翌朝の決闘まで、一行は離れの塔にある牢に入れられた。
ベル:じゃあ刑の執行の前に、最後の一服を。
シンシア:刑の執行の前に、最後の歌を。
アル:最後の奇声を(笑)
GM:それでね、女性陣は夕食に招待されるね。ロベールに。
シンシア:やったー。ルンルン♪
アル:汚ねーぞ、お前ら。女だからって。好色男児だな。
ベル:杖の秘密、話してもらって良かったじゃん。
アル:男色じゃなくて良かった(笑)
アンディ:杖はどこにあるの?
ベル:取られたの、奴等に。
アル:この馬鹿たれが、あっさり負けやがって。
ベル:始まっていいぞ。食事会が。
GM:君達も特別に、給仕として参加させてあげよう。
ベル:それは拒否する。
アル:許せん。武士として、そんなことはできん。
GM:「おお、シンシア卿。あなたは銀の月の様に美しい」とかロベールが…
シンシア:言ってるのね(笑)一応<礼儀作法>あるから、やっときましょう…1成功だけど。
アル:スープ皿がカチッと鳴ったかも。
ベル:お里が知れる(笑)
シンシア:いいのよ!成功してるんだから。何で一々言われなきゃなんないのよ!ほら<社交>も成功してる。
ロベール:シンシア卿。私と今夜つきあってくれれば、あなたの試合はそのまま勝ちにしてあげてもよろしいですよ。
シンシア:それもいいかもね。
アル:グッドだ。杖のこと訊けよ。
シンシア:そう言えば、奪われた杖は一体どうなったのかしら?
ロベール:うっ。杖とは?
シンシア:太陽神の杖だっけ?(シートを見て)まるはの杖(太陽→大洋→マルハって事ね)になってるけど。「まるはの杖というのがあったのですけど、あれはどうなったのかしら?」
GM:彼はちょっと焦ったような顔をしますね「ああ、まるはの杖と言えば」
アル:まるはになっちゃった(笑)
ロベール:私が20年前行こうとしたんだが、恐ろしくなって思わず逃げ去ってしまったんだよ。あれを取りに行ったカテリーナという女司祭は、どうなったのかなぁ?
アンディ:(自分のシートを指して)ああ、こいつの。
シンシア:まあ、そんなに恐ろしい物だったんですか?知りませんでしたわ。
ロベール:あなたの美しさで、私の恐怖を打ち消して下さい。マドモワゼル。
シンシア:あら。
アル:それは、お食事中の話なの?
シンシア:主賓がそういうこと言ってくるわけ?
GM:そう、そう。
シンシア:奥さん居るんじゃないの?
GM:そうだよ。
ベル:良かったね。
シンシア:奥方様に悪いわ。
ロベール:いいのだ。彼女はそんなことは妥協できる、広い心を持っているんだよ。
シンシア:怒ってるよ。そこら辺できっと(笑)
アンディ:杖のこと訊いてよ。
ベル:杖の効能、訊かなきゃ駄目でしょ。
シンシア:そうか。あの杖って、どんな能力があるのかしら?
ロベール:うーん、それはね。太陽神の…おっと。これ以上は言えないな。
アンディ:寝ろ。
シンシア:何故〜!(笑)
GM:で、奥さんはグラスに入ったワインを、シンシアのほうにバッとかけて「あら、ごめんなさい。手が滑ったのよ」
シンシア:いいなあ、いかにもで。目が合って、ここら辺(こめかみ)に青筋が立ってるわけね。
GM:ピクピクピク「私は今日は気分が悪いから、早く寝るわ」と言ってテーブルの脚をガンと蹴りながら、奥様は早々に立ち去ってしまいました。
アル:神官はどうなったんだ?
GM:ミレーユのこと?
シンシア:そう言えばミレーユも居るはずだよ。ミレーユ、何か聞いて。
GM:ミレーユはロベール卿には、よく思われていない様です。
アル:綺麗なんじゃないの?
GM:美人だけど、かつて彼女が口を滑らせて、奥さんの前でロベールの別の愛人の名前を言ってしまったことがあるんだよ。
シンシア:何故〜!
GM:それ以来、ミレーユはロベールに好かれていないようだ。
シンシア:それは駄目ね。
アル:だから根に持ってたのか。中々やる奴だ。
シンシア:しょうがないね。
アル:決闘の順番とか訊けば良かったんだよ。
ベル:どのような戦士が出るか。
シンシア:あー、なるほどねぇ。でも、それは戦士A…そうだ!
