=============================================================================== Dimensional Raise = 召喚術 = on the Zero_System 2nd Edition Ver 0.40 =============================================================================== §はじめに  『召喚術』とは、妖精、幻獣/魔獣、神や悪魔の眷属などを呼び出すことにより、そ の力を使役する術法のことです。召喚術を行使するものを『召喚士』と呼びます。 -------------------------------------------------------------------------------- ○コンセプト  ファイナルファンタジーの召喚魔法、女神転生シリーズの悪魔召喚、そしてペルソナ やスタンドといった、自らの内側から何かを呼び出す(=召喚)といった要素を内包し たものを汎用的にカバーできるルールを目指しました。  このルールは以下の作品を参考に作成しています。  ・ファイナルファンタジーシリーズ/スクエアエニックス  ・女神転生シリーズ/アトラス  ・ペルソナシリーズ/アトラス  ・ポケットモンスターシリーズ/株式会社ポケモン、他多数  ・ジョジョの奇妙な冒険/荒木飛呂彦  ・強殖装甲ガイバー/高屋良樹  ・牙狼−GARO−/雨宮慶太  ・3×3EYES/高田裕三  ・超龍戦記ザウロスナイト/克・亜樹  ・カオシックルーン/山本賢治  ・カオシックルーンEs/山本賢治  ・仙術超攻殻ORION/士郎正宗  ・DARKER THAN BLACK −黒の契約者−/BONES  ・トランスフォーマー/株式会社タカラ(現タカラトミー)、他多数 =============================================================================== §特技《召喚術》  召喚士になるためには、特技《召喚術》が必要です。この特技は通常の特技と同じ条 件で取得してください。この特技は通常の特技とは違い、それ自体は判定にボーナスを 与えることはできません。  なお、召喚したものと精神的なつながりを必要とするため、【共感】が0のキャラク ターはこの特技を習得することはできません。 =============================================================================== §召喚獣  このルールでは、召喚術によって出現するモノを便宜上『召喚獣』と呼ぶことにしま す。見た目が獣ではなく物品や人間のような姿をしていても、”召喚獣”と呼ぶことに 注意してください。 =============================================================================== §術式  召喚するといっても、その手法は様々です。このルールでは召喚するための動作を 『術式』と呼びます。召喚するために必要な術式は、以下の中から好きなものを組み合 わせて決定します。術式は以下の中から必ず1つ以上組み合わせる必要があります。組 み合わせる数に上限はありません。一度決定した術式は、変更したり省略したりするこ とはできません。  ◆表:術式一覧表   強度 難度   修正 修正 必要な作業   a)精神集中 ±0 −1 意識の集中(【自我】が0になったら集中できない)   b)発声 +1 ±0 召喚獣の名前を叫ぶ   c)詠唱 ±0 −1 呪文詠唱する(召喚士の行動順番は−2される)   d)結印 +1 ±0 両手を特定の形に組み合わせる   e)舞踏 ±0 −1 踊る(召喚士の行動順番は−2される)   f)召喚具 ±0 −1 特定の道具が必要   g)召喚札 +1 ±0 特定の消耗品が必要   h)召喚陣 +2 −2 魔方陣の準備が必要   i)契約 +1 −1 召喚獣の属性か眷族との契約の特技が必要   j)疲労 +2 −2 召喚する毎に強制的に1点疲労   k)負傷 +3 −3 召喚する毎に強制的に1点負傷  ※強度修正・・・実際に召喚されたものは、召喚レベル+強度修正の召喚強度を持          つ。このレベルが0以下になるようなものは召喚できない。  ※難度修正・・・召喚判定時の目標値は、召喚レベル+難度修正となる。この計算で          目標値が0以下になる場合、最低でも1はあるものとする。 -------------------------------------------------------------------------------- ○術式の解説  ここでは組み合わせて作成する術式の各項目について説明します。 a)精神集中  最も一般的な術式です。これを選択している場合、現在の【自我】が0になったら精 神集中できません。精神集中できないと召喚は必ず失敗します。 b)発声  呼び出す際、召喚獣の名前を叫ぶ必要があります。少なくとも普通に会話できる大き さで発声する必要があります。わずかな声しか出さなかったり、まったく声が出せない 状態になったら召喚は必ず失敗します。 c)詠唱  その召喚獣にふさわしい呪文を詠唱します。最低でも俳句(五・七・五)程度の文章 量が必要です。詠唱は小さな声でもかまいません。まったく声が出せない状態になった ら召喚は必ず失敗します。  詠唱には多少なりとも時間が必要です。ルール上では、これを行動順番の低下という ことで表現します。詠唱を行う召喚士は、そのラウンドの行動順番が−2されます。こ の修正で行動順番が0以下になっても、その順番で処理してください。  ルール上、どのような言葉で詠唱してもかまいませんし、プレイヤーが実際に詠唱を 行わなくてもかまいません(キャラクターが詠唱できればいいのです)。しかし、場景 描写として詠唱の文句を考えておくと、雰囲気が出てよいでしょう。 d)結印  両手を特定の形に組み合わせることを『結印』と呼びます。なんらかの理由で結印で きなかったら、召喚は必ず失敗します。  実際には召喚獣によって手の組み方が異なりますが、ルール上では単純に”結印でき たかどうか”だけを判断します。しかし、場景描写として結印の仕方を考えておくと、 雰囲気が出てよいでしょう。 e)舞踏  踊ることで呪文や結印と同じ効果を引き出します。踊るためには比較的身軽である必 要があります。身体のどこかを動かないように拘束されたり、【機敏】の判定にペナル ティーがかかるような防具といった身体の動きを妨げるものを身につけていると、正確 に踊ることができず、召喚は必ず失敗します。  