TRPGプレイングレポート


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聖戦士ダンバインTRPG”人間狩り” 2003.06.14

 これはオリジナルルール、『= Uroboros_Chain = 〜無限蛇の鎖〜』のサプリメント、『= Uroboros_Castle = 〜無限蛇の城〜(聖戦士ダンバインTRPG)』を使用したセッションのプレイレポートです。ルールについての詳細や、専門用語などについては、各ルールを参照してください。


●キャラクター紹介

タダシ・カライト/20歳/男/地上人、日本人(1990年末出身)
 搭乗オーラマシン:サーバイン

 全PC中、最強のオーラ力を誇る。現在はアの国の筆頭聖戦士である。鎧に改造したライダースーツを着用(性能値=2なのでチェインメイル並に強化されている)。愛機のサーバインはノーマルの(つまり原作と同じタイプの)オーラバトラーである。
 聖戦士という限りはやはり戦士のようで、政治向きの状況には正確に判断できない(しない?)様子。主役級キャラらしく猪突猛進な行動が目立つようである。


トリル・ハッシュ/18歳/男/コモン、木こり/炭焼き
 搭乗オーラマシン:強獣化レプラカーン

 ミの国出身。木こりとして生業を立てているところに強獣化レプラカーンに襲われ、食われるものの、オーラ力の高さが幸いして逆に制御できるようになる。以後、オーラバトラーとしての力の強さを存分に利用して、材木問屋(?)としても活動を始める。今では材木商人の方が本業になりつつある。
 コモンとしては比較的オーラ力が高い方である。今回はシナリオの展開もあったかもしれないが、プレイヤーにあまり積極性が無かったので、ほとんど出番なし。


バリウス・カズン(破璃臼)/28歳/男/コモン、狩人
 搭乗オーラマシン:強獣化ブラウニーII

 元々強獣も狩る狩人だった。シン・マクドール(他のプレイヤーのPC)にそのオーラ力の高さを見出され、オーラバトラーに乗ることになる。今は聖戦士の本質を見極めるために旅をしている。
 愛機の強獣化ブラウニーIIは5連装オーラランチャーを装備している。・・・が、射撃戦はめったにやらないらしい。なぜか漢字で”破璃臼”という当て字の名前があるらしい。


アークライト・ノーデンス/29歳/男/地上人(出身不明)、元近衛騎士団長
 搭乗オーラマシン:強獣化ドラムロ改”ゴーント”

 今は無きハンの国につかえた騎士。ハンの国がニアの国に滅ぼされた際、姫君一向とともに脱出。縁者を頼ってゴの国に行く途中、山賊に教われる。奮戦するものの、アークライトは肩に重傷を負い、崖から転落する。その際の無念の叫びに、下の水面下に潜んでいたドラムロが反応し、アークライトを取りこんだ。オーラ力の高さが幸いして、後にこの強獣化ドラムロ改を乗りこなせるようになる。
 愛機は強獣化ドラムロ改。”ゴーント”という名前は自分の愛馬(崖から転落の際に死亡している)の名前である。彼自身は”オーラバトラー”という言葉を知らないので、このドラムロのことは”強獣鎧”と呼んでいる。

※今回のレポートはアークライトの視点で書いてマス。例によって脚色120%ですが。(^^;


●その他の解説

オーラバトラー”エキゼル”

 発掘したゲドをベースにゴの国が改良したオーラバトラー(このセッションのGMのオリジナルオーラバトラーである)。コンバーターに2門の大型滑空砲を装備している。この滑空砲は一種のグレネードランチャーで、オーラコンバーターの噴射口を閉塞し、その噴射力を弾丸発射の火力として用いている。その構造のせいで、射撃時に飛行していることはできない。


強獣”パイロ・ガッター”

 本ルールのオリジナル設定の強獣。通常知られているガッターは緑灰色だが、このガッターは赤銅色である。PS版のガッターと同じく炎の弾丸のようなブレスを発射できる。


●本編

 ゴの国は、ハンの国と同じくニアの国の侵攻を受けた国である。時の国王の手腕か、本格的な戦闘もなくニアの国の軍を退けている。
 アークライトは姫君一行を探して旅をしていた。ドラムロに取りこまれてから意識を取り戻すのにかなり時間が経過しているため、姫君一行は既にゴの国にたどり着いているかもしれなかった。オーラバトラーの翼なら、何日もかかる道のりをあっという間に踏破することができる。民草に与える心理的影響を考慮し、飛翔するのは夜間に限定したのだが、それでもかなり早くゴの国に到達していた。

 ゴの国の首都は、戦争の影響で多少疲弊しているようではあったが、戦後にありがちなすさんだ様子は無かった。アークライトは森の中にドラムロを隠し、城に向かった。門番に自分の出身と身分を告げ、お目通りを願う。姫君一行がたどり着いているのなら、まずここに来ているはずだ。そして既に到着しているのなら一安心である。

