冒険の記録
第8話:イカレ魔術師がやってきた!
「はい皆さん!お久しぶりねのロージィお姉さんで〜す♪」
「まだ登場させられてるミルクのみ人形のミルディだよ」
「前回から今回までずいぶん間が開いちゃったけど、内容はちっとも改善されていないから問題Nothing!」
「アクエリページがんばってたからね。忘れる前にこっちを優先すればいいのに…」
「では、本文へGo!」
(シナリオについて)
村の近くの森の中に魔術師が塔を建てていろいろ悪さをするというのは、予告どおりというか、既に決定事項であった。
幸いにして前回のお話で前振りもできたことだしさっさとぶつけてみようと思ったのだが、割合強めに設定してあるせいもあって単純に敵対されてもちょっとうまくない。
ここは一つはた迷惑な同盟者となる道も準備しなければなるまいと、一番当たり障りのない(?)キャラを橋渡しとして使うことに決定。
いくつか考えたエピソードのどれを発端として採用しようかと思案し、過去の履歴にかんがみてフォースにババを引いてもらうことにした。
レックスPLが不在で情報収集の面で微妙かとは思ったが、やってみれば何とかなるものさとセッションスタート。
さて、結果は…?
>村を騒がす闖入者
前回ラストの陰謀ともいえる引きに、真剣に対策を講じるPCたち。
かのオリパーという魔術師は、フォースの兄弟子に当たり…以下詳しいことはNPC情報参照のこと。
人体実験が大好きな邪悪な魔術師と聞かされてはジャキーンとて心中穏やかならず、どう付き合ったものかと思案するものの、塔の場所さえまだ判別していないためいまいち対策が定まらない。
散々不安を煽った結果、ひとまず村の警備を厳重にするということで話しはまとまり、先だって雇った兵士の使い道ができたとばかりに隊長に命令とのたまうジャキーンにDM思わず一言。
DM「あれ?…兵士の隊長って、まだ決めてなかったよね?!」
というわけで、いきなり領地の必要経費についての話が盛り上がり、貧乏領主の貧乏たるゆえんにフォースも思わず『納得!』となるのであった。
早い話が軍の最高責任者には相応の給金(金貨数千枚)を支払わねばならないという話で、仕方なくジャキーンは自分が兼務することに。
この決定にバルド君ちょっと不満を見せるが、まあご領主さまの決めたことと一応納得した様子(なりたかったんだよね“隊長”に)。
他にもいろいろ足りない人材もあるのだが、それはまあ兼務している部分もあるし、おいおいということで…むにゃむにゃ。
そんなこんなで警備の強化も行われ、さてこれで一安心と思った矢先に事件は起こる。
村の東側を固めていた兵士たちが何者かに襲われたのだ!
急を聞いて駆けつけたジャキーンが警備兵たちから聞いたのは、『眼鏡娘が自分たちを倒して村に侵入した』という衝撃の告白であった…。
>ヤツは何者だ?!(あれは本物よ!)
