ファイナルファイトONE-がんばれ、僕らの市長さん-

アクションゲームにおけるカプコンの地位を確立したといっても過言ではないファイナルファイト(FF)の移植となるGBA版。
FFは今まで何個かのハードに移植されているのですが、実はどれもこれもイマイチ移植と言うには納得のいかないものが多かったんですよね。

で、今携帯ゲーム機のGBAに移植されたんですが、これが驚くほどに素晴らしい出来です。
多分見たことない人はあの狭い画面で本当にFFが出来るのか?という疑問を抱くかと思います。正直、私もそうでした。


ところがいざ画面を見てみると想像してた以上にFFそのままであり、非常に奇麗です。
グラフィックに関してはほぼ完璧な移植といってもいいでしょう。ただ、色と発光の都合上こちらの方が「奇麗過ぎ」という感じがあり、あの妙にゴツゴツとした線は無くなってはいます。これは仕方ないですね。


サウンドに関しては流石に完璧とは言いませんが、よほど意識しない限りは差を感じないはずです。
あの「Oh My God!」とかソドムの笑い声もバッチリです。


そして肝心の中身ですが、もちろん三人とも使用可能ですし全六面構成でボーナスステージもあります。
ここら辺は完璧なんですが、敵の配置とか障害物に関してはかなり違っています。

先ず、グラフィックの関係なのか電話ボックスがありません。
本来あるべきところにドラム缶がなかったりとか、数が少ないと言うのもしょっちゅうです。

敵の配置も私は完璧に覚えてるわけではありませんが結構違います。全体的に少なくなった模様です。
ソドム(1ボス)に至っては、口笛で敵を呼ぶ回数も違いますしね。


あと、ボスと戦う前に会話が追加されました。これはストーリーを盛り上げて非常に良い感じです。
特にヘルガーとハガーの会話は興味深くかっこいいです。がんばれ、ヘルガー(笑)


携帯機だけあってFFONEは難易度調整が出来るんですけど、これがすごいんです。
難易度を上げると、敵の数が増えて攻撃力、アルゴリズムも強化されるんですがこれがとんでもないことになります。

敵のパンチは当たると4発ぐらいで死ぬし、やたら機敏なフットワークでこっちのパンチに全然当たりに来ません。
わざと背中を向けて隙を作り、敵の攻撃を誘うという妙なテクニックまで開発する始末(笑)


カプコンゲームの鉄則である喰らう前にメガクラッシュが身に染みて分かりますよ。
ヘタに殴るよりもひたすらメガクラッシュ連打の方がおそらく効率がいいでしょう。

家庭用だからといってかなり無茶やってますな(笑)ただ、これは二人用を意識してのことかもしれません。
ポイズン×六人とかワンフ(ハゲ)×6人とか見た目にもわけ分からんです。


その他GBAオリジナル要素としては面セレ、カラーチェンジ。そして、ストリートファイターZEROのコーディとガイが使えるんです。もちろん、グラフィックは完璧にZERO仕様。


コーディは勿論囚人服ですし、ガイも口数少ない男前です。
とても「なんと卑劣な、せっしゃもすけだちいたす!」のキャラとは思えません(笑)
さすがに技の性能とかは従来のままなんですが、攻撃守備力が桁違いに高いのですんげえ楽です。


それに応じてボス戦の会話も全く変わっているんですが、これが旧FF世代にはたまらないものばかり。
特にコーディのは爆笑必死。ゲームを分かってる人なら思わず拍手モノ。

「そうそう、前は近道したんだったよな」
「相変わらず赤くなっての突進か?馬鹿の一つ覚えだな」

などなど。こりゃいいやー。
残念ながら市長はないです。マッスルボマーバージョンとかFF2バージョンつくりゃ良かったのに。


それにこれが出来たのならもっと他のキャラも使えたら良かったのにと思います。マキとか(笑)
しかし、これだけ敵がわんさか出てきても処理落ちとかが全く無いのがすごいです。流石はGBAです。
完成度が非常に高く、是非とも他のシリーズの移植を希望しますね。

ただ、欠点はカートリッジも二個ないと通信プレイできないってことなんですが(泣)
二人用やりたいよー。