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ブラッディロア3 2001.06.15

 今頃なんだ、という人もいるでしょうが、今頃買ったのだからしかたがない。3ということは1と2もあります。2以降は、数あるポリゴン系格闘ゲームの中で、最高の入力反応速度を誇ります。

公式ページはこちらです。

○ゲームシステム

 典型的なレバーとボタンの入力はさておき、その中でも特徴的なところから説明しましょう。

(1)ガード

 このゲームには「ライトガード」と「ヘビーガード」の2種類がある。レバーニュートラルでは「ライトガード」(下段攻撃にはレバー下のみが必要)となり、ダメージの低い攻撃を自動的に防御する。このライトガードでば防御できない「ガードブレイク技」というのがあり、これは「ヘビーガード」でしか防げない。投げ技はガードでは防げないので、ヘビーガードが万能なわけではない。また、ライトガードはガード硬直が短いが、ヘビーガードは長いという差もある。

(2)ギリギリエスケープ

 相手の攻撃をギリギリで”避ける”というシロモノである。タイミングが難しいが、攻撃が当たる直前に、レバー前+G(防御)ボタンで入力に成功すれば、上体反らしや小ジャンプなどで相手の攻撃を完全にスカらせるのだ。こちらにはガード硬直などなく、相手のコンボの隙間にこちらの技をねじ込むことができる。

(3)ダメージ回復

 このゲームはキャラ全員が獣人である。獣化時は、他の格闘ゲームにはあるまじき回復能力が発揮される。これはダメージを受けても、獣化なら一定量を除いて体力が回復するというシロモノである。チーム戦を行う格闘ゲームでは、キャラが待機中なら回復できるというのがあったが、このゲームでは攻撃さえ受けていなければじりじりとダメージが回復していくのである。このおかげて瀕死の状態からでも獣化することによって粘り強い戦いが可能になっている。

(4)超獣化

 いわゆるハイパーモード。キャラが虹色のオーラに包まれ、攻撃力/防御力のアップ、技のキャンセルポイント増加、ビーストドライブ(超必殺技のこと)使い放題、タイムカウント停止というメリットがあるが、12秒しかもたず、その後はビーストゲージ消失による獣化能力の一次消失(その相手の戦闘が終わるまで。次の対戦キャラ時は復活)というデメリットもある。


○キャラ紹介

 隠しキャラ(特定条件で使用可能)を含めると全14キャラ。設定上、同じタイプのキャラが存在するが、3になった時点ではっきりと差が見えるようになってきたので、別キャラとみなした方がいいだろう。

※キャラの並びは主人公サイド〜中立サイド〜敵サイド〜隠れキャラの順である。


(1)ユーゴ(♂)/狼

 本シリーズの主人公。1では獣化できるだけの高校生だったのだが、2ではボクシングスタイルに変化。3ではボクシングスタイルに磨きがかかり、全キャラ中、パンチ系攻撃の性能が最も高い。他の格闘ゲームではボクシングスタイルは弱い方だったりするが、このゲームでは強い方に入る。CPU同士で戦わせてみると、このキャラの勝率は7割ぐらいだったりする。キック系に攻撃ではなく間合いをあける技があったり、上手くつなげばパンチのみで無限コンボ(難しいが途中でガードや反撃はできる)が可能だったりと、比較的強力なキャラである。

(2)アリス(♀)/兎

 本シリーズではヒロイン的存在。一発の威力は低いものの、ラッシュができるパンチ系と、リーチが長いキック系、そして全キャラ中3位のスピードで相手を翻弄する。スピードキャラでありながら、そのパワーは決して低くないため、隙なく攻撃しているとあっという間に相手を倒せたりする。前作ではトリプルサマーソルトで体力を6割奪うデタラメな破壊力があったが、今回はそれほど威力はない。

(3)ロン(♂)/虎

 別名”善虎”。中国拳法ベースの動きをするため、キャラ性能は高い。驚異のサークルコンボ、心意六合拳の使い手である。心意六合拳とは、6つの形(派生技)を一定の順番で、どれからでも1周(=6連コンボ)させるというシロモノ。実際にはパンチx3から派生技へ入り、終了技と呼ばれるこれまた6つの形のどれかにつなぐことができる。全てつなげば、パンチx3+派生技x6+終了技で10〜11ヒットのコンボが可能となる。この派生技は「六合鴻輪式」というのだが、獣化時のみに使用可能な「六合虎輪式」というのもある。虎輪式は鴻輪式のどこからでも派生可能なのだ。更にインストカードには無いのだが、「金剛鴻輪式」(ボタン連打式のオートコンボ。6ヒット)というのもあり、パンチx3+鴻輪式+虎輪式+金剛鴻輪式+ビーストドライブで22〜30ヒットほどつながる即死コンボも可能である。ここまであると無敵臭いが、キャラのスピードはどちらかというと遅い方に分類されるため、心意六合拳の切れ目を上手くガードできれば勝機はある。

