数人引き連れてのご登場と相成った。
お付きの人数を聞いてえっ?という顔をするジャキーンに、DMは取り澄ました顔で一言伝えた。
DM「ところで、料理の準備はできているんだろうね?結構な人数だよ(ニヤニヤ)」
本質的には裏設定の絡みでそんなに食事が必要ではないのだが、建前上の歓待は社交辞令、上流階級では必要不可欠なわけで。
結局レックスのところから下っ端ーズ(みーくんとはっしぃ)を借りて何とか接待をこなすジャキーン。
いやぁ、上流階級というのは準備も大変なものですなぁ。
一方レックスはといえば、下っ端ーズの残りの二人とともに闇市に向かっていた。
アイアンリングの連中がこの闇市を狙っているらしいとの噂があり、今回はメルディンがくるとの情報もあって警備を固める必要があったのだ。
さすがにリングの登場ともなればちょっとは考えるということで、歓待の席に侍るのを見合わせたフォースを助っ人して連れて行くことに。
いつともしれず始まった闇市はいつもと変わらず(といってもレックスは今回が初参加だが)盛況で、ひとまずは安心といったところのレックス君。
やってきたメルディンへの報告をライザに押し付け、フォースとともにあちらこちらとふらふらうろつきまわる。
前回の一件で味を占めた(?)フォースが“羊市”に行くと言い出すとレックスもこれに同調、二人仲良く市に向かい出物の話を聞いたりもする。
オークション出品物の“上等な羊”を眺めていた二人は、エルフ美女やドワーフ技師に混じって“ちょっと有名な赤毛の子羊(雄)”を発見し青ざめたりもしたが、その他にはたいした出物もなかったため“人材登用”は行われず、話は先へと進むのであった。
>夜、市、襲撃
夜もふけてみな寝静まったころ、ジャキーンのもとにバルドが駆け込んできた。神殿の警護をしていた彼は、バーレーンが護衛と侍女を連れて森のほうへと向かったので、どう対処するか指示を仰ぎにきたのであった。
ジャキーンはちょっと考えた後、バルドとともにバーレーンたちを追跡することに決定、そのままの格好で夜の森へと走り出した。
途中、妙に着飾って森の中を歩くメイドコンビを見かけたりもしたのだが、バーレーン優先ということで無視(これも伏線のうち♪)。
突然飛んできた矢に大慌てしたりしつつも追跡を続行すると、ついに前方から剣撃の音が!
ここにきてジャキーン卿、あいも変わらず考え無しな自分を後悔公開することになる。
DM「ところで、着の身着のままできたんだよね…武器はどうするの?」
ジャキーン「むぅ…このダガーではこころもとないか…(どうしよう、戻っている暇はないぞ?!)」
バルド「サー・ジャキーン、これを!」
とおもむろにジャキーンの愛剣をとりだすバルド。
ジャキーン「おお、でかしたぞバルド!」
バルド「さあ!参りましょう!!(敵を殴りに♪)」
戻られては自分の活躍の場がないと考え、あらかじめ準備していただけの話なのだが、この一件でジャキーンのバルドに対する信頼度はちょっと上昇か?
いやぁ、持つべきものは優秀(?)な部下ですねぇ(ニヤニヤ)。
草むらをかき分けたどり着いたジャキーンたちは、盗賊風の男たちをこともなげに切り倒す黒騎士(もちろんバーレーンの騎士)を見つける。
一種独特な雰囲気に気おされた二人に、黒騎士は護衛の必要なしと伝えて森に消え、二人とも目をぱちくりの状態に。
そうはいわれても立場上(そして心情的にも)の話もあり、周囲を警戒しつつ歩を進めるジャキーンとバルド。ついには見覚えのある六角堂の側で想像どおりの光景が繰り広げられているのに出くわし、唖然呆然騒然となったのであった。
一方レックスはバーレーンがこちらに向かっていることを知らされ、出迎えに行くかと重い腰をあげた。
まさにその時上で襲撃が行われているとの報告が届き、準備していくまで様子を見ていろと下っ端ーズに命じて自分はフォースを探しに。
たまらないのは下っ端ーズの二人(どちらも1レベルシーフ)で、いつとばっちりを受けるかと戦々恐々としていた。ちなみにこの時からずみは開き直ってやさぐれてしまうのだが、それはまた別のお話。
>でも本当に恐いのは…
いよいよ本日のメインイベントであるリングの襲撃シーンだが、状況はあまり喜ばしいものではない。
バーレーンとその騎士二人、それに侍女らしき人物の4人が森から六角堂に向けて移動してくるのを、リングと思しき連中が森の中から矢で射っているというシチュエーションである。
幸いにしてバーレーンは騎士たちに守られ平然としているが、ついに一本の矢が侍女らしき人物にあたり、その人物はあっ!と声を上げて倒れた。
六角堂の入り口にたどり着いたレックスとフォースは、その状況を見て策をめぐらす。
まずはフォースのライトニングボルトが森に向けて放たれ、いくらかは効果があったのか射撃はひとまず止んだ。
実はこの時、ロージィとミルディがそれぞれ一人ずつ敵を襲っていたのだが、これは結局気づかれずじまいだった。二人ともご苦労!って、ちゅるちゅるしてるし…(Sigh)。
間髪入れずにディメンジョンドアでレックスを倒れた人物のもとへ送り、レックスはその人物を抱きかかえて六角堂を目指した。
追いついたジャキーンたちに守られてバーレーンも無事たどり着いたところで、バルドが敵を倒さんと再び森に向かって突撃、仕方なくジャキーンもそれを追った。
トドメのアイスストームと思っていたフォースは無思慮なカチコミ野郎どもに頭を抱え、強力な範囲魔法を使うわけにも行かずさてどうしたものかと思案ロッポウの状態に。
すると突然運んできた人物が立ち上がって笑い出し、何事かと一同が見守る中3本のマジックミサイルで襲撃者の位置をPCたちに示すと、それを討ち取るよう命じたではないか!