踊るには多少なりとも時間が必要です。ルール上では、これを行動順番の低下という ことで表現します。舞踏を行う召喚士は、そのラウンドの行動順番が−2されます。こ の修正で行動順番が0以下になっても、その順番で処理してください。  ルール上、どのような踊り方をしてもかまいません。場所が狭かったり、足場が悪い 場所で踊るなら、GMは召喚の判定に−1〜−2LMの修正を加えてもかまいません。 f)召喚具  召喚のために加工された専用の道具を『召喚具』と呼びます。杖や首飾り、指輪など が一般的ですが、ルール上はどのような形であってもかまいません。この術式を持つ召 喚士は、《召喚術》の特技を取得した際に召喚具を1つ入手できます。どのような召喚 具なのか具体的に決めておく必要があります。召喚具を手にできない状態では、召喚は 必ず失敗します。  召喚具は時間と特技があれば作成することができます。召喚具を作成するには以下の 条件と作業が必要です。  ・特技《召喚術》を取得している必要がある。  ・特技《召喚具作成》が必要(この特技の取得は基本ルールどおり)。  ・材料集めと組み立てに1週間の時間が必要。  ・満月か新月の夜に約1時間の仕上げの儀式が必要。  ・仕上げの儀式には魔方陣が必要で、組みあがった召喚具が入る大きさの魔方陣を描   く必要がある(召喚具が小さくても最低直径1mは必要です) g)召喚札  召喚のために加工された専用の消耗品を『召喚札』と呼びます。”札”と書いていま すが、紙の札でなくてもかまいません。木でできた札やトランプ、彩色した鳥の羽とい ったものが一般的です。ルール上はどのような形であってもかまいません。この術式を 持つ召喚士は、《召喚術》の特技を取得した際に召喚札を【共感】×【要領】個入手で きます。どのような召喚札なのか具体的に決めておく必要があります。1回召喚を行う 毎に、召喚札は1つずつ消滅します。召喚札を手にできない状態では、召喚は必ず失敗 します。  召喚札は時間と特技があれば作成することができます。召喚札を作成するには以下の 条件と作業が必要です。  ・特技《召喚術》を取得している必要がある。  ・特技《召喚札作成》が必要(この特技の取得は基本ルールどおり)。  ・材料を集めておく必要がある。  ・材料を加工して召喚札に仕上げるには1個につき1時間必要。  ・召喚士は最大で【自我】×【共感】×【要領】個まで召喚札を所持できる。 h)召喚陣  召喚のために描かれる専用の魔法陣を『召喚陣』と呼びます。召喚陣を描くには、特 技《召喚陣作成》を取得しておく必要があります(この特技の取得は基本ルールどおり です)。召喚陣は、最低でもその召喚獣の召喚レベル×1m(直径)の大きさが必要で す。召喚陣を描く場所は基本的に平らである必要があります。召喚陣を描くには、最低 でもその直径m×1分の時間が必要です(これはチョークや絵の具で書いたり、地面に 棒などで溝を刻む場合です)。一度描いた召喚陣は、壊されない限り何度でも使用でき ます。  この術式を持つ召喚士は、召喚の際にその召喚陣に触れている(踏んでいてもかまい ません)か、その召喚陣の内側にいる必要があります。その条件を満たせなければ召喚 は失敗します。  絨毯や大きな布に召喚陣を描いて持ち運べるようにすることもできます。その場合、 広げるのに十分な広さの平らな場所が必要です。畳まれている状態からそのような召喚 陣を綺麗に広げるには、最低でもその直径m×1ラウンドの時間が必要です。 i)契約  召喚獣には”属性”や”眷族”といった要素があります。契約はその要素1つに対し て結ぶことで、従来よりも強力な召喚獣を呼び出すことを可能にします。この術式は、 特技を持っていることで表現されます。特技《召喚契約:(要素名)》を、通常のルー ルに従って取得してください。例えば火属性の召喚獣なら《召喚契約:属性(火)》、 妖精の眷族の召喚獣なら《召喚契約:眷族(妖精)》というように書きます。”属性” や”眷族”といった要素については別途後述します。この《召喚契約》の特技は、キャ ラクター作成時に1つだけ取得することができます。  この術式を持つ召喚士は、対応する属性や眷族の召喚獣だけ呼び出すことができます (他の属性や眷族、またはそれらの無いものは呼び出すことはできません)。 j)疲労  通常の召喚ルールとは別に、1回召喚する毎に必ず1点疲労します。この術式を持つ 召喚士は、召喚で疲労することで気絶してしまう場合、召喚することはできません。仮 に召喚したとしても、疲労で気絶したら、召喚獣は望んだ役割を果たさずに即座に消滅 します。 k)負傷  通常の召喚ルールとは別に、1回召喚する毎に必ず1点負傷します。この術式を持つ 召喚士は、召喚で負傷することで気絶してしまう場合、召喚することはできません。仮 に召喚したとしても、負傷した結果、気絶したら、召喚獣は望んだ役割を果たさずに即 座に消滅します。  普通はありえませんが、もしこの負傷ダメージを受けることで死亡することがわかっ ており、その上で召喚を行う場合、特例で”最後の召喚”ということで呼び出すことが 可能です。この場合、キャラクターは死亡しますが、望んだ役割を召喚獣が自動的に実 行します。 =============================================================================== §【召喚上限】  最大でどれだけの強さの召喚獣を呼び出せるかを示す数値を、【召喚上限】と呼びま す。キャラクター作成時(=《召喚術》の取得時)の召喚上限は【自我】の最大値と同 じです。 =============================================================================== §召喚術の基本行動  召喚術の基本行動には、『召喚』、『使役』、『送還』の3つがあります。 a)召喚  召喚とはそのものずばり”召喚獣を呼び出す”ことです。召喚が成功すると、召喚士 のすぐ近く(手の届く距離)に召喚獣が出現します。どのような出現の仕方をするのか は、召喚士の自由とします。例えば空中に出現した魔法陣から出現する、パーツが飛ん できて組みあがる、空間が割れてそこから出てくるといったパターンがあります。これ はただの演出なので、ルール上の有利不利はありません。召喚士は好きなように演出し てください。  実際の召喚ルールについては後述します。 b)使役  召喚士は召喚すると同時に召喚獣に命令できます。召喚獣は召喚された行動順位の次 の順位で行動することができます。例えば、召喚士の行動順位が8で召喚された場合、 次の7のタイミングで行動することができます。召喚士の行動順位が1だった場合、次 の0(つまりラウンドの最後)のタイミングで行動することができます。