アル:順番だ、順番。
ベル:順番は分からない。
シンシア:あそこの傍聴席にいた、槍持った戦士。あれは何者なの?
ロベール:彼は二、三カ月前に我が隊に入った、新たな隊員であるが、どうやら元はロワードの傭兵だったらしい。
シンシア:そうだったの…。
ロベール:ただ、入ったばかりなので、果たしてフェルディナン公に対する忠誠心が、あるのかどうか。
ベル:無い。
シンシア:言い切っちゃいますね「それじゃ、隣にいたローブの人は?」
GM:「それはディオ…」じゃないな。パトリックにしよう「パトリックのさらに後に入った、私の相談役だ」
アル:ますます怪しい。
ジョセフ:出身は?
シンシア:相談役?出身はどこなのかしら?
ロベール:彼の出身は、
シンシア:男なのね。
ロベール:南のほうだと言っていた。全てを明かさないことになっているのでな。悪いがシンシア卿にも言えんよ。
アル:まさか、奴じゃねえだろうな。
ロベール:シンシア卿。大陸一と言われている王都ランティエの素晴らしい景色を、今度一緒に見に行かんかね?
シンシア:あら、ご親切にありがとう。
アル:死刑じゃないのかよ(笑)
GM:ということですね。何もしなければ、そのまま…
シンシア:じゃあ、最後に歌わせてもらうわ・・・やったー。クリティカル成功だ。
アル:何で、今ここでクリティカルだしてんだ。決闘ではずすぞ、きっと(笑)
ロベール:なんて素晴らしい歌声だ。シンシア卿、楽しい時を過ごさせてもらったよ。明日、あなたに幸あらんことを。
シンシア:さようならぁ。
こうして、戻ってきた女性三人を含んだ一行全員が、塔の牢に入れられた。
そして翌朝、決闘の場となる中庭に人々が集まった。同じく中庭に連れてこられた一行は、戦う順番を、まずジョセフが大将になることは決めていた。
ベル:大将の負けは70%程と見た。
シンシア:二勝一敗で来たらちょっと恐いな…
アンディ:総当りなのか?
GM:先鋒は?
ベル:アンドレ。アンドレ・ザ・ジャイアント。
GM:次鋒は?
アル:アル。
シンシア:中堅?
ベル:ベルナルド。
GM:で、副将がシンシアと。
アル:次鋒が一番弱いはず。
GM:どうしようかな。大将は決まってるとして、他の奴はダイスで決めようか?
アル:ゲッ。
シンシア:それはいいかも。四面で振ればいい。
GM:相手は騎士A、ギョーム、パトリック、奥方。
シンシア:一人ずつ振るの?
GM:先鋒から振ってください。
アンディ:・・・4。
GM:奥方だ。
アンディ:やったー。
シンシア:分かんないよ。奥方強いかも…
GM:奥方は張り切って。
シンシア:だって、奥方は昨晩お怒りだから(笑)ピンチね。
他の組み合わせは、アルドレリア・ファルナー対パトリック、ベルナルド・ベイド対騎士A、シンシア・ゲイナー対ギョーム・ペリューとなった。
早速第一試合。アンディ対リューベンヌ伯夫人イザベルの試合が始まった。
GM:奥方はレイピアを持っております。
アル:やだやだ。
ベル:こいつとレイピアの相手じゃ、ちょっとマズイものがあるな。
シンシア:三連勝を期待するしかない?
ベル:戦闘する前に、魔法かけていいの?
GM:すべて、戦闘が始まってから。
アンディ:えー、そうなの?
ベル:君は盾のみで戦うんだ。それならレイピア持ちに勝てる。
GM:奥方は「ほーっほっほっ」と笑いながら。
アル:どれぐらい離れてるの?
GM:どれぐらいって、決闘の距離を決めようか(双方のフィギュアの間を、4ヘックス離す)。
アル:おう。
ベル:君の呪文で使えるのは、《盾》か《鎧》だ。
アンディ:どっち使えばいいんだろ。
GM:奥方は挑発してあげよう「無礼な乞食僧侶。足下に平伏しなさい」
アンディ:美しさが無いからって、ワインをかけるのは良くないよ。
ベル:見てないんだ、君は。
アンディ:いや、話を聞いた。
GM:あまりの歯ぎしりに、歯を折っちゃう。
アンディ:ババアがほざくな!
