あやたさんから戴いたナイスな流花小説です。

皆さんも是非堪能して下さいませ〜♪

 

 閉まったままのカーテンの隙間から、部屋の中に淡いオレンジ色の光が
差し込まれていた。
(夕方・・・かな) 
 家具らしい家具のない、だだっ広いその部屋に唯一置かれたベッドの上で、
花道はぼんやりとそう思った。
 ここへ来てどのくらいが経っただろう。
 繰り返される苛烈な陵辱によって疲れ果てた彼の瞳からは生気が奪われ、
外されることの無い手錠に縛められた両手首の痣は青紫色へと変化しつつ
あった。
 背後のドアが開いた。その音で、睡眠欲に委ねかけていた意識が、
水を浴びせられたように舞い戻った。
 この部屋にやってくる人物はただ1人しかいない。今日も始まるのか、と
花道は近づいてくる足音を歯噛みして聞いた。
「・・・起きろ」
 何の感情も聞き取ることのできない声が頭上に落ちる。
「・・・」
 自由にならない両手を着いて、花道は半身を起こした。
「気分は?」
 いいわけねーだろという意を含んだ目で、花道はその人物を ―― 流川
を睨みつける。
流川は一向に気にした様子はなかった。学校からの帰りなのか、流川は
制服を纏っていた。
 制服 ――。自分はもうどのくらい、身につけてないだろう。それより
も、この部屋に来て以来、花道は衣服すらまともに着ていない。
「その気になったか?」
流川はシャツの上に着ていたニットのベストを脱ぎ、ベッド脇に放り投げた。
 ぴくりと花道の肩が揺れ、続いて瞳が逸らされた。
「・・・なるほど」
 流川はその表情と花道の手錠を交互に見、頷いた。
「なら、今日も・・・だな」
 それはは悪魔の言葉に等しかった。
 流川はベッドに腰を下ろし、制服のズボンのベルトを外していく。
「来い」
 ぞわりと花道の肌が総毛立った。
 その言葉が何を意味するのか、花道は充分分かっている。この言葉に
逆らって、何度殴られたか分からない。
 だが無意味な抵抗と知りつつも、やはり花道は拒絶の言葉を口にした。
「・・・いやだ」
 流川の瞳が野獣のように燃え上がり、続いて拳が花道の頬を襲った。
声も無く花道はベッドの上に倒れ伏した。
苦し気に息を吐き出しながら、険を孕んだ視線を投げる。
「まだ、分かってねーな。てめーも相当のどあほうだ」
 酷薄な視線を返しながら、流川は花道を見下ろした。
「忘れたか?てめーに選択肢はねーって言ったろ」
 花道の表情が歪んだ。わずかばかりの抵抗も、ここで灰塵と化した。
「ちきしょう・・・っ」
 気持ちとは無関係に、どこまでも服従するしかない己が呪わしかった。
 開放されることの無い傀儡の日々。流川にいい様にされ続ける身体。
それでもいつも反応してしまう自分自身が、何よりも遣る瀬無い。
 おずおずと流川の膝元に近づいた花道の耳に、更に残酷な言葉が響いた。
「咥えろ」
「手錠・・・外せよ」
 いつもならこの時ばかりは自由にされるはずの両手首を持ち上げてみせると、
流川は鼻で笑った。
「そのままでもできるようにしてやる」
 流川はジッパーの中からそれを取り出すと片手で根元を持ち、開いた方
の手で花道の髪を掴んで引き寄せた。
「・・・!」
硬く立ち上がりかけたそれを目の前に晒され、花道は凝然とする。
「手、使えねーのかよ・・・」
「できるはずだ」
 抗議の声はあっさりと打ち消された。逃れる術が無い。
 花道は大きく息を吐くと、繋がれたままの両手をつき、腹這いの姿勢で
ぎゅっと目を瞑ってそれを口に含んだ。
 教え込まれた通りの手順で、舌と唇を使って流川自身を刺激していく。
「んう・・・う・・・っ」
 急速に口の中で張り詰めるそれにむせ返りそうになりながら、花道は
懸命に首を動かした。
 濡れた音と花道の呻き声が、広い部屋に響く。
 暫くの間花道の行為をじっと見ていた流川は突如、掴んだままの髪を強く
引き寄せた。
「ぐ、う・・・うっ」
 無理矢理に速い動きを強いられ、花道の喉元に流川の先端が当たる。
 掴まれた頭が痛い。
 当たらないように気をつけていた歯が我知らず流川のそれに触れた瞬間、
ぐっと腰を押し付けられた。
「・・・飲め」
「――っ!」
 顔を固定されて逃げることもままならず、しょっぱくてなまぐさい液体が、
花道の喉奥に叩き付けられた。
 飲み下しきれなかったものが、花道の唇から流れ落ちた。
「・・・」
 瞳にうっすらと涙の幕を張って、花道は咳き込む。
 流川はそれには何も言わず、右手の長い指でそれを拭い取った。
それが何のための行動か、花道は充分に知っている。決して花道の顔を
清めるためなんかではない。
 掬い取ったそれを指先で弄びながら、流川はベッドの壁際に座った。そ
して再び、その場へ来るよう花道を顎で指示する。
 花道は荒くなった息を整え、自暴自棄になりながら身体を起こした。
ジャラ・・・という手錠の金属音が、ひどく空虚な音に聞こえた。
