冒険の記録
第6話:天災は忘れたころに
「みんな元気かな〜?ロージィお姉さんだよ〜♪」
「ミルクのみ人形のミルディだ〜い…(いい加減止めたいな)」
「今回はついに!あのアリが退治されちゃう話なのよ!!」
「うわすごい。でも“あの”アリって…何?」
「詳しくは、本編をどうぞ!」
(シナリオについて)
アリの襲撃は約束された事件であり、要はいつどのようにして起きるかがポイントであった。
思い付きでの伏線利用により、いきなり今週の山場を出してしまったきらいもあるが、準備もままならないこの瞬間というのが意地悪で○。
本来であれば穴に潜って女王をぶち殺せばめでたしなのだが、今更それではPLも納得しないだろう。というわけでアリ使いというのを思い付き、ではシャドーエルフに決定ということで今回のシナリオと相成った。
さて、結果は…?
>探検、発見、アリの穴
村のど真ん中に空いた穴は言うまでもなく巨大アリの巣であり、早急に何とかしなければ村の存続そのものが危ないのは誰の目にも明らかであった。
そんなわけでご領主さまはアリ退治に赴くこととなったのだが、PL来らずというわけでレックスはひとまず不参加。さすがに戦力的に問題があろうということでバルドにシーマも引き連れ、衛兵たちに見張りを任せて地下迷宮へと潜り込んでいったのでありました。
余談ながら、前回の話でバルドはついに剣の上達を天に認められていたのだが、これでいよいよ活躍の場ができたと小躍りしていたり。ファイター斯くの如くありなむですぞ、ジャキーンPL
さて、穴に入るなり現れたアリたち蹴散らしつつ、PCたちは奥へ奥へと歩を進める。毎度のことながらダンジョンマップを作っていなかったDMは、思い付きで適当に分岐点なんぞを作りつつPCたちを奥へといざなう。
途中ワンダリングで現れたイエローモールドに行く手を阻まれるなどのアクシデントを迎えつつ(枝道なので問題はなかったが)、ついにPCたちは広めの空間に行き当たった。
そこでは6匹ほどのアリたちが急がしげに白いものをあちらこちらと運びまわっている。これほどの数ともなるとさすがのPCたちもやや不安を感じたようで、フォースは虎の子のアイスストームの使用を決意、冷え冷えとした部屋の中には6つのアリの氷像が並ぶこととなった。
左右に伸びる通路を覗いてみると案の定卵やら蛹やらが並び、協議の結果処分しようと決まったとたんにバルドが嬉々として火をつけて回りすべてを焼き尽くした。
以後しばらくの間燃え盛る炎を後に、PCたちは残る正面の通路を進む。
途中いくつかあった枝道には見向きもせず本道をひた進むPCたちが次に見つけたのは食料庫らしい死体の山で、そこに隠れていたねずみの群れを苦もなく始末する。ここで思うところあって泥水に手を突っ込んだフォースは、怪しげなメダルとスクールを手に入れたのであった(実はここ重要)。
>いよいよ登場、女王様!
本道をさらに下っていったPCたちは、ついに巨大な広間に出くわした。
中央に控えしは全長15フィートはあろうかと思われる巨大なジャイアントアントクイーン、側を固めるのは10匹をこえるアリたちであった。
アイスストームをもう一つ持ってくればと後悔しきりのフォースだったが、アリがそんな意見を聞いてくれるわけもなく戦闘開始。ライトニングボルトで幾ばくかを削り、おまけとばかりにかけたコンフュージョンだったが、DMが処理の手間を省いたせいもあって半数が無力化、ちょっとラッキーなフォースであった。
しかし、前衛陣にとってはあまり好ましい状況ではなく、突然要求された呪文へのST判定にジャキーンが失敗、身動きが取れなくなってしまった。そこによってきたアリたちにたこ殴りにされ、シーマが思うところあって覚えてきたホールドパーソンを逆呪文として唱えたころにはかなりの手傷を負ってしまったジャキーン卿。
ヘイストのおかげで何とか護衛のアリたちを何とか駆逐したものの、いざ女王へ!となったところで奥の暗がりから2匹のヘルハウンドまで現れたではないか!
前衛二人がヘルハウンドから炎を吹きかけられ、ジャキーンはかろうじて踏みとどまったもののバルドはST判定に失敗、実に20点ものダメージを受けて倒れてしまった。ゲーム始まって以来の大ピンチにこれはまずいとPCたち、戦術的撤退を試み命からがら女王アリのもとを退散したのでありました。
>黒幕(?)登場!
ひとまず氷付けのアリの部屋まで戻ったPLたちだが、気づいてみればジャキーンにもバルドにもやけどの跡はなく、バルドはちゃんと息をしているではないか!
