◎ アーシングに挑戦!

 しばらく前からよく耳にするようになったアーシングをやってみた。アーシングキットというものが市販されているが、端子とケーブルだけで何万もするので、DIYでやってみることにした。

 アーシングの原理は、車で使われる電気は、まずバッテリーから出て各部の電装品を通って、そしてバッテリーのマイナスに戻ります。しかし純正アースのままでは、電気抵抗の多いボディーをアースとしている(電流経路の途中で通るボディは、必ずしも良導体ではなく、抵抗が大きい)ので、使い終わった電気をスムーズに戻してやることができません。

また、古い車では純正アースの容量が少なく設計されている上に、アース接点の劣化、酸化などによって、さらに電気抵抗が大きくなっています。そこで、よく電気を使う部分からバッテリーのマイナス端子までを、アース線で直接つないで電気の流れを良くしてやろうというものです。

 ・・・とまあ、これが一般的なアーシングの考え方なのですが、ボディーアースで十分だという説もあり、実際はまだはっきりとした原理は解明されていないようです。

でも、理由はともかく明らかに効果があるのは事実です。
実践されているほとんどの人が、トルクや燃費のアップを体感しています。実際に私の車でもトルクがアップして、低回転からの加速がずいぶん楽になりました。だれでも簡単に安くできて、しかも効果はバッチリ体感できるほど。これはもうやってみるしかないでしょう!



◎ 下準備(用意するもの)

(1)材料
○電線
できるだけ太いもの(8スケア〜14スケアぐらい)ですが、
あまり太すぎると取りまわしが大変です(^^;
電気材料店で聞いてみると適切なものを出してくれるでしょう。
私は8スケアのKIV線を5m買いました。
【価格】5mで1000円くらい
○圧着端子
電線と同じサイズのものを10個前後。
M6〜M8のボルトで止められるものが良い。
私は φ8-φ10 の物と φ8-φ5 を計20個買いました。
【価格】1個30円程度

※ φ8-φ10 は
=KIV線 8mm 用、端子穴 10mm の意味です。
○ボルト、ナット、ワッシャー
圧着端子を固定するのに使います。
M6やM8の六角ボルトで材質は鉄メッキのもの。ステンレスや黒皮付きのものは通電性が悪いようです。
車種によって、取付けられる場所がさまざまなので、現物合わせで使えそうなものを買っておきましょう。

○熱収縮チューブ、耐熱シート、タイラップ、スリーブ、など
アーシングコードの保護や固定に使います。
手に入る方は、お好みで使うとよいでしょう。









今回は端子部分が劣化してたので、
バッテリー端子も交換しました v(^^; \400円でした〜♪

※ 今回の件で(+)と(−)ではバッテリー接続部の
大きさが違うことに初めて気づいた(^^; 知らんかったなぁ〜



(2)工具
○圧着工具

 ご家庭で圧着工具を持っている方は少ないと思いますが、安全、確実に取り付けるためにも、
購入されることをオススメします。工具店やホームセンターなどで手に入ります。

【価格】
8スケア用・・・・\3000〜\4000円
14スケア用・・・\7000〜\8000円


他工具には、ニッパー、ソケットレンチ、ドライバーなど。


(3)作業時間は?
 2〜3時間もあれば大丈夫です。
材料を買い出しに行って、取付け場所を考えながら作業しても、一日あれば十分でしょう。

端子部分の処理は・・・


@ケーブルの被覆を剥く A圧着工具で加締める
Bこんな感じ(^^; Cスリーブを被せて出来上がり



(4)注意事項
■安全のため、作業する時は必ずバッテリーのケーブルを外しておきましょう。
バッテリーのケーブルを外した状態で数分〜数十分放置すると、ECU(コンピュータ)がリセットされます。
アーシング後の環境をECUに覚えさせる為には、ECUをリセットした方がいいので一石二鳥なのですが、オーディオなどのメモリーも一緒にリセットされてしまうので、その点は覚悟が必要です。

■純正アースは外さないようにしましょう。あくまで追加と言う形で施行した方が、今より悪くなる確立も少ないハズ・・・

■アーシング作業は基本的に自己責任にて行って下さい。
誤った配線、取り付け方法などによる車の不調、故障が起きても、当サイトでは責任を負うことができません。大切な愛車を壊さないためにも、しっかりと知識を得てから作業に取りかかってください。


◎ 車への取りつけ  ( 2002/1/20 )



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◎ 取りつけ位置は?

各サイトを調べてみると、みなさん、あらゆるところにアーシングされてるようです。例えば・・・/サージタンク/バルクヘッド/純正アースの追加/ラジエーター部/エンジン本体/オルタネーター/ヘッドライト/イグニッションコイル/プラグコード/エアクリーナー/インタークーラー/トランクルーム/マフラー/CPU/等、数え上げればキリがない程・・・

この中でもエンジン本体、純正アース追加は必須のようです。オルタネーターは効果ありそうですが賛否両論。とりあえず購入した 5m の KIV 線で、いけるとこまで配線してみようかな?(見てもらえば解ると思いますが、@→B→D→F→Iを継ぎ足しで配線しました)

