TRPGプレイングレポート
装甲騎兵ボトムズTRPG”陸の孤島” 2001.05.26
最近ボトムズしかやってません。まあ、このルールが今は俺的に一番なので、他のルールに見向きしないだけなんですが。しかし、シナリオをやってもやってもやり足りないという気がするのは旧メタルヘッド以来だなぁ。
今回はキャラは1人を除いてすべて持ち込み。しかも4レベルなので少々無茶なカスタムをしてきている。機体は25000GDベースで作成しているものばかりだったので、OKとした。
●機体紹介
ATH−Q64−SBB サイレントブルーベル/装甲騎兵
ベース機体はベルゼルガ。カスタムルールを逆手にとった手法で、クエント傭兵で無いにもかかわらず25000GD以下でベルゼルガを入手している。まあ、これでルール上問題無いからOKしたのだが・・・。クエント製センサーとパイルバンカーを外したベルゼルガが、果たしてベルゼルガと呼んでいいものか(他のプレイヤーからは”似非ゼルガ”との非難があった(^^;)
ATM−09−LC スカルメル/装甲騎兵
ベース機体はスコープドッグ。パイロットは女性。スカルメルとは”盾乙女”のことらしい。名前のとおりショルダーシールドを装備。その機体は極限まで軽量化されている。そのため、チーム内では桁違いの運動性能を発揮する。
ATM−09−LW スコープドッグ/バトリングパイロット
スコープドッグの軽量化カスタム。それ以外に特に特徴はない。アームパイルバンカー(しかも電磁式)を武器とし、軽量化による高機動で攻める機体である。
ATM−01−SS サイレントキャメル/ブルーパー
ベース機体はクレバーキャメル。隠密索敵に重点を置かれてカスタムされており、隠れたこの機体を発見するのはすこぶる困難。カスタムのおかげで機動力はノーマルのスコープドッグを上回っている。
今回は無理矢理入手したドロッパーズフォールディングガンとクエント製センサーを装備している(このおかげで機体価格が本来の8倍ほどになっている)。
●セッションレポート
PC達を束ねる闇屋が、何やら深刻な顔つきで帰ってきた。闇屋はATを整備しているPC達を呼び集め、こう言った。
「一人3万出す。何も聞かずにある物をある場所に運んで欲しい。」
破格の報酬と闇屋の態度に、PC達の間に動揺が走る。運ぶ物は小型のPRSPパックに偽装しており、ATに装備させて秘密裏に街から運び出したいらしい。しかもできるだけ急いで。目的地はウドから北に(トラックで移動して)5日ほどのところにある、破棄された研究所らしい。しかもそこは自動兵器に守られており、ATによる強行突破しか手が無いという。説明を迫るPCに対し、闇屋は「すまんが何も聞かんでくれ。引き渡しはその場所についたらわかる」と。
前金1万GDという条件で、カスタムを始めるPC達。場所は全くの平野なのだが、地形は荒地。PC達は急遽そろえてもらったトランプルリガーを取り付け、機動力を確保する。サイレントキャメルのPCは、何を思ったかドロッパーズフォールディングガンとクエント製センサーを要求。迷った末にダイスで運試しをさせ、与えることに。
最終的に例のPRSPパックはサイレントキャメルに装備することになった。
トラックで4日。そこからATで半日。周囲数kmはまったくの平野で、遮蔽物は一切ない。敵を警戒して夜に突入を開始した。
まず各機がセンサーチェック。すると12機の反応。赤外線カメラに切替えるが、敵の姿はない。
警戒しつつ進むPC達。突如、土の中からスタンディングビートルが出現。マシンガンでPC達を攻撃し始める。PC達は散開。しかし、進むと土の中から出現するビートルに足を止められ、なかなか前進できない。一人右翼に移動したスカルメルは、途中から出現するビートルの猛攻を浴びる。しかし、その桁外れな機動力で次々に攻撃を回避していく。
PC達の機体は運動性能が高いのだが、敵の数が多すぎる。そのためちまちまとダメージを受けていく。今回はどの機体も装甲が薄い(4機中3機が軽量化。残る1機は旧型のため装甲が薄い)ため、普通のマシンガンでも十分致命傷になりうるのだった。
MAP中盤に差し掛かると、残っている敵が全部出現。最終防衛ラインには戦車が配備されていた。強力な戦車砲を警戒してサイレントブルーベルとスコープドッグLWがスモークディスチャージャーを発射。合計4発の煙幕の壁を走りぬけ、スコープドッグLWが戦車をしとめるべく突撃する。
敵のビートルは人間が乗っているとは思えないような動き(PC2機に背中をさらしても、研究所に近い所にいる機体に攻撃する)をした。全機被弾しつつも、敵ビートルを次々に撃破していくPC達。
しかし無事には終わらなかった。煙幕を利用してPC2機が敵防衛ラインを突破。サイレントブルーベルとスカルメルが機動力の低いビートル達を引き止めているところへ、サイレントキャメルが背後から敵を確かめようと掴みかかる。ダイスの目が悪くそれは回避されてしまい、逆にビートルのアームパンチの直撃を受けてしまう。この一撃でサイレントキャメルは停止(HP=0)してしまった。