どうしたことだと考えていると、PCたちを追って女王アリが再来、今度はあまり苦戦することなく撃破するにいたったのだが、一息ついたPCたちの眼前に一人のシャドーエルフが現れた。
ビーストマスターと称するその男は、アリを駆除した保健所の害虫駆除係にいたく御立腹の様子で、いきなりウェブの呪文でジャキーンとバルドをからめとった。
アリを使ってケルヴィンを襲わせようというビーストマスターの企みを知った(というか、彼が自分で暴露した)PCたちだったが、女王が殺された時点で彼の計画は頓挫したと言うわけで苦笑することしきりであった。
フォースはESPを使いビーストマスターが恐れる“親父”なるものが彼の背後にいることを知るがそれが誰かまではわからず、それでは結局開戦とばかりにビーストマスターにウェブを叩き込む。
お互いがウェブにからめとられた間抜けな展開に、ビーストマスターは自らの体を焼きつつ脱出、一方PCはといえば…
ジャキーン「仕方ない。こちらも火で脱出しよう」
DM「じゃあ、シーマさんのたいまつで火を放ってあげよう。ダメージは2D6、PCそれぞれ1個ずつ1D6を振ってくれたまえ♪」
ジャキーンPL「6」
フォースPL「6」
DM「…じゃあ、ジャキーンとバルドに12点のダメージね…(バルド死ぬかも)」
といったわけでいきなり窮地に立ったPCだったが、敵も多勢に無勢は不利と逃亡を試みる。
運命とも言えるイニシアティブをとったビーストマスターは、ファイアーウォールをPCとの間に立ていざ脱出!と思ったのだが…。
ファイアーウォールの持続時間は“集中”であり、つまるところ炎の壁の向こうでは冷や汗を垂らしながらじりじりと移動している間抜けが一人ということに…。
カッコ悪!
ともあれ炎の壁は数ラウンドの後に消え、後にはもうビーストマスターの姿はなかったのでありました。
>お宝Get(できず)だぜ!
今後に不安を残しつつもひとまずアリの駆除に成功したPCたちは、女王の部屋に取って返しため込んだ財宝はないかと探し始める。
これまた思うところあってシーマが覚えていたファインドトラップに導かれ、いくつか準備されていた罠をやすやすとかわしたPCたちは奥に扉を発見する(レックスがいればその必要もなかったのだが)。
扉は罠もなく開き、小部屋の中には目指す(?)宝箱がどーんとおかれているではあ〜りませんか!
さっそくを開けようと試みたものの、専門職がいないこともあって罠はないが魔法がかかっていると判明したのみにとどまった。実はPCたちに開けさせまいとビーストマスターがウィザードロックを置き土産にかけていったのだが、思惑通りPCたちには開けることができずDMニンマリ。
結局その日は傷を負っていることもあっていったん村に帰り、明日また出直そうということでPCたちは合意し帰路についたのであった。
>♪愉快な(?)ワンダリング!素敵な(?)ワンダリング!すっちゃかめっちゃかワンダリ〜ング!
そんな古い犬アニメ誰が…閑話休題。
翌日準備を整えたPCたちはPL不在だが危険はあるまいと判断し、バルドに後任を託してレックスをメンバーに加え再び地下へと赴いた。
先日すでに掃討されていた通路には当然敵など出ようはずもなく、枝道の探索を進めつつ小一時間ほどで女王の部屋の前に到着する。
ワンダリングで出てきたバッタの扱いをしくじり、未踏の部屋から現れたシュリーカーの処理にもしくじった一行は、叫び声に驚いて駆けつけた一団のゴブリンと鉢合わせた。そのゴブリンこそ誰あろう、先日見逃した自称“高貴な”ゴブリンリーダーその人であり、彼はきのこ部屋からこの洞窟に入ってきたと明かしてさっさと撤退、地図の不足分を埋めたのだった
>埋まらないワンピース
ひとまず無事に宝箱のところへやってきたPCたちだが、レックスも宝箱を開けることができずまたまた退散となる。これはもうどうしようもないと諦めムードが漂い、ついに穴を埋めてしまおうという話が出てシナリオは終了。
シーマの鑑定によれば(神の声で分かるらしい)メダルはESPメダルだと判明し、少しは実入りがあったと自分を納得させるフォース君。
さて、スクロールの内容はと何気に開いたフォースだったが、リードマジックした瞬間唖然とする。
DM「えーと、スクロールを開くと“カエル”と書かれている。じゃあ、対呪文STをして(ニヤリ)」
フォース「(ちっ、やられた)えーと…失敗」
DM「(え?マジ?!)では、次の朝食の席にフォースの姿はなく、彼の部屋を掃除していたミルディは机の上に一匹のカエルを発見した…」
てな感じで呪われてしまったフォース君、幸いシーマが思うところあって覚えていたリムーブカースで事無きを得たのでありました。
そしてその怨み連なるスクロールに書かれていたのは“ディスペルマジック”の呪文であった…。
翌朝いさんで宝箱を開け行ったPCたち、当然ながら難なく呪文を破り三日越しの宝捜しはようやく終結したのでありました。
>レックスPL、いらっしゃ〜い!
