塚に入った一行は隊列を組み、一本道の通路を進んでいく。
GM:しばらく行くと通路が途切れてて、10×10×10の空間がすっぽり無いの、床から下が。その向こうに通路が続いている。
ジョセフ:谷みたいになってると。
シンシア:これは、試しているんだ。
ジョセフ:じゃあ、ロープの端持ってて。下に降りてみるから。
GM:<登攀>の判定してみて。5mにつき一回で、二回。
ジョセフ:・・・二回目失敗。
GM:じゃあ5mから落ちました。<軽業>成功すれば、5m分のダメージが無くなるよ。
ジョセフ:無い。
GM:なし値は敏捷度−6。
ベル:やんないほうが良いぞ。ファンブルが出やすい。
ジョセフ:やってみる・・・普通に失敗。
GM:じゃあ落ちました。ダメージは・・・10点の叩き。
アル:使えねーなあ。
GM:何で、魔法使ってあげないの?
ベル:え?
アル:魔法あるの?
ベル:あるよ。《浮遊》も《飛行》も《高速飛行》も。
アル:何で使わねーんだよ(笑)
ベル:え?調べたいって言ったから…。俺達はプロなんだよ、プロ。一芸に秀でてるんだよ。
アンディ:そうだよ。
ベル:尊敬しなきゃ駄目だろ。俺はプライドを傷つけたくないんだよ。
アル:なるほどね。中々いいね。
ジョセフ:俺は吟遊詩人のほうにプライドはあるけど、こういう技能のほうに、プライドはないんだ。
アル:まあ、いいや。なっちまったことはしょうがねぇ。
ということがあったので、ベルは《浮遊》をアルにかけ、アルが下に降りた。そこでアルは、何かのスイッチを見つける。それを押すと、穴の両脇に階段が現れた。つまり階段を使って一度底に降りて、向かいの階段で上がれということなのだ。
しかしシンシアは足を滑らせて穴の底に落ち、大きなダメージを負ってしまう。シンシアとジョセフの治療のためにアンディが体力を消費したので、全員底で二時間休憩をとった。
エイミーとアルはベルの《浮遊》で楽に渡り、他のメンバーも登りは成功して、全員無事に反対側の通路に着いた。
シンシア:七つの塚があるのに、ここで話が済んじゃうの?
アンディ:七つつながってるんだよ、きっと。
シンシア:ポコポコ出てきちゃって「あ、違うとこだ」地下道か、ここは。
ジョセフ:可能性としては、そういうこともありうる。
GM:時間が無いんだから、そんなことすると思うか?
シンシア:あ、そっか。
一行はさらに進み、途中の分れ道を東に折れた。
GM:そうすると、部屋に入るんだよーん。
シンシア:何かいい物でもあったのかね?
GM:その部屋の真中には、なんと泉があります。イズミー。
ベル:チョップ。
シンシア:分かんないよ、誰も。ちょっと舐めてみます。体力回復の泉ならいいなあ(シンシアの生命力は、全快してはいなかった)。
GM:その前にシンシアは、そうだな…視覚判定してください。
ジョセフ:水が黒い?
シンシア:あっ、成功。
GM:その水面に写るのが、自分の姿でないことに気づきます。
シンシア:は?何の姿?
GM:それはね、君の父親。何て名前だっけ?
シンシア:んーとね、フランデール3世じゃない…
GM:決まんないと、バーナードにするぞ。
シンシア:バーナード・オトゥール!いいね、バーナードでいいよ。
GM:バーナードが誰かに斬られるシーンや、妹のシェラが炎に巻き込まれるシーンが見えてくる。
シンシア:いかにもじゃなーい。「こ…これは…」
ジョセフ:その周りにプレートとか無いですよね?
GM:無いですね。
アンディ:<地域知識>で調べらんないの?
GM:そりゃ無理だろうなぁ。
アンディ:じゃあ、飲んでみるのが一番だ。この前のようになるんだ。
シンシア:ちょっと舐めてみよう。
GM:何も起きない。
ベル:じゃあ、俺も見ちゃうぞ。
アル:だから、自分の過去を見せるんだよ。ショックでかいの。
シンシア:いや、過去とは限らない。
アンディ:見ちゃいけないんだ、“みず”だからさ。
GM:(無視して)どうすんの?
