=============================================================================== − Ghost Writer [霊体化能力者] − Edit by Adeth Windark/2008 =============================================================================== =============================================================================== §霊界の探索  霊界は無限に広がる宇宙のようなものであり、このルールでは『広大な空間における ランダム・エンカウンター』を基本として解説します。霊界ではあらゆるものに遭遇す る可能性があり、それらは以下のような種類に分類できます。個々については別項で詳 しく説明します。  ★霊界で遭遇するもの   A)スピリチュアル・ビーイング[Spiritual Being]:霊的存在   B)パンデモニウム・スフィア[Pandemonium Sphere]:霊的構造物   C)ヘックス・ゲート[Hex Gate]:異界の門  詳細は別項を参照してもらうとして、霊界で何かと遭遇する確率はあまり高くないと いえます。遭遇するかどうかをランダムで決めたい場合、以下の表を利用してくださ い。以下の表は偶然に遭遇するかどうか(遭遇しないこともある)という基準で設定し てあります。何かに遭遇することになったら、各項を参照してさらに詳しく決めてくだ さい。  ★霊界での遭遇表1   1d20 遭遇するもの   1〜14 遭遇なし   15〜17 遭遇表2:スピリチュアル・ビーイング[Spiritual Being]:霊的存在   18〜19 遭遇表3:パンデモニウム・スフィア[Pandemonium Sphere]:霊的構造物    20  遭遇表4:ヘックス・ゲート[Hex Gate]:異界の門 -------------------------------------------------------------------------------- ○スピリチュアル・ビーイング[Spiritual Being]:霊的存在  霊界で遭遇する可能性のある霊的存在の内、動物並か、それ以上の自我・知性を備え て自律的に行動するものを、総称して『スピリチュアル・ビーイング』と呼びます。霊 体状態の霊体化能力者もこれに相当します。宇宙に散らばる星のごとく、スピリチュア ル・ビーイングは無数に存在すると言われ、どのようなものにでも遭遇する可能性があ ります。以下に遭遇する可能性のある代表的なものを表にしたので、参考にしてくださ い。  ★霊界での遭遇表2:スピリチュアル・ビーイング   1d20 遭遇するもの   1〜11 遭遇なし    12  幽体離脱している霊体    13  活動中の霊体化能力者    14  神の眷属や下級神、使徒/天使と呼ばれるもの    15  悪魔と呼ばれる存在、その眷属など    16  異世界の住人(人間そっくりであったり、そうでなかったり)    17  霊界を探索中の魔法使い/魔術師    18  神話や伝説に登場する人物や怪物    19  妖精や姿が見えないといわれている怪物    20  高次元生命体、異世界の神や悪魔に相当するもの  この表でロールして『遭遇なし』となった場合、”何かいたように見えたけれど、近 づいてみたら何もいなかった”ということになります。  以下に遭遇する可能性のある霊的存在について簡単に解説します。 1)幽体離脱している霊体  無意識に霊体だけで活動しているもの、本人は夢を見ているつもりのものなどがこれ に相当します。この様な霊的存在は、人間であることがほとんどです。稀にすでに死亡 しており、残留思念だけが霊体として彷徨っていることもあります。 2)活動中の霊体化能力者  恐らくPCと同業者でしょう。霊界に赴くにはそれなりの目的があるはずです。必要 なら通常のNPCと同じように作成してください。遭遇する確率はさらに低くなります が、人間ではない種族の霊体化能力者というのもありえます。 3)神の眷属や下級神、使徒/天使と呼ばれるもの  より上級の神/下級神に使えるものたちです。翼を持った人間に見えることがほとん どですが、翼が光でできていることもよくあります。交渉や伝言といった非戦闘的な目 的を持っているものは人間そっくりで穏やかな姿をしており、このような霊的存在は ”天使”と呼ばれます。追撃や殲滅といった戦闘的な目的を持っているものは全身を鎧 で包んでいたり、機械でできたような姿をしており、このような霊的存在は”使徒”と 呼ばれます。 4)悪魔と呼ばれる存在、その眷属など  悪魔といってもその存在はピンからキリまであります。霊界で遭遇する確率の高いも のは、飛翔小鬼(インプ)と呼ばれる使い魔クラスのもの、より上級の悪魔から命令を 受けて活動しているもの、魔術師に召喚されて使役されているもの、人間の生命力を糧 とするインキュバス/サッキュバスといったものが多いでしょう。 5)異世界の住人(人間そっくりであったり、そうでなかったり)  霊界に赴くことができる異世界の住人は、高度に霊的な発達を遂げた種族といえま す。