激闘、大掃除


 一年の締めくくりに大掃除。これはどこでもやっている事だし、別段変わっているわけではない。しかし、あらゆる問題の火種となる彼らが関わると、いかな常識をもたやすく打ち破る事となってしまう。もちろん、彼らがまともに掃除などやるはずもなく・・・
 

  「稲葉!上杉!いい加減サボらずにちゃんとやりな!!そんなんじゃ、いつまで経っても終わんないよ!!」
「っつったってよぉ〜こんな誰も使わないような空き教室掃除しろったってなぁ〜無駄って感じしねぇ?」
「そうそう、今回はまーくんの言うとおりっしょ。こんなとこ来る物好きったら、城戸っちぐらいしか・・・」
「・・・俺がどうしたって?」
 いつの間にやら少々怒った様子の玲司がブラウンの背後に居た。手には雑巾を掴んでいる。別に怒ってるとは限らないのだが、元々強面なのでブラウンはすっかり萎縮してしまった。
「き、城戸っち・・・いやぁ、偶然っすねぇ〜こんな所で出会うなんて、もしかして運命の出会いって奴〜?でひゃひゃひゃひゃひゃ・・・」
「・・・何言ってんだ?てめぇ・・・」
 玲司に睨まれて、ブラウンは完全に縮こまってしまった。
「それにしても、やたら図ったようにこのメンバーか。作為的なものを感じるぞ。」
 南条の言う事ももっともだ。わざわざ埃だらけの空き教室に、あのペルソナ使い全員が集まっている。メンバーに関してはほとんど偶然だが、空き教室なのは単にハンニャの嫌がらせらしい。この場合、ブラウンとアヤセが喧嘩してて走り回っているうちにハンニャを突き飛ばしてしまったからだろうが。
「まったく、あの馬鹿どもが・・・」
「ちょっと〜アヤセ達だけのせいじゃないでしょ〜南条だって、この前廊下でハンニャに向かってなんかいろいろ言ってたじゃないの〜」
「あのときのKei、とてもGreatでしたわ。ふふ、Mr.Hannyaってば、まさにぐうの音も出ない様子でしたわね。見ていてRefreshingな気分でしたわ。」
 軽くエリーが持ち上げる(つもりらしい)。箒でゴミを掃きながら上品に笑う。
「しかし、俺だけではないだろう。速水など、以前ハンニャがつけてきていたかつらをペルソナでフッ飛ばしてしまったろうが。」
「え・・・ミッキーってば、そんな事もやっちゃってたワケ?相変わらず命知らずっつーか、無鉄砲っつーか・・・」
「その点だと、上杉君もいい勝負だと思うけどなぁ」
「あ、麻希ちゃんおれ様ってもんをわかってないね。おれ様は全国100万人のファン達を悲しませないように、絶対に無茶はしないんだって。」
「でも、上杉君・・・」
 麻希がさらになにか言おうとすると、ブラウンがいきなり白目をむいて倒れた。背後から祐貴が箒の柄で力一杯殴ったのである。
「・・・ミッキーと言うな、と言ったはずだ。」
「・・・園村、お前は確かに上杉について一つ誤解している。上杉は命知らずではなく、単に学習能力が無いだけだ。」
 南条がしれっと言い切る。
「う〜ん、なるほど・・・」
 そこで納得してしまう麻希も麻希だが。
「マキちゃ〜ん・・・ちょっとおれ様傷ついたかも・・・」
「ちょっとなんでしょ?ならいいじゃない。すぐに治るって、大丈夫。そんな事より祐貴君、何処行ってたの?」
「ゴミ捨てだよ。それよりさっきから全然掃除してないんじゃないか?埃のたまり具合もほとんど変わってない。あと空き教室って3つぐらいあるんだろ?こんなんで今日中に帰れるのかなぁ。」
「Woo…なんだか不安になってきましたわ。私、学校に泊まるのはちょっと・・・」
「アタシだって冗談じゃないよ!!今日バイトあるんだから!!あ、こら稲葉に上杉!チャンバラごっこしてんじゃないよ、ったく・・・アンタ等ガキかい!?」
 しかしマークもブラウンも聞いてない。
「やあやあやあ、いざ、宮本武蔵が参る!!」
「おもしれぇ、この佐々木小次郎が成敗してくれるわ!!」
「こら、上杉、稲葉!いい加減に・・・って、あれ?」
「違ぁぁぁ――――う!!!」
 ゆきのが止める間もなく、祐貴が一閃、手にしていたモップで二人を打ち倒した。
「違う!!宮本武蔵の刀の持ち方はこうだ!!それに佐々木小次郎はもっとクールに!お前等ぜんぜんなってない!やり直しだ!」
「え、え〜と、こうか?」
 しどろもどろになりながらブラウンは言われた通りに握ってみるが、やはり上手くいかない。
「ダメだ、全っ然ダメだ!全く、時代劇の何たるかをわかってないな。」
「・・・あいつ、ああいう話になると途端にムキになるな。速水らしいのか、らしくないのか・・・」
「ずいぶんexciteしていらっしゃいますわね。」
「単なる歴史オタクじゃん。アヤセちょっとパス1かな〜」
「あ、優香いたの?」
「むかっ、なんかすっごい頭にきたぁ〜園村ぁ!アンタどーゆうつもりぃ?アヤセにケンカ売ろうっての?」
「あーもう、やめな二人とも!ほらそこの3人も。いつまでもこんな所で掃除なんかしたくないだろ!?」
「・・・は〜い・・・」


