氷点下の激闘


 聖エルミン学園には、こんな伝説がある。
「演劇『雪の女王』で雪の女王を演じた学生は呪いを受ける、と―――――
 今でも体育館に、そのとき使われた雪の女王の仮面が封印されている。


 今、その封印は解かれ、学校は氷の世界に包まれた。
  「・・・・・・・さっむ〜い!」
 氷点下に耐え切れなくなったアヤセが、ついに禁句を口にする。
「もーヤダァ!なんでアヤセがこんな目に遭わなきゃなんないの〜!?」
「我慢しなよ。みんな寒いんだから。」
 ゆきのさんがアヤセをたしなめる。しかし、アヤセの言うことももっともだ。雪の女王の仮面は怪しげな札によって厳重に封印されていた。つまり、誰かが勝手にそれを見つけて開けなければ、こんなことにはならなかったのである。
 そういう余計なことをしたのは・・・
「も――!!速水の奴があんな仮面持ってこなきゃ良かったのよ〜!!」
 速水祐貴。通称ミッキー。冷静沈着で何でもそつ無くこなす優秀な生徒で、人望も厚い。が、ときたまとんでもないことをしでかす問題児でもある。
 今回の事件も、そういう彼の悪癖が起こしたのだった。アヤセは散々祐貴をなじっているのだが、本人はどこ吹く風といった調子だ。かなりマイペースなのだ。そんな調子だから、アヤセのイライラもヒ−トアップする。
「あーもう、腹立つっ!なにさ、すましちゃって、ミッキーのくせに〜〜〜〜っ!!!」
「・・・ペルソナ。」

 ずっっがああああぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!

「速水!いきなりペルソナ出すのはやめろ!」
「しかもご丁寧にメギドラオン・・・あんた、ここが校舎内だって、忘れたのかい!?」 
 南条とゆきのさんが怒鳴りつける。しかし、やはり祐貴は聞いていなかった。ただ一言、こう呟いた。
「ミッキ―というな・・・。」
「Oh!そういえばYukiは気にしておられたのですね。」
 エリーがこともなげに言う。そもそも、このミッキ―というのは、同じクラスのブラウンが勝手につけた呼び名である。
 今でも、ブラウンだけがその名で彼を呼んでいる。もちろんその度に痛い目に遭っているのだが、全く懲りてない。
 いつも冷静な祐貴だが、その名で呼ばれると途端に鬼となる。
「それよりいいんですの?AyaseがDyingしてますわよ。」
「・・・あ。」
 哀れ、エリー以外の三人共、アヤセのことは完全に忘れていた。


「ったく、今日こそ最後のタナトスの塔に行く予定だったのに。まただめだったじゃないか。」
 ゆきのさんは深くため息をついた。実は三つの塔の内、ヒュプノス・ネメシスの塔は既に4日前に攻略してたのだった。それがなぜ、未だに先に進んでいないのか・・・それは各々の勝手な行動によるものである。

 ―――1日目。
 なぜか校内にできていたカジノにアヤセがどっぷりはまってしまったのだ。ポーカーですりつつ稼ぎつつ・・・下手に勝ったり負けたりしてコインが無くならないから引くに引けない状況に陥ってしまったのである。いっそすっからかんになっていた方がまだ良かったかもしれない。
 ・・・いや、最大の原因は、ちょっとだけ気まぐれに祐貴がポーカーをやって、ストレートフラッシュを出してしまったことだろう。アヤセがムキになってしまったのである。

 ―――2日目。
 ミイラ取りがミイラに、というか・・・アヤセを止めにカジノに乗り込んだ南条がコードブレイカーにはまってしまったのである。今までの戦闘でためたメタルカードをふんだんに使いまくった。
「まあ、コードブレイカーなら、メタルカードが無くなれば終わるだろ。」 
 ゆきのさんの読みは甘かった。メタルカードの無くなった南条は、なんと一人で悪魔の山に行き、金(南条のポケットマネー)で悪魔からメタルカードを買い取ったのであった。これだからお金持ちの坊ちゃんは・・・

 ―――3日目。
 半ば諦めたエリーが祐貴を連れて買い物に出かけた。といっても、回復アイテムの補充と、装備品の購入・・・のつもりだった。少なくとも祐貴は。
 が、二人っきりで買い物という雰囲気がそうしたのか、いつのまにかエリーがトランス状態になってしまっていた。妙にハイなエリーに哀れ祐貴は1日中振り回されることになった。
 ゆきのさんはついにキレてアヤセと南条をDying状態にしてしまった。