アンディ:あれ?
ベル:アンディを、その水の中に沈めてあげよう。
ジョセフ:仕方ない。ここは覗いてあげよう。
GM:そうすると、二回前のシナリオの時のように、オルシー村の人達が、帝国軍に殺されていくシーンが。
アル:俺が見たら、どうなんの?考えてあるのか?
GM:君が見たらね、エルフの祈祷師の女の子が、ギュネイに陵辱されているシーンが。
アル:そっか、そっか。
アンディ:俺が見ると、母親が殺されているところが映るわけか。
GM:そうです。
ベル:ミーは?
ジョセフ:修業時代。
GM:それでもいいけど、帝国の人間が、カーム教団への侵攻を計画しているシーンだね。
アル:これでまた、奴を殺す決意を固めさせてくれるぜ。でも、もうガリューサの弟子とは戦いたくねーなぁ。
ベル:俺も、ギュネイはちょっと…。
ジョセフ:“怨念の泉”と名付けてあげよう。
GM:すると泉の中からね、青い女のエルフの様な姿が現れる。
ベル:<神秘学>チェーック。取ったばっかなんだ・・・成功。
アル:チンピ学、3成功。
GM:それは、泉の妖精ニンフだね。
アンディ:妊婦。
ジョセフ:言うと思ったけど、言うんじゃねー。
GM:君達に「何が見えたかしら?楽しい光景ではないでしょうね」
アル:イエース。
ニンフ(GM):でもこれは、この乱れた世の中に、あなた方が必要だということを暗示するためのものなのよ。
アル:ほう。
ニンフ:少し表現が露骨だけど、それほどあなた方の力を求めているのよ。
ベル:何が?
アンディ:ニンフさんが覗くと、何が見えるんですか?
GM:ニンフは覗かないよ。この泉の番人なんだから。
アンディ:汚ねー。
シンシア&ベル:汚くないよ。
ニンフ:あなた方は、太陽神に選ばれたのです。
ベル:そうなんですか?
ニンフ:太陽神は、全ての宗教の上に立つ方ですから。
アル:ここの所しか知らないんだろうね。
ジョセフ:じゃあ訊いてみれば?
ニンフ:あなた方をあの御方が待っていらっしゃるから、早く進んで下さい。
ジョセフ:あの御方は、どなた?
ベル:何者?
アル:リムさんですか?
GM:ということです。
ベル:とっとと進む。
その先にある西と南への分れ道を南に進むと、倉庫に出た。倉庫で一行は、以下の物を手に入れた。
シンシアは重量半分のハーフプレートと、受動防御+1で炎のダメージを2点減らすミディアムシールド。
アルは《痛み止め》の効果があるネックレス。
ジョセフは<弓矢>技能が+4されるブレスレット。
また、霊薬が三本見つかり、そのうちシンシアは《治療》を飲んで、生命力が全快した。
シンシアのおさがりのスケールアーマーは、アンディの物になった。
GM:この部屋の壁にね、文字が彫ってある。
ジョセフ:当然読ませていただきます。言葉が分かんねーとか言わないでね。
アンディ:読めるの?<神学>?
