(日記第九集)
2001年1月15日から1月21日まで

 
2001年1月15日
月曜、晴れ。強風、寒波中心。
 
 
一週間前、ニュースで「モスクワでは、最高気温が氷点下30度。」と聞く。
……この時点で相当驚く。
「モスクワ近郊の都市では、最高気温が氷点下70度。」
…………はあ!?
いやぁ、大陸おそるべしである。
 
そして、その寒波が今ここに来ているらしい。
大変強烈である。
我が部屋にある暖房機ではまるで効果が無く、床近くの気温が上がらない。
 
今日、島根大学の願書請求を出す。
一応受けるつもりだが、唯一受かりでもしない限り、そして原理的に無理であるため絶対行かない。
ちょっと、地方都市に行ってまでしたい学問じゃないんだよね。
 
とか書いておこう、今は。
 
ま、あまり入れ込んで「遊んでいるオイラやばすぎ」なんて日夜言われる誰かみたいになるのも周囲の顰蹙を買うだけですし、かといって露骨に遊んでばかりいてもむかつきますし、人間程々が一番です。
自分から「遊びすぎ」と抜かす人間は本当に「遊びすぎ」たことを認識する結果に終わることがままあります。そのように喋っていると本当に自分が出した結果がどんなものであろうと、一カ所の失敗に固執して永遠に己を卑下しながら生きていくきっかけになりますよ。
しかしながら、この期に及んでなお全く動じずにカードゲームに諭吉さんをどんどんつぎ込んでいくような生活をしていると、マジで結果がまずいことになることが良くあります。また、逃避的な行動として他人の目に映るのもちょっとした減点です。
 
結局「人生成るようにしか成らぬ」というのが真理であり、また、「成さねば成らぬ」のも真理です。適度なプレッシャーを感じつつ、受験や大学などしょせん下らないと思えるのならいれ込みすぎないのも重要です。
 
じゃ、本番五日前。
 
 

 
2001年1月16日
火曜、晴れ。寒波襲来、無風。
 
 
立教に願書を発送。
センターと一般と両方である。
……速達書留って、高いね。
 
私の応援するサイト[SimPlanet]に英語客が来ていた。
きっかけは掲示板に「未来都市の作り方」という、いささかセンセーショナルな言葉が書いて有ったことだが、いきなり"Motherfucker!!!!!!!"とか書かれると、「……喧嘩売られているのか、脅されているのか?」と驚くのでやめて欲しい。
しかし、英語圏の人が日本語のサイトに出向いてきて、コミュニケーションが出来るような時代になっているなんて、すこし感心した日でした。
……一応、"motherfucker"の意味なんですが、「何て言うことだ!」というのが最も適切な訳でしょう。辞書にも最初に「この糞野郎!」と書いて有ったので、……意訳?
 
 
父親と母親、どっちが先に死にそうか。
母親の死期は、恐らく向こう五年以内。
元々華奢な人のくせに、勤めている病院で仕事の暇なときに検査するはしから異常が次々と見つかるような身体では、せいぜいこの程度しか保つまい。おまけにオヤジの吸うめちゃくちゃヘヴィな煙草の副流煙の被害もバカには出来ないから、肺ガンになるのも父親より先だろう。
本日は、気温が低くて暖まろうにも長湯すると疲れるからとの理由で風呂にはいるのを後回しにされた。……老いを感じる瞬間である。
とはいえ、概ね両親ともあらゆる検診でクロはんていをうけつつも表面的には健康そのものなのはありがたい。この辺も、人なんて成るようにしか成らないなと思う瞬間である。
 