もし術式など の影響で召喚士の行動順番が−1などになった場合でも、その次(この場合は−2)の 順番で召喚獣が行動するようにしてください。  原則として、使役するためには声に出して命令する必要があります。長時間使役する 場合、補助行動で命令を出すことができます。召喚獣の行動順番は、その命令を受けた 直後(つまり次の行動順位)になります。  どのように使役できるのかは、『使役行動』の項を参照してください。 c)送還  召喚獣を使役時間が過ぎるまえに追い返す行動を『送還』と呼びます。通常、自分が 召喚したものならば、いつでも送還することができます。どのように姿を消すのか描写 してください。通常は召喚の際の描写の逆でしょう。  この基本行動で他人が呼び出した召喚獣を追い返すこともできます。その場合、召喚 士の【自我】とその召喚獣の召喚強度で対抗判定を行います。召喚士がこれに勝てば、 その召喚獣を消滅させることができます。 =============================================================================== §使役行動  召喚獣にさせる行動を、このルールでは『使役行動』と呼びます。使役行動には、 以下の種類があります。もし以下の種類に含まれない行動をさせる場合は、GMが処理 方法を考えてください。下記の行動による判定は、基本的に『召喚強度』(詳細は後 述)を用いて行います。  ◆表:召喚獣の使役行動一覧表   A)近接攻撃:素手、牙/爪、手持ち武器などで近接攻撃を行う。   B)射撃攻撃:何かを発射して射撃攻撃を行う。   C)防御防護:攻撃を避けたり受け流したりする。   D)荷重運搬:重量物を持ち上げたり運んだりする。   E)操作移動:何かを操ったり、長距離を移動する。   F)探知感知:何かを探し出す。   G)治療回復:目標のダメージや毒・病気の影響を回復する。   H)変化創造:何かを作り出したり、その構造を変更したりする。  では、以下で個別に説明します。 A)近接攻撃  召喚獣は素手、牙/爪、手持ち武器などで近接攻撃を行います。召喚強度でロールし て命中判定を行い、ダメージは召喚強度のロールの出目+召喚強度のレベルとします。 イメージとして、どのような攻撃を行っても、命中判定とダメージ算出のルールは同じ です。実際に召喚獣にどのように攻撃をさせるのか、簡単でいいので描写するようにし てください。  この使役行動の判定に修正が加算される場合、命中判定にのみ加算し、ダメージの算 出には加算しないようにしてください。 B)射撃攻撃  召喚獣は何かを発射して射撃攻撃を行います。召喚強度でロールして命中判定を行い 、ダメージは召喚強度のロールの出目+召喚強度のレベルとします。イメージとして、 どのような攻撃を行っても、命中判定とダメージ算出のルールは同じです。実際に召喚 獣にどのように攻撃をさせるのか、簡単でいいので描写するようにしてください。  この使役行動の判定に修正が加算される場合、命中判定にのみ加算し、ダメージの算 出には加算しないようにしてください。 C)防御防護  攻撃を避けたり受け流したりします。防御の判定は召喚強度でロールします。防御に 失敗した場合、召喚強度のロールの出目+召喚強度のレベルを防御点として算出できま す。実際に召喚獣にどのように防御をさせるのか、簡単でいいので描写するようにして ください。  この使役行動の判定に修正が加算される場合、防御判定にのみ加算し、防御点の算出 の際には加算しないようにしてください。  ※瞬時防御召喚    攻撃を防御するために瞬時に召喚獣を呼び出すことができます。これは通常の召   喚とは異なり、防御のタイミングで呼び出します。呼び出した瞬間に『防御防護』   のルールを用いて召喚獣に防御行動をさせてください。この防御の判定が失敗した   (=負けた)場合、召喚が完全に間に合わず、ダメージを受けるのは召喚獣ではな   く召喚士になります。 D)荷重運搬  重量物を持ち上げたり運んだりします。召喚獣は、召喚強度×召喚強度×10kgの 物体を持ち上げることができます。力の強さが必要だったり、押さえ込みや振りほどき を行う場合は、召喚強度でロールします。  なお、『騎乗』の特性を持つ召喚獣は、その召喚強度に関係なく、召喚士を乗せて通 常の速度で移動できるものとします。召喚獣の移動速度については次の項を参照してく ださい。 E)操作移動  召喚獣の移動速度は、巡航移動=召喚強度×2m/ラウンド。全力移動ならその3倍 とします。召喚獣が移動や運動性能を競い合う場合、召喚強度でロールします。召喚獣 自身が移動するだけでなく、何かを移動させたりする場合はこの使役行動となります。  なお、『知性』の特性を持つ召喚獣は、伝言を持たせて使者とすることができます。 その場合の使役行動は、この”操作移動”であるものとします。 F)探知感知  召喚獣に命じて何かを探させます。また、周囲の警戒や見張りをさせることもできま す。上手く探知、もしくは感知できたかどうか判定が必要な場合は、召喚強度でロール します。 G)治療回復  触れた目標のダメージを回復します。召喚強度でロールし、その達成値と同じだけの ダメージを回復できます。この効果の目標がキャラクターの場合、受けているダメージ が負傷/疲労に関係なく、その点数分回復するものとします。目標が召喚獣の場合、そ の点数分、耐久力を回復できるものとします。  目標が毒や病気に犯されている場合、それを除去することもできます。GMはその毒 /病気の強度を難易度レベルとして設定し、召喚獣は自分の召喚強度でロールします。 この判定に成功すれば、その毒/病気を除去できます。 H)変化創造  召喚獣の力で何かを作り出したり、その構造を変更したりします。この使役行動をさ せるには、その召喚獣が『知性』の特性を持っている必要があります。  召喚獣が人型に近い姿をしており、手に相当する部位を持っている場合、それを使っ た作業をさせることができます。その作業が上手くこなせるかどうかは、召喚強度でロ ールします。  また、この使役行動として特別に以下の行動が可能です。  ・元素生成:火、水、土、風、光、闇、雷、氷のいずれか1つの物質、もしくはエネ        ルギーを生成し、壁などの一定の形に形成できます。召喚獣はこの生成        した元素の形や動きを自在に操作できます。この効果を維持し、操作し        続けるためには、召喚獣がそれを維持するのに専念する必要がありま        す。生成した元素を使って何か判定が必要な場合は、召喚強度でロール        します。火か雷の塊を作り出した場合、それに触れたものは召喚強度の        レベルでロールした出目の分だけダメージを受けます。