少年は全裸であった。
両手・両足を鎖につながれ、自由のきかない四肢が呪わしかった。
「麿は命が欲しいとは一言も言っていないでおじゃる。ただ、そちの宝珠、”怒涛の鮫”の証が欲しいと言っておる。」
幾度となく快楽の波を浴びせかれられ、もう少しというところで止められる。
そんな「責め」が何回も繰り返されている。
少年は、どうしてこういうことになったのかと朦朧とする意識の中で必死に思い出していた。
「待て!ロウキ!!」
少年は狼の顔をした憎き敵を追いかけていた。
ロウキ・・・
少年の心をズタズタにした男。
完膚なきまでに叩かれ、宝珠を奪っていった男。
奪った宝珠の力を利用し、自分に泥をなめさせた男。
あいつだけは許せない!!
ガオレンジャーとしての、ガオブルーとしての自分を粉々に砕いた男。
自分の想い焦がれる人の前でプライドを崩壊させた男。
許せない、許せない!!
「ロウキ、今日こそジュラフを返してもらうぞ!」
狼の顔をした鬼は表情一つ変えずに自分を追ってきた戦士を見つめる・・・
「日増しにいい表情になっていく。それでこそ俺の恨みも晴れると言うもの!!」
三日月型の刀を構えにやりと笑うロウキ。
「ふっ、その程度の腕で私を倒そうとは・・・顔だけか、いい戦士になったのは・・・」
足元で横たわっている少年を見つめ、半ば呆れ顔のロウキにはもはや殺気はなかった。
「なんだとぉ・・・」
またしても負けたのか、どうしても勝てないのか!!
少年は悔し涙を流し、起き上がろうとするも体に力が入らなかった。
「今回も鮫の宝珠は預けておく。そんな弱い戦士の心を奪ったとて、我が恨みは晴れない!」
少年にとって侮辱的な言葉を浴びせるロウキ。
そうまでして、俺を辱めて何が楽しいのだ!
少年に新たな怒りが生まれようとも、体はまったくといっていいほど動かなかった・・・
「ふっ、2,3日は動けまい・・・また、相手してやろう・・・」
少年は朦朧とする意識の中でロウキが離れていくのを感じていた・・・
「ロウキめ・・・とどめをささなかっておじゃるな・・・」
気を失った少年の傍らには、ハイネスデューク・ウラが立っていた。
「まぁ、よいでおじゃる。ガオレンジャーの一人を我が樹液の元とするのも悪くないでおじゃる。さぞかし、美味であろうのう。むふふふふ・・・」
少年は数人のオルゲットに抱えられ、ウラと共に消えていった・・・
●第2話:鮫と快楽
「気分はどうでおじゃる?」
少年が気づいた時、目の前にはハイネスデューク・ウラが立っていた。
少年は四肢を鎖でつながれ、天井から宙つりにされていた。
「俺をどうしようと言うんだ!」
ロウキに破れ、今度は囚われの身・・・
なんて不甲斐ないんだという思いは、目の前のハイネスデューク・ウラに対しての怒りで癒されていた・・・
「ロウキにひどくやられたみたいじゃのう。麿はそちを治してやろうと言うのだ。利用価値が下がらぬようにのう」
邪悪なウラの瞳の放つ光は、少年をこれから地獄に叩き落す思いで満ち溢れていた。
「マッサージ器オルグ!治してやるでおじゃる。そして、その後は・・・むふふふ」
ウロに呼ばれて少年の前に立った鬼は強いという気はしないが、なにか危険な香りのする鬼であった。
「俺をどうするつもりだ!」
少年が叫ぶと同時に、オルグの手にした針が首に刺さる。
「あっ!」
少年が痛みを感じた瞬間、全身の力が、ロウキに叩きのめされた体が軽くなった。
「マッサージ器オルグの針は、どんな傷でも一瞬に治す。ガオブルー、そちは元通りの戦士にもどったでおじゃる」
ウラはこれから少年の身に起こることを想像して、少し声が弾んでいた。
「お前ら、俺を元気にさせてどうするつもりだ?」
鬼たちの行動に少年は戸惑っていた。
「それは・・・今にわかるでおじゃるよ。やれ、マッサージ器オルグ!」
マッサージ器オルグは少年の服に手をかけ、ビリビリと破り始めた。
瞬く間に少年は全裸にされ、その秘部も覆い隠すことは出来なかった。
「さすがに若いだけあるでごじゃる・・・これは期待できるでごじゃる・・・」
ウラの邪悪な目の輝きは少年を恐怖に陥れていた・・・
「俺はどうなるんだ?」
少年が疑問を抱いていると、マッサージ器オルグがローションを少年の胸に塗り込んできた。
オルグの手はローションを伸ばすように少年の体を撫で回した。
少年の胸にあるつぼみを直接触れずに、つぼみを中心にして回りに円を描くようにマッサージを施す。
少年は今まで味わった事の無い快感を感じていた・・・
直接触れられていないのに、つぼみに刺激が走り隆起していく・・・
オルグの指がつぼみに触れ、そしてやわやわと指の腹で刺激を与えていく・・・
「やめろ!!」
少年は力の限り叫んだ。
しかし、その声がせつない声に変わるにはさほど時間はかからなかった・・・