| ここではHLS/オアシスで行われた「電脳戦機バーチャロン」月例大会の告知ポスター・フライヤーの一部をご紹介を致します。現在私の手元に残っている資料は、残念ながらこれだけです。 これ以外の資料を持っている方、もしくはデータをご提供頂けるという方がいらっしゃいましたら、こちらへメールしていただければ幸いです。 |
| ●第2回大会「黒いバーチャロイド」
HLS/オアシスのバーチャロンイベントは、 各大会毎にサブタイトルが付けられていていました。 第1回大会のタイトルは「テムジン大地に立つ」と「機動戦士ガンダム」TVシリーズ第1話からの借用だったので、2回目は「機動戦士Zガンダム」にちなんでこのタイトルとなりました。 レイアウトは、当時話題になっていた「新世紀エヴァンゲリオン」を意識するものになっています。 第1回目のフライヤーは、末廣航二店長が、自前のワープロ専用機を使用して作成しました。当時はまだ、大会告知ビラや店内ポップを作成するのは手作業か、ワープロを使用するのが一般的でした。これは、初めてページレイアウトソフト(アルダスページメーカー4.5 for win3.1)を使用して作成されたゲームセンターオリジナルフライヤーと言えるかもしれません。 |
| ●第3回大会「フェイ‐イェン、恋のあと」
第1回大会が「機動戦士ガンダム」、2回目が「機動戦士Zガンダム」となれば次は当然「機動戦士ZZガンダム」から引用する流れになるのですが、その「ZZガンダム」第1話のサブタイトルが「シャングリラの少年」 だったのでどうしたものかな、と考えていたら、末廣店長が一言。 「 じゃあ「イセリナ、恋のあと(機動戦士ガンダム第11話)」から取って「フェイ‐イェン恋のあと」で行こう」 当時はあんまりといえばあんまりなタイトルにスタッフ一同呆れたものでしたが、次第に慣れて来て「カッコイイ」と思えるようになったのが不思議です。 見た目については、せっかくレイアウトソフトが使えるようになったので、それなりのモノに仕上げようと思い、アパレル系のポスターを意識してあります。クリスチャン・ディオールのモノグラム風に「Do you」を配置してあるのがその痕跡です。 「Do you Love me?」はもちろんR.D.レインからの引用。これはフェイ‐イェンのイメージとして岡崎京子氏のマンガ単行本「好き 好き 大嫌い 〜 イントロダクションのようなもの」にある”じっとしてたらオーバーヒート/こわれちゃうのよこわれちゃう”というフレーズが頭に浮かび、そこから転じて原題のレインに行きついたのですが、折りしも放映中の「新世紀エヴァンゲリオン」のサブタイトルにバッティングしてしまいました。後になってそれに気付き「丁度イイじゃん!」と膝を打ったことを覚えています。 この頃は大会イベントそのものの拡大戦略を取っていた時期でもあり、六本木GIGOをはじめ、僕がサービスマンとして出入りしていたお店にお願いしてフライヤーを都内数カ所で配布しました。 |
| ●第4回大会「史上最大の作戦」
この大会のモチーフは「アファームド」と、バーチャロンのキャラクターの中でもミリタリー色の濃い機体だったので、ノルマンディー上陸作戦を舞台とした名作映画からタイトルを頂いています。これらのタイトルはすべて末廣店長の考案によるものです。 左の画像はフライヤーではなく、大会参加者全員に配布されたパンフレットに掲載された告知ページです。見た目を「新世紀エヴァンゲリオン」のLDジャケットデザインに似せようとしたのですが、当時ウィンドウズ3.1では画像を切り抜いてレイアウトする時に重要となる”クリッピングパス”がうまく機能せず、またメモリの関係上レイヤーを重ねられないという根本的な限界もあってこのような形になりました。 ミリタリーもの、ということで大友克洋・矢作俊彦コンビのこれまた名作マンガ「気分はもう戦争」から借用して「気分はもう次の大会」としてあります。また、ページ下段の文章も同作品からのパロディです。 以下に転記しておきますので、当時の「気分」を感じていただければと思います。 コリン・パウエルが出馬を断念した。しかしアメリカの民主主義が終わったワケではあるまいし、とロス・ペローは哄った。朝鮮半島では2人の元大統領が起訴され民主主義が謳われ、イランではテロ支援が揶揄されて貿易制裁がややこしくなり、チェチェンでは戦車が山を越えて民族主義が山のアナアナになった。忘れてならないのは台湾とロシアだが、ここの民主主義はずいぶん前からてんやわんやだったし、碇シンジが僕はここにいてもいいんだと叫んだので、民主主義はますます恥ずかしくなった。かわぐちかいじのマンガは終了したが、それで民主主義がどうこうなるというほどのことはなかった。好むと好まざるとにかかわらずこれが、1996年現在の我々の世界だった。大切なのは、人はパンと民主主義のみによって生きるにあらずということだ。米だって食うし酒も飲むし、亙重郎以外の大抵の男は女がいないと生きていけない。流れ者にだって生きるには洗面道具が要る。 たまには大会だってしたいんだ、ぼくたちは!
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| ●第5回大会「生い立ちの記(しるし)」
このタイトルはモノクロ版「鉄人28号」の第1話からの引用です。巨大ロボといえば横山光輝先生以外ありえない、という末廣店長の強いこだわりが感じられます。 見た目は大友克洋氏のマンガ単行本「AKIRA」巻末のコピーを転用して仕上げてあります。ちなみに、フライヤーに使用しているバーチャロイドの画像は「サービスマニュアル」に記載されているものを使用していました。 このときから、参加人数が無制限になったと記憶しています。元々は先着32名様のみの参加で、先の「史上最大の作戦」のときはタイトル通り参加人数を増やし、また元に戻る予定だったのです。が、結局お客様の熱意に押されるような形で 参加人数は増加の一途を辿っていくことになりました。 とはいえ、進行スタッフ2名という現状で急激な規模の拡大はできません。そこで告知方法をそれまでの拡大路線を放棄し、HLS/オアシス店舗内での告知にとどめるなどの対策を取るようになりました。そのため、フライヤーも連絡先や住所の記載の無いシンプルなものへとなっているのです。 |
| ●第7回大会「人形つかい」
第6回はデータが残っていませんでしたが、「時空破壊」というタイトルでパイパーIIがモチーフでした。バイパーIIの必殺技「SLC―― She's Lost Control」といえば、伝説のパンクバンド「Joy Division」の名曲ですが、たしかそれを意識したような記憶があります。というか、作業中に繰り返し聴いていただけなんですが。 左の画像は、これまでのフライヤーが情報量過多になりすぎる傾向があったので、極力シンプルに徹しています。中央部分はまたもや大友克洋氏のアニメーション「メモリーズ」からいただいています。いわゆる「ジャパニメーション・ムーブメント」の頃だったので、士郎正宗氏のマンガ「攻殻機動隊」から「人形つかい」としてあります。 フライヤー作成も半年以上やっていると、ある程度デザインの知識が入ってくるもので、タイポグラフィーの大御所「羽良田平吉」デザインっぽく、と細身の明朝体を使用しているわけですが、当時はもちろん、僕自身が後々羽良田氏がブックデザインを手がける書籍に関わることになろうとは夢にも思っていなかったのです(Gundam Officialsのことです)。 |
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●第9回大会「強襲ヤガランテ」 |
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●第12回大会「振り向かない昨日、諦めない明日」 |
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●第20回大会(タイトル無し) |