 流川は再び前に対した花道を抱き上げ、その身体を膝の上に乗せた。
 首筋に手を掛け、花道の唇を強く吸い上げる。
 呼吸を奪われた花道の唇が酸素を求めて開く。
その隙を突いて流川の舌は花道の口腔内に侵入した。
「ん・・・う・・・」
 貪るような口接けに、苦し気に花道の口元から声が漏れる。触発された
ように、流川の手が花道の身体を弄り出した。
「――っ」
 先刻濡らされた流川の右手の指が、花道自身の先端を弾く。ぬるっとし
た感触は疼くような快感を呼んだ。
「・・・立ってんな」
 笑いを含んだような流川の声に、羞恥のあまり頬が紅潮した。
「濡れてる」
「あ・・・っ」
 先端を撫でられただけで、腰が泳ぐ。 
 嫌なのに、触れているのは大嫌いな流川の指なのに、自分の意志とは無
関係なところはそれを嬉々として迎え入れている。
 頭の心が白っぽく霞んで、意識が流川の指先に集中してしまう。
 自分と花道のもので濡れた指で、流川は自らの欲望を嵌め込む場所をなぞった。
「・・・ひっ」
 腰が浮く。再び立ち上がった流川のそれが、流川の膝の上に乗った太股にあたる。
「や、や・・・だ・・・」
 その言葉に、流川は何を思ったかふと顔を上げた。
「自分で入れてみろ」
「・・・っ」
 信じられないという風に、花道の表情が凍りついた。
 そんなことができるはずがない。
 いつもは自分が泣こうが喚こうがお構い無しに犯しまくるくせに。
「で、でき・・・ねえ」
 その言葉に流川の眉が不快気に顰められる。そこには逃げることは
許さないという無言の圧力があった。
 流川は花道を抱きかかえていた腕を放し、両脇に垂らしてしまった。
「・・・」
 花道は自分の運命を呪った。
 もはや、この男に逆らう術などありはしないのだ。
 意を決して、花道は腰を落とす。だが恐怖心からか、的が外れて
思うようには行かない。
「手で押さえなきゃ入んねーよ」
 呆れたような声にかっとなるが、言われたとおり花道は流川のそれを
手で握って位置を固定し、徐々に腰を下ろしていった。
「あ、ああ・・・っ」
 流川の先端部が花道を捉える。強烈な刺激に、それ以上の進退は
ままならない。
 無理な姿勢のまま動くことのできない花道に、追い討ちのように
流川の言葉が耳に響いた。
「先しか入ってねえ」
 花道は頭を横に振る。これ以上は無理だと言いたかったが神経を
下半身に取られ、それを口にすることもできない。
 こめかみから汗が流れ落ちる。こんなことなら無理矢理にでも犯される
ほうがまだましだった。
 僅かに入れたまま下を向いて動こうとしない花道に、流川は軽く舌打ち
をした。
「・・・手伝ってやろーか?」
 何のことかと花道がいぶかし気に顔を上げた次の瞬間、流川はいきなり
花道の腰を両手で掴み、自分の腰を突き上げた。
「―――っ!」
 花道の背が弓なりに大きく仰け反る。眼前に極彩色の光が散った。
「動け。じゃねーと、終わんねー」
 流川は花道の肩を押さえ、結合した部分が外れないようゆっくりと再び
腰をベッドに身を沈めてそう言い放った。それはつまり、流川はこれ以上手を
貸す気が無いということを宣言されたようなものだった。
 悔しい。悔しいが、この腰から沸き上がる快楽に刃向かう術を、花道は
持たなかった。 
 流川の顔を見ないよう顔を逸らし、ゆっくりと遠慮がちに花道の腰が
動きはじめる。
「ん・・・んんっ!」
 苦痛と同時に押し寄せる快楽に、唇を噛んだままでも声が漏れた。
引力によって自分の体重が快感を助長し、花道の感じる部分をより責め立てる。
 流川の表情は変わらない。冷たい瞳でじっと花道の姿態を見つめている。
僅かに開いて息を吐く口元だけが、感情の変化を示す唯一だった。 
 直接的な粘膜への刺激によって一旦萎えかけた花道のそれも再び立ち上がり、
先端が流川の腹筋をくすぐる。花道が動くたび、先んじたものがそこを濡
らした。
 上体を反らす花道が後ろに倒れないよう、流川の腕が背を支えているこ
とに花道は気づかない。そして、開いた自分の脚の角度が更なる快楽を求める
べく自然と大きくなっていることも。
「もっと・・・速く動いた方が、気持ちいい」
 僅かに上擦り始めた流川の声。今は何の抵抗も無く流川の言葉を受け入
れられる。
言われるままに花道は腰の動きを早めてスロートを繰り返した。
「あ、あ・・・・っ」
 瞼の裏で乱反射していた光の奔流に飲み込まれ、花道は果てた。
半透明の白い飛沫が流川の胸から腹筋にかけて撥ねた。
「・・・」
 流川は花道の昇天を確認すると、オレの番だと言わんばかりに花道を押
し倒した。 

 おわり。とゆうか、つづく、かしら・・・

 

ふふふ。是非続けて続けてあやたさーん!

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