父親は十年後に死ぬと予想しているが、こう言うのに限ってどっちか外れて介護だの何だので最後がゴタゴタするのが一般的。結局早く死なれて「孝行も出来ずに……」と嘆いたところで子供時代に孝行しない子(顕著な例:俺)は、親が元々長生きしても孝行なんざしないだろうし、そこで嘆き悲しむのは介護の苦しみとその苦しみへの罪悪感で嘆くのに比較すれば同じくらいだろうし。
とにかく成るように成ってくれ!ただし、大学出て就職決まるまでは死んでくれるな。願わくば働くオレから給料を天引きできるくらい元気でいてくれれば御の字だよ。
 

 
2001年1月17日
水曜、晴れ。寒波中心、低温注意報発令。
 
 
阪神大震災から丸六年だそうだ。
震災の被災者は大変なことだったと思う。
ただ、その震災の表向きの傷だけを直してしまうのが何とも日本的悪いとこで嫌いだ。
建物の復興はほぼ終わっているが、中に住む人間は借金でずたずたである。
 
一説によれば地震の被害を示す博物が市営では何にもないんですってね。
イギリスの自然史博物館にさえ"Kobe Super Market"と銘打った、自信の揺れの激しさを体感できるアトラクションと、コンクリート片に生き別れている家族の連絡先を書いたメモがたくさん張ってあるのが展示されていたりすると言うのに、当の日本にはそういったものが無いことが復興だと思う節がある。
それは違うぞ。
表向きに被害の跡を無くしたところで、例えば震災を体感しなかった東京の市民を次の大震災が襲うかも知れないと言うのにその危険性まで忘れ去ってしまっていて、再び一万人とか死者が出る可能性があるだろう。それを考えれば傷の跡を考える動きくらいあっても良いのに。
 
今行われている神戸の市長選(兵庫の県知事選だったかも知れない)では、「神戸復興祭りに六十億円を」かけるか否かが最大の争点になっているらしい。どこの市民も気楽で良いものだが、おれは日本人全体のそう言うところが大嫌いだ。
祭りをやれば暮らしは良くならぬだろうと思うし、それよか大事な教訓を忘れ去るためにやっていることに気が付く人はいないなんて……。
 
 
今日のアクセスでは「株価対策やるべき?」がテーマだった。
株価対策というと、評価が下がった日本の値段をなんとかごまかして上げることであるから、当然無駄だしやるべきじゃないと思った。
しかし、この解説が面白かったぜ。
 
なにやら、資金を血液に例えると、金融(株も金融の内ですよ)は血流なのである。どこかで破綻が起きることは、瘤が出来るのと同じ事。対岸の火事のようによその生命保険の破産を笑っているけど、国家を生き物の身体に例えれば絶対笑っていられなく、当然救済措置を我々が背負うべきなのである。
また、株価対策を考えるときには国家をモデルだと思えばよい。モデルが生きるためには当然なにか特別光る要素で人を惹きつけなければならないが、株価低迷は人気が下がっている証拠。放っておけば生きていけなくなる。だから厚化粧をしたりプロデューサーの首をすげ替えたりするのが株価対策、ダイエットしたり筋肉質にするのが経済改革であるという。
 
……大分違うらしいが、不思議と納得できる例えだった。
 

 
2001年1月18日
木曜、晴れ。寒波は日中弱まる。
 
 
電気グルーヴってなんなのさ。
アルバム"KARATEKA"のラストには音声でこんなコメント。
「えー、これで電気グルーヴのアルバムは終了です。なお、もう一度このCDをお聴きになる場合は、まずこのCDを取り出して、それをゴミ箱に捨てて、もう一度お買い直しになって下さい。」
……てか、聞いてると無性に面白いのでオススメ。
 
 

 
2001年1月19日
金曜、晴れ。寒波はまだ続く。
 
 
無性にすることなどなし。
センター前日。
これで良いのかと思いしも、これが我なりと目覚めたりし。
 
 

 
2001年1月20日
土曜、曇りのち雪。底冷え。
 
 
寒波は昨日で抜けたが、寒気が抜ける前にタイミング良く低気圧が接近。
東京地方は豪雪。
今期2度目の大雪である。
兼ねてからの寒波で地面も冷えていたので良く積もる積もる……。
果たして明日は大丈夫なのだろうか。
 
