TRPGプレイングレポート


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機動戦士ガンダムLRP(仮) 2002.03.30

 まず最初に、このルールは市販のものではありません。しかもデータすらまとまっていないシロモノで、α版ですらない状態でのテストプレイでした。ちなみに「LRP」とはLiveRolePlayingの略です(これは私が勝手につけただけなのであしからず)。このルール自体はライブでRPGするために、極限まで簡略化した上で、一年戦争時代のガンダムを楽しむためのものです。


●ルール談義(前編)

 ガンダムのRPGにつきものなのは、まず「ジオンか連邦か?」という話です。私は迷わず「じゃあジオンで」と宣言。しばらく機体の話で盛り上がり、1時間ほど無駄に(笑)

 で、プレイ開始と思いきや、キャラシートも機体シートも無い始末。データはハンドヘルトPCとGMの頭の中ときたもんだ。GMから情報を入手しつつ、機体シートを手書きで作成してみる。今回は地上戦で2〜3戦するということで、まず指揮官はグフ、3名の部下は全員ザクIIとなったまではいいものの、武装の有無や性能でまた議論。武器の性能調整をしたり、マニアックな会話(ザクの武装は、ザクマシンガン、ザクバズーカ、マゼラトップ砲、フットミサイル、クラッカー、ヒートホークから2種だけ選択とか)をしつつ2時間無駄に(笑)

 GMからルールの説明を受けつつ、また武装の話へ。ゲームシステム的に「ガンダムのビームライフルはザクを一撃で倒せるか?」という議論が白熱。武器の性能評価案を出しつつ、「ガンダムのビームライフルはザクを一撃で倒せる」という性能にしつつも、「移動によるダメージ減少ルール」(後述)で、ゲーム上は一撃死を免れる可能性を持つということになった。

 このルールはすべてトランプで判定するのだが、プレイヤーがカードを溜めることができる(=手札にできる)ルールでまた一悶着。ヒーローポイントに相当するルールの部分なので、最終的にライブRPGとするならできるだけ簡潔で簡単なルールだけにした方がいいということで、溜められるカードは1枚だけだが1回行動が休みになるとか、指揮官は指揮技能のレベルに応じて最初にカードがもらえそれを配分できるなどでもめた。

 このルールでは1戦闘7ターン制らしい。撃破された場合は1ターン休みになった後、新たな機体でマップの端から再出撃できる。まるでアーケードゲームの「機動戦士ガンダムDX」のようである。これは戦闘を長引かせることを禁止するのと、序盤で簡単に撃破されても暇にならないようにとの考慮らしい。


●テストプレイ(本編)

 1戦目。PCの小隊はグフ1機、ザクII3機。マップは山あり湖あり。ジオン側が都市防衛を行うという状況でスタート。まずはカードを溜め、連邦軍の接近を待ってから攻撃開始。連邦はジムと陸戦型ジムだが、全部で6機。武装を比較すれば明らかに火力で負けている。PCサイドはグフとザクII1機が果敢に接近戦。マゼラトップ砲を装備したザクIIは山(射撃の命中は上昇するが、回避にペナルティーが来る)に陣取って撃ち降しを狙う。途中、ザクIIが相次いで撃墜されるものの、2ターン後には復帰。近接先頭の鬼と化したグフがジムを次々に屠る。最終ターン。防衛ポイントである都市で戦闘になったものの、グフとザクIIの殴り合いコンビネーションでジムを撃破。ジオン側損害3。連邦側損害4でジオンの勝利。


 ここでしばしルール談義が入る。撃墜数に応じて経験点が入るらしいのだが、ミッション参加の点数も考慮しろとかでもめる。結果、グフに乗っていた小隊長がレベルアップ。迷った末に指揮技能を2レベルにする。指揮技能は、イニシアティブ決定前にそのレベルだけトランプがもらえ、部隊に好きなように分配できるというもの。他の技能を中途半端に1レベルにするよりも、一点集中の方が良いと見た。
 またも雑談を交えながら、武器の調整などしながら機体変更に。グフの代わりにドムをもらうことになった。


 2戦目。PCの小隊はドム2機、ザクII2機。マップは山あり湖ありでジオン側防衛ミッションは同じなのだが、マップ中央に都市。その周囲に平原、湖、山が配置されているという防衛には不向きなマップ。しかも山は一定方向からしか侵入できないようになっている。対する連邦側なのだが、数は相変わらず6機。しかし、今回はその中にガンキャノンとガンタンクが入っていた。まず指揮技能で得たトランプ2枚をそれぞれドムのパイロットに渡す。
 まずガンタンクの強烈さを思い知ることになる。通常のMSの飛び道具は1エリアまでしか到達しないのに対し、ガンタンクのキャノン砲は2エリアまで届く。しかもその威力はガンダムのビームライフルより上ときた。戦闘開始1ターン目、ガンタンクのキャノン砲により間合いを踏み込む間もなくザクIIが1機撃破される。このゲームには、「そのターンにまだ一度も移動していなければ、攻撃を受けた際に1エリア移動することによってダメージを1点軽減できる」という『移動によるダメージ減少ルール』がある。しかし、ザクのHPではこのルールを使用してもガンタンクのキャノン砲を食らったら粉砕されてしまうのだった。しかし、ジオン側も負けてはいられない。絶妙なカードの引きでガンキャノンの攻撃を回避すると、ヒートホーク−>ジャイアントバズーカの連携でガンキャノンを瞬殺する。
 この2戦目では「撃破されたら次の機体はランクが下がる」というルールが適用された。例えば、ジオン側のドムは撃破されたらグフに、グフが撃破されたらザクIIにというように、機体のランクが落ちていく。撃破されたガンキャノンは試作型ガンキャノンになって登場した。ジオン側は他のジムには目もくれず。ひたすらガンキャノンとガンタンクに火力を集中。さらにガンタンクと試作型ガンキャノンを撃破して、試作型ガンタンクとジムキャノンに格下げさせる。一方ジオン側の被害も同じようなものだった。ガンキャノンとガンタンクの攻撃でザクIIはあっさり撃破される。ドムも1機が撃破されてグフになってしまった。中盤で指揮官の乗るドムがガンタンクのキャノン砲を食らうが、以後のトランプの引きが鬼のように良く、掠ったら撃破されるようなHPで最後まで生き残った。


●ルール談義(後編)

 もう1戦する時間が無くなってしまったので、再びルール談義に。ライブRPGとするにはどうすればいいかという話をだらだらしながらタイムアップとなりました。


●テストプレイの感想

 ガンダムのTRPGは数あれど、今回の試作品ルールはその中でも最もプレイアビリティの高いルールとなる(はず)でしょう。小さなこだわりが通用(主に武器の選択の話)し、ルールが簡単で、しかも話の回転が速い。個人的には「撃破されても再出撃」というところが「機動戦士ガンダムDX」に似ているので気に入りました。なんといってもルールが軽いのがいいです。完成すればプレイヤー1人につきキャラクターカードと機体カードを1枚ずつ持つだけ。ダイスを転がすのではなく山からトランプをどんどん引いていくので、処理が楽です。実際にはプレイヤー2人で、キャラ2人持ち(合計4キャラ)でやったんですが、全然苦になりませんでした。やろうと思えばGM無しで4対4(8人プレイヤー)でジオンVS連邦のようなこともできます。このルールが完成したら”一年戦争キャンペーン”とかやってみたいですな。



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