さてフォースはといえば、アロアを家まで送った帰り道で、見覚えのある眼鏡娘の姿を見掛ける。
村の西側へと走り去っていく彼女を見送るフォース、嫌な予感を感じて領主館へと道を急ぐと案の定となるわけで。
領主館にて警備兵から事件の話を聞いたフォースはちょいと遅れてじゃキーンと合流、二人で夜まで見張りを続けるがその日はもう彼女は現れなかった…。
次の日も朝から見張りに立つジャキーンだったが、いつになっても彼女は現れない。
そうかと思えば村の中ではフォースがまたも眼鏡娘にばったり。
村の偵察でもしにきたのかと問うフォースに、酒を買いにきたのだと少し困ったような笑顔で答える眼鏡娘。
自慢のESPメダルをもってしても彼女の心が読めなかったフォースは、彼女がオリパーの“作品”ではないのかと怪しむ(違うのだけどね)。
そのまま彼女を見送ったフォースはジャキーンと合流し、レックスの経営する酒場へと向かった(店の名前決まってたっけ?>レックス)が、PL不在のためレックスはどこぞへでかけているということにされ、ライザがPCたちの対応をした。
聞いてみれば、眼鏡娘はちょうどオリパーがやってきたころから酒場に現れ、毎日決まった量の酒を買い込んでいくとのことだった。
いずれにしろ警備兵に彼女の相手は無理と判断したPCたちは、警備兵たちに彼女には手出ししないよう通達し以後の動向を見守るのであった。
>トラブルは舞い下りた
次の夕刻、噂の眼鏡娘がひょっこり姿を現した。
いつもに比べると時間も遅く、これはひょっとして…と警戒を強めるジャキーンに彼女はのほほんと告げた。
ミラルダ「あのぉ…森の中でですね、猟師の人がヘビに襲われているんですけどぉ…」
思わず顔を見合わせるジャキーンとバルドだったが、衛兵にフォースを連れてくるよう言い残して森の中へと駆け込んだ。
そのころフォースはアロアを送って彼女の家に行っていたが、父のメルドンがまだ帰ってきていない。
家の前で待つことしばらく、衛兵が持ち来った話に何かを悟ったフォースは、アロアにその衛兵をつけて神殿に保護し、シーマを連れてジャキーンたちの後を追った。
>邪の道はスネーク
ジャキーンたちが眼鏡娘=ミラルダの案内でついたのは、森の中に黒々と口を開けた大きな洞窟だった。
中を進むにつれこれが例のアリの穴だということに気づいたPCたちは嫌々ながらも奥に進み、広間でとぐろを巻く全長十数メートルはあろうかと思われる巨大なヘビを発見した!
おりしもヘビの口からのぞく2本の足はまさしく人間のそれなわけで…PCたちは剣を抜いて果敢に切りかかり、何とか被害者にダメージを与えることなく吐き出させることに成功した。
しかるにこのヘビがなかなかに芸達者なやつで、毒のブレスは吐くわしっぽでのなぎ払いはするわとPCたちを苦しめる。
しかもこの時DMは計算を間違えてこのヘビにHDの最大値を超えるHPを設定していたため、ジャキーンとバルドが二人がかりでタコ殴りにしてもぜんぜん倒れる気配を見せない。
そしてついに…。
DM「それではこのターンのヘビの攻撃。(コロコロ)えーと、二人に向かって毒液をこうゲロッと。対ドラゴンブレスSTをどうぞ」
ジャキーン「(コロコロ)成功」
フォースPL(DMに変わりバルドの分のダイスを振っている)「(コロコロ)あ、失敗」
DM「では、ジャキーンにはダメージがこれだけ。バルドは対毒STをしてちょうだい」
フォースPL「(コロコロ)げ、1だ?!」
DM「(え?それだとこんな感じかな…)では、バルドはヘビの痰唾を頭から浴び、あまつさえそれをゴックンと飲み込んでしまった。で、ばったり倒れるね」
といったわけで遅れてきたフォースの呪文による援護もあってようやくヘビを倒したものの、バルドはかろうじて生きている状態であり、早急に処置しないと>最悪の事態も免れないのでありました(しかもこれが尾を引くのである)。
戦い終わって確認してみれば食われかけていた男は案の定メルドンで、重態の男二人を抱えて洞窟を出たPCたちは妙な歌をがなりながら近づいてくる男たちに遭遇した。彼らこそ、ミラルダの兄にして悪名高きダンディ3兄弟であった!