 そして、4日目・・・
 ようやくタナトス攻略に行けると思ったら、今度は速水の暴走でアヤセがDying。慌てて保健室に戻って治したのだが、アヤセがすっかりいじけて、「もう今日は行きたくない」と言い出す始末。
「全く、どいつもこいつも、今の状況わかってんのかい!?早くあの雪の女王を倒して冴子先生を助けないといけないのに!!」
「ごめ〜ん、黛〜」
「すまん・・・俺としたことが・・・」
「Sorry.私もついexciteしてしまって・・・」
「・・・俺は悪くない。」
「あんたが優香をDyingにしなきゃ、今日中にタナトスの塔を攻略できたんだよ!!」
「あれは綾瀬が悪い。」
 一人だけ往生際の悪い祐貴にまたアヤセが怒る。
「ちょっと〜アヤセを悪者にする気〜?だいたいあんたのせいでこんなことになっちゃったんだから、少しは反省してよね〜!!」
「あーもういい加減にしな!!誰が悪いかなんて今はどうでもいいだろ!とにかく、一刻も早く冴子先生を助けなきゃ!・・・判ってんだろうね。」
 度重なる予定変更にかなり頭にきているようだ。今にもペルソナが暴走しかねない雰囲気だ。
「・・・判った。俺も悪かった。綾瀬の馬鹿が腹立つことを言ったからといってつい攻撃してしまったのは確かに軽率だった。反省してる。次からはポイズマ程度にしておくよ。」
「全っ然反省してないじゃないか。もういいよ、それよりさっさとタナトスの塔に行こう。」
「ん〜わかった。アヤセも悪かったよ。ホント。」
「それでは、当初の予定通り行きましょうか。それにしてもYukinoってばgreatですわ〜。人一倍張り切っているようですわ。よっぽど先生がお好きなのですね。」
「ま、まあね。アタシは冴子先生に救われたようなものだからね。今度はアタシが先生を助けたいんだ。」
 ゆきのさんはそれだけ冴子先生を尊敬しているのだ。その先生が今仮面に捕まっているとなれば必死にもなるだろう。
「・・・早く行くぞ。我々で学校と先生を救わねばな。」


 ―――タナトスの塔に入って1時間後。
「・・・速水の馬鹿〜〜〜!!!なんでペルソナ取られちゃうのよ――!!!」
「あれは不可抗力だ!絶対に俺のせいじゃない!!」
「うむ。あれはさすがに仕方ないだろう。どちらかのろうそくを消さなければ先には進めなかったのだからな。あえて悪いとすれば速水の運だな。」
「もしかしたら、どちらを選んでも似たような結果になったかもしれませんわよ?」  実は全くその通りなのだが、彼らは知る由もない。
「よりによって唯一回復魔法持ってる奴なんて・・・運悪すぎ!悪魔くんにでも魔落とししてもらったら?」
「綾瀬・・・人事だと思って・・・」
「ふーんだ!ペルソナ無いあんたなんかアヤセちっとも怖くないよ!!アギ一発で死ぬくせに!」
「・・・ペルソナ戻ったら殺す・・・」
「いい加減にしなよ!!あ、また部屋だ。」
 扉を開けると今度は宝箱が二つ。
「やはり罠だろうが・・・どちらかに鏡の破片が入っている可能性もある。どうする?」
「そんなの開けてみればいいじゃん。」
 そう言ってアヤセはいきなり一方の宝箱の方へずかずかと進んでいった。
「あ、おい綾瀬、不用意に開けるのは・・・」
「うるさいな〜くじ運の悪いアンタはすっこんでてよ!!さ〜てと、・・・・あ!!」
「どうしたんだ、やっぱり罠だったのかい!?」
「鏡の破片だ!!アヤセってくじ運良い〜♪」
「ちっ・・・」
「Wonderful!見事ですわ!!」
「いぇ〜い!・・・ところで、もう一つはなにが入ってるのかな?」
 アヤセは今度はもう一つの宝箱を開けた。すると、今度は速水の時と同じ不穏な空気が流れた。
「え、やだぁ〜!!ペルソナ取られちゃったよ〜!!」
「ええい、馬鹿者が!!!!わざわざ罠とわかってる宝箱を開ける奴がいるか!!」
「だって〜そんなのアヤセ知らないもん!!」
「ちょっと考えればわかる事だろう!?まったく、どうしてくれるんだい?これでペルソナ無いのが二人じゃないか。」
「Oh,no・・・ayase,調子に乗り過ぎですわ。」
「え〜だってぇ〜もしもう一つにも破片があったらラッキーじゃん?」
「万が一にもそんなふざけたことはない!!そんな単純な奴が入り口であんな仕掛けするか!?」
「ふん、散々人のこと運が無いだの好き放題言っといて、お前は運以前の問題じゃないか。」
「うっさい!!ツキ無し男!!!!」
「・・・なんにしても、これでますます戦力downしてしまいましたわね。早くペルソナを取り戻さないと・・・」
「うむ、とにかくタルタロスに行かねば。回復魔法なしではもう限界だ。」


