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(せめぎあい) |
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(前回とりあげたグラフ)
なぜこの違いがあるのか。それはやはり、「ギャル」と「オタク」という言葉の受け取り方の違いからくると思われる。 実は、前回、冒頭で取り上げたソニックとの会話には、続きがある。 S(ソニック)「タマックってギャルよな」
この会話は、一般的なギャル認識とソニックのギャル認識がぶつかる非常に興味深いやりとりである。タマックがあっさりソニックの認識に同意しているところも興味深いのだが、この件についてはまた後で触れる。 ここから、ギャル、オタクを区別する要素を拾ってみよう。 一般基準
ソニックの基準
一般の場合は、外見の特徴の差異をそのまま述べているのにとどまるが、ソニックの場合は内面・生き方により焦点を当てているのが分かる。一般には、ギャルとは女らしさを異常に強調している女性で、その下には「モテたい!」という願望がありありと見える。それはある意味非常に素直な行動だが、下衆な集団という見方も多く、あんなのにはならないわ、とギャルにならないよう気を遣って服選びをしている女性も多い。しかし貴女、男の目をひくつもりはないかもしれませんけど、女性の目は気になるんでなくて?流行をはずしすぎてないか、丈のバランスはいいか、色合わせはおかしくないか。それは結局、どう見られるかに気を遣っており、他人から見た評価を重視している姿勢があるということを示している。 だからソニックは、ギャルの対義語としてオタクを挙げる。男にも女にもどう見られたって構わない、ひたむきに自分の信じるものに向かい続ける人々として。 オタクの素晴らしさは、ひとえに、一貫しているというである。服を取り替えるように自分の趣味をころころと替えたりはしない。流行りすたりに連動する若者が多い中、一つのものを愛で続け、決して裏切ることはない。 と、こう言うとかっこいいが、オタクという生き方には弊害も多いことは言うまでもない。出る杭は打たれる、の言葉どおり、個性的な生き方をしていると、それを快く思わない人たちが潰しにかかってくることがある。(自分が奔放に生きられないから妬んでいるのだろう) また、オタクという生き方しか選べなかった人は、往々にして非社交的であり、限られたコミュニティーでの満足感に浸りきっている。普段は陰気だが、自分の得意分野の話題を一言でも聞き付けると、突然異様な勢いで喋り出すという二面性は、何を考えているのかわからない危険人物という印象を抱かせる。また、指向するものを裏切らないかわりに、対象に裏切られた時の反発するパワーは凄まじい。熱狂していたアイドルが婚約を発表すると、途端に「殺す」と脅迫状を送りつけたりするのはオタクゆえの過ちである。本当に愛しているなら一緒に喜べるはずだろう。そもそも、そのアイドルが君1人のモノだという考え方自体、妄想だってことを自覚したまえ。 対するギャルの生き方は、差異によってしか自己を主張できなくなる恐れがある。与えられたカテゴリーの中でしか個性を出せなくなり、仲間内ではその違いが大きな違いと思えても、客観的に見ればほとんど同じという現象が起きるのである。 しかし、ギャルにもいいところはある。まずは経済を活性化してくれる。この春はGジャンの売り上げを伸ばしてくれて、アパレルも卸しも小売りも大助かり。ガングロマネキンも注文数が伸び、マネキン製造業チョ→ウレシイ。また、人のアドバイスを素直に受取り、とりいれるというよい特徴がある。良きアドバイザーに恵まれれば、果てしなく成長していく。 現在「ガングロギャル」と呼ばれているあなた方は、ちょっと間違った方向に成長しちゃったみたいだね!(個人的意見。)情報の取捨選択ということを考えてみよう。ギャル仲間以外の人とも交流してみよう。仲間うちだけの評価で満足しているって君、ある意味オタク要素ありだね。ま、純正オタクの方とは違って、流行りが終わったらやめるんだろうから、心配はしてないけどね。 ※正直に答えたほうが面白いのでおすすめします。ウソの自分がわかったってしょうがないしね。 ギャルのあなた……問題をちゃんと理解していますか?ギャルであるリスクも踏まえた上でそう仰られているのなら止めません。潔くどうぞ。何も考えずにこれを選んでしまった方は、あなたこそギャル要素を発揮してますね。 ふつうの人のあなた……やはりふつうを選ぶのですね。そもそもギャルとオタクという二項目での分化に同意できないかもしれませんね、これはオタクの作った基準ですから。そしてギャルを名乗るリスクもオタクを名乗るリスクも受け入れられないのでしょう。どっちも人聞き悪いところはありますもの。人の目を気にするあなたは、この新しい基準でいえばギャルですが、無理に受け入れることはありません。一般基準を採用する、常識ある普通人として生きていきましょう。 オタクのあなた……ここで速攻、オタクと言えるあなたは本当にオタクです。そもそもこの偏ったギャルとオタクの二元論を吸収している時点で素質見せてます。くれぐれも、人に迷惑はかけないよう心掛けましょう。話の流れを読みましょう。知識の披露は必要な時だけにとどめましょう。アルファベットの「T」「P」「O」を覚えておくと良いことがあります。仲間にも教えてあげて下さいね。順番いれかえたりしたら効果がありませんので、気をつけてください。この使命を託すのは、選ばれたあなただからですよ。 そういうあんたはどうなのさ、ですか?私はオタクを選択します。接していても、やはりオタクの方は造詣が深くて非常に面白い。それに、何かを成し遂げられるのはやはり徹底主義のオタクだと思います。しかし、冒頭の会話を分析してみると、差異を主張し、ソニックの考えにすぐ賛同している。これはギャル要素ですな。最後の「ギャルを利用している」という言葉が、思い付きなのか腹黒く常に抱いているものなのか。思い付きなら人の言ったことをすぐ受け入れるギャルだし、本当にギャルを装っているとしたら、人目を気にしているという意味でやっぱりギャルだ!ぎゃあ! ある分野に知識が深く、また時代の流れにも敏感で社交的な人々を、俗に、ハイブリッド・オタクというそうです。憧れるね、ハイブリッドオタク!Tamacが目指すのはこれやね。しかし今のところは、『ギャルにもオタクにもなりきれない』ワードジョッキーと。ソニックの考案してくれたコピーだがなるほど、うまいこと言ったもんですな!
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