自分が助けた人物が誰あろうダライア・トクアルその人であると知って呆然とするレックスを尻目にフォースがホールドパーソンにて残党一人を捕獲。
後の二人はジャキーンとバルドそれぞれの手によって討ち果たされ、このいろんな意味で危険かつ無謀な騒動はこうして幕を閉じたのであった…。
>館の中でのインターミッション
さてさて、館に追いやられたみーくんとはっしぃの二人ではあるが、彼らの動向もきちんと話されるあたりがこのセッションのおかしなところ。
警備の任務がイヤンだっただけでなく、密かにメイドさん争奪戦を繰り広げているこの4人組(相手がその気になるかはまた別のお話)、これを機会に一気に親密になどと二人が考えていたのも当然の話。
宴会も終わりすっかり静まり返った館の調理場で、二人はしょうもない密談を開始する。
すなわち『誰が誰に夜這いをかけるか?』を話し合っていたわけで、結局はっしぃがロージィ、みーくんはミルディの部屋に向かうことに。
さて、いざ部屋に潜り込みベッドに飛び込んだみーくんだったが、ベッドの中には人影なし?!(実はもう出かけているわけですな)はっしぃも不首尾に終わり二人して館の中をさ迷ったが、セバスチャンの原○夫バディを拝見した以外は収穫なしで眠ることに。
二日目も朝から晩まで大忙しのお二人さん、事件が起こったことも知らずに料理だ掃除だと大わらわ。
疲れきったその夜、彼らの部屋をロージィとミルディが訪れ、めくるめく一夜をおくった…
夢を見た。実際のところは定かではないが、まあいい夢であったと無理矢理納得するはっしぃとみーくんであった。
…ご苦労さま、お二人さん♪
>戦い終わって朝がきて
矢で射たれたにもかかわらず上機嫌のダライアは、迎えたメルディンにいい部下を持ったとねぎらいの言葉をかける。バーレーンもジャキーンの活躍にまずまずの反応ではあったが、お忍びでここにきていることを考慮してか特にアクションは起こさなかった。
そんなこんなでお偉いさんたちから開放され、ジャキーンとフォースは館に帰り、レックスはそのまま警護を続けその夜は終了。
バーレーンは2日間滞在し3日目の昼にはケルヴィンに向けて出発、経費の捻出に青息吐息だったジャキーンはこれで一安心といったところ。
そして3日目の夜、巨大な翼を持った生き物が2人の人影を乗せて東から西へ飛んでいった…そう、ダライア君の乗り物だったのだね、アレは♪
例の“羊”はバーレーンが買っていったとの報に冷や汗だらだらのフォースとレックス、彼とは後程会うことになるのだがそれはまた別のお話。
ジャキーンとレックスは資産の計算をまとめ、それぞれの上役から御褒美など頂いてセッションは無事(?)終了。
この時ジャキーンはノーマルソード+1をもらい、今まで使っていた+2の剣はバルドのもとに。というわけで、以前仕入れたバルドの剣はたちまちお払い箱となってしまったのでありました。
(シナリオ終わって)
毎度のことながら反省すべき点は多いのだが、その最たるものが今回のリングの襲撃シーンであろう。
適当も行き過ぎるといいかげんになるということのいい見本ということで、今後再びこのようなことがないよう注意したい(と言いつつきっとまたやる)。
前回に続きNPCに頼ったショボイ話だったのだが、自分の芸風はこれなのだと開き直りつつあるのも素敵にイヤンな事実である。
いつもいつも化け物相手に迷宮をうろつき、人間らしい会話ができるのは仲間と酒場の親父だけというのも味気ないだろうと自己弁護。
実際、接触するNPCが多いほどその後の分岐が多様化する(もしくは一本化できる)機会が多く、話の盛り上がりの点からいってもこれはいいことと考えたい。
NPCの管理が面倒なことこの上ないも事実なのだが。
ちなみに、Do!よりの進言にてこの章はより確かなものになった予定。感謝!
きっちり反省したところで、今回余録を手にしたレックスの財布を狙って次のシナリオを企画する。
陰謀とはもっと小さく継続して行うほうが敵を作りづらいのだよ、みーくん(ニヤリ)
以下、次回を待て!
「さ、終わり終わり。とっとと撤収しましょ。夜遊びは悪い子のすることよ!」
「(ボソッ)いろいろねぇ…(ニヤリ)」
「あ〜ん、もう。チェシャ笑いしてないで帰るわよぉ!」
「そうしよう、そうしよう(ニヤニヤ)」
「じゃあ、また次回!」
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