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How to Play Double Fives

 実戦で間違えた局面をプリントアウトしてためているのですが、改めて見てみるとぞろ目でのミスが目立ちます。中でもいろいろな候補手のある55や44でのミスが多いです。今見ると結構単純なミスもしていますが、ここでは55について整理したいと思います。

 55の特徴としてはブリッツが可能であるということと、バックマンがハイポイントにアンカリングしている場合2枚とも逃がせますし、スプリットしている場合でも1枚を逃がして残りでインナーメイクができます。この場合は20ピップというリードを生かしてランニングに持ち込みたいところです。このようにブリッツとランの二通りのアプローチがあるので、それが選択が難しくしています。

 ブリッツ指向の場合勝率と引き替えにギャモン率が上がるので、それぞれのポジションでマネーゲーム、ギャモンの意味がない場合(DMP)、ギャモンが欲しい場合(2-away, 1-away crawford)というのを意識しながら考えてください。

 それぞれのイクイティをこちらに用意しましたので参考にしてください(別窓で開きます)。

 まずオープニングに対するレスポンスとしては簡単で、8/3(2) 6/1(2)もしくは13/3(2)です。しかし少し状況が変わった下の図では、

Position 1

Pip: 158:155

 15/10 13/8 6/1*(2)とするのがベストです。エースポイントを作るのはいやなような気もしますが、完全なブリッツ指向の8/3(2) 6/1*(2)や、pureな15/10 13/8 8/3(2)ははっきりと劣ります。 ブロットを少なくして、相手からフリーロールを奪い、うまくいけばブリッツを、駄目でもランニングという策が有効です。

 たとえ(-2,-1)crの状況でも、ブロットが多いので勝率のロスの方がギャモン率のゲインよりも大きいようです。


 ・次は8ポイントを崩さずに3,1ポイントが作れます。またバックマンを2枚とも逃がすこともできます。

Postion 2

Pip: 152:144

 6,8ポイントのスタック解消のためにもブリッツ(8/3(2) 6/1*(2))が良さそうですが、残念ながら相手はone man backです。two men back に対するときよりもブリッツの効果が薄れます。それよりも21/11(2)とバックマンを逃がして12ピップリードとno man vs. one man backのアドバンテージを生かした方がよいようです。

 相手のミッドポイントから1枚を3,4,5ポイントのいずれかに移動した場合ダイレクトショットを残してしまうこともあり、8/3(2) 6/1*(2)が正着となります。また、2ポイントに移動した場合の差は小さいです。ただし勝率・ギャモン率は大きく変わるのでマッチゲームではスコア状況に応じて使い分けることになります。


 ・今度は相手がエースポイントを保っている場合です。

Postion 3

Pip 164:162

 20ポイントアンカーと3ポイントを作ることもできますし、バックマンを15ポイントまで走ることもできます。20ptと3ptを作る方がハイアンカーもあるし、インナーも作れるので良いようにも思いますが、bar/15(2)も有力です。どちらもほとんど差はないようです(SWの結果そのままです。解釈はよく分かりません)。No man back+18ピップリードというのはそれだけの価値があるということでしょう。

 ただしDMPの場合は、ギャモンは意味がないのでbar/15(2)の方がはっきりと優り、(-2,-1)crの場合はギャモンがあるのでbar/20(2) 8/3(2)が優ります。

 相手のバックマンがスプリットしている場合はbar/20(2) 6/1*(2)です(Position 1参照)。もちろんギャモンが意味のない場合はbar/15(2)が優れます。


 ・次はバックマンを1枚逃がすか、アタックに専念するかの選択です。

Postion 4

Pip: 161:168

 今まで見てきたように6/1*(2)として相手からフリーロールを奪うのが有効です。残る2回で8/3(2)とポイントを作るか、23/13とバックマンを逃がすかの選択です。

 1枚バックマンを逃がしてもまだ1枚残っているうえ、アタックが強力なので8/3(2) 6/1*(2)が優るようです。ただし、やはり勝率では23/13の方が上回ります。

 また、8ポイントを崩してまで3ポイントを作る価値はありません。8ptから9ptに1枚移動した場合は23/13 6/1*(2)です。


 ・今度はあからさまなブリッツポジションです。

Position 5

Pip: 138:142

 ここまで読んでこられた方には簡単だったでしょうか。普段ならエースポイントへのアタックが強力ですが、勝率では20/10(2)が優ります。


 ここまで羅列的に5つのポジションを見てきましたが、だいたいの感じはつかめたでしょうか。分かったことをまとめてみます。

  • エースへのポイントオンは相手からハーフロールを奪う意味や、ブリッツの可能性を残すので単独でも強力
  • (他に手があるなら)8ポイントを崩してまで3ポイントを作る価値はない
  • No man back + レースでの20ピップリードは非常に強い
  • 単純勝率だけならバックマンを逃がした方が得

ご意見・ご感想をくださると幸いです

Hironobu Yazawa
hiro-yazawa@pop21.odn.ne.jp