長屋での生活2



  −−−神谷道場。
薫さんは、剣術小町と呼ばれるほどの美人さんだそうです。
お友達になれると、・・・と、とぉ?
なんでここ、こんなに人がいるわけ?
少年二人が竹刀持って素振り、は分かる。
ここは剣術道場だそうだから。
そんでもって、洗濯している赤い長い髪の人は・・・あれ、男の人?
まあ、それはおいといて。
「あのう・・・・・・」
か、薫さんはどの人だ−−−!!
女性がここになんで6人もいる!?
「はい?」
彼女たちは首を傾げてそれぞれ振り返った。
・・・・・・美人ばっかり。
「ひ、引っ越してきました悠と申します。ご挨拶に参りました」
ああ、と皆さんが笑った。
「そんなにかたくならなくていいわよ?」
この人が薫さん、かな?
胴着着てるもん。
「いいときにきなはったなあ。薫さんだけでなくて、巴さんも時尾さんもおるし」
・・・・・・女性同盟か、もしかして。
すごすぎ。
じゃあ、こっちの小柄な人たちは?
「・・・・・・三条燕といいます」
おどおどしながらぺこりと彼女は頭を下げた。
「私、巻町操。うちの分は、蒼紫様にまわしてね。蒼紫様、甘党だから」
にこっと、操ちゃんは笑っていった。
蒼紫様って、・・・・・・ああ、龍吉さんが言ってた四乃森さんかな?
なんにしろ、この二人妹に欲しいくらい可愛い・・・・・・。
「みんな仲良くしましょうね」
斎藤さんの奥さんが優しく言ってくれた。
巴さんが、かすかに・・・・・・笑ってくれたのかな?
二人とも女性の鑑って感じ。
見習わないと・・・・・・。


 
  つづく