 他国の、しかも近衛騎士団の長と名乗る男にしては、異例の早さでお目通りがかなった。アークライトは騎士団長か大臣クラスと謁見できればいいと考えていたのだが、通されたのは国王の謁見の間だった。今の国王は弱冠16歳。先の国王はニアの国の侵攻の際に亡くなったらしい。こちらの赴きを改めて告げると、ゴの国の方ではあらかじめ知らせが届いていたらしい。しかし、姫君一行はまだ到着していなかった。王は捜索隊を出すことを約束してくださり、その日は泊まらせてもらうことになった。
 従者に部屋へ案内される途中、中庭を見ることができた。そこには駐機中のオーラバトラーが2機あった。コンバーターの部分から2門の砲がでている。この国にもこんなものがあると知らなかったアークライトは、騎士団長に話があると従者に告げた。
 騎士団長に会うと、アークライトは自分も中庭にあるあれと同じようなものを持ってきていると告げた。この国ではあれのことをただ”強獣”と呼び、それを操ることができるものを”強獣乗り”と呼んでいるらしかった。騎士団長はアークライトを城の地下に案内した。そこには整備中のものや、パーツにばらされているオーラバトラーが何体もあった。騎士団長が言うには、数はあるものの、乗りこなせるものが少ないという。アークライトは自分のドラムロのことを”強獣鎧”と呼んでいると説明した。そして飛翔時の燐光がリーンの翼伝説と関連があるかもしれないということも。これからここに厄介になることになるので、アークライトもドラムロを持ってくることにした。

−+−


 そのころ、城下の酒場では、カライト、バリウス、トリルの姿があった。カライトはアの国の使者として、バリウスは師の教えに従って、トリルは材木の売買のためにここに来ていたのだった。3人は以前からの知り合いだった。3人の目的が一致しているわけではないのだが話をしていると、ふとバリウスが自分達の様子をうかがっているガロウ・ランに気付いた。ガロウ・ランが酒場から出て行ったのを見て、3人は何かあると踏んで後をつけることにした。
 湖までガロウ・ランをつけていくものの、捕らえようとしたところで気付かれ、湖に飛びこまれてしまう。トリルは近くに隠してあった強獣化レプラカーンに乗りこんで捜索しようとするものの、夜で周囲が暗いこともあり、完全に見失ってしまった。

−+−


 夜。中庭の物音でアークライトは目がさめた。中庭に駐機してあったオーラバトラー”エキゼル”が2機飛翔し、城門の上に降り立ったのだ。あわてて外へ出て従者に聞いてみると、アの国の聖戦士が城下に潜伏していることが判明したらしい。ゴの国はアの国と隣接しており、最近、国境付近で小競り合いがあったばかりだという。そのために警戒し、夜襲に備えてオーラバトラーを動かしたらしい。

−+−


 朝。城では朝食の時に人狩りの話が持ち上がった。最近、何人かさらわれており、その実態は掴めていないという。そしてアの国の聖戦士が城下に潜伏していることについて、城ではアの国が何かしかけてくるのではとあらぬ憶測が飛び交った。
 しかし、その憶測は取り越し苦労だった。朝のうちにその聖戦士が謁見を求めてきたからである。その聖戦士は、アの国の聖戦士で、カライトと名乗った。要件は、先ごろの国境付近での戦闘についての謝罪だった。聖戦士を謝罪に送るというのはどういうことか。大臣や騎士たちの間で、アの国に対する疑念がいくつも飛び交った。その聖戦士もオーラバトラーを持ってきているらしい。さすがに乗ってはきていないので、森に隠してあるという。後々面倒になりそうだということで、アークライトのドラムロとエキゼルの2機で城まで輸送してくることになった。

−+−


 アの聖戦士についてどうするのか協議するため、ひとまず城に宿泊してもらうことになった。これがただの使者ならばそれほど大きな問題ではない。しかし、来ているのが聖戦士ともなれば、一気に事は政治的要素を帯びてくるのだ。部屋に案内されたカライトの所へ、アークライトはオーラバトラーの輸送の件も含めて挨拶にいった。

 突然、見張りから警告が発せられた。強獣が3体迫ってきているという。アークライトは騎士団長に声をかけて出撃しようとした。カライトも騒ぎを聞いて出撃しようと中庭へ飛び出して来る。アークライトはオーラバトラーとカライトの間に割って入った。

アークライト「私が出ます。貴殿が出られると外交問題になりかねない。ここは控えられよ!」
カライト「そんなことを言ってる場合か!」

 実際に事態は急を要する。まずエキゼルが1機、先行して飛翔した。アークライトもドラムロで出る。エキゼルは武装の関係で速度が出ないので、ドラムロが先行することになる。しかし、遅れて飛翔したカライトのサーバインは、ドラムロをあっという間に追い抜かした。

