LASTUPDATE20010114





その後の
『泉鏡花の海神別荘』♪ちゃんかちゃんかちゃんかちゃんか…




いや〜、あまりにもさっぱり話が判んなかったので、文庫本を購入し、原作を読み直しました(^_^;)。そしたらま〜派手に間違ってる事冷や汗たらたら( ̄▽ ̄;
しょーむないので完全に履き違えていた所だけこっそり書き換えちゃえと思っていたのですが、saikaに「そのまま残しておけ」と云われた(T_T)ので、注釈というカタチで訂正いたしました。
もう少々お付き合い下さいまし。

なんだか泉鏡花作品とは波長が合うらしく(笑)、その後も着々と文庫本を買い進めている私。でも「高野聖」はまだ読んでいなかったり。…読んじゃった。高野山のおエラい坊様の修行日記だとばかり思っていたので(鏡花がんなもん書くかい…(汗))びっくりさ〜(爆)。


[ ]内は原作そのままのセリフです。
漢字の後にある小さな文字は、文庫本でのルビです。わかりにくそうな物だけ抜粋しました。








注1)「美女」を迎えに行ったお付きがサメに喰われたらしい
→「美女の到着を待ちかねる公子の気晴らしに付き合っていた侍女」でした、サメに襲われたのは(爆)。しかもちゃんと無事だし。…後から解説してくれたsaikaの説明すら理解していなかった私( ̄▽ ̄;


注2)「幅ウン反(?畳?…畳じゃ幅って云わないよな。とにかく巨大な)ワカメ」
→[若布のその幅六丈、長さ十五尋のもの、百枚一巻九千連。]
…丈…畳……(涙)。


注3)「クラゲは人間の醜い魂」
→[海に参ります醜い人間の魂は、皆みんな、海月に成って、ふわふわさまようて歩行あるきますのでございます。]

注4)前半カットして、後半を膨らましても良かったんじゃないのかしらん。
→戯曲「海神別荘」をそのまま演じていたようなので、この辺は鏡花作品そのものに対する感想ですな(^_^;)。


注5)終生を誓いお互いの血を啜り合うシーン
→これはないぞぉ〜、戯曲は玉盞(サカズキね)使ってるぞぉ〜〜(笑)。


注6)「あなた。この宮殿で嘆き悲しんではいけない」
→[女、悲しむものは殺す。]
無かったΣ<(T◇T;)> 肝心なセリフ、創作してどうするよ(爆)。

注7)「あなた。ご自身でお殺しなさい!」
→[貴方、こんな悪魚の牙は可厭いやです。御卑怯な。見ていないで、御自分でお殺しなさいまし。]
うーん、省略気味。脳内メモリ限界ってトコか?(爆)。

注8)女房筆頭(?)
→筆頭も何も、女房は1人しかおらなんだよ(>_<)。侍女が、7人。小人さんとおんなじ数だ〜!(ヤケ)。








余談ながら、戯曲「海神別荘」そのものの感想


どうも私、公子好きです(笑)。一見物分り良さそうでいて実は短絡なくせに妙に殊勝なところがある…なんてツボなお人なんだろう(笑)。現実に私の行動範囲に生息していようものなら、この手合いには怒り狂う事カクジツですが、私と直裁の係わり合い無い世界にいる人だとどーも惚れちゃうらしいです(^^)。
だってさー、侍女達にも「ご性急」な性格と言われ、大枚はたいて連れて来た美女を(しかもめさめさ心待ちにしてたくせに)いくら泣き止まないからって、躊躇いもせずに殺そうとするような[海のお世子よとり]であらせられる若様なのよ? そんーなお人が調べ物しようとして姉様から頂いていた秘蔵の本を開いたのにページが真っ白で[これは……唯白紙だね。]と出鼻を挫かれる。そいだら博士が、この本はある程度の知識がなければ文字が浮き出て来ないなどとぬかしけつかる! だのに!!

[恥入るね。]

って云うんだよッ!! この手の性格だと「オレはバカだと云いたいのかーッ!!」とかほんとバカ丸出しでアバレ出しそうなものなのに、[恥入るね。]。いや〜ん、謙虚じゃないの〜〜〜ッ!(>_<)!(馬鹿)。このセリフですっかり公子が気に入ってしまった浅葱でありました(^_^;)。…という話をしたら「あんたって短気なくせにヘンな所で礼儀正しい人、好きだよね〜」と云われてしまった(;_;)。否定出来なかった自分が寂しい…(図星だったんかい)。そう、傍若無人が罷り通る社会的立場にあり(つまり、力技なジャイアンタイプは論外(笑))性格的にもその傾向アリ、なお人が謙虚に自分を把握してたりするとダメみたいです(>_<)。



あ、あともひとつだけ。竜宮のあまりの素晴らしさに思わずここは極楽か? と問う美女に答える公子のセリフが、これまたうはぁッ!! …ってな感じでぐーでした。曰く、

[ははは、そんな処と一所にされて堪るものか。おい、女の行く極楽に男はおらんぞ。――――男の行く極楽に女はいない。](棒線は浅葱の追加)

最後の最後のシメ台詞。なんか決まったねッ!! というか(笑)。
所詮男と女、この二種が在るという事は、アイはあっても修羅でしかない、って意味なんでしょうか。
それとも異性は、本当の安らぎには不必要なものと云う意味なのかしらん。
でもってすごいのは、これ、やっと「心が通った」(私にしてみりゃ、漸く意思の疎通が成った、って感じなんだけど(^_^;))美女を抱き寄せながら言うセリフなのよ!! ここは極楽よりもイイところだって云いたかっただけ??? それじゃ単純だし。入道鮫に襲われた侍女を取り返すべく公子が纏った竜の鎧を見、恐れをなす美女に対して、

[貴女、敵のない国が、世界の何処にあるんですか。]

と云っていた事も併せると、何だかイロイロ考えてしまいますわ〜。


そして何よりネオ「歌舞伎」を標榜する花組芝居が演じた
…というのが、意味深過ぎてコワいす(^_^;)。うはは。







どる。