    ―――タナトスの塔に入って3時間後
「・・・優香・・・」
「ゴメン・・・黛・・・」
「アタシに謝ってもしょうがないだろ?とにかく、早くタルタロスに行かないと・・・」
 残り時間の少ないこの時に、アヤセはDyingになってしまい、再びペルソナを奪われてしまったのだ。
「残り時間を考えるともうこれ以上寄り道するわけにはいかないな。・・・まったく、後先考えず突っ走るから死ぬんだ。少しは反省しろ、馬鹿者!」
「さっきペルソナ取り戻したばっかだってのに。どうしようもないな。」
「さっきってどんくらいのさっきよっ、タルタロス行ってからもう随分経ってるじゃないの!それに、あんたの回復が遅すぎたからアヤセやられちゃったんでしょうが!だいたいアンタ、STRとかVITとかTECあげてばっかで、AGI低いから、いっつも回復遅くって苦労してんじゃない。AGI上げとけって南条に言われたじゃん!!」
「確かに、回復持ってる速水が遅いというのは問題だ。しかし、今更ベルベットルームに行こうとしても、ここからはかなり遠いな。」
「明らかにmissでしたわね。今まではなんとかそれでNo problemでしたけど、Boss相手にはそうはいきませんわよ?」
「あーもう、とにかくタルタロスに急ぐよ!まず優香のペルソナを取り戻すのが先決だ。」
 そして、また一行はタルタロスへと向かう。


    ―――もはやどのくらい経ったか判らなくなってきた頃(笑)
「あーもう、おっそーい!!百合子ちゃん、すんごい待ったんだからね!?」
「・・・・・・・ああもう、なんかどうでも良くなってきた・・・」
 なんと、あのゆきのさんが投げやりになっている。ここに来るまでに、いろいろ大変だったらしい。苦労性だなあ、この人。
「まったく、綾瀬の馬鹿がロクに反省もせず敵に突っ込むから、必要以上に時間がかかったのだぞ!この馬鹿者が。」
「だ〜か〜ら〜、速水のバカが早く回復してくんないからいけないんだよ〜!!」
「それは完全に責任転嫁ですわよ、Ayase?」
「どっちにしろすぐ敵に特攻して死ぬんだから、回復が早かろうが遅かろうが同じだろうが。俺のせいにするな。」
「貴様もだ、速水。相変わらずレベルアップしてもAGI上げないしな。それだからいつも全滅しかけているのだろう、少しは反省しろ!」 
「・・・ねぇ〜百合子ちゃんほったらかしにしないでよ〜!」
「・・・あ、そう言えばボス戦だったか。んじゃ手っ取り早く、ペルソナー!!」

 ずががががががががぁぁぁぁぁぁん!!!!

 ―――間。
 外道な主人公によるひとしきりの爆裂音のあとに残されたのは、そこら中瓦礫の山と化した部屋と、ずたぼろになって倒れているボス―山本百合子―だった。
「・・・先手必勝、だな。」
「って、なに速攻で攻撃してんだい!?戦闘も始まってないのに・・・」
「早く塔を攻略して冴子先生助けたいって言ったの、黛じゃないか。」
「そ、それはそうだけど・・・第一その言い方、まるでアタシが原因みたく聞こえるじゃないか。」
「先手必勝、か。相手がペルソナを出さないうちに倒すのは、確かに効率の良い殺り方だ。」
「う〜〜っ、やだなぁ、この超合理主義者。アヤセ的には激ヤバってカンジ〜?」
「Fuu…確かに効率は良いのですけれど・・・あまりElegantなやり方ではありませんね。」
「ま、いいじゃないか。どうせ他の二つの塔だってまともなやり方してなかったんだしさ。」 
「まあ、Yukiがそう言うのでしたら・・・」
「げ、マジ?桐島・・・」
 ここで他の二つの塔での、ボス戦の様子を説明しておこう。