生成できるのは        その召喚獣の属性に対応した元素だけです。属性の無い召喚獣はどの元        素でも生成できますが、生成した元素を使った判定には−4LMの修正        を受けます。  ・特性付与:召喚獣の持つ特性の1つを召喚士に一時的に貸し与えます。例えば『水        域活動』を与えると、召喚士は水中でペナルティーなく行動でき、水中        で呼吸も可能になります。この効果は、召喚強度×10分間か、使役時        間のどちらか短い方の間持続します。なお、貸し与えたからといって召        喚獣がその特性の効果を失うわけではありません。貸し与えられる特性        は必ず1個だけです。複数の特性を一度に貸し与えることはできませ        ん。 =============================================================================== §召喚獣の作成  ここでは0から召喚獣を作成するルールを説明します。呼び出される召喚獣のデータ はあらかじめ作成しておく必要があります。最初はサンプルの召喚獣を使い、物足りな くなったらこのルールでカスタマイズしたり、オリジナルの召喚獣を作成すればいいで しょう。  召喚獣は以下の手順で作成します。  1)名前の決定  2)外見の決定  3)眷族の決定  4)属性の決定  5)サイズの決定  6)特性の決定  7)使役時間の決定  8)強度修正の算出  9)難度修正の算出  10)召喚レベルの決定  11)召喚強度の算出  12)召喚目標値の算出  13)耐久力の算出 -------------------------------------------------------------------------------- 1)名前の決定  最初にその召喚獣の名前を決めます。これは術式で『発声』を選択している場合、重 要になります。名前はその種族を表すものでもかまいません。オリジナルの召喚獣は固 有名をつけてもいいでしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- 2)外見の決定  召喚獣の外見は、基本的に好きな様に描写してかまいません。武器を持っていたり、 鎧を纏っていたりしてもかまいません。しかし、その外見で有利な効果を得たい場合 は、対応する『特性』(後述)が必要です。  オリジナルの召喚獣の場合、GMや他のプレイヤーにわかるように外見を決めておく 必要があります。 -------------------------------------------------------------------------------- 3)眷族の決定  召喚獣はその出自における種族の特性を色濃く受けついでおり、それらに応じた特徴 を持っているものがいます。眷族には以下の種類があり、呼び出した召喚獣はその眷族 であるとすることができます。各種族には利点・欠点があり、対応する使役行動の判定 に修正(LM)があります。なお、召喚獣は必ず眷族に属している必要はありません。 眷族に属していない召喚獣は、外見や名前が同じでも、その出自は眷族とは異なってい ることになります。  ◆表:眷族一覧表 近接 射撃 防御 荷重 操作 探知 治療 変化 #)眷族 攻撃 攻撃 防護 運搬 移動 感知 回復 創造   A)鬼人族[きじんぞく] +1          −2       +1   B)妖精族[ようせいぞく] −2             +1 +1   C)精霊族[せいれいぞく]    +1 +1 −2   D)獣族[けものぞく]             +1 +1    −2   E)物怪族[もののけぞく]    −2    +1 +1   F)魔神族[まじんぞく]       −2          +1 +1   G)機械族[きかいぞく]    +1    +1       −2   H)龍族[りゅうぞく] +1    +1       −2    ※表中の数字はすべてLMとする。記述が無いものは±0LMとする。    ※召喚強度に上記の修正を加えてから各使役行動の処理を行うこと。  では、以下で個別に説明します。 A)鬼人族[きじんぞく]  コボルド、ゴブリン、オーク、オーガ、トロール、巨人といった人型でありながら人 ではない種族です。人間と同じかそれよりも小柄な種族は、召使などがぜいぜいです が、巨人の中には元素を直接操るものもおり、その力が神々に匹敵するものもいます。  なお、ドワーフと呼ばれる金属加工を得意とする種族は、このルールでは鬼人族に含 まれるものとします。 B)妖精族[ようせいぞく]  自然の中で生きる種族。よく言われるように昆虫の羽根を持つ小妖精やエルフだけで なく、生ける樹木である”樹人”、地形や植物の妖精であるニンフも含まれます。その 頂点には妖精王オベロンとその妻であるティターニアがいるといわれています。 C)精霊族[せいれいぞく]  8つの元素を体現するエネルギーの精霊(火のサラマンダー、水のウンディーネ、土 のノーム、風のシルフ、光のルミナス、闇のシェード、雷のボルト、氷のフロスティ ス)の他、一族を守護する祖霊や英霊もこれに含まれます。エネルギーの精霊には、 神々に匹敵する力を持つ上位精霊がいるといわれています。 D)獣族[けものぞく]  聖獣、魔獣、幻獣、神獣、妖獣、霊鳥、凶鳥、妖鳥といった動物の外見を持つ種族で す。複数の動物が混ざった姿をしているものも少なくありません。いわゆる妖怪のよう に扱われるものから、神々の騎獣となったものまで様々です。 E)物怪族[もののけぞく]  いわゆる妖怪から、都市伝説で語られる異形のモノ達、外惑星の住人であると言われ る異星人や異星生物といったものがこの種族になります。 F)魔神族[まじんぞく]  神々と悪魔、そしてその両方の眷族をまとめて魔神族と称します。単語だけ並べれ ば、女神、地母神、魔神、軍神、運命神、時間神、豊穣神、天使、聖霊、鬼神、破壊 神、死神、魔王、邪神、堕天使、妖魔、夜魔といった名前に該当するものたちのことで す。 G)機械族[きかいぞく]  自動人形やゴーレム、自律行動可能な機動兵器、独自に進化した珪素生命体や金属生 命体などをまとめて機械族と称します。いわゆるロボットやアンドロイド、サイボーグ といったものも含まれるものとします。 H)龍族[りゅうぞく]  いわゆるドラゴンと呼ばれるものから、ワイバーン、ドラゴノイド(竜人)、リザー ドマン、龍神や龍王と呼ばれる神々に匹敵するものまでを龍族と称します。ドラゴノイ ドやリザードマンはドラゴンの下位種族といえます。 -------------------------------------------------------------------------------- 4)属性の決定  召喚獣は特定のエネルギーに強く結びついている場合があります。属性には以下の種 類があり、それぞれ逆属性と利点があります。召喚獣に属性を持たせる場合は、以下の 表から選択してください。属性は一つしか選択できません。属性は必ずしも持たせる必 要はありません。属性を持たない場合、その属性は無し(=無)となります。  ◆表:属性一覧表   属性 逆属性 利点   火  水、氷 近接攻撃に+1LM   水  火、雷 治療回復に+1LM   土  風   荷重運搬に+1LM   風  土   操作移動に+1LM   光  闇   探知感知に+1LM   闇  光   変化創造に+1LM   雷  水、氷 射撃攻撃に+1LM   氷  火、雷 防御防護に+1LM   ※召喚強度に上記の修正を加えてから各使役行動の処理を行うこと。  ★属性の共通ルール   ・属性を持つ召喚獣が行う近接攻撃・射撃攻撃はその属性が付加されている。   ・攻撃する際、与えるダメージに+3できる。   ・逆属性の攻撃を受けた場合、受けるダメージが3点増える。   ・自分と同じ属性の攻撃を受けた場合、受けるダメージを6点減少できる。 -------------------------------------------------------------------------------- 5)サイズの決定  召喚獣は基本的に50cm〜3mの範囲の大きさで召喚されます。これよりも大きい /小さい姿で召喚することも可能です。大きいこと/小さいことにはそれぞれメリット /デメリットがあり、これらはその対応する特性を持つことで表現します。各特性は以 下のとおりです。その大きさに矛盾する特性を持つことはできません。大きい/小さい 姿で召喚されても、下記の特性を付加しないことにしてもかまいません。また、使役時 間が『瞬間』の召喚獣にこれらのサイズに関する特性を付加することはできません。  ◆表:召喚獣特性表(サイズ編)   強度 修正 特性の説明   −n 大型  :3mを超える大きな姿で召喚される。与えるダメージに+n。           受けるダメージを通常に加えてn点減少できる。『荷重運搬』の           判定に+nLMできる。   +n 巨体  :3mを超える巨大なサイズで召喚される。『防御防護』の判定に           −nLMされる。 −n 小型  :50cm以下の小さな姿で召喚される。召喚獣自身が見つからないよ           うに隠れたり、忍び足をしたりする判定に+nLMできる。           『防御防護』の判定に+nLMできる。   +n 矮小体 :50cm以下の小さな姿で召喚される。与えるダメージに−n。受け           るダメージが通常に加えてn点増える。『荷重運搬』の判定に           −nLMされる。 -------------------------------------------------------------------------------- 6)特性の決定  召喚獣は基本的に動物や人間に準拠した姿で現れ、その外見に応じた作業(手をつか ったり歩いたり)ができます。しかし、飛行できるといった特別な行動が可能な場合、 それを『特性』として設定します。望むなら以下の特性を召喚獣に付加してかまいませ ん。いずれも付加した特性に応じて召喚強度に修正が入ります。各特性に応じて適切な 外見を持つようにしてください。  ◆表:召喚獣特性表(基本編)   強度 修正 特性の説明   −1 飛行  :飛行するための器官を持つ(見た目は自由)。   −1 水域活動:水中/水上で自在に活動できる(水中で呼吸も可能)。   −1 悪路走破:凸凹の地面や壁、天井などを平らな地面であるかのように走るこ           とができる。   −1 高速移動:移動能力に優れる。使役行動『操作移動』で算出される移動速度           が10倍になる。   −1 雪上適応:雪や氷の上でも普通の地面のように移動できる。雪の上を足跡を           残さずに移動することも可能。   −1 騎乗  :乗ることができる大きさで出現し、騎獣として使役できる。   −1 搭乗  :召喚獣の内部に乗ることができる。搭乗している者は【感覚】の           判定に−1LMされる。   −1 知性  :人間並みかそれ以上の知性を持ち会話が可能(質疑応答や受け答           えが可能)。複雑な作業もできるようになる。   −1 心話  :召喚者とだけ会話できるテレパシー能力を持ち、心の中で命令が           できる。   −3 再生  :自己修復能力を持ち、毎ラウンドの行動順の直前に耐久力を1点 回復する。   −1 属性防御:1種類の属性から受けるダメージを3点減少する。『属性』を持           っている場合、自分の属性以外から選択。逆属性も選択可。   −1 属性無効:自分と同じ属性から受けるダメージを0にする。『属性』が無い           場合はこの特性は選択できない。   −2 属性反射:自分と同じ属性から受けたダメージを全て跳ね返す。跳ね返され           た相手は属性が無い攻撃を受けたとしてダメージを受ける。           『属性』が無い場合はこの特性は選択できない。   −3 属性吸収:自分と同じ属性から受けたダメージを吸収し、その点数分、耐久           力を回復する。『属性』が無い場合はこの特性は選択できない。   +1 属性弱点:1種類の属性から受けるダメージが3点増える。『属性』を持っ           ている場合、その自分の属性以外から選択すること。逆属性も選           択可(さらに弱いということになる)。使役時間が『瞬間』の召           喚獣にこの特性を付加することはできない。   −1 眷族防御:1種類の眷族から受けるダメージを3点減少する。   +1 眷族弱点:1種類の眷族から受けるダメージが3点増える。使役時間が『瞬           間』の召喚獣にこの特性を付加することはできない。   −1 得意行動:選択した1種類の使役行動の判定時に+2LMできる。   −1 特殊近接:近接攻撃において特殊な技を持つ(技の描写は自由)。1回使用           する毎に耐久力が1点減少し、通常のダメージにさらに召喚強度           を加算できる(これで耐久力が0になる使い方はできない)。           攻撃の判定を行う前に使用宣言と耐久力減少を行うこと。   −1 特殊射撃:射撃攻撃において特殊な技を持つ(技の描写は自由)。