(4)ウリコ(♀)/半獣(猫)

 1作目ではラスボスだったキャラ。誘拐されて実験のために強化改造をほどこされていた。2作目で母親が誘拐されるところを獣化して救おうとするのだが、無理な強化改造が祟ってか獣化に制限がかかり、中途半端な獣化しかできなくなっている。獣化形態は一応”半獣”ということになっているが、そのデザインはどう見ても猫である。ロンを師匠として、見よう見まねで心意六合拳を習得する。しかし”ただの真似”に近いため、技の一部は動きが失敗(着地に失敗して尻餅をついたり、ちゃんと技が最後まで入らなかったり)したりする。真似とは言え、ウリコの使う心意六合拳は「六合鳳輪式」と呼ばれ、その各技はロンのそれとは微妙に違う。”はちゃめちゃ拳法”と表されることもあり、無駄な動きをスピードでカバーした動きがウリである。

(5)バクリュウ(♂)/土龍

 忍者系キャラ。1作目と2作目以降は別人なのだが、技はすべて継承されている。1作目ラストで研究所(違法)から救出される。2作目ではPCだが、研究所でかけられていた暗示のおかげで一時的にユーゴを敵に回すものの、自力で暗示を振り切って戦う。本作では平和な高校生活を送っているところに起きた事件を密かに解決すべく活動を開始する。ちなみに3Pカラーは学生服である。人間時と獣化時の外見のギャップが激しいキャラでもある。獣化はどう見ても悪役怪人面なのだが、その戦闘能力は高い。

(6)ガドウ(♂)/獅子

 渋いオヤヂ系キャラ。1作目から登場。スピードは速くないものの、1発1発の威力は高い。2作目ではラスボスとして登場。体力の半分を奪うコンボから、体力の半分を奪うビーストドライブにつないでくるという、即死コンボを多様するキャラであった。本作ではさすがに年なのか、技のキレはパワーダウン。しかし、獣化するとその破壊力はあいかわらずなので、コンボがつながると相手の体力はほとんど無くなってしまうということがザラである。

(7)マーベル(♀)/豹

 2作目から登場。ガドウの養女であり、歴戦の傭兵であり、豹の獣人である彼女は、養父と似た動きで相手を倒すパワータイプのキャラである。基本的な技はガドウと似ているが、蹴りのコマンド技(瞬間的に5回連続で蹴る)を途中で止められるなど、細かいところで玄人向きであったりする。パワーはガドウよりも少し低いぐらいなのに、スピードはガドウよりも速いため、戦闘能力は高い。

(8)ジェニー(♀)/蝙蝠

 ヨーロッパのトップモデルであり、全キャラ中一番のナイスバデーであり、女スパイでもある。キック系がメインの攻撃。全キャラ中、唯一飛行できる獣に変身できることもあり、その翼を利用した空中戦も可能である。とにかく蹴りのリーチが長いため、スピードの遅いキャラはアウトレンジから一方的に蹴られかねない。

(9)スタン(♂)/カブト虫(2Pはクワガタ虫)

 2作目から登場。元々は普通の人間だったのだが、獣人の研究中、同僚(ブスジマ)に実験体にされ、通常ではありえないはずの昆虫獣人となった。無理な変身のために体は常に不安定であり、特定の薬物無しには緩慢なる死へと向かうことになってしまうのだった。スピードは全キャラ中最低。投げ技をメインとするパワーキャラである。本作では様々な投げ技を使えるようになって更にパワーアップ。3回連続でつながる投げコンボを持ち、その破壊力は1度に体力の4分の1を奪う。

(10)ブスジマ(♂)/カメレオン

 自分に実験を施しカメレオンの獣人となった男。マッドサイエンティストであり、超自己中であり、変な奴である。キャラ的にはパワー系なのだが、決してスピードは遅くなく、拳法家とは違うトリッキーで変な技は、結構相手にヒットしやすい。カメレオンだけに姿を消す技とか、舌で投げる技とかもある。

