エンディング お別れ編
最後の戦いが終わった・・。
これからの出来事に備え、心を準備する一行。
おもむろに異界送りを始めるユウナ
アーロンの体の周りに幻光虫が漂い始めた。
「!!???アーロン??」
それに気付いたリュックが声をかける。
しかしアーロンは黙って時を待っている。
「アーロンさん!?」
ユウナが異界送りをやめる。
「つづけろ・・・」
「でも・・・・。」
困ったようにユウナが言う。
「死んだ者を異界へ送るのは召喚士の勤めだ。
俺はこうなることはわかっていた。
それに、これからはお前たちの時代だ。」
「わかりました・・・。」
ユウナは異界送りを再開した。
だんだんアーロンの影が薄くなる。
「ちょっ・・・・まって!やだよ、アーロン・・・・。」
リュックが声を絞るように言う。
「リュック・・・。すまないな。
俺は何もしてやれなかった・・・・・・。」
「いいよ、そんなの!お願いだから消えないでよ!!
私をひとりに・・・・しないで・・・・。」
「ほんとうにすまない、これも定めだ。
それに死んだ人間がいつまでもいるわけにはいかない。
新しい時代がこれからくるのだ。
お前たちがそれを作ればいい・・。そうだろ?」
「アーロン・・・・そんな・・・。」
「そんな顔をするな、最後くらい笑顔で見送ってくれ。
いつもの元気なお前はどこに行った。」
「そんな無理・・・言わないでよ。
・・・・・もう・・・・・会えないんだよ?
なんで笑えるのさ・・・・。」
アーロンはそっと、涙をこらえているリュックの顔に触れて
優しく頬にキスをした。
薄く笑っているアーロン。
リュックの目元からついに涙がこぼれ落ちる。
だんだん消えていくアーロンを、リュックはただ泣きながら見ていることしか出来なかった。
「達者でな、リュック・・・。」
何も・・・言えなかった・・。
何かしゃべると自分を見失いそうだった。
リュックは叫びだしそうになるのをぐっとこらえて、ただ見つめていた。
ついにアーロンの影すら見えなくなった。
リュックはその場にしゃがみこんで泣いている。
駆け寄るユウナ。
「ごめん、リュック・・。私・・。」
リュックは涙をぬぐって顔をあげた。
「いいんだよ、ユウナんのせいじゃないから。」
「ありがと・・・。ごめんね。」
「アーロン。元気でね・・・。」
誰も聞こえないようにぼそっとつぶやくリュック。
〜終わり〜
あとがき
なんかあんまし面白くないですね。。
でもなんか、別れのシーンも書いてみたかったんです。
悲しいんだけどさ。
今度書くのは、ハッピーエンドにするので・・