《究極のオグ×ナバやおい》
しいたけで愛して
ーー続・しいたけ。ーー
作・なばる野のぐそ
ナバールは眠っている。
他の連中も眠っている。
このテントの中の人間全員に、俺が薬をもったのだ。
これは卑怯な事ではない。むしろ勇気のある行動だ。
今、俺の身体はシイタケ。肉厚の、人間の大きさほどあるシイタケだから、勇気を持ってこれを実行せねばならんのだ。
俺の左頬のバツ印はシイタケ・エムブレム。
これを持つ者はシイタケに変身してしまう。
愛する者とピーーッ出来なくなる悲しい伝説があるとニーナ姫はおっしゃった。
その運命に立ち向かうため、俺は今日皆に薬を盛ったのだ。
俺は眠っているナバールに近付く。
一歩。
二歩。
誰も起きるな。気がつくな。
「オグマ、許さんっ!」
な、なんだ。ラディの寝言か。驚かすな。
三歩。
ふふふ……。ナバール……。よく眠っている。
無防備な寝顔。
俺はもう燃えてきた。
ナバール。お前は俺に「何もできまい」と言ったが、今やるぞ、やってしまうぞ!
俺は意気込んだ。
だけど、やっぱり。
俺はシイタケ。
どうやってやったらいいんだろう。
教えて神様。(神様はそんな事教えたくありません。)
シイタケになった俺には、ナバールを色々するものが何もない。
くっすん。
「何を悩んでいるね?マツタケ科の勇者よ。」
何故ハーディンが傭兵と勇者のテントに……?
「いきなり現れないで下さいハーディン殿。」
「君が悩んでいる匂いがしたのでね。ここまできたわけなのだが……。マツタケ科の勇者よ。ナバールと色々出来なくて悩んでいるのではないかね。私が助けてあげようと思うのだが……。」
「えっ!?」
シイタケのまま愛する方法を教えてくれるのだろうか。
「た、助けてください。ハーディン殿。」
「良かろう。」
ハーディンはカレーの体臭を放ちながら、鼻息も荒く、ナバールの服を脱がせ始めた。
「あの……。ハーディン殿。何をしているのですか?」
ハーディンは露わになったナバールの胸に、自分の鼻ヒゲをスリスリしながら答えた。
「君のかわりに私がしてあげるのだよ。」
シイタケ・キーック!!
俺は無意識にシイタケの一本足でハーディンを蹴り飛ばしていた。ハーディンはテントをブチ抜いて彼方へと消えた。
そうだ。足。俺にはこんな立派なシイタケのぶっとい足があるじゃないか。これでナバールを喜ばせるんだ。
ナバール。良かったな。今、してやるからな。
俺はナバールの隣に横たわると、自分のシイタケ臭い足をナバールの方へ向けた。
ふふっ。ナ・バー・ルッ。うりうり。
俺はうりうりと、露わになっているナバールの胸に足を振れさせた。
ナバールは寝ている。
無反応なのは仕方ないか。眠り薬飲ませたんだものな。それでも声ぐらい出してくれないかな。
うーりうりうり。
ナバールは寝ている。
うーむ。もっとスゴイことしなければダメか。よし、これならどうだ。
俺は慣れない足つきで下の方の衣服を剥がし、ナバールのピーッをうりうりした。
「ん……んん……。」
わーい。声だ、声だ。ナバールが声を出した。もっとやってやろう。
うーりうりうりうり。
ランプの妖しげな光に照らされて、ナバールは眠りにつきながらも微妙な色気を醸し出していた。
燃えるー。ファイアー級に。
俺は足だけでは物足りず、黒茶色したやわらか頭でもっと色々なところをうりうりしてみた。
燃えるー。エルファイアー級に。
ここまできたら、もうワンクラス上のことをしなくてはナバールに失礼だ。
……でも身体は燃えている感じがするのに、ワンクラス上のことをするモノが自分の体に見当たらない……。
でも俺は何故かナバールの肉体を前に燃えている。燃え続け、情欲の炎はどんどん舞い上がっていった。
ボルガノーン!!(級)
突然、ナバールの体の上にパラパラと落ちる白い粉が……。
ナバールは俺の体の下でクシャミをした。そて彼は眠りながら俺を投げ飛ばす。
「胞子まき散らすんじゃなーーいっ!!」
俺の燃える肉体は、既にハーディンによって空けられたテントの穴を抜け、彼方へと飛翔した。
シイタケ・エムブレム……。それは悲しい伝説のあるマツタケ科の紋章……。
終
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