 1時間後・・・
「皆ーどんくらいやったー?」
「あ、冴子先生。・・・まだ二つ目に入ったばかりだよ。」
「なんだ黛、ずいぶん意気消沈してないか?」
「いえ、さっきからあの馬鹿共が遊んでばかりで・・・」
「あー・・・稲葉に上杉!!あんた達真面目にやりなさい!」
「っつってもよ〜これってどーせハンニャの嫌がらせっしょ〜?こんなのにマジになるこたないんじゃないっすか?」
「上杉・・・判ってない様だから言っとくけど、あんた等来年卒業だろ?今の時期に内申点引かれたら下手したら卒業出来なくなるよ?」
「お、おい!教師がそんな脅し使っていいのかよ!?」
「黙れサル。あのハンニャならやりかねんぞ。なんといっても、生徒を頭から押さえつける事が正しい教育だと思っているようなヤツだからな。フン、やり口は汚いが、効果的でもある。」
「そんな調子で良く今まで問題起こさなかったよなぁ。案外陰で裏工作してたりして。」
「コラ、速水!言い過ぎだよ。そう言う事はせめて、卒業してから言いな。一旦卒業すれば何を言おうがもうハンニャには何も出来ないからね。」
「冴子センセー、そんな事言っちゃっていいの〜?アヤセ的には賛成だけど〜」
「黙っとけばわかんないだろ。俺達の誰かが血迷ってハンニャに密告しなければな。」
「そんなこと有る訳無いよー祐貴君ってばー」
「まあ、それよりも今は掃除だよ、掃除。見たところあんた達を一箇所にまとめておいても能率はあがんないみたいだしね・・・よし、二手に分かれてもらうか。」
「え、じゃあ私祐貴君とがいい〜霎」
「Maki!ずるいですわ!!Yuki、私と一緒にやりません?」
「・・・おまえら・・・勝手に」
「じゃあその三人と、後は・・・」
「俺、俺が行く!!」
「そ、そう・・・?じゃあ、あとは稲葉の4人でここを宜しく。残りの・・・南条に黛、上杉、城戸に綾瀬か・・・よし、もう一つって結構大きいからこれでいいか。あたしも手伝うから、とっとと終わらせよう。」
「あ、おい、この4人でこの教室って・・・誰か交代してくれよ!!」
「がんばれ、速水。」
「あー―っ、南条、見捨てるのか!?薄情だぞ!もしかしてお前、この前日本史のテストで俺に負けた事根に持ってるんだろ!?」
「なっ・・・」
「へぇ〜南条っちもテストで負ける事があるんだなぁ。おれ様てっきりそういうのって英語だけかと思ってたよ〜」
「桐島にゃ勝てねぇだろうとは思ってたけどよぉ、まさか速水とはなぁ。」
「祐貴君って歴史オタクだもんねぇ。すっごい詳しいよね。」
「あれ、違った?それじゃあ、この前授業中にこっそりサトミタダシソング聞いてたことを冴子先生に告げ口した事か?でも南条、お前自分で『俺が洗脳されそうになってたら容赦無く止めてくれ』って言ってたから友人として・・・」
「あ、南条ってやっぱり洗脳されてたんだ。激ヤバ〜って感じ?」
「は、速水・・・貴様・・・」
「え、これも違うのか?それじゃあまさか、以前こっそりベルベットルームでサキュバス降魔してたことか?」
「な、なぜそれを・・・」
「え〜南条ってば、おれ様が降魔しようとしたら『こんなペルソナろくな特技も無いし役に立たん!』って結局黒いガータベルトそのままにしてたじゃないっすかぁ。」
「ヤダ〜南条ってばスケベ――!!きっとこいつ陰ではサキュバス降魔してニヤニヤ笑ってんだよ〜チョベリバって感じ〜」
「南条って、ムッツリスケベだったんだね。そんな気はしてたけどさ。」
「Kei・・・さすがにそれはUnmanlinessですわ。」
「ええいっ、いい加減にしろ!!大体なんで貴様がそんなことを知ってるんだ!?」
「ああ、俺もちょっとベルベットルームに用があってさ、そこでたまたま南条が出て行くのが見えたからさ、イゴールに聞いたんだよ。」
「用って、何の?まさかミッキーはリリム降魔しようとしてたんすかぁ〜?」
「違うよ。知りたいんなら教えてやっても良いけど・・・その前に」 「なんっすかぁ〜」
「いい加減ミッキーはやめろ!!!」
 祐貴の裏拳がブラウンの顔面にクリーンヒット。ブラウンDying。
「それで、一体何でベルベットルームなんかに行ったの?今更あんなとこに行くのってエリーぐらいかと思ってた。」
「確かに、気になりますわね。」
「・・・言っても良いけど、本当に後悔しないね?」
 妙に迫力がある。
「え・・・」
「本当に、いいんだね・・・?」
「嫌ぁ―――――!!!なんか怖いからやめてぇ――!!!!!」
「あ、そう。」
「残念ですわ。私は聞きたかったのに。Yuki、後で私には教えてくださいませんこと?」
「いいよ・・・」
 なにやら怪しげな笑みである。不吉な感じさえする。
「ああ・・・なんか速水と桐島って妙にお似合いじゃないか?変に怖い所とか・・・」
「やめて稲葉君!!!そんなこと言わないで!!よ〜し、今日から私もオカルト研究してみよっ!」
「なに〜!!?や、やめよーぜ園村!あんなのと一緒になる事無いって。」
「ううん、恋には障害が付き物なのよ!私、頑張るわよ―!!!」
「シャラ――――ップ!!!あんた達、遊んでないでとっとと掃除しな!!もう6時じゃないか。」
「あー――っっ、バイトが――――!!!!」
「黛、バイトって何時からなんだい?」
「6時半ですけど・・・あそこまで行くのに20分はかかるんですよ。」  
「そっか・・・じゃあ、黛はもう行っていいよ。後はこっちでやるから。」
「エ――ッ姐御だけー?それって差別じゃないっすかぁ?」
「何言ってんだい!?上杉にも何かはずせない用事が有るのかい?言ってみな。」
「おれ様毎日欠かさず見てるウリトラマンがもうすぐ始まっちゃうっすよぉ〜」
「却下。」
「が――――ん。冴子先生が差別したぁー」
「それじゃ、お先に。」
「おう、じゃあね、黛。はいはい、早く終わらせるよ。」
「・・・完全無視っすか・・・」
「早く行くぞ、馬鹿共。速水、お前もわがまま言ってないで早く終わらせろ。」
「・・・わかったよ・・・」
「・・・・・・サキュバス・・・・・・・」
「うるさいぞ、綾瀬!!!」
「ほれほれ、そんなとこに突っ立ってないで、城戸っちもいきましょ。」
 そう言いながらブラウンは玲司の首の鎖を引っ張る。
「・・・おい、てめぇ・・・どういうつもりだ・・・?」
「あ、馬鹿・・・」
 マークが呟くのもつかの間、ブラウンは玲司にボコボコにされた。完全に自業自得である。


