雑記帳


雑記帳のトップへ戻るトップページへ戻る


TheMummyReturn 2001.06.18

 久々に映画に行ってきました。邦題「ハムナプトラ2」です。実は前作を見ていないので、キャラの立ち位置とかよくわからなかったのですが、ぜんぜんそんなことを気にする必要はありませんでした。
 とにかく展開が早い早い。ディレクターズカット版なんかが出たら、結構間延びするシーンが追加されるのではないかと思うぐらい、展開が早いです。冒頭の遺跡発掘なんか、普通だったら罠なんかを探しながらじっくり行くところですが、電波な情報提供(詳しくは見てください)のおかげでサクサク進む。お宝発見〜とおもいきやトラップ発動でドバ〜。よく生きてるなお前ら。(^^;
 次に敵らしいおっさんと美女が登場。このへんは前作を見ていると「何!」と思ったりするんでしょうが、予備知識のない俺はそのまま静観。俺が「何!」と思ったの次のシーン。ヒロインが側転しならが敵の野郎を蹴るというところ。そこからグラディエーター顔負けの剣劇シーンが続く。どうやら味方らしい刺青男も乱入し、チャンチャンバラバラ。
 んで、戦闘のかいなくヒロインはさらわれてしまうんですが、敵の判明から居場所へ移動するまでに約20秒。いくらなんでも早すぎないか、お前ら。(^^;
 怪しげな儀式で、冒頭で掘り起こされたラスボスらしきものが復活。その儀式の現場に侵入した主人公立ちは機転をきかせて生け贄にされそうになっていたヒロインを救出。しかし敵は壷からミイラ(サンドゴーレムにしか見えなかったが)を4体出現させて追撃にかかる。ヒロインは時間稼ぎに扉に簡単なバリケードをするが、主人公に無駄だと言われる。その直後、ミイラどもは扉の横の壁を破壊して出現する。なるほどね、扉から出てこないから、扉にバリケードしても無駄だったのね。よくわかってるじゃねーか主人公。(^^;
 なぜか二階建てバスで逃げる主人公達を、ミイラが走って追いかける。途中からミイラ達は壁を高速で蹴りつつ、バスへ飛び掛かる。主人公は銃で迎撃。おい、それってハウス・オブ・デッドといわんか? ああ、相手がアンディッドだったら同じか(勝手に納得)。しっかし、ミイラ達はしつこい。下半身を吹き飛ばされても、腕だけで器用に移動し、主人公達を苦しめる。まあ銃などの物理攻撃が通用するのがせめてもの救いか。ミイラ達を倒したと思いきや、いきなりヒロインの息子がさらわれてしまう。ここでも目的地が判明しているので、先回りをする算段を立てるのであった。てめーら慣れ過ぎてるよ。まるでレベルの高い冒険者のようだ(実際に冒険者だが)。
 この親にしてこの子ありというかなんというか、さらわれた少年(ヒロインの息子)は非常に頭が切れる。敵に憎まれ口をたたきつつ、巧妙に次の行き先である遺跡を、砂を使って作っておく。主人公達はこれを見て瞬時に行動していくあたり、レベルたっけーと思うのであった(こればっかり)。
 本作でなかなかポイントが高いと思ったのが、「魔法の絨毯航空」のあんちゃん。出てきたのは気球にぶら下がっているプロペラ推進の船。しかもこれにはロケットブースターが着いてるのであった。敵の親玉が川のある谷間にて超能力(?)で津波(?)を起こしてくるところを、ロケットブースターを使って逃げるのであった。そのシーンであった細かい演出もいいところ。主人公達に同行している刺青男は、鷹を1匹つれており、自分の部族との連絡に使用しているのだが、津波が迫ってくるシーンで、

1)刺青男が鷹を飛ばす
2)鷹は谷の右方向へ飛んでいく
3)刺青男が方向を指示
4)操縦しているあんちゃんがそちらへ機体を進ませて振りきる

というシーンが展開する。しかも振り切ったところで目的地の見える場所に出るというオマケ付きである(実際にはもう一度津波攻撃を受けて落ちるのだが)。この動物の動きを使ったとっさの判断というのは、なかなか見れるもんではないですな。ちょっと感動。

 最終目的地であるピラミッドへ向かうのだが、ここでも意外な展開があった。周囲は密林なのだが、先行している悪者連中は途中でピグミーと呼ばれる小人(原住民らしい)の襲撃を受ける。その混乱に乗じて主人公達は少年を奪い返すのだが、その小人は主人公達にも襲い掛かってくる。その飛び掛かってくるのを銃で打ち落とすシーンがあり、またも「嗚呼、ハウス・オブ・デッド」と思ってしまう。この監督ってその手のゲームが好きなんじゃないだろうか(と勝手な憶測したり)。意外というのは、主人公に同行しているダメ叔父さん。主人公と刺青男が少年を救うために突撃するところを、離れた崖からヒロインと叔父さんがライフルで援護する。この叔父さんは逃げるための車のキーを負ったり、敵に捕まったりと足ばっかりひっぱってるのだが、彼のライフルの腕前が一流だということが明かされる(フォックスハントで3回優勝だそうな)。悪役、ピグミー、主人公&刺青男と乱戦になる中、ライフルの正確な射撃で主人公をサポートする。おぉ、この叔父さんは単なるダメダメじゃなかったのね。コミックリリーフっぽい言動のわりに、こんな所でキメるシーンがあるのね。

 一番肝心のラストシーンと、真のラスボスの話は実際に見てもらうとして、もう一つ、特筆すべきシーンを書いておこう。それは「砂から出現するアヌビス軍団VS砂漠の民(仮称)」である。世界を滅ぼすことができるというアヌビス軍団(犬頭人身のアレ。しかも大量にいる)の侵攻を食い止めるべくその民(刺青男はここに属している)は存在しているだらしい。その彼らとアヌビス軍団との大乱戦が、主人公達の最終決戦と平行して描写される。アヌビス軍団は首を切られないと倒れないらしい。刺青男はみなに説明し、大型のククリ片手に大奮闘をくりひろげる。アヌビス軍団は、倒されるとその場で砂と化して散るのであった。
 なんとかアヌビス軍団を撃破して歓声を上げる砂漠の民達。しかし、地鳴りの後で見た砂の丘の向こうには、先ほど倒したものの数倍のアヌビスが群れていた。圧倒的多数アヌビス軍団に対し、死を覚悟する砂漠の民達。雪崩のごとく迫るアヌビス軍団と、死を覚悟した決戦が始まろうとした瞬間、主人公が新のラスボスを倒し、そのアヌビス軍団は黒い砂塵と化して消えるのであった。

 はい、つーわけで後は見てください。久々に当たりの映画です。冒険活劇とかが好きなら見て損はないでしょう。時代設定的にはクトルゥフに近いんですが、そんな微妙にレトロな世界で展開される冒険が、かなり面白いです。



雑記帳のトップへ戻るトップページへ戻る