話し振りやESPメダルの効果で見たところ、彼らは現在オリパーに雇われており、先ほどの大蛇がオリパーのもとから逃げ出したため捕獲しにきたらしい。今はことを荒立てるべきではないと考えたPCたちは、その場を立ち去りさっさと神殿へと帰ったのであった。
>死の罠の毒騒動
神殿に帰ってきたPCたちは、ヘビの毒が想像以上に強力なことに愕然とした。シーマの見立てによれば、毒を飲み込んでしまったバルドは内臓の損傷がひどく、このままでは持って一日、それ以上の時間が経てば後遺症は免れないとのことだった。
彼女はまだ毒消しの呪文が使えず、レディの助力を仰ごうにも彼女は遠くケルヴィンの街にいるはずで、単純に旅していては間に合いそうもない。テレポートでケルヴィンに向かうか飛行の呪文はなどと相談をしてみるものの、有効な手は浮かばず時間だけが刻一刻と過ぎて行く。
ふと思い付いて猟師たちに話を聞くと、毒液を吹きかけるヘビは(サイズに違いこそあれ)この辺で割とよく見掛ける種類のものであり、体内に毒消し袋を持っているはずとのことで、PCたちはヘビの死体を回収に向かうという大英断を下し再度森へと向かった。
ところが毒消し袋があるはずのヘビの頭はすでに何者かに持ち去られており、森の奥に向けて血の跡が転々と続いていた。その後を追ったPCたちは森の中をひた走り、ついにダンディ3兄弟が目的のヘビの頭を引きずっているところに追いついた。
毒消しを譲ってもらおうと平和裏に話し掛けたPCたちだったが、ダンディ3兄弟の長兄モーンが欲しければ力ずくで奪えとPCたちに言い放つ。これを受けてジャキーンが剣を抜き、二人は幾度も剣を交えたがどちらも敵に有効打を与えることができないでいた。その場を収めるために呪文を唱えようとしたフォースだったが、兄の危機と察した(というか勘違いした)ミラルダにスタンさせられ、驚いたシーマが彼をかばってミラルダの前に立ちはだかる。
まさに一触即発全面抗争といった様相を呈してきたところだったが、フォースが『二人の争いを止めさせるだけ』とミラルダを説得し、ジャキーンとモーンめがけてウェブを放った。からめとられた二人はさすがに戦いを止め、結局オリパーと交渉するしかないと判断したPCたちは嫌々ながらダンディ3兄弟とともに塔へと向かったのであった。
>塔にいるのは…
しばらくの鬱な時間の後、PCたちは森の奥深くにいつの間にやら聳え立つ塔にたどり着いた。
1階のホールにヘビの頭を置いたダンディー3兄弟は、塔の中央にある円形の台座の上にPCたちを促した。全員が乗ると台座は音もなく浮き上がり、塔の上へとするすると登っていった。
たどり着いたのは塔の最上階に程近い研究室のような場所で、そこには肥え太った体に派手なドレスを身に纏った小柄な禿頭の男が薄笑いを浮かべてPCたちを出迎えた。
その男、かの悪名高き変態魔術師オリパー・モグリピーは、旧知の仲であるフォースになれなれしく話し掛け、自己中テイストたっぷりに魔術師学院の崩壊を嘆きはじめた。
オリパー「いやぁ兄弟、よくここを尋ねてくれたね。いや、実に懐かしい。学院がなくなってしまったのは残念なことだが、まあそれも君があそこを出てからの話だ。たいして感慨深いわけでもあるまいて。君がこの近くの村に住んでいることは知っていたのだが、なかなかこちらから訪ねる機会がなくてな。何にしろ旧知の友に会うというのはすばらしいことだ。同じく魔術の道を志した同胞も学院崩壊後は一人として姿を見掛けない。まったくもって薄情な連中だ。無論君はその中に入ってはいないがね」
フォース「いや、まったくもって久しぶりですな。実はお願いがあるのですが、あのヘビの頭を譲っていただきたい。村のものがヘビの毒を受けてしまい、その解毒薬がヘビの頭にあるはずなのですよ」