アル:何て事を…
はてさて、彼の挑発がどのような結果を生み出すのか。
まずアンディは《盾》で受動防御を2点上げる。しかし4ターンは双方ともフェイントの失敗を繰り返し、全然ダメージを与えられない。
そして5ターン目。アンディの剣を奥方のレイピアが受け流した後…。
GM:こっち行くぞ。同ヘックスに入りました。
ベル:格闘戦だ。
GM:そうです。
アル:あら〜。
アンディ:俺、<空手>あるんだ。
GM:コンビネーション判定だ。<空手>で振って、何成功か出して。
ベル:君の負けだ。
アンディ:10しかない・・・失敗だ。
GM:こっち成功・・・キック命中。『よけ』やって。
ベル:空手の『受け』がある…うわー。盾つけてるから防御ペナルティーだ。
アンディ:受ける。
ベル:格闘戦の『受け』は、<空手>の三分の二だよ。だから君の『受け』は6だ。それに盾があるから−2。
アンディ:格闘を使うなんて、聞いてないぞ。最悪の相手と当たったんじゃないの?
アル:奥方強いんだから。
アンディ:出るかな?・・・出た!
GM:それで、一回蹴り受けた。・・・コンビネーションでもう一回蹴り成功したから、もう一回防御して。
アンディ:成功。
GM:二回とも防がれてしまった。
アル:おばさんピンチ。
ところがその後、奥方の【後ろ回し蹴り】が二回決まって、アンディの生命力が6にまで削られた。
10ターン目、さらにレイピアで刺され、残り2点。ついに11ターン目に、アンディは降参した。
だが、次からの夕星隊員がだらしなかった。パトリック、騎士A、ギョームは、いずれもアル、ベル、シンシアに1ターン目の攻撃をくらって気絶し、すぐに夕星隊の負けが決定してしまったのだ。
シンシア対策に、パトリックには電撃の効果のある槍を持たせてたんだけど、相手が違っちゃったしね。
アル:君らは、ちゃんと修業してるのかね(笑)
GM:納得できんぞ。くそー、言った手前、くつがえすこともできんしな。
ベル:正義は勝つんだ。
シンシア:最後は勝てるチャンスがありますよ。
GM:戦ってあげようか?挑戦受けますか?
ジョセフ:私ですか?
シンシア:逃げるの?言った手前、やらないと言うのは…
アル:でも、やって気絶するのも格好悪いしな。
ベル:殺されはしないよ。
アル:向こうの気が晴れるのはつまらないな。俺としては。
ジョセフ:シンシアとどっちが強そうに見える?
GM:ロベールが?そりゃシンシアの方が、より戦い慣れている気がするね。
シンシア:でも亀の甲より年の功と言いますからね。
ベル:大丈夫。政治家かも知れないだろ。
ジョセフ:後で後悔するかも知れないけど、やってみますね。
ベル:やれ。
ロベール:伯爵であり外務卿であるこの私が、下賤な吟遊詩人などに負けはせん!
ベル:立場的には一番下だからね。
お互いに攻撃を防ぎ合っていたロベールとジョセフだが、7ターン目、ジョセフはロベールに斬られて気絶した。
ロベール:しょせんは、ただの吟遊詩人よ。
シンシア:でも3対2。
ベル:負けた者は、煮るなり焼くなり好きにしてください。
GM:君達の審理を、もう一度やり直すことになるんですね。
シンシア:でも有罪なんでしょ?
GM:ミレーユは大喜びです「女神様は、やっと正しい道に導いてくださいました」
アル:バカヤロー。無実の罪だぞ。
GM:とりあえず君達に敬意を表して、塔の牢に入れてあげよう。
アル:また塔なの?
GM:今度の審理で疑いが晴れれば、客人として迎えることになるね。
一行は塔の一階にある牢に入れられ、怪我した者はアンディとミレーユによって治療された。再び一行が抜け出す算段をしていると…。
GM:何もすることが無いようだから、やってくるよ。鉄格子の前に。
アル:誰が?
GM:パトリックさんが。
シンシア:パトリック!
アル:気絶男、どうした?
パトリック(GM):貴様らは、結局力押しだけで、政治的な立場では無力だな。
アンディ:試合中に気絶したくせに、何を言っている。
パトリック:俺はわざと負けてやったんだよ。貴様らの立場を良くするためにな。
アンディ:誰も聞いてない。
シンシア:笑いに来たのかい?『ディオルド』。
GM:ピクピク「ディオルド?俺はパトリックだよ」
アル:ところで何しに来たの?
GM:そうだな…「俺は今ある人物の下で働いてるが、貴様らの味方として、忠告をしてやろう」
アル:おう。
パトリック:もうすぐここにある異変が起きるから、その間に逃げ出すんだ。
シンシア:いいよ。
アンディ:武器はどこにあるか、教えてくれ。
GM:武器は、こうこうこう行った部屋に、入れてある。
ジョセフ:普通の装備とかも?