>>>今回施行した取り付け位置は・・・

バッテリー(−)端子部

サージタンク

バルクヘッド

純正アースの追加

ラジエーター部

エンジン本体&デスビ

オルタネーター

イグニッションコイル

《ワンポイント》

「アースポイント(東京自動車エンジン仕様)」の解説であるが、非常に「意外」 な手法である。
メインアースを極太にしてボディ全体を強力なアースにしてやれば、あとはボディにどんどん逃がしてやればOK。リヤバッテリーの場合、実はリヤまでケーブル引くよりボディの方が効率がよい。ボディ全体が強化されるということは、純正のアースも効いてくるし、電流が多 くなるので錆止めにもなる。電気を沢山欲しがってる場所にピンポイントに短いケーブルを入れるのがコツ。 電気のツボを押さえるのが肝心で、すべての電子制御パーツ( LSDやHICAS )にも効果が出る。もっとも電気を必要とするインジェクション周りが有効で、エンジンヘッドよりも効果が高いのだそうである。

・・・これを読むと、ボディへのアース線を1本強化すれば、あとはアース部分の近所でボディアースすればいいと・・・なるほど、ケーブルも短くて済むので、安くなるし、多少の軽量化にもなるなぁ、防錆効果もあるみたいだし(^^; しかし確実に(−)へ返ってると言う意味では(−)端子直結のがいいのかなぁ?見栄えもいいし・・・(^^; 防錆効果はちょっと惜しいけど、今回は一般に施行されている、(−)端子直結方式(?)でいってみよう!東京自動車さんの話は参考ということで・・・


@ バッテリー(−)端子部分





L型のクロムメッキステーを買ってきて取りつけた。
オー○バックスで \200円だった。そして、良く見ると
端子部分にヒビが・・・そのうちこれも交換しなきゃね(^^;

いろいろなサイトを見ましたが、
この部分の処理に個性が出るようです。正に十人十色である。
ここを基点に各場所へアースが伸びている。

※ 拡大写真で見ると端子部分にヒビが入っている(^^;


・・・で、代える気はなかったのだが、
端子も交換するハメになってしまった。
でも11年も使ったんだし、まぁ・・・いいか(^^;

どうせなら銅製のにしよう♪導電率もいいしね。
2個で\400円でした。

元のアースが22スケぐらいですが、
圧着機が対応してないので8スケを3本で
代用しようか?



《交換後》




他アース部分も直で(−)端子に帰ってるから
3本もいらないとは思うんだけどね。

結局、(+)(-)共に元の線を使うことに・・・

なんか見るからに電気が良く流れそうですね〜♪
線を挟んでるだけなので、ちょっと心配(^^;
思いっきり締めたけど、大丈夫かなぁ〜

後処理として、(+)側はゴムでカバーしておきました。
>大事故につながる可能性あり、必須項目です。



AB サージタンクへのアース


本体Bとスロットル部のネジAに共締め。
気体が流れることによって発生する静電気を逃がすらしいが・・・
効果があるかは疑問?



C バルクヘッド(近辺)へのアース


適当な取り付け部分がなかったので、
バルクヘッド(近辺)Cのネジに友締め。

ここは純正アースもされていたし、バッテリーの
純正アースEにも遠いので効果はあると思われる。



D 反対側へのボディアース


ここもバルクヘッド同様、バッテリーの純正アースEに、
遠い場所なので効果はあるのではなかろうか?Bに継ぎ線。



EFGH 純正アースの追加


バッテリーの純正アース場所Eに追加
ここのボディアース一本で、全ての電気が帰ってきている。
そりゃあ、電気が流れにくいのも解る気がするなぁ(^^;


FKがエンジンのアースになっている。

エンジン(4気筒)本体へのアースは、対角に
2箇所するのが基本らしい。FはDに継ぎ線。


G純正アースが施行されてたところに追加、
Hはフォグのアース場所ですが、球切れで着きません。



I フロント部へのアース  ( 2002/1/27 )


フロント部へのボディアースI、Fへ継ぎ線。
ここへつなぐようになってから、今まで鳴らなかったホーンが
鳴るようになった。アース不良だったのね・・・(^^;



JK デスビ&エンジン本体へのアース


デスビJは高電圧がかかるので効果はありそう。
エンジン本体へのアースKは2箇所目。



L イグニッションコイル部へのアース


−適当な取り付け位置が見当たらずに断念−


M オルタネーター部へのアース


−手が入らず作業困難な為断念−


◎ 考察

 まず、エンジン掛けてみて思ったのが、セルモータの回転が速くなった!(エンジンのかかりが良くなった)、走ってみてもかなりトルクアップしてる感じがする。やっぱり古い車だから所々サビてきてるし、余計に効果があったのかな〜♪感じからすると、オイルを軽いものに変えたような感覚に近いと思います。すぐ慣れてしまうと思いますが、まぁなんとなくエンジンの調子がよくなったような気がするのでやってよかったかなと思います。

 いろいろな回転数からの加速を試すが、どの回転から でもぐんぐん力強く加速する。噂は本当だったということか。トルクがフラットに厚くなった証拠 である!燃費については、もう少し走り回った上で追記するが、シフトダウンの回数が 減っているので、おそらく良くなっていると期待できそうだ(ひょっとしたら パワーアップして嬉しさのあまり、いつもよりもアクセルを踏み込んでしまい、燃費は悪くなってしまう可能性あり(^^? )。全域フラットトルクで、とにかく 走りやすくなったので、絶対やらなきゃ損である。

 加えてプラグの件。今回取り替えはしなかったが、アーシング施工後は過大電流の為に、点火プラグの熱価チェックをし、冷え型に変更する場合もあるそうだ。しかしこのアーシング、線をつなぐだけなのに、店でやってもらったら \5000〜1万円、中には \2〜3万円も(部品代+工賃)取られるところもあるらしい。ホンマ、エエ商売しよるなぁ〜(^^; 

     by SIMATTA no HEYA