 Case.1 ヒュプノス〜広瀬久美の場合〜
 塔攻略中に久美の心のうちを垣間見た祐貴達は、ボス戦直前になって久美の心の傷をさらに深くえぐる言葉を連発し、戦意喪失させた。例えば・・・
「ふん、どのような理由があって雪の女王なんかについたのか甚だ疑問だったが、まさかその程度の理由とはな!!なにが夢の世界だ、痴れ者が!現実から逃げた愚かで脆弱な貴様など、戦うにも値せん!!そのびくびくした態度も気に入らん。貴様など生きる価値も無いな。さっさと鏡の破片を置いて、どこへでも行くがいい。なんなら、貴様の好きな夢の中にでも浸っているがいい。おっと、邪魔などせんから安心して人生の落伍者の墓場に入っているがいい。」(演説する)
  「ってゆーわけだからぁ、早く破片置いてどっかいってくんないかなぁ?アヤセ、あんたのその陰気な顔見てるだけでむしょ〜にブッ殺したくなるんだよね。ついうっかりボス戦用に用意してきたぺルちゃんの威力ためしたくなっちゃうんだよね〜大体アンタやたらとしけた顔しちゃってさ〜いかにも自分は被害者ですみたいな?なんかすっごいムカツクんだよね〜」(けなす)
「ああもう、同情する価値も無いな。なんでもかんでも周りのせいにしちゃってさ。自分から解決しようともせずに楽な方向に逃げたがって、それで勝手に悲観してんだもんな。救いようのないクズだね。はっきりいって生きてても仕方なかったよな、アンタの場合。周りからすれば、あんたみたいな奴居るだけで嫌気がさしてたぜ、絶対。なにをやるにもぜんぜんはっきりしなかったしな。見ててイライラするもん、そのオドオドした態度。しかも死んでからも雪の女王なんかに味方してて、ずーっと後の後輩の邪魔してるんだからさ、最悪だよ。せめて自殺しててくれれば俺達もこんな苦労しなくて済んだかもしれないのに。もうどうしようもないね。だからせめて、自分だけの夢の世界に入って、せいぜいかりそめの幸せに浸ってれば誰にも迷惑かかんないし、あとは鏡の破片さえくれればもうアンタの邪魔なんかすることはない。アンタは勝手に人間失格者よろしく、堕落した余生を永遠に送ってれば良いし、俺達ももうアンタみたいな陰湿で被害者妄想あふれた女に関わらなくて済むし、それでいいじゃないか。」(説得する)

「なんかちょっと悪い気がしますわ。あれはちょっと言い過ぎなのでは?」
「そうか?俺はただ意見を率直に述べただけだったが?」
「南条のはひどいんじゃないの〜ま、アヤセも人のことは言えないけどさ。にしても、速水すごかったね〜普段あまり喋らないのに。あーゆう所で出てくるのかな?」
「あの子、相当精神的ダメージ大きかったんじゃないかな。今ごろホントに自殺図ってるかもよ?って、もう死んでるのか。」
「放っとけば?本当に鏡の破片置いて行っちゃったし、もう俺達には関係無いんだからさ。」
「それもそうですわね。私が提案しといてなんですけど、よく破片を置いて行ってくれましたね。もしかしたら、逆上してBattleに入ってしまうかと心配してたのですけれど。」
「それだけ奴に度胸が無かったということだろう。不甲斐ない。」
人の心を徹底的に傷つけておいて、そんなことしか言えないのか。外道共め。
 
 Case.2 ネメシス〜松平美智子の場合〜
 今度の敵は、速水達に勝るとも劣らずの身勝手さで世を渡り歩いていた不細工甚だしい女だった。このとき、前回の広瀬久美が結構可愛かった(と祐貴が適当に教えた)と聞いて、ついてくる事にしたブラウンが大いに活躍していた。
「お〜っほほほほほ!!そこの可愛い子猫ちゃん、大人しく私の元に来なさい。優しくしてあげてよ。」
 どうやら美智子はブラウンのことが気に入ってしまったようだ。思えばここで、ブラウンの運命は決まってしまったのである。これは速水の提案である。
「上杉を生け贄にすれば、簡単に破片が手に入らないかな・・・?」
 その何気ない一言が、パーティーの決断となった。

