スキー帽。
大学時代、所属していたサークルの慣習にスキー合宿なるものがありました。
昼はスキー。夜は寝ないでTRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)やらマルチゲームやらに興じるという、若者の体力に真っ向から挑戦状を叩きつけるがごとき合宿でありました。
ある時、スキー板に始まり、靴、ウェア、手袋までレンタルで済ませていた商店はふと思ったのです。
『とりあえず手袋位は自前で持っておくか』と。
買いに行きました。
テーマは『パックスのパワーグローブみたいな胡散臭いモノ』。
それっぽいのを発見、さて買うかと手にとったその時。
見つけてしまったのです。
『あ・・・あれは田中スーザンふ美子!』
そこにはあの真っ赤な毛糸の仮面が、もとい、いわゆる目出し帽がぶら下がっていたのです。
それも沢山!流行ってるのか、コレ!?
その胡散臭さは商店のツボ以外のなにものでもなく。
『これだ・・・これだよ、私が求めていたものは!』
思わず手にとり、おもむろに装着しようとして、周囲の視線に遠慮してそのままレジへ。購入。
『こんなナイスなアイテムをゲットできるなんて今日はなんて良い日だ!』
だが。商店は忘れていたのである。
このマスクを装着すると眼鏡が掛けられないことに。
あるいはゴーグルが装着し辛いということに。
つまり、商店の能力ではこのスキー帽を装着してゲレンデの赤い稲妻になることなど夢のまた夢ランララランランラン。であったのである。
『・・・まぁ、おもしろいからいいか』
確かに、この帽子を購入した時期は身内的に『セクシーコマンドー大ブーム』であり、何かあるとすぐ『がびーん』なんて言っていたので、まだ良かった。
しかし・・・・既に『まさるさん』のムーブメントが弱体化している昨今、このネタが分かり、かつ盛り上がれる人材が来シーズン、いやこれからどれだけいるのか。
正直、疑問ではある。
例えるならあれだ、勢いでつい『ランバダ』のCD買っちゃったような状態に近い、かな。
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