苦労の末手に入れた宝箱には結構な額の金貨と、ご苦労様分も加味していくつかの魔法の道具が入っていた。
それが何かは運次第とばかりにPLたちにダイスを振らせていると、遅れ馳せながらレックスPLがやってきので、落ちだけ付き合えとばかりに彼を席に就かせ、よっしゃとばかりにレックスPLにもダイスを振らせると、最終的に彼が振った目は剣…。
ここでDMまたまた思い付きでインテリジェントソードを出そう!と決定、出てきた宝物は魔法の剣(スペシャル)と魔法のダガーにクローク他少々となったのでありました。
>スペシャルな悪夢
ところがジャキーンPL何かを察知したらしく、出てきた剣を抜くことを渋る渋る。
挙げ句はバルドに持っていってもいいよなどと言い出す始末で、彼が戦士をやりなれておらず物理的な強さにもある種の不安を持っていることが判明した。
普段戦士を生業としているフォースPLなどはこれを見て戦士の心が分かっていないなどと言い出し、実際こちらとしてもジャキーンに抜いてもらわないといろいろ不都合があるのも事実。
そんなこんなで…。
バルド「でも、本当に私がもらってしまっていいんですか?」
ジャキーン「うむ、好きにするがいい(ちょっと投げやり)」
バルド「しかし…はっ、そうか?!呪われた剣だったら大変ですものね!わかりました、私が毒味仕ります!!」
回りからやいやい言われ、挙げ句にこんなシチュエーションではさすがに逃げるわけにも行かず、ついに剣を抜き放つジャキーン卿!
立派だね〜、漢だね〜、やるもんだね〜、でもこの剣、想像どおり(?)インテリジェントソードなんだ♪(ニヤリ)
というわけで剣とジャキーンとの精神的な戦いが発生し、おつむにはいささか自信のないジャキーンはあえなく剣の軍門に下った。
スペシャルと名乗るその剣は、後々彼の行く道を多分に(DMの思惑通りに)捻じ曲げてくれるのでありました。合掌(チーン)。
無理矢理抜かせてみたものの、今になって思えばバルドに本当に抜かせてもよかったのでは?と思い始めているDMであった。
何となればスペシャルはニュートラルなインテリジェントソードであり、カオティックなバルドが所持すればたちまちダメージを受けてしまうのだ!
まあそれに気づかぬジャキーンPLではあるまいが、バルドに『やはり私ごときでは扱いきれなかった…』などと言わせてジャキーンに持たせた方がスマートだったかもと考えた次第。たまには失敗もあるさ。
インテリジェントソードと判れば持たないよとのジャキーンPLの言葉だったが、無理矢理にでも抜かせた経緯を考えるとそれはどうかな?(ニヤリ)。
…よい子のみんなは真似しちゃ駄目だよ♪
(シナリオ終わって)
金品の分配も終わりほっと一息といったところで、このドタバタ劇もひとまずの幕と相成った。
ワンダリングから発生した当座の悩みを解決したジャキーン(もちろん新たな悩みが3倍増し)だが、PLの領地経営はそうそううまくいけわけがないのが世の常で、楽しみ楽しみ。
地図も書かずにダンジョンシナリオを扱うのは当然誉められた行為ではないのだが、書いたそれに縛られるのも何かな思うなどと適当なことを言って自己弁護を図っておこう。
全体として敵モンスターが厄介ではあるが強くはないため、数を多くしたりビーストマスターに援護させたりと少しはシチュエーションに凝ってみたつもり。
気がつけば前衛は死の危険を感じるほどダメージを受け、フォースはほぼすべての魔法を使い果たすといった絶妙(?)なバランスで一回目の探索が終了しており、ちょっと自己満足。
宝箱はまあおまけみたいなものなので、あれほど開かないとは思わなかったものの、まあ結果オーライということで(中身についてはご意見無用!)。
さて、話も終わるころになって現れたレックスPLだが、自分も一遊びしたいとのたまい、GW中であったこともあって他の二人もこれに同意。
次のシナリオも素敵にイヤンな感じで準備してあったので、DMもこれを承認して、とっとと次のセッションを始めることとなった。
詳しい説明は次回冒頭を参照してもらうこととして、今回はこの辺にて。
以下、次回を待て!
「今回も皆さん大活躍でしたね!」
「レックスさんいなかったよ」
「お宝もずいぶん手に入ったみたいだし!!」
「スペシャルもね(ニヤリ)じゃ、締めとこ」
「まった次っ回〜♪」
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