1回使用           する毎に耐久力が1点減少し、通常のダメージにさらに召喚強度           を加算できる(これで耐久力が0になる使い方はできない)。           攻撃の判定を行う前に使用宣言と耐久力減少を行うこと。   −1 範囲近接:腕や武器などを振り回すことで複数の目標を一度に攻撃できる。           1回使用する毎に耐久力が1点減少する。自分の周囲全ての敵を           攻撃することも可能(味方がいたら巻き込まれる)。攻撃の判定           は1回だけ行い、防御側はそれを目標値に個々に判定する。攻撃           の判定を行う前に使用宣言と耐久力減少を行うこと。   −1 範囲射撃:射撃攻撃を撒き散らしたり爆発させることで複数の目標を一度に           攻撃できる。1回使用する毎に耐久力が1点減少する。自分の周           囲全ての敵を攻撃することも可能(味方がいたら巻き込まれ           る)。攻撃の判定は1回だけ行い、防御側はそれを目標値に個々           に判定する。攻撃の判定を行う前に使用宣言と耐久力減少を行う           こと。   −1 近接防御:近接攻撃に対する防御に優れる。近接攻撃で受けるダメージを3           点減少できる。   −1 射撃防御:射撃攻撃に対する防御に優れる。射撃攻撃で受けるダメージを3           点減少できる。   −1 強化探知:知覚能力に優れる。使役行動『探知感知』の判定の達成値に召喚           強度を加算できる。   −1 強化回復:回復能力に優れる。使役行動『治療回復』の判定の達成値に召喚           強度を加算できる。   −1 怪力  :見た目よりも遥かに力が強い。『荷重運搬』判定の達成値に召喚           強度を加算できる。また、『近接攻撃』のダメージに召喚強度を           加算できる。   −2 不定形 :スライムなどの不定形の姿で召喚される。『属性』の付加されて           いない攻撃からはダメージを受けない。   −1 群れ  :小さな虫などの集合体の姿で召喚される。正確な数は決めなくて           もいいが、ルール的には1体が召喚されるものとして扱う。           『属性』の付加されていない攻撃からはダメージを受けない。ま           た、属性が無くても”範囲攻撃”からはダメージを受ける。   −3 憑依融合:召喚獣は適切な形に変形し、召喚士の身体に憑依・融合する。召           喚士が行う行動は、召喚強度か召喚士の【能力】+1LMのどち           らか高い方で判定できる。召喚士は使役行動と同じ行動をするこ           とができ、各行動の召喚強度は召喚強度か召喚士の【能力】+1           LMのどちらか高い方をその召喚強度として判定する。憑依融合           している召喚士は、自分の受けるダメージを召喚獣の耐久力から           減らしてもかまわない。もし召喚獣の耐久力が0になったら、憑           依融合は解除される。その召喚獣が持つ他の特性は特に無理がな           ければ全て召喚士が使用できる。   +1 五感同調:召喚士と召喚獣は霊的につながっており、召喚獣の五感を召喚士           が利用することができる。その副作用で、召喚獣がダメージを受           けたら、召喚士も同じだけのダメージを受ける。この効果で召喚           士が受けるダメージは全て疲労ダメージとする。使役時間が『瞬           間』の召喚獣にこの特性を付加することはできない。   −1 擬態  :召喚されたのとは別の姿に変身できる。どのような姿に変身でき           るのか特定すること。この特性は変身できる姿毎に別の特性であ           るものとする。変身することによって極端に大きさが変化しても           かまわないが、大きくなる/小さくなることによるルール的な利           点は得られないものとする。   −1 属性同化:この特性を得るためには『属性』を持っている必要がある。対応           する属性のエネルギーや物質の中に召喚獣が溶け込むことができ           る。溶け込んでいる間は他のものからその存在を感知されなくな           る。溶け込んでいるエネルギーや物質を拡散させられたり粉々に           されたら同化は解除される。溶け込んだまま移動も可能だが、移           動速度は召喚強度m/ラウンドとなり、全力移動はできない。   −1 武器変形:召喚獣を召喚士が使用可能な大きさの武器の姿に変形させる。近           接武器にするのか、射撃武器にするのか、どのような武器にする           のか具体的に決めておく必要がある。どちらの形状でも命中判定           に+1LM、打撃力=召喚強度の武器であるものとする。この武           器を他人に貸すこともできるが、その場合は命中判定へのボーナ           スは無い。   −1 防具変形:召喚獣を召喚士が使用可能な大きさの防具の姿に変形させる。鎧           にするのか、盾にするのか、どのような防具にするのか具体的に           決めておく必要がある。どの形状でも防御力=召喚強度であるも           のとする。鎧にした場合、回避の判定に+1LM。盾にした場           合、受けの判定に+1LM。この鎧/盾を他人に貸すこともでき           るが、その場合は回避/受け判定へのボーナスは無い。   −1 道具変形:召喚獣を召喚士が使用可能な大きさの道具の姿に変形させる。そ           の道具を使った判定に+召喚強度DMできる。どのような道具に           変形させるのか、具体的に決めておく必要がある。この道具を他           人に貸すことはできない。   −1 透明化 :光学的に姿を消す。見えなくなるだけで触れればそこにおり、音           も立てれば臭いもする。透明であることを見抜こうとする行動に           対しては、召喚強度で対抗判定ができる。特性『強化探知』を持           つ召喚獣には簡単に見破られる(判定不要で見破られる)。           『操作移動』と『探知感知』以外の使役行動をさせると透明化は           解除される。   ※全く同じ特性を複数取得することはできません。   ※属性や眷族を指定する特性は、選択されたもの毎に別の特性であるものとしま    す。 ★独自特性  特定の種の召喚獣には、他には無い特別な能力を持っているものがいます。必要なら ば特性のルールを参考に、新たな特性を作成してください。こうして作成される特性 は、属性や眷族と結びつけ、それらの該当する召喚獣だけに付加できるとすべきでしょ う。独自特性を作成する場合、その強度修正は以下を参考にしてください。  ◆表:特性の修正基準表   強度修正:その効果    +3 :圧倒的に不利    +2 :かなり不利    +1 :少し不利    −1 :少し有利    −2 :かなり有利    −3 :圧倒的に有利 -------------------------------------------------------------------------------- 7)使役時間の決定  呼び出す前に、どれぐらいの間、使役するのか決める必要があります。この時間を 『使役時間』と呼び、以下の種類があります。使役時間の長さによって召喚強度と召喚 判定の目標値に修正(=難易修正)が入ります。下記の修正を加算して判定してくださ い。  ◆表:召喚獣使役時間表   強度修正 難度修正 使役できる時間  +1   ±0  瞬間(一瞬)  ±0   +2  一仕事(召喚レベル×10分間)  −2   +4  一晩(次の日没/日の出まで)  −4   +6  永続(破壊されるまで付き従う)  以下に使役時間について説明します。 a)瞬間  攻撃や防御といった瞬間的な行動をさせます。一瞬しか行動できませんが、召喚強度 に有利な修正があります。 b)一仕事  召喚した直後から召喚レベル×10分間だけ使役できます。何かをさせるならその都 度命令する必要があります。この使役時間で召喚している場合、知能が高ければ”部屋 の掃除をさせる”、”牧場の柵を直す”といったある程度複雑なことをさせることもで きます。 c)一晩  召喚した直後から日没、もしくは日の出までの間、使役できます。太陽が完全に地平 線に沈む、もしくは地平線から太陽が完全に姿を現すことになったら時間切れとなり、 その段階で自動的に送還されます。 d)永続  そばに置いて従属させます。その都度命令する必要がありますが、いつまででも付き 従います。耐久力が0になるか、送還されたら消滅します。この使役時間は、主に騎獣 として用いるのが一般的です。 -------------------------------------------------------------------------------- 8)強度修正の算出  強度修正とは、召喚獣の強さが様々な要素で修正されることを表します。以下の各要 素の強度修正を合計してください。  ・術式の強度修正  ・サイズの強度修正  ・特性の強度修正  ・使役時間の強度修正 -------------------------------------------------------------------------------- 9)難度修正の算出  難度修正とは、召喚の際の目標値に対する修正値です。以下の各要素の難度修正を合 計してください。  ・術式の難度修正  ・使役時間の難度修正 -------------------------------------------------------------------------------- 10)召喚レベルの決定  召喚レベルとは、どれぐらいの強さの召喚獣を呼び出すのかという指針です。1レベ ル以上で決定してください。召喚レベルの上限は【召喚上限】と同じです。 -------------------------------------------------------------------------------- 11)召喚強度の算出  召喚強度とは、呼び出された召喚獣の具体的な強さを表す数値です。召喚強度=召喚 レベル+強度修正で算出します。この計算で召喚強度が0以下になってしまう場合は、 1以上になるように召喚レベルや特性を調整してください。 -------------------------------------------------------------------------------- 12)召喚目標値の算出  召喚目標値は、召喚の判定の際の目標値です。通常の行為判定のルールと異なり、こ れは難易度レベルではありません。召喚目標値=召喚レベル+難度修正で算出します。 これが0以下になってしまう場合、召喚目標値=1として判定を行います。 -------------------------------------------------------------------------------- 13)耐久力の算出  召喚獣は通常のルールとは異なり、召喚強度×3点の耐久力を持ちます。召喚獣がダ メージを受けたり回復したりする場合、疲労/負傷に関係なくその点数をそのまま耐久 力から増減してください。耐久力が0になった召喚獣は消滅します。 =============================================================================== §召喚の手順  召喚は以下の手順で行います。 1)どのような召喚獣を呼び出すのか宣言します。召喚獣はあらかじめ作成しておくべ   きですが、慣れているならここで作成してもかまいません。また、必要ならここで   使役時間や召喚レベルを修正してもかまいません(その場合は召喚強度と召喚目標   値の再計算が必要です)。 2)召喚獣に行わせる使役行動を宣言します。 3)【要領】でロールし、その達成値と召喚目標値を比較します。 達成値>召喚目標値=>召喚は成功する。 達成値≦召喚目標値=>召喚は失敗するが、1点疲労すれば召喚成功にできる。   出目が1     =>召喚は失敗し、強制的に1点疲労する。   ※ここでの判定は目標値であって難易度レベルではないことに注意。   ※召喚目標値は難易度でロールした出目と同じ扱いなので、達成値=召喚目標値で    は召喚失敗であることに注意。   ※1回の判定で呼び出せる召喚獣は1体だけ。 4)召喚されたら、使役行動に準じた処理を行います。 5)使役時間が経過したら、行動が途中でも召喚獣は消滅します。使役中に破壊されて   も消滅します。 -------------------------------------------------------------------------------- ○複数の召喚獣  望むなら複数の召喚獣を呼び出して使役することができます。一度に使役できるの は、【共感】の現在値と同じ数までです。この数には使役時間=一瞬で召喚する場合も 含まれています。