 
さて、センター初日である。
この時点での見込みがどれだけ外れるかがある意味見物なのだが、発表。
 
英語:160点前後
地理:75点前後
数学壱:70点前後
数学弐:90点前後
 
初日合計:395/500
 
目標は八割に設定しているので、これが当たればほぼ予定通りの滑り出しだ。
一般的な800点満点換算で650を越えるのが夢である。
 
 
で、今後この日記は掲示板に書こうかとも思う。
制作者の日記なんて誰も見ないだろうし、でも見て欲しいことばかり書くのも何なので、そういうのは掲示板行き!こっちでは真っ当な日記ばっか書こうかな。それに掲示板は書きやすくて、日刊更新できるのがミリョク。
 
 
ああ、雪やんでくれよぉ。
 

 
2001年1月21日
日曜、濃霧のち晴れ。昼は高温、夜は低温。
 
 
朝の濃霧は久しぶりである。
狭山地方の霧はハンパではなく、視界は100mを切る。
電車が止まるかと思ったが、なんとかなった。
 
……しかし、道路は夜中に晴れたがゆえに凍結。
恐ろしく"滑る"道、ああ縁起が悪い。
 
そんなこんなで、朝の電車でO崎クンと同じ電車になる。
O崎は、小学校時代に儂がいじめていた男である。
あれから六年で、奴は体のサイズが倍になった。
しかし、体育学校に行った割には強いくせに中退している。
それで、今日は西武園遊園地でバイトだそうだ。
あれが中に入ったきぐるみなんて、夢が壊れる是!
……まあ、実際は今日の天気では客も少なくて良いだろうね。
 
 
センター二日目一時間目は、国語。
……はっきり言って国語は最悪に苦手である。得点は、そこそこである。百点満点なら。実際は二百点満点なので、失点が大変なことに……。
しかし、文自体は好きなんだよねぇ。
今回の国語、私はT・Uを受けた。
論説では「日記」について語るので、最近こんなモノを書いているオレには興味深い。
小説では、なんか夫とこじれた母子家庭の母の苦悩で明るい日々の表現。何か文章から絵が見えてくる、私の理想とする文章だった。漏水で海となり、照りつける初夏の太陽に光溢れる屋上、母親の見る夢、そして修理後にアルミ防水塗装で永遠にまばゆく光り輝く屋上の景色で幕が切れる。
 
攻略法通りに先にやった古典や漢文も面白かったが、やっぱり楽しむには文章力が足りていない。その点、試験中にも関わらず論説ではにたにたと笑っていたし、小説に至ってはちょっとココロ打たれて目が赤くなっていたと思う。
……これくらい試験中も楽しむ意識が有れば、文系科目は楽しめる。英語のテストでも中身を読んで楽しんでからなら問題は楽しく解ける。英語の鍛錬はテストのためだが、テストの長文を読むことでまた外人の文章のかじりかけが食えるわけで、おいしい。むしろ国語の方が難しいのだが、それでも楽しめる内は楽しんで、親身になってやれば面白いに決まっている。
社会科でもこれは同じぞ。
 
ちなみに国語Tの小説は江國香織の『デューク』。あれ、姉貴の薦めで実は事前に読んでいたんだよねぇ。うちの女共は泣けた話らしいが、自分はむしろUの方が泣ける。でも、江國香織は面白い物書きなのでオススメ。『デューク』を読めばわかる。問題が嫌いならば問題など考えずに読めばよい。結局は国語なんて文章作品なんだから。
 
 
で、昨日の戦果発表である。
……ここでは本当のことを書くけど、
英語162、地理が80、数TAが75、数UBが83。
合計して500点満点中ジャスト400点でした。
今日の国語、好きだけど……。点がとれてたら良いんだけど。
 

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