パトリック:貴様らから徴収した物は、全てそこに置いてある。
アンディ:おう、ありがとよ。
パトリック:その代わり、一つ協力してくれ。
ベル:許す。
パトリック:この塔の上の階には二人の人物が閉じ込められているが、私はその内の一人を助け出すように言われているのだ。
アル:もう一人は?
パトリック:もう一人は知ったことではない。
アンディ:まあ、いいや。二人共助け出せばいいわけだ。
パトリック:近くの川に脱出用のボートを用意してあるから、そこまで護衛してくれればいい。
ベル:オッケーだ。
アル:乗れるのは何人?
GM:一艘三人ずつで五艘です。つまり15人分。
アル:オッケーだな。
ベル:でも<ボート>技能が無かったりする。
シンシア:馬は?馬。
GM:馬はあるぞ。馬で脱出してもいいけど。
アル:馬、水潜れんぞ。
シンシア:大丈夫、ボートに乗せてくから。
GM:馬だったら、一頭につき一艘。
シンシア:馬は二頭?無理。馬組と船組に分かれなきゃ。
アンディ:どこで落ち合うの?
シンシア:ここの地理に詳しい人はいないの?
アル:分からん。助けた奴が知ってる可能性も、無きにしもあらず。
シンシア:そうだね。そういうことにしよう。
GM:ちなみにミレーユは、ジョセフを何としてもフェルディナン家の血縁の者として、認めさせたいらしい。
アル:分かるけどね。今はそういう状況じゃないんですよ。
GM:どうします?
アル:とりあえず、抜け出す算段をしてくれよ。ディオルド君…じゃないや。パトリック君。
ベル:鍵はどうして?
パトリック:牢は実力で脱出してくれたまえ。私はそこまでロベール卿に信用されてる訳じゃないのでね。
アル:だろうなあ。
シンシア:<鍵開け>技能持ってる人がいるじゃないか、ここには。
ベル:いいぞ、進もう。
そしてパトリックは去り、数時間が過ぎて、決闘の日の夕方になった。
GM:もう一度ぐらいロベールが会いに来よう「シンシア殿〜」
シンシア:また来たの…
アンディ:スケベが。
ロベール:あなたが私の望みに応えてくだされば、あなたの罪は破棄してもいいのですよ。
アル:俺らは?
ロベール:シンシア殿と比べたら、お前らなど。
シンシア:いけませんわ。奥様がいらっしゃるのに。
ロベール:私の妻が、どんな女か見たかね?
アンディ:見た見た(笑)
ロベール:私は、彼女から解放されたいのだ。
シンシア:こんな所にいるのが見つかったら、また大目玉を食らいますわよ。
ロベール:大丈夫だ。彼女にバレない手立ては、いくつも考えてあるのでな。
アル:向こうのほうが、位が上なのか。
GM:彼が話すには、ロベールが義理の弟になってるのは、奥さんがジャン=ルイの妹だからだと。位はフェルディナン家のほうが高いけど、血筋はリューベンヌ家のほうが上なんだ。
ジョセフ:なるほど。それは知らなかった。確かロベールは裁判官だったよね。一応、手紙を渡しておこう。身分証明みたいな感じで。
GM:その前に、知力判定してください。
ベル:60%ぐらいだから、余裕だ。
ジョセフ:成功。
GM:君が思い出すに、ロベールは君を裁くと言うよりも…なんて言えばいいかな。君がどんな人物か、見極めようとしていた感じがする。
ジョセフ:なるほど。
GM:つまり、そこまで敵対的という風には、見えなかったって事だね。
ジョセフ:一応、先日寺院でこういうことがあったって言って、手紙を渡す。
GM:で、その手紙を見る「でも、この手紙にあることは、私はすでに調査済だよ」
ジョセフ:それは分かっていますが。
ロベール:ただし、君がフェルディナン家の人間に値するか、私は確信が持てないんだ。それは、この後の君の行動に任せるよ。
ジョセフ:文字通りやんけ。ファイヤー。
アル:上向いちゃうのか。
シンシア:過激にファイヤー。
GM:彼は最後に付け足します「私ももう、帝国のやり方を見て見ぬフリというのは、飽きたんだよ」
アンディ:じゃあ、一緒に戦いましょう。
シンシア:それは最後に言うの。格好良く決めなきゃ。
アンディ:そうだな。
アル:奥さん恐いよ。いい戦力になるな。
アンディ:恐いよ。格闘は強いよ。
GM:これでまた。一生尻に敷かれるんだろうな(笑)