(第三集)
2000年12月5日から12月10日
12052000
火曜、平日。晴れ、微風、平年並みの気温。
特筆、授業中睡眠時間ゼロ。
本文
今日、予備校二学期授業が終了した。
そろそろいい加減に自分も本気になろうと思う。
なにせ自分は格好悪いことが大嫌いなので、まだまだ遠い話の受験にむけて春頃から散歩も単語帳片手でしか出来なくなってしまうなんて、格好悪いの次元を或る意味越えた話で正直に言うとバカにしていましたよ、ええ。
……喧嘩を売っているわけじゃないですよ>誰か。
それがでもね、「不必要に慌ててんじゃねぇよ!」という風に映っていた受験勉強がいつの間にか「勝負に挑まないものは愚か者である!」という風な認識に変わる時期って来るんですね、本当に。
慌てないのと真っ向勝負しない事というのは全然違うでしょ。ここだけの話、自分の身の回りにこれを混同している青年がいるんですよ。あたかも不真面目に生きていることが美徳だとか考えているみたいなひと。こいつ見る度にもの凄く「格好悪い」んですよ、これが。
……これも挑発じゃないんですよ>誰か。
ともかく、以前は自分もそう言う生き方をしていたし、往々にして今も変わっている保証なんか無いけど、まるで生き写しを見るような感じで彼を見ているうちに、少しだけそういうやり方を改めようと思ったのが今年に入ってからでしたか……。
ま、少なくとも真面目に生きること、自分に責任を負わせる事って他人にも自分にも気分の良いことなんですよね。だから自分は、受験終了まで当社比300%の真面目さでいくことにします。
(でも、こんなのを熱心に書いていることって実はあんまり真面目じゃないんじゃないか?)
(……[ノーコメント]と言うことにします)
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12072000
木曜、平日。晴れ。
特筆:特になし。
日記のヘッダーの部分が微妙に変化しつつある。どう変えても決まらないので気付かない内に自分が悩んでいるらしい。
私の部屋の壁には掛け時計がある。
大柄の仕掛け時計で、毎時00分にからくりが動いてメロディがなるという大層な機械が組み込まれている。が、うるさいので動作スイッチは切ってある。
もともと仕掛けを動かす為に電気を喰うのでこの時計は、時計としてはあるまじき単一電池四本を必要としていた。
ま、その電池も仕掛けを動かさないと普通の時計並にしか消耗しないので、正直最近はこいつが電池駆動であることも忘れかけていたよ。
その仕掛け時計の電池が切れた。
普段からきっかり八分進んでいて、家から駅までにかかる時間と一緒だったので割と重宝していた時計だが、出掛けるときは八分進んでいたのに帰ってきたら三十分遅れていた。電池切れに間違いない。
もはや我が家に単一電池のストックなどなく、唯一三機の非常用懐中電灯に四本ずつ備蓄されているだけだが、たかが掛け時計如きに非常用の電源を動員するわけもなく、時計は現在は停止している。
思い返せば今の家に転居したのが七年前だが、ちょうど引っ越す寸前に旧家に送られてきて、めでたく分部屋かなった姉と取り合った記憶がある。ま、センスを考えると取らなかった方が正解であったという考えは否めないが。
それ以来電池を替えた覚えはないので、あしかけ七年間時計はきっちりと時を刻み続けたことになる。
転校した小学校に馴染まずに愚痴っていた日々、中学に入って少し精神が危なくなっていた日々、高校に入ってだいぶまともに生き始めた日々、末期になってサボり癖がつき、出掛けたふりをしてベッドに息を潜めて親の出発を待った日々、そして足を踏み入れた決して多くはないが少なくもない友の数々。それら全てを見ていたらしい。
別に電池を替えるだけで、なんてことはない。だが、少し思いを馳せると青春というのはかくも青臭いものなのだなぁとばかりに一分ほど時間を無駄に出来た。
まあ、その一分前と一分後で時計の針の指す位置は相変わらず四時二十七分のまま、今後も電池をいれてやらないと動きそうにないのだけどね。
早いとこ買ってこよう、単一四本。
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12082000
金曜、平日。晴れ。
特筆:開戦記念日らしい。
東京新聞夕刊を読んでいて。
以下抜粋
見出し:「君は人間じゃない、プラントだ」
(先日歌舞伎町で爆破事件を起こした)少年が中学の卒業文集に「君は人間じゃない、プラントだ。優良種だ」と書いていた。陶磁器に言っていた漫画を参考にしたらしい。
漫画は1995年4月に漫画雑誌で連載が始まった。舞台は人類が宇宙に「自らの遺伝子を載せて打ち上げた"種"」である宇宙船が不時着した惑星。主人公のガンマンに対し、悪役が数々の資格を差し向けるというSF風の物語。