スコープドッグLWが戦車を次々に仕留めていく中、サイレントキャメルのパイロットは敵ビートルに取り付き、ハッチを銃でこじ開ける。その中には箱に手足が付いたような機械が、ATを操縦しているのだった。憤慨してそれを投げ捨てるサイレントキャメルのパイロット。
AT8機、戦車4機を壊滅させるという戦果を上げたPC達だが、機体のダメージは深刻である。各々応急修理を施し、研究所に踏み込むのだった。
踏み込んだ研究所は閑散としていた。無線で呼びかけても返事がない。パワープラントが生きているのと、とりあえずセンサーでひろったATらしい反応があった場所を次々に調べるPC達。ノーマルのスコープドッグを調べ、謎のL級ATを調べて敵が乗っていないことを確認しつつ、もう1つの反応を調べる。ところが開いたシャッターの向こうには起動したビートルがいた。そのビートルは武器こそ持って無いものの、いきなりアームパンチで攻撃。シャッターを開けたスカルメルは泣く泣く後退。建物が邪魔をして思ったように動けないPCをよそに、機械的に追いかけてくるビートル。やむなく降着させビートルから逃げてL級ATに飛び移るスカルメルのパイロット。しかし、ビートルはそちらを無視してスコープドッグLWに襲い掛かる。敵の動きが読めたサイレントキャメルのPCは、スコープドッグLWのパイロットに降着して機体を停止させるように指示しつつ、自分は後退する。ビートルはその狙いどおり、降着したスコープドッグLWを無視。しかし後退距離を誤ったサイレントキャメルはビートルのアームパンチを背後から受けることに。かろうじてアームパンチを避けたサイレントキャメルは、その強化された機動力でビートルを振り切った。
一方そのころ、サイレントブルーベルは、パワープラント付近から上昇してくるエレベーターの方へ向かっていた。入り口のシャッターを体当たりで破壊し、エレベーターの上昇を待つ。上がってきたのは全身真っ黒のH級ATだった。そのATの首が向いたところでサイレントブルーベルは反射的に攻撃するが、簡単と回避されてしまう。
サイレントキャメルのパイロットは、その黒いATが引き取り手だと判断し、無線で呼びかけつつ、PRSPパックを落とす。返事は全く無いものの、黒いATは手振りで他のPCに降着するように指示。サイレントキャメルを追いかけていたビートルは、途中で歩行に切替え、そのPRSPパックを回収してエレベーターで降りていった。引き下がっていく黒いATに向かってサイレントブルーベルのパイロットが声をかける。黒いATは返事のかわりにバイザーを上げて顔を見せた。その顔は無毛であり、しかも半分近くが機械に覆われていた。
こんなところにはいられんとさっさと出て行くPC達(出る前にすったもんだがあったがそれは省略)。トレーラーで待ていた闇屋に「こんなんじゃぁ仕事はやってられん。ちゃんと残りを払ってくれるんだろうな」と文句を言うが、闇屋は黙って車のキーを投げる。そしてもう1つキーを投げ渡したところで、闇屋は自分の髪の毛を掴んで顔をべろりと剥いた。一皮剥いたのそれは見知らぬ男だった。「ご苦労だった。君たちに頼んで正解だったよ。金はそのキーのロッカーに入れてある。闇屋もそこにいる。」と言い放ち、その男は研究所の方へ歩いて行こうとする。呆然とするPCの中、唯一、サイレントブルーベルのパイロットが言いすがるも、「私に協力すれば教えてやろう」と不敵な誘いをかけつつ、歩いていった。PC達は「こんなのにはかかわってられん」と早々に引き上げていくのだった。
●GM独白
今までストレートな話ばかりだったので、ちょっとひねってみた。結果的に謎の男に利用されただけなのだが、3万GDもあればフルカスタムを1機用意できるので、文句はないだろう。それにしても12機も出すのは疲れた。しかしそれ以上に、あれだけの数を相手にしても1機しか擱座していないので、SPの強力さを改めて実感した。まあ、戦術さえしっかり組めれば、3倍ぐらいの敵の数でもなんとかなるね。今回はGMの出目がイマイチだったのだが、それ以上にプレイヤーの出目もイマイチだった。もともとフルにカスタムして機体のカスタムポイントがぎりぎりのところへ、荒地だからといってトランプルリガーを追加装備したため、カスタムポイント超過でファンブルが続出した。軽量化高機動の機体が被弾しているのは、ひとえにそのファンブルによるものだったりする(低くても回避できるだけの達成値であるにもかかわらず、ファンブルのおかげで命中打を受けてしまうのだ)。
今までのシナリオでは遮蔽物のある地形ばかりだったのだが、今回は縦長のロングマップ。一切遮蔽物が無いくせに、敵には地中から出現するまで攻撃できないという戦法でプレイヤーの危機感を煽ってみたのだが、それは功を奏していたようだ。敵は自動兵器ということで単調な動きしかしなかったのだが、次に同じシナリオをやったら簡単に突破されてしまうだろう。プレイヤー的にかなり経験値を積めたような感想を聞いたので、次からはもっと敵の戦術を強化するとしよう。
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