“ジョーカー”って聞いて、あなたは何を思い出しますか?やっぱり、トランプかな?
考えてみれば、ジョーカーって不思議なカードです。4つのスート(マークのことです)のどれにも
属さないし、仲間もいない。もっとも、ジョーカーが5枚も10枚も入ってたらゲームになりませんけど。
ジョーカーなんて入れないほうがいい、って言う人もいますけど、トランプはジョーカーの入ってるほうが
楽しいと思います。いきなり大逆転、みたいなこともありそうで。
そこからもう一歩踏み込んで、タロットカードを思い出す人もいるかもしれません。トランプの原型だと
いわれているのは小アルカナのほうですが、有名なのは大アルカナのほうでしょう。22枚のカードで
構成されている大アルカナは、愚者が旅をしていろいろなものに出会う、というストーリーになっています。
また、ある人はサーカスのピエロをイメージするかもしれません。ひょうきんなおどけ者で、いつもみんなを
笑わせている。ジョーカーを辞書で引くと、“冗談を言う人”なんて出てきますし。けど、彼らの頬には、
必ず涙が描かれています。どうしてでしょうね?
などといろいろ書きましたが、実はこの名前はバットマンの敵役が元ネタだったりします。
もともとマフィアの幹部だったのが、ボスにはめられて警官に囲まれ、げそこなって煮えたぎる薬品の中に
落ちてしまう。かろうじて命はとりとめたものの、白く引きつった顔だけが残された…っていう話です。
彼に限らず、バットマンの登場人物はすごく人間くさくて好きです。主人公のバットマンからして、
ただの体鍛えてる金持ちだし。普通の人間がヒーローとか悪役とかやってるところがいいと思います。
なかでも、彼がジョーカーになってからボスに仕返しに行くシーンで、(お約束どおり)“やめろ、ジャック
(ジョーカーの本名)?”っていわれて、“ジャックはもう死んだ。I am joker.”って名乗るシーンが
かっこよくて!もう一回見たかったんですけど、レンタルビデオでは吹き替え版しかなくて。
デーモン小暮閣下(声の出演)が悪いわけではないんですけど…やっぱり物足りませんでした。
なんだかばらばらな話になってしまいました。どうやってまとめるんだか?というところで出てくるのが
最後のジョーカー(違うかもしれない)、デウス・エクス・マキナ。昔のギリシア演劇に出てくる神様で、
いろんなことが起きて、もう収拾がつかなくなった時に現れる。すると、すべての事がうまくいってしまう、
というご都合主義そのもののような神様です。というわけで、そのデウス・エクス・マキナが現れて、
この話も終わりです。長々とすいません(^^;