 そして・・・祐貴達は・・・
「おい、速水、てめぇはどっちなんだよ?」
「は?」
 急にマークが小声で祐貴に話し掛けた。もちろん、祐貴には全く訳がわからない。
「だから、お前は園村と桐島、どっちが良いんだよ!?」
 そこでようやく祐貴はなんとなくマークの言いたい事を理解した。が・・・
「なんでそこに桐島が入るんだ?お前が好きなのって園村だろ?」
「そ、それはそうだけどよ・・・おまえ、もしかして全然気付いてないのか?」
「だから、何が?」
 まるで判ってない。いつもながら祐貴という男は、妙に得体の知れない奴だが、恋愛事にはとことん鈍い。人の心理を読んで心をえぐるセリフを吐くのは得意なのに、一体何なんだろうか。
「・・・なんだか良くわからないけど、俺は別に園村の事は友達だと思ってるしさ。お前が心配する事は無いよ。第一、俺がライバルだったら、お前には勝ち目なんて全く無いもんな。さすがにそんな残酷な事はしないって。」
(確かこいつ、悪魔に対して目も当てられないようなひどい仕打ちとか良くしてなかったか?)
 心には思ってても、怖くて口には出せないマークだった。それにしても、そこまで言われる祐貴なんかがよくもあんなにもてるものだ。外見が美形だからっていうのもあるが、麻希とエリーは祐貴のあの性格も良く知ってるはずである。
 ・・・恋は盲目。
「・・・なんか今、失礼な事考えてなかったか?」
「そ、そんなこたねーよ。」
(ほら、こういうのにはやたら鋭いのに。)
「ちょっと〜稲葉君も祐貴君も、さぼらないでよ〜」
 そんな事を言ってる麻希だが、実は麻希とエリーも先ほどまでお喋りをしていた。一見仲が良さそうに見えるが、恋のライバルという事もあって、内容的にはかなり棘の多い会話だったろう。それぞれのこめかみに怒りマークが付いている。いつもの事であるが。