人間そっくりながら、耳が獣のようだったり、目が複眼だったりと、どこか違った 特徴を持っています。このような種族は、主に探索や問題解決のために霊界を訪れま す。 6)霊界を探索中の魔法使い/魔術師  魔法使い(魔術師)が霊界に赴く理由は限られています。よくあるのがa)何かを霊 的に追跡している、b)より高位の霊的存在に合って自己を高めるといったものです。 7)神話や伝説に登場する人物や怪物  遭遇できるかどうかは天文的な確率になりますが、行方が知れなくなった神話や伝説 に登場する人物が、霊界を彷徨っていることがあります。どこかの島で行方不明になっ た高名な騎士、世間を騒がせた後死んだといわれている魔法使い、実験の途中で突然姿 を消した科学者といったものがあります。同様に、クトゥルフ神話、部族や民間の伝承 に登場するような怪物といったものもこれに含まれます。 8)妖精や姿が見えないといわれている怪物  妖精には自らが属する世界(妖精界と呼ばれます)があり、物質界との間を霊界を経 由して行き来しているものがいます。また、鵺など気配はあっても姿が見えないといわ れる怪物は、その姿を消す際に霊界へ転移していることがあります。 9)高次元生命体、異世界の神や悪魔に相当するもの  人間とは全く異質な思考や生態系を持つ生き物、高位の神や悪魔などがこれに相当し ます。霊界は物質界とは違い、これらの存在に接触しやすい世界であるといえます。前 述の魔法使いが霊界を探索する理由がこれです。また、偶然に遭遇できるようなもので はありませんが、高位の神や悪魔が啓示や忠告を与えるために、人間を強制的に霊界へ 連れてくることがあります。 -------------------------------------------------------------------------------- ○パンデモニウム・スフィア[Pandemonium Sphere]:霊的構造物  霊界で遭遇する”空中に浮かんだ地形”、”建物などの構造物”、”植物のようなも のの集合体”のことを、総称して『パンデモニウム・スフィア』と呼びます。だいたい 球状にまとまっていることが多いため、単に『スフィア』と呼ぶ場合もあります。ただ し、例外は常にあります。地形・構造物・集合体といったものが多いのが事実ですが、 台風の目のようにエネルギーの塊のようなものもありえます。以下に遭遇する可能性の ある代表的なものを表にしたので、参考にしてください。  ★霊界での遭遇表3:パンデモニウム・スフィア   1d20 遭遇するもの   1〜12 遭遇なし    13  球状の泡の中にある地形(泉、森、巨木、海など)    14  建物(塔、城、屋敷、神殿、寺院など)    15  球状に集まった植物の集合体(何か住んでいる)    16  巨大な結晶体(中に入れることもある)    17  巨大な石板/石柱/石像(材質が石以外のこともある)    18  機械の塊(ちょっとした建物ぐらいの大きさがある)    19  帆船や宇宙船(行方不明になったと言われているもの)    20  炎や光といったエネルギーの塊  この表でロールして『遭遇なし』となった場合、”何かあるように見えたけれど、近 づいてみたら何もなかった”ということになります。 -------------------------------------------------------------------------------- ○ヘックス・ゲート[Hex Gate]:異界の門  霊界で遭遇する異界への門を総称して『ヘックス・ゲート』と呼びます。霊界に出現 した心界への入り口(洞窟や泉)もこれに相当します。その外見は様々ですが、扉、水 面、鏡、渦巻き、蜘蛛の巣といった平面的な外見をしていることが共通しています。ヘ ックス・ゲート自体は、開いているもの/閉じているものと状態は様々ですが、封印さ れているもの、資格が無ければ通れないものといったものもあります。また。ヘックス ・ゲートは、突然、現れたり消えたりすることがあります。以下に遭遇する可能性のあ る代表的なものを表にしたので、参考にしてください。また、それを通ることができるかどうか、通るためには何か必要か、通ったらどこに行けるのかは、別途考える必要がります。  ★霊界での遭遇表4:ヘックス・ゲート   1d20 遭遇するもの(ヘックス・ゲートの外見)   1〜10 遭遇なし    11  扉    12  門    13  水面    14  渦巻き    15  鏡    16  幾何学模様の壁    17  魔方陣    18  絵画    19  洞窟の入り口(心界への入り口)    20  小さな泉(心界への入り口)  この表でロールして『遭遇なし』となった場合、”何かあるように見えたけれど、近 づいてみたら何もなかった”ということになります。 -------------------------------------------------------------------------------- ○霊的存在の行動目的  スピリチュアル・ビーイング[Spiritual Being]はほとんどの場合、なんらかの目的 をもって霊界で活動しています。以下にその目的をランダムで決定することができる表 を提示します。