ダメージを受けて【共感】が低下し、使役できる数を下回ると、召喚 獣とのつながりが切断され、召喚強度の高いものから送還されていきます(使役時間が ”永続”になっていても送還されます)。【共感】が0になると、使役している召喚獣 は全て送還され、以後、【共感】が回復するまで召喚はできなくなります。  例えば【共感】3の召喚士が2体の召喚獣(強度はそれぞれ3と5)を使役している とします。ダメージを受けて【共感】が2になっても、まだ使役中の召喚獣の数を下回 っていないため、強制的に送還はされません。しかし、この状態では新たに召喚するこ とはできません。さらにダメージを受け【共感】が1になったら、その瞬間に強度5の 召喚獣は送還されてしまいます。さらにダメージを受け【共感】が0になると、強度3 の召喚獣は送還され、以後、【共感】が回復するまで召喚はできなくなります。 =============================================================================== §召喚術の成長  経験点を消費することで、召喚術に関する様々な成長を行うことができます。 -------------------------------------------------------------------------------- ○【召喚上限】の成長  【召喚上限】は最初に設定されたら、以後、【自我】とは関係のないものとして扱い ます。これは経験点で成長させることができます。現在の【召喚上限】と同じ数の経験 点を消費できれば、【召喚上限】を1レベル上昇させることができます。 -------------------------------------------------------------------------------- ○術式変更  召喚術を取得した際に決定した術式を経験点を消費して決めなおすことができます。 経験点を5点消費したら術式を決め直すことができます。術式はどのように決め直して もかまいません。この術式変更はセッション中に行うことはできません。 -------------------------------------------------------------------------------- ○特技《召喚熟練》  特定の眷族、もしくは属性の召喚獣を呼び出すことに長けていることを表現する特技 です。この特技は基本ルールどおり取得してください。この特技を取得する場合は、眷 族と属性の中から種別を1つ選択します。例えば、《召喚熟練:水属性》、《召喚熟練 :精霊族》というように書きます。選択した眷族/属性毎に別の特技であるものとしま す。この特技は、対応する眷族/属性の召喚獣に対する『召喚』の基本行動の判定時に +1LMできるものとします。  もしこの特技を複数持っていた場合、召喚獣の条件に合致するなら複数の修正を得る ことができます。例えば、《召喚熟練:火属性》、《召喚熟練:獣族》を持つ召喚士が ”ケルベロス”(獣族/火属性)を召喚する場合は、召喚の判定に+2LMできること になります。 -------------------------------------------------------------------------------- ○特技《召喚リンク》  通常、召喚し使役できる召喚獣の数は、現在の【共感】と同じです。《召喚リンク》 の特技は、この【共感】の現在値に関係なく召喚可能な数を+1します。この特技は基 本ルールどおり取得してください。  この特技は通常の特技とは異なり、重ねて取得することができます。キャラクターシ ートには、”《召喚リンク》+1”というようにプラスと数字でいくつ取得しているか を記述してください。プラスの数だけ余分に召喚/使役が可能となります。  例えば、【共感】3、《召喚リンク》+2を持つ召喚士の場合、召喚/使役できる数 は3+2=5体です。このキャラクターがダメージを受けて【共感】が0になった場 合、普通なら召喚はできなくなりますが、この特技の効果で+2されて、2体の召喚/ 使役が可能です。 -------------------------------------------------------------------------------- ○特技《送還熟練》  この特技は基本ルールどおり取得してください。召喚術の基本行動である『送還』の 判定時に+1LMできるようになります。 -------------------------------------------------------------------------------- ○特技《送還術式》  この特技は基本ルールどおり取得してください。召喚術の基本行動である『送還』の 判定時に、術式の強度修正を+LMできるようになります。さらに通常の特技が持つ +1LMの修正も得ることができます。この特技の効果を使用する場合、術式のそれぞ れの制限を受けることになります。 ◆表:《送還術式》と術式の制限表  a)精神集中:【自我】が0になっていたら送還できない  b)発声 :召喚獣の名前を知っている必要がある  c)詠唱 :呪文詠唱が必要(召喚士の行動順番は−2される)  d)結印 :両手を特定の形に組み合わせる必要がある  e)舞踏 :踊る必要がある(召喚士の行動順番は−2される)  f)召喚具 :召喚具を手にしている必要がある  g)召喚札 :召喚具を手にしている必要がある(送還できたら消費される)  h)召喚陣 :相手の召喚獣が魔方陣の上にいるか接触している必要がある  i)契約 :送還する召喚獣の属性か眷族が契約と同じである必要がある  j)疲労 :送還が成功したら強制的に1点疲労(失敗したら疲労は無し)  k)負傷 :送還が成功したら強制的に1点負傷(失敗したら疲労は負傷) -------------------------------------------------------------------------------- ○特技《防御送還》  通常、送還は自分の能動行動として行いますが、この特技があれば、召喚獣の攻撃に 対して防御行動として送還することができます。この特技は、通常の特技が持つ+1L Mの修正は得ることができません(特別な行動が可能になるだけです)。  この特技で防御が成功した場合、その召喚獣が行っていた行動全てがキャンセルされ ます。例えば召喚獣が射撃攻撃を行った際に《防御送還》で防御に成功した場合、その 発射された何かも一緒に消滅し、被害を与えることはできません。 ===============================================================================