 一方、南条達は・・・
「綾瀬、この窓ちゃんと拭いたのか?ゴミがまだくっついてるぞ!!」
「え〜〜、アヤセちゃんとやったよぉ〜」
「自分ではやったつもりでも、このゴミが何よりの証拠だ!全く、貴様には集中力が足らん!!」
「グギ―――ッッ!!!なにさ、あんたなんかむっつりスケベのくせに――――!!」
「ぐっ・・・・・・速水め・・・」
「すっげー・・・あの南条坊ちゃんが何も言い返せないよ。さすがミッキーだなぁ。」
「コラァ!!遊んでんじゃないよ・・・ったく・・・早く帰りたくないのかい?城戸なんかさっきから真面目にやってるのに・・・あんたたちもちっとは見習いな!!!」
「あーわかったっすよ〜、城戸っちってば、早くママのもとに帰りたいんすよぉ。相変わらずマザコンっすねぇ〜。」
「てめぇ・・・殺す!!」
「落ち着け、城戸!!あんな馬鹿にいちいち構うな!!」
「南条・・・もしかしておれ様の事嫌いっすか?」
「嫌いっつーよりうざいんじゃないの?あんたといるとなんだかアヤセまでバカになっちゃいそうだしぃ〜」
「なんだと、綾瀬てめぇこないだのテスト何点だった!?」
「うっさいなぁ、バカ上杉よりはいいに決まってんじゃん!!」
「どっちもおんなじ25点だよ!!・・・ったく。レベルの低い会話してんじゃないよ!」
「・・・五十歩百歩とは、まさにこのことだな。」
「・・・くだらねぇ。」
「なによーだいたいそれって英語だけでしょ?アヤセはー全部の事を言ってんの!!」
「綾瀬は129点、上杉は128点・・・どっちもどっちだよ。」
「信じられん点数だな・・・」
「ほーら、アヤセの方がいいじゃない。」
「たった一点だろうが!!」
「てめぇら、馬鹿か・・・?」
「むかっ・・・センセー、こいつは?何点だった?」
「・・・190点だ・・・」
「・・・マジ?」
「本当だよ。」
「が――――――――ん・・・不良に負けた・・・」
「も〜〜〜ちょーMMCって感じ〜」
 ちなみに、このクラスでワースト1がブラウンの128点、次にアヤセの129点。まさに地を這う争い。
「ふん・・・まったく、低次元な争いだな。」
「・・・・・・サキュバス・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・(怒)」
 ぐうの音も出ない。南条は、完全に弱みを握られた気分だった。