 街外れでは馬車が3匹の赤銅色のガッターに追いかけられていた。それを操るかのようにビランビーが1機、後ろに控えている。飛び道具の無いサーバインは、ビランビーからオーラショットの先制攻撃を受けた。サーバインはそれをシールドで止める。つられたようにガッターのブレスがサーバインに集中する。サーバインはシールドを燃え上がらせながらその攻撃を凌いだ。
 アークライトはドラムロを馬車の盾になるように着地させ抜刀する。そこへビランビーからオーラショットの攻撃が来た。狙いはドラムロではなく、馬車のようだった。ドラムロは左腕を斜めに構え、オーラショットを装甲で弾いた。
 そこから先は防戦が続いた。ビランビーの狙いは馬車のようだった。そしてビランビーの攻撃に会わせてガッターがブレス攻撃の目標を変更する。サーバインとドラムロは馬車の盾になりつつ後退するしかなかった。ドラムロはオーラバルカンでビランビーを攻撃するものの、簡単に回避されてしまう。一方のサーバインは飛び道具が無いために防戦一方だった。
 やっとのことでエキゼルが1機到着する。サーバインとドラムロはそれを確認すると一気に前へ出た。サーバインは手近なガッターの下に潜りこむと、首の隙間にめがけて剣を突き立てる。しかしこの攻撃はぎりぎりのところで装甲に阻まれた。ドラムロはオーラコンバーターをフルブーストしてビランビーに肉薄し、下から斬り上げる。必殺の一撃だったはずだが、ビランビーは左腕のオーラショットを犠牲にしてそれを凌いだ。斬られた衝撃で爆発するオーラショット。その爆発につられたガッターのブレスがドラムロに集中する。ドラムロはそのブレスを全てぎりぎりで回避した。サーバインはガッターの装甲の隙間を再度狙うが、やはり上手く貫けずに装甲で弾かれてしまう。ドラムロとビランビーは斬り合うが、お互いの防御を崩せなかった。
 そしてエキゼルの支援砲撃が始まった。エギゼルの射撃はオーラコンバーターの噴射力を使うものなので、射撃時は飛翔できないという制限があった。弾丸は着弾して炸裂するものなので、命中すればかなりの被害をあたえることができる。ひとまずはビランビーを狙うものの、距離があるために簡単に回避されてしまう。しかし、着弾した爆発でガッター達の注意が全てそれはじめた。この戦闘にバリウスのブラウニーIIが到着。オーラランチャーでビランビーを攻撃するものの、これも回避されてしまう。そのビランビーは形勢不利とみて間合いを離し、全力で飛び去った。

−+−


 ビランビーとガッターは逃げ去ったものの、本当の問題はその馬車の方にあった。ガロウ・ランが駆っていたその馬車は、人間狩りの馬車だった。荷台には鎖でつながれた民が数人いた。尋問してわかったことだが、その馬車はオーラ力の強そうな者を集めてアの国へ連れていくものだった。ビランビーの乗り手は、人間狩りの縄張り争いから馬車を襲ったらしい。カライトは全く知らなかったのだが、人間狩りをやっていたのがアの国だとわかり、事態は一気に外交問題に発展したのだった。


●プレイヤー独白

 え〜と、まず全然出番の無いトリル君ですが、ガッターが出現したことによる街の混乱でオーラバトラーのところまでたどり着けず、しかも勝気な女の子の出現でレプラカーンを持っていかれるなど、散々な目にあっておりました。

 今回は自分で作ったルールにもかかわらず、全然GMやってません。しかも初プレイがプレイヤーのせいか、ルールミスが連発。ルールを作ったのは自分のハズなのに、トホホ・・・。(T_T;

 んで実際にやってみた感想ですが、基本ルールではまず難易度5以上の設定が必要になりそうだと思いました。これについてはルールを考案中です。オーラバトラーで戦闘してて思ったのが、攻撃がほとんど命中しないということです。これはゲームとしてまずいと思いました。ただ、自分のキャラはビランビー+ガッター3匹の集中攻撃を受けた際、すべてギリギリ(<装甲>とオーラブーストを使ってマジでぎりぎり)の回避の連続だったので、緊張感は他のゲームの非ではありませんでしたが。
 他には、武器のダメージがプレイ上で既にハウスルールオンリー(ルール上で算出されるダメージに性能値をプラス)になっているところで、武器のデータの見なおしが必要だと考えました。ただし、これを見なおすと、武装コストの計算が全てやり直しになるため、多大なデータ変更が発生するんですな、これが。
 後は、急所狙いのルールが無いので、これも作らないといけませんな。やっぱり自分でGMできてないせいか、まだまだ問題は山積みのようです。ダンバインをプレイしてくれている諸氏には申し訳ないですが、近々ルール改定をしたいと思います。



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