GM:<神学>だね。宗教文字みたいのだと思って下さい。
アンディ:日能研で進学とか言って・・・成功だ。0成功。
GM:あ、忘れてた。その文字の前には、長い棒状の物を置く台が三つある。
シンシア:それは杖だ。
GM:三つとも空なわけ。
シンシア:じゃあ、シンディが持ってるんだね。きっと。
GM:で、文字は「この剣を作ったとき、ロワードの双子が剣の主になると、予言があった」
アル:ぶひー。
GM:「だがその頃、ロワード人は野蛮であった。恐らく予言が成就する世でも、変わらないであろう」
シンシア:あー。
GM:「ならば、その野蛮なる心への代償として、ロワード人の血を求めよう。英雄は熱意あると同時に、冷静でもあるべきだ」と書いてある。
アンディ:ちょっとやればいいんだ。
ベル:今は別にないんだから、やる必要ないって。
シンシア:杖がなきゃ駄目なんだよ。
アル:二つの剣と杖がなきゃ駄目なんだ。
シンシア:あとは、この剣の真の能力が現れるのを待つだけね。
そして倉庫を出た一行は、先程の分れ道を西に進んだ。通路の先は両開きの扉になっており、一行は扉を開けて中の部屋に入った。
GM:部屋の真中に太陽神の石像が飾られてるだけで、あとは何もない。
アンディ:いいねえ。
ベル:ほら、プリースト、何かしろ。
シンシア:拝め、拝め。
アンディ:待って、その象調べる。
GM:目の部分が片方、空洞になってる。
ベル:石!
アンディ:その宝石を、カポッと入れます。
GM:スムーズだな。そういうふうにしてるんだけど。そうすると君達は、今度は扉の無い部屋に立ってる。
ベル:おっとテレポーター。
GM:石像はそのままで、宝石もはまってるけどね。
アンディ:じゃあ、石を取る。
GM:君達の前には、僧服を着た男が立ってる。
アル:「私は三百年待ったぞ」?
GM:三百年どころじゃない。650年だ。
アンディ:うひー。宗派は?
GM:もちろん太陽神。
シンシア:当たり前でしょ。
ベル:<神学>だ。<神学>を振れ。
アンディ:<神学>いきまーす・・・成功っす。
GM:君は教会で見たことがある。その人の肖像画を。
アンディ:え?
ジョセフ:七聖人の一人、てやつですね。
GM:そう。七聖人の一人、ヨハネスという人なんです。
アンディ:あなたはもしかして、ヨハネス様ではないですか?
ヨハネス(GM):うむ、よくぞ来た。太陽神の信者と、その仲間達よ。
アル:ガンバと仲間達になっちった。
シンシア:♪聖水とジンで 七聖人〜(『アイスジン』のCM参照)
ヨハネス:汝らは、暗黒の世に光をもたらす者となるのだ。
アル:オッケー。ノロイを倒さねば。
ヨハネス:少なくとも今、神は汝らを選んだのだ。
アル:選ばれちった。
ベル:許す!
ヨハネス:汝らの中に、宿命を背負った者がいるが、
シンシア:ははっ。
ヨハネス:まず全員に、選ばれたことを自覚してもらわねばならない。
アンディ:我々は選ばれたんだ。偉いんだよぉ。
GM:一番不信心な奴だな「汝らが自発的に世を救うという心を持たない限り、太陽神の加護は、得られないだろう」
アル:はい、はい。
シンシア:そして?
GM:その二人に伝えることは、その剣には三つの儀式が必要だと。
シンシア:はい。
GM:一つは、
アル:人を刺す。
アンディ:一つ、人世の…(『桃太郎侍』参照)
GM:まず一つ目は、ロワード王家の血を引くものが、使用者に手渡すこと。これは取ったときやったからね。
シンシア:ずーっと前にやったね。
GM:次は剣の柄に、使用者の血を注ぐこと。
シンシア:そして?
GM:三つ目は、ロワード王家の血を柄に注ぐこと。
アンディ:血って、どのくらいなの?
ベル:指切るぐらい。
シンシア:少量でしょ。
GM:それが、血の契約なわけだ。
シンシア:そうか、そうか!ではやってみましょう。早速行動に移る奴ぅ〜。
GM:では見守ってあげよう「神の御加護のあらんことを」
シンシア:プチッと指先を切ってね、ポワーンと光るんだよ。
GM:それでさ、シュトルムヴァイスの効果、君何も決めてなかったでしょ。
シンシア:だから、炎が噴き出るんだよ(←GMが忘れていた)。
GM:じゃあ《火炎武器》と同じね。パワーストーン6点分ね。
アル:すげーじゃん。
シンシア:イルジオンヴィントのほうが恐い。
GM:《火炎武器》の消費は3ね。
シンシア:二回しか使えないよ。
GM:イルジオンヴィントも同じだよ。
ベル:一分もつから、戦闘中もつって。
GM:三つ目の儀式が終わったときは、全力攻撃の時のみ、ダメージが1D増える。
シンシア:そうなの?『刺し』だったら2D+2になるわけ?