オリパー「ほう!それはまた不運だったな。だが簡単にはいと言えるな話でもないぞ。あのヘビは魔法によって強化された、世界にただ1匹のヤツでな。その毒も魔法によって強化されているのだ。おそらく皮膚に触れただけでも2、3日で腐食し始めるだろう。当然解毒薬もこの世に1つしかないわけだな。そのような貴重なものをいくら昔の知り合いとは言えただでくれてやるほどわしもお人好しではないぞ」
フォース「(イライラ)では、いくらお支払いすれば譲っていただけるのですかな?」
オリパー「いやいや、いくらなんでも知り合いから金を巻き上げるというのは趣味に合わんのでな。第一、金などどうにでもなる。そうだな、そちらに連れているお嬢さんを一晩お貸しいただくというのではどうかな?」
フォース「あなたもお人が悪い。そのようにお受けできない事が分かりきっている条件を出してくるとは」
オリパー「(ニヤリ)ふむ。いや、これはすまなかったな。冗談として聞き流してくれ。そうだな、それではその首からぶら下がっているものと交換ではどうだね?これならそう悪い取り引きでもあるまい」
フォース「…いいでしょう」
今度はオリパーも交えて台座に乗り1階ホールへと向かったPCたち。命令を受けたクライが鮮やかな手さばきでヘビの頭を解体し、そこから引きずり出した薄紅色の器官をオリパーに手渡した。
オリパーはそれから流れ出た液体を小瓶に入れフォースに渡し、フォースもESPメダル首からはずしてをオリパーに渡した。
ようやく目的のものを手に入れたPCたちは、挨拶もそこそこにオリパーのもとを辞し村へと帰っていったのであった。
>小団円にも程遠い…
解毒薬のおかげでバルドは無事に回復し、しばらく安静にしていなければならないものの後遺症は出ないですんだ。毒をかぶったジャキーンと念のためメルドンにも解毒薬を使いひとまず事件は解決となった。
たった一人の肉親の不幸にちょっと落ち込み気味のアロアを優しく慰めるフォース先生。実はメルドンの手当てと看護はほとんどアロアがやっていたりもするのだけど(NPCの秘密参照のこと)、知らぬは先生ばかりなり…ですかな。
バルドはしばらく絶対安静、ミラルダは相変わらず酒を買いにくるとなかなかに波乱含みの状態ではありますが、ひとまず死者が出なかったのでよしということにしようじゃあ〜りませんか♪
そんな折りも折り、領主館を来賓が訪れた。セバスチャンから伝えられたその名は…
セバスチャン「ご領主さま。ジュディス・クライトン様がお見えになりました」
今回もまた精一杯の引きを作ってセッション終了なのでありまった。
(シナリオ終わって)
冒頭から突拍子もない事件が発生して、訳も分からないうちにどんどん巻き込まれていくという、引き率92.7%のシナリオ仕様ではさすがのPLも微妙に引いていた模様。
オリパーとどんなシチュエーションで会わせようかと考えていたところだったが、きっかけ発生で都合のいいことまあまあ。しかもその場でオリパーのいやらしさを十二分に発揮できたと思うので自分としては○。いい感じで嫌われてくれたようなので、殴れない(でもいずれは倒さねばならない)敵役としての立ち位置を維持するよう努力を続けなければなるまい!
実はここの所しばらくおゼゼが入ってきていないのだが、あまりPCたちは気にしていない模様。確かにシティアドベンチャーでは、依頼人でもいなければ報酬は期待できないからねぇ。だからといっておいしい話を世話する気はあまりないあたり、やはりDMは底意地の悪い人種でないと勤まらないものなのであります(嘘)。
ついにというかやっとというかジュディス嬢がファニーウォーク村にお見えになり、またまたすんばらしい騒ぎを提供してくれることに期待大!
だってジャキーン&ジュディスって、今一番ホットなネタなんだもん♪
以下、次回を待て!
「今回も大変な騒ぎだったわね!」
「月に数回は大変な騒ぎが起こっている計算だけどね。よく村人が逃げ出さないもんだ」
「オリパーって嫌なやつよね。いかにも憎まれっ子だわ。きっと世に憚るわよ!」
「でも、一番演じやすいNPCの一人だってDMは言っているらしい…あ、時間だ」
「それじゃあ、また次回!」
第9話を読む!→
←戻ってみた!