 結局、掃除が完了したのは7時過ぎだった。
「南条って、ほんっと口うるさいの。いちいち窓とか指でなぞって『まだ埃がある!』ってさー」
「姑かよ、南条・・・こまっけえなぁ・・・男は細かい事は気にせずソウルよソウル!!」
「それもどうかと思うけどなぁ。ところで、壁づたいに聞こえてたけど、綾瀬と上杉ってそろってクラス中ワースト1,2なんじゃないのか?」
「え〜なんで〜?まだ稲葉のサルがいるじゃん。」
「てめぇらよりはましだっつーの!!俺は今回174点だったんだよ!」
「なにぃぃぃぃ―――――――――っっっっ!!!!???」
「サ・・・サルに負けた・・・」
「誰がサルだ!!上杉、てめぇに言われる筋合いはねぇ!!!」
「どちらにしてもLow levelの争いですわ。」
「・・・じゃあ、あんたは何点だったのさ。」
「私は749点でしたわ。学年2位で、確かKeiがTopで771点でしたわね。」
「ひぃ〜もはやアナザーワールドって感じっすねぇ〜」
「でも南条、英語と歴史だけは一度も1位になった事ないだろ。英語は大抵桐島が100点でトップ。歴史はいつも俺が1位の座を譲らないからな。」
「速水って歴史強いよなぁー。今まで一度も1位から転落したこと無かったろ?大抵100点だから当然だけどさ。」
「ふふ・・・歴史オタクをなめるなよ。」
「すご〜い!!私なんて日本史37点だったからな。もっと頑張らないと。」
「ふーん・・・なんなら俺が教えてあげようか?但し、ピーダイでの奢りと交換で。」
「あ―――――!!速水、汚ぇぞ!!卑怯だ!!!!」
「なんで?私はいいよ♪っていうかラッキーだし。やったー祐貴君とお勉強だー!!」
「ずるいですわ、Maki!Yuki、私にも教えてくださらない?」
「なんでー!?エリーは成績良いからわざわざ教えてもらう事無いじゃん!!」
「あーあ、すごいことになっちゃった。アヤセし〜らない、じゃあね!!」
 アヤセ、逃亡。
「しかし、速水はタダで教えるとは言ってなかったよな・・・?誰も気付いてないのか・・・?」
「南条〜よーするに、マキちゃんもエリーちゃんも別にそんな事はどうでもいいんっすよ。肝心なのはミッキーと一緒にってことで。」
「だが、速水の歪んだ人格には全く触れないのか?今に限らず、悪魔との交渉といい・・・」
「・・・恋は盲目っすよ、南条・・・」


 次の日、職員室のハンニャの机には見事なまでに不細工なグラフィティが彩られてあった。話によると、部活の朝練に来ていた学生が、職員室から片耳ピアスの生徒が(アクリル?)絵の具を持って出てきたところを見たという。 

      

ペルソナ第二段・・・今更異聞禄とか言われそうですが。
でも書き易いんですよ、こいつら(笑)
これからも異聞禄が増えていきそうです・・・

今回、見事に会話ばっかりでした。流石に9人(+α)いるとまともに文章書きにくくって・・・言い訳でしかないですね。
点数が出てきたりして鬱陶しかったのですが、成績の事は学生には大問題という事で、無理やり出しました。
しかも掃除とはほぼ関係無いし。タイトルと違う・・・


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