ベル:強いじゃん。鬼のように。
GM:全力攻撃の時のみだからね。これは双子の片割れも同じ効果があるよ。
シンシア:そりゃそうでしょ。
アル:恐え。
シンシア:これは、かなりキツイ戦いになるなあ。
ヨハネス:君達は世を悪から救うために、再び旅立つのだ。
ベル:もとの部屋に戻るの?
GM:いや、塚の上に出る。
ベル:出ちゃったの?
アル:ま、まぶしい。
ヨハネス:双子の剣は、初めて主を得た。それはいずれ世を救うだろう。太陽神は、汝らと共にあるぞ。
シンシア:(シンディが)ここにはいないの…か。
塚山の上に出た一行は、塚山を下りて、小船を泊めてある船着き場へと向かう。
GM:アル。君が冒険に出るきっかけとなった、
アル:え?フェアリー!
GM:が、前方の上空に飛んでる。
アル:よう、フィレイアー!
シンシア:やったじゃん。
フィレイア(GM):アル〜。どこ行ってたの?
アル:ちょっとそこまで。
フィレイア:やっと、私の記憶を思い出したの。
アル:「そうか、それは良かった」して?
GM:と言うと、そのフェアリーを、誰かの手がつかむ。
アル:うぎゃ。
ジョセフ:やっぱり。
シンシア:ピーンチ。
ベル:パツキン。
GM:違いまーす。黒い鳥に乗った、黒いマントの男。
アル:やべえ!貴様ぁ!
ジョセフ:弓準備。
GM:見りゃ分かるけど、ギュネイだよね。ギュネイはそのまま飛び去っちゃうよ。
アル:とりあえず「待てー」と言う。
ジョセフ:ブッ放していいですか?
アル:やめろ。フェアリーに当たる。
ギュネイ(GM):これで王家の三人目の王女も見つかった。
ベル:王族だったんですね。
シンシア:出ましたね「な…何ですってぇ!」
ギュネイ:ようやくシンディの剣の能力も、発揮される時だ。
アンディ:やばすぎる。
ベル:フェアリー死す!
アル:やばいよ、それは。
ギュネイ:第二王女から剣を受け取ったときに、殺してしまったからな。
アンディ:姉貴は死んでるわけか。
シンシア:それは、元から死んでいたの。
アル:じゃあ、剣は三本あるって事?
GM:違うの。儀式の第一段階で、王女を殺してしまったって事。
シンシア:シェリーだね、それは。
アル:第三ができないって事か。
ベル:助けて差し上げようか?
アル:どうすればいいんだ。
ベル:《高速飛行》
アル:それは中々いい。
ジョセフ:私は撃ちたいんだけど、いいですか?
GM:撃ってもいいけど、向こうは全速で移動してるよ。
ジョセフ:あら、えっさっさ。
アル:とりあえず飛んでみようか。でも一人で戦うのも辛いんだよな。
ベル:俺は《高速飛行》かけたら何もできないから、かけましょうか?
アル:オッケー。させるわけにはいかん。シンシアを殺させるわけにはいかないし。
ベル:《高速飛行》・・・成功!飛べ!
アル:スーパーサイヤ人になって、飛びましょうか。
ベル:荷重が無ければ、移動力40だから、時速120km。
GM:ギュネイと鳥の二匹から攻撃受けるけど。
アル:しょうがないんじゃない?「義務感」あるしさ。
ベル:君は自由に動けるから。その代わり一分しか持たない。
アル:一分!?一分で助けるの?
シンシア:あ〜あ。早くも死んじゃうのか。
アル:てきとーに負けて、帰ってくるから。
《高速飛行》をかけてもらって空を飛び、黒鳥に乗ったギュネイを追いかけるアル。果たして彼は、フィレイアを取り戻すことができるのか?