 ボス戦直前にて。
「ケバイ・・・じゃなかった、松平美智子!!このブラウンとお前の持ってる鏡の破片と、交換しないか?」
「へ・・・お、おいミッキ―、おれ様そんなこと一言も・・・」
「んまあ、下さるんですの!?それじゃあ遠慮無くいただきますわよ。」
「ふ、ふざけんな、ブス!!おれ様そんなこと全然聞いてないって・・・っておい!」
 いつの間にやらブラウンは南条と祐貴によってぐるぐるに縛り上げられていた。実はこのとき使われた縄は、ネメシスの塔に入る前から南条が携帯していたのである。恐らくブラウンが無理やりついてくると言ったときから、いざという時にブラウンを人身御供にする気でいたのだろう。哀れ、ブラウン。
「も、もしかしておれ様仲間に裏切られた?ちょ、ちょっとエリーちゃんに姐御!傍観してないで・・・」
「Brawn、Youの事は一生忘れませんわ。私達と学校のために尊い犠牲となったBrave manのことを・・・」
「良かったじゃないか、上杉。アンタの目的は達成されたじゃないか。ホラ、アンタ言ってたろ?塔の可愛い守護者さんと仲良しになりたいって。」
「これのどこがかわい子ちゃんだよ〜〜!!?おれ様にだって選ぶ権利はあるって〜の!!」
「まったく、うるさいな・・・ペルソナー!!」
 必死に抵抗していたブラウンはとうとう、ドルミナ―で眠らされてしまい、鏡の破片と交換されてしまった。

 その後、どうやったのかは判らないが、なんとブラウンは自力で脱出してきた。どうやら、松平美智子を振り切って出口でフィレモンに必死に頼み込んだらしい。
 死ぬ思いで帰ってきたブラウンの顔にははっきりと祐貴達への殺意が現れていた。が、そのとき既に、祐貴達はさらに強力なペルソナに入れ替えており、未だネヴァンのままのブラウンにはとても勝ち目は無かった。その後悪魔の山で必死に悪魔と戦うブラウンの姿がちょくちょく見られたそうだ。
 ちなみに、ネメシスの塔に捕まっていた黒瓜とトロは一応助け出されたが、お礼(のような)鏡の破片では飽き足らず、装備代としてあり金をぶん取られたそうだ。


 さて、このようにしてかなり邪道な方法で鏡の破片を手に入れた祐貴達は、早速冴子先生を助けに中庭へ急いだ。
 完成した鏡を当てると仮面がいきなり襲い掛かってきた。
「ペルソナー!!」  
 アギダイン、アギダイン、アギダイン、マハラギダイン、マカカジャ・・・レベルが高い事もあって、楽勝。悪魔の山で悪魔虐殺をしてきた。そのときブラウンと再会したのだが、そのときブラウンの持ってたアギダインストーンやら、回復アイテムやらとにかく持ってるだけのアイテムを強奪してきたのだが。
 ともかく、無事冴子先生を助け出しこれで学校も元に戻るかと思いきや、なんと今度は夜の女王が現れ、氷の城に行ってしまった。学校を元に戻すため、再び戦いはじめるクソ外道一行・・・もといペルソナ使いズ。
 更なる犠牲者(夜の女王はじめ黒い仮面の少年に白い仮面の少女、そして哀れな悪魔達)を求め、彼らは走り続ける。氷の城、そして多分セベクビルまで。


 この学校に伝わる『雪の女王の呪い』とは、この話そのものではなく、これによって学園内に悪魔(外道?)が5人誕生することだったのかもしれない・・・


      

一応、初ペルソナ・・・・・・とか言うものの、実はだいぶ前に書いたシロモノです。
かなりストーリー端折ってしまっていますが、主人公の基本コンセプト、という事で(おい)
主人公の詳細な設定は「語り」ページにあります。より知りたい人はどうぞ。基本が外道なので夢見たい人にはお勧めしませんが・・・


このページは GeoCitiesです 無料ホームページをどうぞ