目的の細部はさらに考える必要があるので、参考までにしてください。  ★行動目的表   1d8 目的    1  何かを探している。    2  誰かを探している。    3  パンデモニウム・スフィアを探している。    4  ヘックス・ゲートを探している。    5  実験対象を探している。    6  捕食対象を探している。    7  相談相手を探している。    8  何かから逃げている -------------------------------------------------------------------------------- ○霊格[Spirit Level]  霊界での有利不利を端的に表現する要素として『霊格』(スピリット・レベル)とい うものを設定します。単純に指針として使用する他、強力な霊的存在を表現するのにも 使用できます。  ★霊格レベル表   レベル 霊格の程度    0  動物や植物、自我に目覚めていない生き物、亡霊    1  普通の人間、人間レベルの知能を持つ動物や植物、生霊、妖怪など    2  霊体化能力、異能力、スタンド、魔術など特殊能力を有する人間、妖精、       妖魔や魔獣といった神話的怪物など   3〜5 天使や悪魔などの神話的存在、神や悪魔の眷属など   6〜9 亜神、神話上の下級神、一団を束ねる悪魔など   10〜  神話や伝承における主神クラスやそれに匹敵する悪魔など  霊界で遭遇する可能性のある霊的存在の霊格は、5レベル以下であることが普通で す。6レベル以上の霊格を持つ霊的存在は、よほど特殊なことが無い限り出会うことは ありません。  《霊覚》、《霊視》、《見鬼》といった特技を持つものは、相手の霊格を感じ取るこ とができます。この場合、集中して目標を観察することが必要です。ただし、自分と比 べて霊格が高い・低い・同じぐらい程度しかわかりません。 -------------------------------------------------------------------------------- ○霊界における霊的存在の作成ルール  霊界で遭遇した霊的存在についてルール的なデータが必要な場合、以下の手順で作成 するようにしてださい。 手順1)霊格を決める  前述の『霊格[Spirit Level]』のルールを参照して、その霊的存在の霊格を決定して ください。通常、種族が同じなら霊格も同じになります(その例外は滅多にありませ ん)。 手順2)能力値を決める  動物作成ルール、『異種族 〜 Strange Race 〜』などを参考にして作成してくださ い。基本的には、能力値に{霊格+1}×6点を割り振って作成するものと考えればい いでしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- ○霊界でのみ可能な特殊行動  一部のクラフターは、霊界で使用することで特殊な効果を発揮します。以下にその該 当するものについて説明します。 1)超広域知覚  クラフター『感覚強化[BoostedSence]』を霊界で使用することで、その通常の効果の かわりに知覚できる領域を【感覚】×【自我】×1kmに拡大することができます。無 限の広がりを持つ霊界では、通常では非常に狭い範囲しか知覚できません。この効果を 使用することにより、離れたところにある霊的存在を知ることができます。この拡大さ れた知覚力はレーダーのように機能します。 2)超高速移動  クラフター『運動強化[BoostedAgility]』を霊界で使用することで、その通常の効果 のかわりに、移動速度を(【機敏】+【体力】)×【自我】×1km/ラウンドに拡大 することができます。これは巡航速度なので、全力移動ならその3倍になります。圧倒 的な速度で移動することができますが、あまりにも速く移動すると自分の位置を見失う かもしれないことに注意してください。 -------------------------------------------------------------------------------- ○霊界から物質界への監視  霊界の底辺は物質界と重なっているため、物質界で霊体化した直後は、干渉を受けな いといっても物質界にいることと変わりがありません。物質界と重なった高さの霊界で 活動する場合、以下のようなルールが適用されます。 a)物質界にいる霊的知覚力を持つものには存在を感知される。   ・《霊視》、《見鬼》、《霊覚》の特技を持つもの   ・魔術、異能力、スタンド能力といった霊的資質を操る能力を持つもの。   ・吸血鬼、妖精、天使、悪魔といった高次元の霊的資質を持つもの。 b)物質界にいる動物や≪第六感≫というような特技を持つものには、何かがいると感  じとられる。 c)物質界で炎や電気といった高温・高エネルギーが存在する場所に入ると、物質界に  いる時と同じ様にダメージを受ける。 d)物質界で教会や寺社仏閣など、霊的結界が構築されている場所には入ることはでき  ない。逆に《霊覚》の特技でそのような霊的結界があることを感じ取れる。 ===============================================================================