(中略)主人公と悪役は、町一つを消し飛ばしてしまうほどの、人間離れした能力を身につけている。(後略)
どうっすかねぇ。もろ「トライガン」でしょ。
迷惑な話だよなぁ。なんで変人までもがこういうのを読みたがるかねぇ。それになんでマスコミがこんなのに紙面スペースをとるのかねぇ。
そもそも、いわゆる猟奇犯罪者っていうのは現実に対して強い不満を持っているわけでしょ。そういうのって当然現実世界に馴染んでいないわけだから、仮想世界に逃避するに決まっているじゃんか。そういうのが何を読んでいたかなんてどうでも良い要素じゃないですか。
というか、あれが暴力的だなんて言うけど読んでいるがわからすれば「トライガン」なんてもの凄くきれい事話じゃないですか。「ベルセルク」や「EDEN」なんかもまだまだ甘い甘い。自民党の政局争いのほうが数百倍薄汚い話さ。
ま、それは人それぞれとしても、現実世界で満足してしまうような低次元な人間風情が仮想世界の世界観に付いてまで云々言ってこないで下さいよ。本当に。
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12092000
土曜、平日。晴れ。
特筆:特になし。
いやぁ、ついついむかついた勢いに任せてかいた昔の日記に遂にクレームが。
慌てた慌てた、まさか見ている人がいるなんて、信じられませんでしたよ。
ま、適当にどうでも良いことを返事しておいたけどたしかにやりすぎでしたね、うん。もろ個人名がわかるし、あからさまに暴言はきすぎですし。
というわけで、本日はその日の日記の訂正をば。
12042000
月曜、晴れ。平日。
特筆:塾最後の日。
テニスで対戦をした。我、五戦目にして初勝利。万歳。
相手が色々と不満を言っていたが、元々テニスは嫌いだったらしい。致し方なし。
ここだけの話だがテニスは良いスポーツだ。思い切り振りかぶってサーブを打つのが気持ち良い。基本的に相手がいらない練習が快適に行えるのは何より決め手だ。壁に向けてオーバーサーブ。大抵ホームラン級の当たり。しかしながら、跳ね返る弾を追いかけるだけで面白い。
自分は大のスポーツ苦手。しかし、それでも最近は面白さを感じるようになった。スポーツの目的は勝つために非ず。動いていることが楽しくなること。そうすると負けることがつまらなくなくなる。
ま、勝ちに優る薬はないのも事実なのですがね。
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12102000
日曜、休日。晴れ。微風、温暖。
備考:散髪をする。スポーツ刈り。
本文
良いこと。
本日午前、雷電21型の1/72のキットが落成。
雷電は旧日本海軍陸上部隊用の局地(迎撃)戦闘機。爆撃機用の巨大なエンジンを積むことで特徴的な樽型の胴体をしているが、狙い通り上昇性能と火力は群を抜き、戦略爆撃機迎撃に活躍した。
ま、その雷電だが、雷のスペシャルマークが入ったりと恐らく日本軍の中では最も派手な機種でしょう。そういうわけで、飾ると小さいながらも存在感のあるキットとなった。
自作プラモとしては今回初めて、コックピットを完成させた。あの細々としたパーツの固定が難儀、しかも完成した後に胴体の内側に固定するのがメチャ困難と、今までは真っ当な完成もなく、やむなく風貌ガラスを磨りガラスに変更して見えなくしたりしていたが、今回は晴れて格好良くまとまった。あと、プロペラも回るように細工した。が、これはプロペラが吹っ飛びやすく、あまり廻さない方がよいらしい。
悪いこと。
寿命事件が続く。
本日午後、長年活躍したCDウォークマンが引退。
買ってから確か六年が経過していた、SONY D-155。ちなみに音飛びガードなし、デジタル出力なし、リモコンは液晶なし、ボリュームもダイヤル式と、導入当時からいかんせん無理がある使用だった。
それが一年、二年目くらいでボリューム調整が故障。リモコン側と本体側ともに右側の調節が上手くできなくなり、おりしも自分の耳が奇形ゆえにイヤホンが右耳にはまらないことから、右側を聞くことが困難となり、対策としてリモコンを廃止。
三年目にしてCDがうまく読み込めなくなる。音飛びが激化し、斜めおき固定の技術が進歩する。
四年目、ついに再生が困難になる。初めて解体し、抵抗をいじったりギアをチューンしたりという技術試験機的な位置づけになるも、それが功を奏して意外とまともになる。
しかし、付属の充電池が寿命を迎える、そしてパーツの劣化と度重なる解体修理によって全体が動作不良になる、さらに蓋の開閉認識スイッチが壊れたために解体状態じゃないと動かなくなると、もはや寿命であることを認めざるを得なくなる。残念だが、ご冥福を祈りつつ間もなく捨てられるだろう。
本日の日記終了