(11)シェンロン(♂)/虎

 2作目から登場。別名”悪虎”。実はロンのクローンである。一見洒落のようだが、その強さは洒落になってない(という洒落かもしれない)。ロンと同じく心意六合拳を使用するが、彼の派生技は「六合蛇輪式」と呼ばれる。ロンの六合鴻輪式とかなり動きが違う。ロンよりもスピードは早く、中国ワイヤーアクション拳法映画も真っ青な技とかもある。2作目ではコピーだったが、本作ではイメチェンしてヤンキーな兄貴になっている。ロンと同じく獣化時のみ使用可能な「金剛蛇輪式」もあり、そのすさまじいコンボの嵐は、相手の体力をあっという間に削りとる。

(12)シオン(♂)/カミキリ虫?

 今回のメインボス。でもPCとして最初から使える。スタンのようにあるまじき昆虫獣人なのだが、彼の場合は生来の能力でも、改造された結果でもないらしい。ビジュアル系の美形キャラだが、変身すると強殖装甲ガイバーを思わせる外見となる。獣化時には腕と脚にはブレードが追加されて攻撃時のリーチが伸びる上に、背中にある触手で相手を突き刺したりできる。ボスキャラなだけあって基本性能は高い。

(13)コウリュウ(?)/メカ土龍

 隠しキャラ其の壱。1作目のバクリュウがサイボーグ(?)となって復活。獣化した姿は完全にロボットである(名前も”アイアンモール”だし)。その性能はバクリュウ+αというところ。バクリュウよりも微妙に性能がいいくらいで、目立った所はない。メカ土龍らしく、ビーストドライブにミサイル連射があったりする。

(14)ウラヌス(♀)/キマイラ

 隠しキャラ其の弐。シオンまでをノーコンティニューで倒してこないと出現しない。実は1作目のラスボスだったりする。なのでウリコのはずなのだが、隠しキャラなので本来のストーリーとは絡まないのであった(彼女のステージはスペシャルで、コンティニューも乱入もできないのだ)。電撃を放つ技があり、イオノクラフト効果なのか、常に浮いている。全キャラ中トップのスピード、上下段に散る蹴りのコンボ、そしてそこからつながるパンチのラッシュ。文句無しにトップの性能である。獣化時の外見は胴体からも角が生えている巨大なミノタウロスというところ。人間時はスタイル抜群の女性であるにもかかわらず、獣化時は全キャラ中最も巨体というギャップの激しいキャラでもある。


○感想、その他

 心意六合拳を使うキャラが3人もいるが、一番強いのは誰かと気になったので、オプションにあるCPU対CPUモードを使用して調べてみた。その結果、一番強いのは以外にもウリコであった。そのポイントは彼女の獣化時にある。ウリコが獣化した状態でしゃがむと、あまりにも低い姿勢のため、地面スレスレへの攻撃以外、まったくヒットしないのだ。しかもそのトリッキーな動きに、ロンもシェンロンも着いていけず、踏み込みがずれたところへカンウターをもらうという形で負けてしまうのであった。

 本作は、一定条件を満たすと様々な隠しモードが使えるようになる。前策のように頭や手を大きくしたりはできないが、十分楽しめるモードがある。いくつか紹介しよう。
 「ハイパービーストモード」。これは常に超獣化状態となるため、ビーストドライブが何度も使えるというシロモノである。
 「ハイスピードモード」は、攻撃モーションの速度が2倍になるかわりにダメージが通常の60%になってしまうというものだ。このモードではユーゴが無敵である。ただでさえ速いパンチが更に速くなってしまうため”マシンガンパンチ”が可能になってしまう。適当にレバーを入れてパンチを連打しているだけで、切れ目なく超高速でパンチを繰り出すことができ、相手はそれにカウンターしようとしたところを潰されていくという現象が起きるのだ。死ぬほど殴って相手を倒せるため、ストレス解消にはいいかもしれない。ちなみにコマンド入力のタイミングが狂うため、心意六合拳は使い物にならないナリ。
 「ロースピードモード」は、攻撃の速度が超低速になるかわりに、与えるダメージは2倍になるというもの。相手の攻撃は見切りやすいものの、ヒットしたらあっという間に体力が無くなるので、非常に厳しいモードでもある。

 なんだかんだ言いながら好きなので買ったのだが、開発サイドはまだブラッディロアの新作を考えているという。格闘ゲームにとって今は冬の時代のはずだが、趣味にあったゲームを出しつづけてくれるというのはうれしい限りである。



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